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最終決戦 2
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身体強化で地面を蹴って風魔法を使ってもう一度時計台の前に立った。
デネボラの前に周りにまた暗黒の魔力が溜まってどんどん濃度が濃くなっていく。
「また、来るぞぉぉ!!」
「魔法師団、前へ出ろぉっ!!」
「魔法アカデミアの面々も魔法防御をすぐに展開してくれっ!!」
各方面から指示が飛んでる。
私も手を前に翳して防御系の魔力を集中的に循環させながら魔法を唱える。
『魔法無力化』
真っ暗闇が迫ってきて周りの景色も一辺に呑み込まれるけど、今度は防御系の魔力を高めたおかげか、魔力同士の干渉による衝撃波が起きなかった。
私の魔法防御がデネボラの攻撃力を上回ったのか、全ての攻撃が私の無力化魔法に消されていった。
攻撃が何事もなく終わり、辺り一面が静まり返った。
「「「うおぉぉぉーーーー!!」」」
その後、一斉に歓声が沸き起こって思わずビックリした!
な、なに!?何が起きたの!!?
「素晴らしいっ!!あれだけ強大な魔法を完全に消滅させるとはっ!!」
「これは一体…何と言う、魔法なのかの…。あんな未知の魔法属性は見た事がないの…」
「さすがはシリウス卿!やはり一度手合わせ願いたいですなっ!!鳥肌が立ちましたっ!」
「スタンピードを思い出すぞっ!シリウスっ!」
アンキロス公爵、アヴィオール学長、アケルナー父、ポルックス公爵…などなど。
みんな口々に称賛してくれてるけど、まだまだ終わったわけじゃないから!少しでも気を抜いちゃ駄目だよ!
「今だぁぁー!!一斉に攻撃開始しろぉぉ!!」
周りを包囲してた魔法師団、魔法騎士団、魔法アカデミアから一斉にデネボラへと魔法攻撃が仕掛けられてる。
レグルス様率いるアカデミアの生徒達は地上で襲われてる人々を救出しながら戦ってて、ポラリスも動けてるって事はハイポーションを飲ませたみたいだね。
歓声を尻目に私はデュランダルを構えて、身体強化と風魔法を使って一気に跳躍してデネボラへと向かった。
デネボラはめちゃくちゃ強力な魔法攻撃だけで、物理的な攻撃ほとんどなくて動かないのが特徴だから。
図体デカいからかもしれないけど。ただこの魔法攻撃が凄すぎて大体は全滅させられてたからね。
「ポラリス、リオ、まだ残党が残っている!気を抜くなっ!!」
「はい!レグルス様!」
「心得ました!殿下っ!」
ポラリス、レグルス様、ルリオンがこの戦いで最前線に出てない事に違和感を感じるあるなぁ。
本来ならこのラストステージではレグルス様とポラリス、他に選択した3人の計5名のチームでデネボラと立ち向かうんだけど…。
「こらっ、アケルナー!一人で突っ走るなよぉ!!」
「暗黒竜に比べれば可愛いものですね。リゲル、気を付けなさいっ」
「くっ、次から次へと湧いてきますわっ」
このアカデミアチームは裏方に回っちゃってる。一応会議でも決められた事だから仕方ないけど…、まぁこれが現実ってとこなのかな?
ポラリスは光属性持ってるけどレグルス様の婚約者だから一緒に行動してるし、アケルナーとリゲルとマイアは戦闘での相性が良いのか、3人でチーム組んで周りの騎士達と一緒に敵をどんどん倒してる。
《ハメツ…》
「─っ!!」
嘘っ!!もうデネボラが最終攻撃魔法を放っちゃうの?!
地を這うような低い耳障りな声で、最終攻撃魔法唱えたデネボラの周りから一斉にどす黒い魔力が吹き出て、辺り一面を覆ってる。
「な、なんだ!?」
「空だ!!空から何か落ちて来るぞぉぉっ!!」
「あ、あれは…巨大なっ、岩がっ!!」
真っ黒な闇の炎を纏った隕石が、空を覆い尽くすくらい広範囲に落ちて来てる。
こ、これはマズいっ…!!
これってデネボラが追い詰められてるって証拠なんだけど、デネボラのHPが大幅に減って来ると放たれる最後の魔法みたいなヤツで。
この魔法で帝都はめちゃくちゃに破壊されて、あと少しってとこで何回もデッドエンドを迎えたんだから!
空一面から降ってくる隕石が多すぎる。
範囲が広すぎて私の無力化魔法じゃ追い付かないっ!
ダメだっ!!ポラリスが居ないとっ!!
「いかんっ!!攻撃魔法は中断だっ!!魔法使いは広範囲の防御魔法を展開するんだぉ!!」
アケルナー父が指示出して、慌てて防御魔法を空に向かって各属性別の防御魔法を展開してる。
でもこれだけじゃ全然防げない!
「うわあぁぁ!!助けてくれえぇー!!」
「きゃあぁぁー!!」
「死んじまうよ!!誰かぁ!!」
防ぎきれなかった隕石が地上に落下して、物凄い爆音を立てて帝都全体を次々破壊していってる。
『ユースティティア!』
ポラリスの声が響いて辺りに眩いばかりの光が溢れた。
金色の光り輝くシールドが広範囲に展開されて、真っ黒な闇の隕石がどんどん消滅してる。
これは光属性の最上級防御魔法【ユースティティア】
実際この目で見れるなんて凄いっ!!
ポラリスも最上級魔法の極地まで達したんだね。
「奇跡だ!」
「何て神々しいの…」
「聖女様ぁ!!ありがとうございます!!」
また歓声が上がってるけど、被害も甚大で周りは死者や怪我人で溢れ返ってる。
身体強化で地面を蹴って風魔法を使ってもう一度時計台の前に立った。
デネボラの前に周りにまた暗黒の魔力が溜まってどんどん濃度が濃くなっていく。
「また、来るぞぉぉ!!」
「魔法師団、前へ出ろぉっ!!」
「魔法アカデミアの面々も魔法防御をすぐに展開してくれっ!!」
各方面から指示が飛んでる。
私も手を前に翳して防御系の魔力を集中的に循環させながら魔法を唱える。
『魔法無力化』
真っ暗闇が迫ってきて周りの景色も一辺に呑み込まれるけど、今度は防御系の魔力を高めたおかげか、魔力同士の干渉による衝撃波が起きなかった。
私の魔法防御がデネボラの攻撃力を上回ったのか、全ての攻撃が私の無力化魔法に消されていった。
攻撃が何事もなく終わり、辺り一面が静まり返った。
「「「うおぉぉぉーーーー!!」」」
その後、一斉に歓声が沸き起こって思わずビックリした!
な、なに!?何が起きたの!!?
「素晴らしいっ!!あれだけ強大な魔法を完全に消滅させるとはっ!!」
「これは一体…何と言う、魔法なのかの…。あんな未知の魔法属性は見た事がないの…」
「さすがはシリウス卿!やはり一度手合わせ願いたいですなっ!!鳥肌が立ちましたっ!」
「スタンピードを思い出すぞっ!シリウスっ!」
アンキロス公爵、アヴィオール学長、アケルナー父、ポルックス公爵…などなど。
みんな口々に称賛してくれてるけど、まだまだ終わったわけじゃないから!少しでも気を抜いちゃ駄目だよ!
「今だぁぁー!!一斉に攻撃開始しろぉぉ!!」
周りを包囲してた魔法師団、魔法騎士団、魔法アカデミアから一斉にデネボラへと魔法攻撃が仕掛けられてる。
レグルス様率いるアカデミアの生徒達は地上で襲われてる人々を救出しながら戦ってて、ポラリスも動けてるって事はハイポーションを飲ませたみたいだね。
歓声を尻目に私はデュランダルを構えて、身体強化と風魔法を使って一気に跳躍してデネボラへと向かった。
デネボラはめちゃくちゃ強力な魔法攻撃だけで、物理的な攻撃ほとんどなくて動かないのが特徴だから。
図体デカいからかもしれないけど。ただこの魔法攻撃が凄すぎて大体は全滅させられてたからね。
「ポラリス、リオ、まだ残党が残っている!気を抜くなっ!!」
「はい!レグルス様!」
「心得ました!殿下っ!」
ポラリス、レグルス様、ルリオンがこの戦いで最前線に出てない事に違和感を感じるあるなぁ。
本来ならこのラストステージではレグルス様とポラリス、他に選択した3人の計5名のチームでデネボラと立ち向かうんだけど…。
「こらっ、アケルナー!一人で突っ走るなよぉ!!」
「暗黒竜に比べれば可愛いものですね。リゲル、気を付けなさいっ」
「くっ、次から次へと湧いてきますわっ」
このアカデミアチームは裏方に回っちゃってる。一応会議でも決められた事だから仕方ないけど…、まぁこれが現実ってとこなのかな?
ポラリスは光属性持ってるけどレグルス様の婚約者だから一緒に行動してるし、アケルナーとリゲルとマイアは戦闘での相性が良いのか、3人でチーム組んで周りの騎士達と一緒に敵をどんどん倒してる。
《ハメツ…》
「─っ!!」
嘘っ!!もうデネボラが最終攻撃魔法を放っちゃうの?!
地を這うような低い耳障りな声で、最終攻撃魔法唱えたデネボラの周りから一斉にどす黒い魔力が吹き出て、辺り一面を覆ってる。
「な、なんだ!?」
「空だ!!空から何か落ちて来るぞぉぉっ!!」
「あ、あれは…巨大なっ、岩がっ!!」
真っ黒な闇の炎を纏った隕石が、空を覆い尽くすくらい広範囲に落ちて来てる。
こ、これはマズいっ…!!
これってデネボラが追い詰められてるって証拠なんだけど、デネボラのHPが大幅に減って来ると放たれる最後の魔法みたいなヤツで。
この魔法で帝都はめちゃくちゃに破壊されて、あと少しってとこで何回もデッドエンドを迎えたんだから!
空一面から降ってくる隕石が多すぎる。
範囲が広すぎて私の無力化魔法じゃ追い付かないっ!
ダメだっ!!ポラリスが居ないとっ!!
「いかんっ!!攻撃魔法は中断だっ!!魔法使いは広範囲の防御魔法を展開するんだぉ!!」
アケルナー父が指示出して、慌てて防御魔法を空に向かって各属性別の防御魔法を展開してる。
でもこれだけじゃ全然防げない!
「うわあぁぁ!!助けてくれえぇー!!」
「きゃあぁぁー!!」
「死んじまうよ!!誰かぁ!!」
防ぎきれなかった隕石が地上に落下して、物凄い爆音を立てて帝都全体を次々破壊していってる。
『ユースティティア!』
ポラリスの声が響いて辺りに眩いばかりの光が溢れた。
金色の光り輝くシールドが広範囲に展開されて、真っ黒な闇の隕石がどんどん消滅してる。
これは光属性の最上級防御魔法【ユースティティア】
実際この目で見れるなんて凄いっ!!
ポラリスも最上級魔法の極地まで達したんだね。
「奇跡だ!」
「何て神々しいの…」
「聖女様ぁ!!ありがとうございます!!」
また歓声が上がってるけど、被害も甚大で周りは死者や怪我人で溢れ返ってる。
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