32 / 51
怖じる(応じる)2
しおりを挟む
「相手が警戒するだろ?」
「何故ですか?」
何故、だと……?
態々、口に出して言えと?
……いや、まあ、聞かれたからには、包み隠さずに言わせてもらうが。
「そりゃ知らん奴が、急に出てきたら、警戒するだろ」
「主様だって、彼と知り合ったばかりなのでは?」
「色々と前提が違うな。もう少し相手の立場になって、物事を考えた方が良い。そもそも私たちは、この世界の住民ではないのだ」
急に説教された事に、怪訝そうな顔をしながらも、フェデルは疑問を投げかける。
「どういうことですか?」
「……自分の身で置き換えて、考えてみろ。今まで平和に暮らしていたのに、良く分からん世界に飛ばされた。知り合いは一緒で、幸運なことに、現地の人に受け入れてもらっているけども、その現地人が、信用できるかどうかは、別問題だろ」
「……それは、そう、ですね……」
はっきり信用できないと言われたのが、ショックだったのか、その程度のことも想像できない自分が嫌だったのか、なんなのかは知らんが、自分で聞いた以上、そういう顔を見せるのは、辞めて欲しい。
私は、小さくため息を吐いて、カップに口を付けた。
「それ以前に、ですが、その、ヤツカ、とかいう方と、話す必要性はあるのでしょうか?」
終わった気でいたが、存外しぶとい。
そのしつこさは、一体どこから来ているんだろうか……?
「むしろ出会っただけで、放置して、それが、メイドにバレた時の言い訳が思いつかん。ずっと話し合ってたら、説得してるんだ、みたいな言い訳が出来るだろ?」
「それは、まあ、そうですが……、でも話してる内容を彼女に知られたら、どうするんですか?」
「少なくとも、今の所、図書館には誰もいない。外から覗いただけでは、話している内容までは分からないだろう。中に、誰か来たら来たで分かるから、その時はそれなりの対応をすれば良い。それでも、話が漏れた場合でも、彼を説得するために、仲良くするところから、始めてるんです~。とでも言えば良い」
「む……」
どうにも、まだ反論したそうな顔をしている。
反論されたところで、やめる気は全くないのだが……。相当、良い代案を出して貰えれば別だが、今見てる感じ、フェデルからいい案が出るとも思えん。
……面倒くさい。
「なぜそこまで反対するんだ」
「何故、反対している理由が分からないんですか??」
歩み寄ってやったのに、何故かキレられた。
そんなこと言われても、分からんものは分からんのだから、言われなきゃ分からん。そもそも執事に何故、私の行動にあれこれ言われねばならんのか……。
……いや、奴を対等な立場に引き上げたのは、自分だったわ。
……仕方ない。
「分からんものは分からん。そもそも、お前と出会ってから、経った日数自体が少ない。話した期間となるとそれ以下だ。そんな状態で、すべて理解しろ、と言う方が無理な話だろう」
「……本当に分かってないので?」
……今度は煽りか。
表情を見るにそんな意図はないのだろうとは思うが、本気で驚いている表情を見れば見るほど、腹が立つので、天然の煽りである。と言うか、何故そこまで、過大評価されているのか……。
……上から目線なのが原因か。
「分からんから、さっさと言え」
「……」
懐疑的な視線を投げかけた後、小さくため息を吐いて、フェデルは口を開いた。
「心配してたんですよ」
「……心配?」
飛び出してきた予想外の言葉に、思わず、オウム返しをしてしまう。
「そりゃそうです。主様にとっては勝手知ったる、同じ世界の住人なのかもしれませんが、私からしたら、違いますからね。心配するのも、おかしな話ではないでしょう?」
「然し、具体的に何を恐れているんだ?」
「その……襲われたり、ですとか……」
……いやあ、それは、普通に有り得ねえんだわ。
いろんな観点から見て、ない。
……と言うかこいつ、本気で私が襲われるとでも、思っているのだろうか?
「あんなイケメンが、私を襲うとは、普通に考え難いんだよな……。そもそも襲わんでも、口説けば、大半の女はついていくんじゃないか?」
「然し、可能性はゼロではないですし……」
「と言うか、一人で転移したならまだしも、クラス丸ごと転移してるんだぞ。そんなことして、周りに知られてみろ。地獄以外の何物でもない」
「周りに言えないように、脅迫するかもしれませんよ……」
「いや、脅迫されて屈する人間ではないし、恐らく相手にもそう思われてない」
「……」
黙ってはいるが、納得しているようには見えない。
……まだ何かあるのか。
もういい加減さっさと話してほしいのだが。
「そもそも、主様は何故、ヤツカ、と言う方と話がしたいのですか?」
意を決したように、フェデルが問いかける。
……それ、さっきも話さなかったか?話聞いてなかったのか?同じことを何度も言うのは嫌なのだが……。
此方が黙っていると、フェデルは何を思ったか、さらに言葉を重ねる。
「いえ、メリットは分かるのですが、それでも、主様は嫌な方だったら、どんなメリットがあろうとも、絶対に話さないでしょう?ですから、何をそんなに気に入ったのかな……と」
ああ、なるほど。言いたいことが分かった。
要は、私がヤツカにほの字なのではないか、と言う事だな?
何をどうしてその結論になったのかは、問いただしたいところだが。それはさておき。
私は、机の上に置いてあった、空のカップをフェデルに渡す。彼は戸惑いながらも、それを受け取った。
「これを貰ったのだ」
「カップですか?」
「ただのカップではない。中に入れたものの温度が一生変わらない奴だ。然も魔力も必要ない」
「へえ、凄いですね。……然し、カップはカップなのでは?」
怪しむ、と言うよりは、半ば困惑したような表情で、フェデルはカップを見つめている。
私は立ち上がり、机を、バン!と叩いた。
急な音に驚いたのか、慌てて此方を見るフェデル。
「ただのカップではない!私の、理想のカップなのだ!どんなに飲むのが遅くても、中の飲み物が冷める事がないんだぞ!中身を捨てたり、温めなおしたり、入れなおしたり、しなくて良い!便利じゃないか!貰って興奮して何が悪い!!」
言い切って清々しい気持ちになった私が、フェデルを見ると、彼は固まっていた。気持ちは分からんでもない。分からんでもないが、まあ、放置しておくか。
取り敢えず座って、珈琲でも飲みながら、フェデルの復活を待つ。
思ったよりも衝撃が大きかったのだろう。復活は遅かった。
「ま、まあ、そのカップが大事だと言う事は分かりました。つまり、それを貰ったから、その恩として、主様は彼と話している、とそういう事ですね?」
「そうだな」
「では彼は何故、主様とお話ししたいと……?」
「どうやら何か、教えを請いたいらしい」
「なるほど」
……何故、私がヤツカと話す理由はあんなに色々と聞いたのに、私と話すメリットは、それだけで納得するのだ。おかしいだろう。
……どう考えても、可笑しいのだが、掘り返して、話が長引くのも面倒なので、聞きはしない。やっと終わったんだからな……。
「と言う事で、今度から、このカップを使ってほしい」
「何故ですか!!!」
フェデルは、バン!!と机を叩いた。真似をするな。真似を。
うーん。勢いで乗り切れると思ったのだが。
「何故も何も。お前の仕事が減るぞ。喜べ」
「私の仕事を減らさないでください!!」
それはそれは、悲痛な声だった。あまりにも必死なものだから、つい同情しかけたくらいだ。
つーか、普通逆だろ。暇でもないのに、なぜ仕事減って悲しんでんだ。社畜なのか?
「別にいいだろ。減るもんでもないし」
「減ってるって言ってるじゃないですか!!!」
ふむ。
「然しだなあ。温めるだけならまだしも、お前捨てるだろう?そしたら、捨てた珈琲が勿体ないじゃないか」
「駄目です。珈琲は酸化しますから、常に入れたての物でなければ!」
いや、本人が、良いつってるだろーが。
私の飲むスピードだと、どれだけの珈琲が捨てられる羽目になるんだ。想像するだけで心が痛む。
「……分かりました。ちゃんと、主様の飲むであろう量……よりも少し少なめの量しか入れませんから。勿論無くなったら、即座に次の物を入れます。ですからどうか……」
そう言って、しゃがみ始め……。
いや、何となく流れ的に分かったけど、敢えて止めなかった。止めなかった自分もいたし、そんな事如きで……とちょっと引いている私もいた。
まあ、私もカップの件があるし、人の事は言えんわな。価値観は人それぞれだ。うん。
「取り敢えず、頭を上げようか」
恐る恐る、顔を上げるフェデル。いや、そんな心配せんでも、流石に土下座迄したやつに、だが断る。とは言わんわ。
「気持ちは分かった。ひと先ずは、このカップを使え、と言うのはやめておこう」
「ありがとうございます!!」
ぱああ、っと顔を輝かせている……が、本当にそれでよいのか。ひと先ずやめる、としか言ってないぞ?お前の土下座の価値は、その程度の物なのか……。
流石に少し可哀そうになった。今後、なんの不利益もなければ、多分、このカップが使われる事はないんだろうな……。すまんな。ヤツカ。
「悪いが、これ洗っといてくれないか?」
カップに、これから来るであろう、別れを告げた後、フェデルに渡す。
「かしこまりました」
「洗い終わったら、ちゃんと返してくれよ」
「勿論です」
心なしか、声が弾んでいたフェデルに、またそれを使え、と言うとどんな反応をするのだろうか……と半分呆れながら、思った。
「何故ですか?」
何故、だと……?
態々、口に出して言えと?
……いや、まあ、聞かれたからには、包み隠さずに言わせてもらうが。
「そりゃ知らん奴が、急に出てきたら、警戒するだろ」
「主様だって、彼と知り合ったばかりなのでは?」
「色々と前提が違うな。もう少し相手の立場になって、物事を考えた方が良い。そもそも私たちは、この世界の住民ではないのだ」
急に説教された事に、怪訝そうな顔をしながらも、フェデルは疑問を投げかける。
「どういうことですか?」
「……自分の身で置き換えて、考えてみろ。今まで平和に暮らしていたのに、良く分からん世界に飛ばされた。知り合いは一緒で、幸運なことに、現地の人に受け入れてもらっているけども、その現地人が、信用できるかどうかは、別問題だろ」
「……それは、そう、ですね……」
はっきり信用できないと言われたのが、ショックだったのか、その程度のことも想像できない自分が嫌だったのか、なんなのかは知らんが、自分で聞いた以上、そういう顔を見せるのは、辞めて欲しい。
私は、小さくため息を吐いて、カップに口を付けた。
「それ以前に、ですが、その、ヤツカ、とかいう方と、話す必要性はあるのでしょうか?」
終わった気でいたが、存外しぶとい。
そのしつこさは、一体どこから来ているんだろうか……?
「むしろ出会っただけで、放置して、それが、メイドにバレた時の言い訳が思いつかん。ずっと話し合ってたら、説得してるんだ、みたいな言い訳が出来るだろ?」
「それは、まあ、そうですが……、でも話してる内容を彼女に知られたら、どうするんですか?」
「少なくとも、今の所、図書館には誰もいない。外から覗いただけでは、話している内容までは分からないだろう。中に、誰か来たら来たで分かるから、その時はそれなりの対応をすれば良い。それでも、話が漏れた場合でも、彼を説得するために、仲良くするところから、始めてるんです~。とでも言えば良い」
「む……」
どうにも、まだ反論したそうな顔をしている。
反論されたところで、やめる気は全くないのだが……。相当、良い代案を出して貰えれば別だが、今見てる感じ、フェデルからいい案が出るとも思えん。
……面倒くさい。
「なぜそこまで反対するんだ」
「何故、反対している理由が分からないんですか??」
歩み寄ってやったのに、何故かキレられた。
そんなこと言われても、分からんものは分からんのだから、言われなきゃ分からん。そもそも執事に何故、私の行動にあれこれ言われねばならんのか……。
……いや、奴を対等な立場に引き上げたのは、自分だったわ。
……仕方ない。
「分からんものは分からん。そもそも、お前と出会ってから、経った日数自体が少ない。話した期間となるとそれ以下だ。そんな状態で、すべて理解しろ、と言う方が無理な話だろう」
「……本当に分かってないので?」
……今度は煽りか。
表情を見るにそんな意図はないのだろうとは思うが、本気で驚いている表情を見れば見るほど、腹が立つので、天然の煽りである。と言うか、何故そこまで、過大評価されているのか……。
……上から目線なのが原因か。
「分からんから、さっさと言え」
「……」
懐疑的な視線を投げかけた後、小さくため息を吐いて、フェデルは口を開いた。
「心配してたんですよ」
「……心配?」
飛び出してきた予想外の言葉に、思わず、オウム返しをしてしまう。
「そりゃそうです。主様にとっては勝手知ったる、同じ世界の住人なのかもしれませんが、私からしたら、違いますからね。心配するのも、おかしな話ではないでしょう?」
「然し、具体的に何を恐れているんだ?」
「その……襲われたり、ですとか……」
……いやあ、それは、普通に有り得ねえんだわ。
いろんな観点から見て、ない。
……と言うかこいつ、本気で私が襲われるとでも、思っているのだろうか?
「あんなイケメンが、私を襲うとは、普通に考え難いんだよな……。そもそも襲わんでも、口説けば、大半の女はついていくんじゃないか?」
「然し、可能性はゼロではないですし……」
「と言うか、一人で転移したならまだしも、クラス丸ごと転移してるんだぞ。そんなことして、周りに知られてみろ。地獄以外の何物でもない」
「周りに言えないように、脅迫するかもしれませんよ……」
「いや、脅迫されて屈する人間ではないし、恐らく相手にもそう思われてない」
「……」
黙ってはいるが、納得しているようには見えない。
……まだ何かあるのか。
もういい加減さっさと話してほしいのだが。
「そもそも、主様は何故、ヤツカ、と言う方と話がしたいのですか?」
意を決したように、フェデルが問いかける。
……それ、さっきも話さなかったか?話聞いてなかったのか?同じことを何度も言うのは嫌なのだが……。
此方が黙っていると、フェデルは何を思ったか、さらに言葉を重ねる。
「いえ、メリットは分かるのですが、それでも、主様は嫌な方だったら、どんなメリットがあろうとも、絶対に話さないでしょう?ですから、何をそんなに気に入ったのかな……と」
ああ、なるほど。言いたいことが分かった。
要は、私がヤツカにほの字なのではないか、と言う事だな?
何をどうしてその結論になったのかは、問いただしたいところだが。それはさておき。
私は、机の上に置いてあった、空のカップをフェデルに渡す。彼は戸惑いながらも、それを受け取った。
「これを貰ったのだ」
「カップですか?」
「ただのカップではない。中に入れたものの温度が一生変わらない奴だ。然も魔力も必要ない」
「へえ、凄いですね。……然し、カップはカップなのでは?」
怪しむ、と言うよりは、半ば困惑したような表情で、フェデルはカップを見つめている。
私は立ち上がり、机を、バン!と叩いた。
急な音に驚いたのか、慌てて此方を見るフェデル。
「ただのカップではない!私の、理想のカップなのだ!どんなに飲むのが遅くても、中の飲み物が冷める事がないんだぞ!中身を捨てたり、温めなおしたり、入れなおしたり、しなくて良い!便利じゃないか!貰って興奮して何が悪い!!」
言い切って清々しい気持ちになった私が、フェデルを見ると、彼は固まっていた。気持ちは分からんでもない。分からんでもないが、まあ、放置しておくか。
取り敢えず座って、珈琲でも飲みながら、フェデルの復活を待つ。
思ったよりも衝撃が大きかったのだろう。復活は遅かった。
「ま、まあ、そのカップが大事だと言う事は分かりました。つまり、それを貰ったから、その恩として、主様は彼と話している、とそういう事ですね?」
「そうだな」
「では彼は何故、主様とお話ししたいと……?」
「どうやら何か、教えを請いたいらしい」
「なるほど」
……何故、私がヤツカと話す理由はあんなに色々と聞いたのに、私と話すメリットは、それだけで納得するのだ。おかしいだろう。
……どう考えても、可笑しいのだが、掘り返して、話が長引くのも面倒なので、聞きはしない。やっと終わったんだからな……。
「と言う事で、今度から、このカップを使ってほしい」
「何故ですか!!!」
フェデルは、バン!!と机を叩いた。真似をするな。真似を。
うーん。勢いで乗り切れると思ったのだが。
「何故も何も。お前の仕事が減るぞ。喜べ」
「私の仕事を減らさないでください!!」
それはそれは、悲痛な声だった。あまりにも必死なものだから、つい同情しかけたくらいだ。
つーか、普通逆だろ。暇でもないのに、なぜ仕事減って悲しんでんだ。社畜なのか?
「別にいいだろ。減るもんでもないし」
「減ってるって言ってるじゃないですか!!!」
ふむ。
「然しだなあ。温めるだけならまだしも、お前捨てるだろう?そしたら、捨てた珈琲が勿体ないじゃないか」
「駄目です。珈琲は酸化しますから、常に入れたての物でなければ!」
いや、本人が、良いつってるだろーが。
私の飲むスピードだと、どれだけの珈琲が捨てられる羽目になるんだ。想像するだけで心が痛む。
「……分かりました。ちゃんと、主様の飲むであろう量……よりも少し少なめの量しか入れませんから。勿論無くなったら、即座に次の物を入れます。ですからどうか……」
そう言って、しゃがみ始め……。
いや、何となく流れ的に分かったけど、敢えて止めなかった。止めなかった自分もいたし、そんな事如きで……とちょっと引いている私もいた。
まあ、私もカップの件があるし、人の事は言えんわな。価値観は人それぞれだ。うん。
「取り敢えず、頭を上げようか」
恐る恐る、顔を上げるフェデル。いや、そんな心配せんでも、流石に土下座迄したやつに、だが断る。とは言わんわ。
「気持ちは分かった。ひと先ずは、このカップを使え、と言うのはやめておこう」
「ありがとうございます!!」
ぱああ、っと顔を輝かせている……が、本当にそれでよいのか。ひと先ずやめる、としか言ってないぞ?お前の土下座の価値は、その程度の物なのか……。
流石に少し可哀そうになった。今後、なんの不利益もなければ、多分、このカップが使われる事はないんだろうな……。すまんな。ヤツカ。
「悪いが、これ洗っといてくれないか?」
カップに、これから来るであろう、別れを告げた後、フェデルに渡す。
「かしこまりました」
「洗い終わったら、ちゃんと返してくれよ」
「勿論です」
心なしか、声が弾んでいたフェデルに、またそれを使え、と言うとどんな反応をするのだろうか……と半分呆れながら、思った。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる