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調理(超利)3
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この様子だと、話しかけても、問題なく作業を続けられるだろう。
そう確信した私は口を開く。
「そういえば、何故料理をしようと思ったんだ?」
彼が執事としてやっていくなら、料理をする必要は無いはずである。だからこそ、彼に料理の技術が無かったわけだし。もしかして、興味があったのだろうか?
実はずっと前から気になっていたけど、その立場と、忙しさから、料理に手を出せなかった……。とかだったら面白いんだけど。
「……主様は冒険者になるんですよね」
彼の口の動きは、何を言うか、迷っているかのように、鈍い。
そうやって選んだ言葉なのだから、きっと答えからは遠いものなのだろう。どこか不満そうにも見える彼に、頷……こうとして、そういえば彼も皮を剥いているのだから、こちらをじっくりと、見れる状況ではないな。と思い、
「そうだね」
と言う言葉を添える。
それを聞くと、彼は、はあ。とため息をついた。
「ですから、私は料理が出来るようにならないといけないのです」
……?私が冒険者になることと、彼が料理をすることに何の関係が……?って、まさか、こいつ。ついてくるつもりか……?
考えてみれば、王国……フェデルの本当のご主人の目的が、私の監視なら、そりゃあ、どこに行こうが、ついてくる訳である。
彼の目を掻い潜ってこっそり、城を出るのは難しいだろう。彼を説得できるのが一番なのだが……。彼の信頼を得るため、とは言え、彼に話したのは失敗だっただろうか……?
まあ、もう話してしまったのだ。どうしようもない。何にせよ彼の監視の目を緩めさせる必要はあるのだ。その度合いが大きくなっただけの話だ。……うん。
それにしても、あんなに嫌悪感をあらわにしていた冒険者になるなんて、相当ご主人に忠誠を誓ってるんだな……。そんなに嫌なら、拒否すれば良いだろうに、ついてく、っていうくらいだしなあ。それを踏まえると、彼の監視の目を緩めさせるのは、難しいかもしれない……。
いやいや、まだ、彼がついてくる、と決まったわけではない。なんか良く分からないけど、冒険者の話を振ってきた、ただの料理が気になっていた、と言うだけの執事の可能性だって……。
……それはないな。それはないにしろ、ほかの可能性が無いわけではない。一縷の望みを賭け、彼に聞いてみる。
「まさか、ついてくるつもりなのか?」
頼む、否定してくれ……。
彼は丁度、きり良く終わったのか、人参をボールに入れると、こちらを向いた。刃物は危ないから置こうな?
しかし、彼は刃物よりも、私の心に深くダメージを与える一言を放つ。
「当たり前じゃないですか」
あ、た、り、ま、え……だと?一体全体、どの世界の当たり前だと言うのだ。私だったら、間違いなく拒否してるぞ。
……拒否する発想が出ない。それほどまでに、彼は主人に忠誠を誓っているというのか……。厄介だな。
彼と話せば話すほど、主人を慕っているのが分かる。これがなかなか、精神的にくるのだ。
超えようとするたびに壁が大きくなる。そりゃあ、嫌にもなるだろう。
「あんまりついてきて欲しくないんだが……」
「知ってますよ」
ダメ元で主張をしてみるも、笑顔で流される。その表情に、なんとなく圧力を感じて……。ああ、これ以上言っても無駄なやつだな、と察し、口を噤む。
どうやらまだ信頼されてないらしい。そりゃそうか。まあ、人との信頼関係なんてすぐに築けるものでもない。
そうは言っても具体的にどれくらい時間がかかるのかは分からない。なんせ、人関わることなんて、そうそう無かった。
元の世界では必要なかった……必要としなかったものを異世界で得ようとしている。不思議な話だ。そう思うと異世界というのも、悪くないのかもしれない。
「そろそろ終わりましたか?」
ヤニックがこちらに来る。ちょうど私が剥き終われば、全て出来上がるので、ナイスタイミングである。やはりこいつ、ずっとこちらを気にしていたのか……?もしそうなら、フェデルが妙な剥き方をしているのを注意すればよかっただろうに……。放任主義、というか教えるのが不得意なのだろうか?今も何も言わずに、野菜を煮込み始めたし……。見て覚えろ……と?まあ、別にそれでも理解できるから、私はいいのだが。フェデルのほうをちらり、と見てみる。
彼のほうも、問題は無いだろう。覚えで言えば、彼のほうがよさそうだから、こんな雑な教えられ方……、と言うか見てるだけでも、きっとすぐに私よりも料理がうまくなるのだろう。悔しくないと言えば、嘘になるが、何か行動を起こそうと思うほど、悔しくも無い。
……向上心がないのかもしれないな。
いや、逃げているだけか。
行動してしまったら、負けた、と認めたことになるから見ない振りをしているだけだ。いつもそうだ。汚い物は見てみない振り。臭い物に蓋。
でも弱い人間はそうすることでしか、自分を守れない。つまりは生きていくために必要な術なのだ。もっと強くなりたい、とか、うまく生きれるようになりたい、とか、思わなくは無いけれど、まあ、今更だろう。
「これ」
ずいっと突き出されたのは、小皿だ。中には少しの液体が入っている。これは片付けろ、と言う意味ではなく、飲め、と言う意味だろう。フェデルも同じ物を受け取っているし。
一口、飲むと何かわかった。シチューだ。
しかも、凄くおいしい。いつもは、市販のシチューしか食べないから余計に。なんか良く分からんけど、旨みが凄い。市販の物はやはり便利だけど、その便利さを手放してでも、このシチューを作る価値はあるのではないか?そう思えるほどだ。とはいえ、事前に準備はしてあったのか、今日やったのは最終調整くらいで、実際にどれくらいの手間が掛かっているのかは、分からないのだが。
それにしても美味しいな……。これ、もう少しもらえないだろうか……。いや、それは流石に厚かましいか。料理を教えてもらいにきてるんだしな……。しかしトマト料理ばかりの中でこのシチューは、なんというか、より、身に染みる感じがする。
「これ、勇者達のご飯にすることって出来ないのかな」
ぼそり、と呟いたのは、ただ、私が彼の作った料理を食べたかったからだ。だから正確に言えば、勇者の、と言うよりは、私の、なのだが。では何故、私の、と言わなかったのかと言うと、そう言うと、私が食べたい。なんなら、今からでも食べたい。そう、主張しているのと同義になってしまうように思えたからだ。
それは流石に、恥ずかしいだろう。
然し、少し考えてみれば、ほかの勇者達も、あのトマト料理に飽きて、文句を言いに来たくらいだから、悪くない提案だと思う。
だから、利用したことも許してくれるだろう。まあ、許されなくても、別にどうでもいいんだけど。
「勇者様に、ですか……?それは失礼なのではないでしょうか?」
ヤニックが眉を顰める。
フェデルも不可解そうな顔をしていた。
なるほど。お客様である〝勇者様〟には、使用人と同じ物は食べさせられない、とそういうことなのだろう。ならば何故、勇者である私に、このシチューを食べさせたのか、と言う謎が残るが。……ああ、そうか。私は勇者としては見られていない、とそういうことか。まあ、何の能力もないし、努力もしていない、そんな奴が敬われる訳も無い。
ただ今回のような場合に遭遇すると、敬われるのがいいことなのかは疑問に思えてくる。
いや、いい事なのは間違いないのだろうが……。
ヤニックの言い分だと、私だけ食べさせてくれないか?とお願いすれば、叶えてくれそうだ。だが、何度も言うが、それだと私が食べたい。と主張していることになってしまう。しかも、中途半端に取り繕うとしたのもバレる、と言うオマケつきだ。さっきより状況が悪くなる。
と言うか、何事に関してもそうだが、嘘をつくにしろ、取り繕うにしても、一度決めたら、曲げないほうがいい。決めたなら、最後までやり通す。その気概が無いなら、偽らないほうがいい。
一番最悪なのは、ズルズルと嘘をつき続けて、最後の最後に暴露する奴だな。
隠していたことがばれるのは勿論、それまでに嘘をついていたことも、ばれてしまうのだから、最悪と言うほか無いだろう。
つまり、今の私には、あくまで〝勇者〟というくくり全体に彼の料理を食べさせる。以外の選択肢は無いのだが。
つまらない意地を張らずに、素直に言えばよかった……と思わなくも無いが、後の祭りだな。
顔も知らないクラスメイトたちだが、思うことがないと言えば嘘になる。たまには善行をするのも悪くは無いだろう。
そう確信した私は口を開く。
「そういえば、何故料理をしようと思ったんだ?」
彼が執事としてやっていくなら、料理をする必要は無いはずである。だからこそ、彼に料理の技術が無かったわけだし。もしかして、興味があったのだろうか?
実はずっと前から気になっていたけど、その立場と、忙しさから、料理に手を出せなかった……。とかだったら面白いんだけど。
「……主様は冒険者になるんですよね」
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そうやって選んだ言葉なのだから、きっと答えからは遠いものなのだろう。どこか不満そうにも見える彼に、頷……こうとして、そういえば彼も皮を剥いているのだから、こちらをじっくりと、見れる状況ではないな。と思い、
「そうだね」
と言う言葉を添える。
それを聞くと、彼は、はあ。とため息をついた。
「ですから、私は料理が出来るようにならないといけないのです」
……?私が冒険者になることと、彼が料理をすることに何の関係が……?って、まさか、こいつ。ついてくるつもりか……?
考えてみれば、王国……フェデルの本当のご主人の目的が、私の監視なら、そりゃあ、どこに行こうが、ついてくる訳である。
彼の目を掻い潜ってこっそり、城を出るのは難しいだろう。彼を説得できるのが一番なのだが……。彼の信頼を得るため、とは言え、彼に話したのは失敗だっただろうか……?
まあ、もう話してしまったのだ。どうしようもない。何にせよ彼の監視の目を緩めさせる必要はあるのだ。その度合いが大きくなっただけの話だ。……うん。
それにしても、あんなに嫌悪感をあらわにしていた冒険者になるなんて、相当ご主人に忠誠を誓ってるんだな……。そんなに嫌なら、拒否すれば良いだろうに、ついてく、っていうくらいだしなあ。それを踏まえると、彼の監視の目を緩めさせるのは、難しいかもしれない……。
いやいや、まだ、彼がついてくる、と決まったわけではない。なんか良く分からないけど、冒険者の話を振ってきた、ただの料理が気になっていた、と言うだけの執事の可能性だって……。
……それはないな。それはないにしろ、ほかの可能性が無いわけではない。一縷の望みを賭け、彼に聞いてみる。
「まさか、ついてくるつもりなのか?」
頼む、否定してくれ……。
彼は丁度、きり良く終わったのか、人参をボールに入れると、こちらを向いた。刃物は危ないから置こうな?
しかし、彼は刃物よりも、私の心に深くダメージを与える一言を放つ。
「当たり前じゃないですか」
あ、た、り、ま、え……だと?一体全体、どの世界の当たり前だと言うのだ。私だったら、間違いなく拒否してるぞ。
……拒否する発想が出ない。それほどまでに、彼は主人に忠誠を誓っているというのか……。厄介だな。
彼と話せば話すほど、主人を慕っているのが分かる。これがなかなか、精神的にくるのだ。
超えようとするたびに壁が大きくなる。そりゃあ、嫌にもなるだろう。
「あんまりついてきて欲しくないんだが……」
「知ってますよ」
ダメ元で主張をしてみるも、笑顔で流される。その表情に、なんとなく圧力を感じて……。ああ、これ以上言っても無駄なやつだな、と察し、口を噤む。
どうやらまだ信頼されてないらしい。そりゃそうか。まあ、人との信頼関係なんてすぐに築けるものでもない。
そうは言っても具体的にどれくらい時間がかかるのかは分からない。なんせ、人関わることなんて、そうそう無かった。
元の世界では必要なかった……必要としなかったものを異世界で得ようとしている。不思議な話だ。そう思うと異世界というのも、悪くないのかもしれない。
「そろそろ終わりましたか?」
ヤニックがこちらに来る。ちょうど私が剥き終われば、全て出来上がるので、ナイスタイミングである。やはりこいつ、ずっとこちらを気にしていたのか……?もしそうなら、フェデルが妙な剥き方をしているのを注意すればよかっただろうに……。放任主義、というか教えるのが不得意なのだろうか?今も何も言わずに、野菜を煮込み始めたし……。見て覚えろ……と?まあ、別にそれでも理解できるから、私はいいのだが。フェデルのほうをちらり、と見てみる。
彼のほうも、問題は無いだろう。覚えで言えば、彼のほうがよさそうだから、こんな雑な教えられ方……、と言うか見てるだけでも、きっとすぐに私よりも料理がうまくなるのだろう。悔しくないと言えば、嘘になるが、何か行動を起こそうと思うほど、悔しくも無い。
……向上心がないのかもしれないな。
いや、逃げているだけか。
行動してしまったら、負けた、と認めたことになるから見ない振りをしているだけだ。いつもそうだ。汚い物は見てみない振り。臭い物に蓋。
でも弱い人間はそうすることでしか、自分を守れない。つまりは生きていくために必要な術なのだ。もっと強くなりたい、とか、うまく生きれるようになりたい、とか、思わなくは無いけれど、まあ、今更だろう。
「これ」
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一口、飲むと何かわかった。シチューだ。
しかも、凄くおいしい。いつもは、市販のシチューしか食べないから余計に。なんか良く分からんけど、旨みが凄い。市販の物はやはり便利だけど、その便利さを手放してでも、このシチューを作る価値はあるのではないか?そう思えるほどだ。とはいえ、事前に準備はしてあったのか、今日やったのは最終調整くらいで、実際にどれくらいの手間が掛かっているのかは、分からないのだが。
それにしても美味しいな……。これ、もう少しもらえないだろうか……。いや、それは流石に厚かましいか。料理を教えてもらいにきてるんだしな……。しかしトマト料理ばかりの中でこのシチューは、なんというか、より、身に染みる感じがする。
「これ、勇者達のご飯にすることって出来ないのかな」
ぼそり、と呟いたのは、ただ、私が彼の作った料理を食べたかったからだ。だから正確に言えば、勇者の、と言うよりは、私の、なのだが。では何故、私の、と言わなかったのかと言うと、そう言うと、私が食べたい。なんなら、今からでも食べたい。そう、主張しているのと同義になってしまうように思えたからだ。
それは流石に、恥ずかしいだろう。
然し、少し考えてみれば、ほかの勇者達も、あのトマト料理に飽きて、文句を言いに来たくらいだから、悪くない提案だと思う。
だから、利用したことも許してくれるだろう。まあ、許されなくても、別にどうでもいいんだけど。
「勇者様に、ですか……?それは失礼なのではないでしょうか?」
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フェデルも不可解そうな顔をしていた。
なるほど。お客様である〝勇者様〟には、使用人と同じ物は食べさせられない、とそういうことなのだろう。ならば何故、勇者である私に、このシチューを食べさせたのか、と言う謎が残るが。……ああ、そうか。私は勇者としては見られていない、とそういうことか。まあ、何の能力もないし、努力もしていない、そんな奴が敬われる訳も無い。
ただ今回のような場合に遭遇すると、敬われるのがいいことなのかは疑問に思えてくる。
いや、いい事なのは間違いないのだろうが……。
ヤニックの言い分だと、私だけ食べさせてくれないか?とお願いすれば、叶えてくれそうだ。だが、何度も言うが、それだと私が食べたい。と主張していることになってしまう。しかも、中途半端に取り繕うとしたのもバレる、と言うオマケつきだ。さっきより状況が悪くなる。
と言うか、何事に関してもそうだが、嘘をつくにしろ、取り繕うにしても、一度決めたら、曲げないほうがいい。決めたなら、最後までやり通す。その気概が無いなら、偽らないほうがいい。
一番最悪なのは、ズルズルと嘘をつき続けて、最後の最後に暴露する奴だな。
隠していたことがばれるのは勿論、それまでに嘘をついていたことも、ばれてしまうのだから、最悪と言うほか無いだろう。
つまり、今の私には、あくまで〝勇者〟というくくり全体に彼の料理を食べさせる。以外の選択肢は無いのだが。
つまらない意地を張らずに、素直に言えばよかった……と思わなくも無いが、後の祭りだな。
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