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エルナト先生との旅路 10
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ハァ、ハァ…と座り込んで息を整え、急いで腰のベルトからハイポーションを取り出して仮面を脱いで一気に煽る。
身体が熱くなって、約半分程の体力と魔力が回復する。
危なかった…。
スタンピードの時に味わった症状と同じ。鋭い頭痛と倦怠感が襲ってきてて、魔力枯渇状態になるとこだった。
水竜を倒した時でさえここまで酷い状態にならなかったのに…あの生物は恐ろしいくらい強かった。
つぅーっと冷や汗が流れる。
なんて…恐ろしい相手。
達人に魔力の使い方教わってなかったら、勝てたかわからないよ。…ここで全滅してもおかしくなかった。
深呼吸して息を整える。まだ身体が震えてる。
しばらくしてハッとする。
エルナト先生を見ると、先生は呆然とこっちを見てた。
「先生っ!大丈夫ですか!?」
壁に寄り掛かったまま、まだ顔色も悪い。
先生のいる場所まで駆け寄って話しかけるけど、思考がどこかに飛んでるみたいで、全然視線が動かなくてこっちを見ないし。
「エルナト先生ぇ!!しっかりして下さいっ!!」
肩を掴んで揺すると、ハッと気づいたように目の前にいる私に目線を合わせてきた。
「あ…、み、ミラさん……ご、ご無事、ですか…」
「はい。私は大丈夫です…先生は平気ですか?かなり顔色が悪いです」
この格好の私をミラって呼ぶなんて、相当動揺してる証拠だね。
これは一旦戻った方が良さそうだな。
「先生、とりあえず引き返しましょう。このダンジョンは危険過ぎます!まさかあんな魔物が出てくるなんて思いもしませんでした」
「え…えぇ。はぁ……死を覚悟しましたよ。あなたに助けられなければ…今頃、この世にはいませんね」
壁に寄りかかって、顔に両手を当ててる。
あんな状況だったら、誰だって恐ろしいよ。
先生だからまだこうして冷静さを保ってるけど、普通の人間なら半狂乱状態になってもおかしくないし。
「はい。…非常に、危なかったです。私も倒すのに魔力をほぼ使い切りました。ハイポーションを用意していなければスタンピードの時同様、魔力枯渇状態に陥ってましたね」
壁に凭れてる先生の前で跪いて、さっき飲んだ小瓶を見せる。
「……あなたが…ポーション作りを成功させていて本当に良かったです。ここにきてドラコニス公爵に感謝するとは思いませんでした」
確かに。今、回復薬が無ければどうなってたかなんて想像もしたくない。
もし私が倒れたらエルナト先生一人で、私を抱えながら今来た道を戻らないといけなくなる。
やっぱり回復薬って色んな意味で凄く大事だ。
「本当ですね。俺もアルファルドに凄く感謝してますよ。あいつがいなければ回復薬は完成しませんでしたから…」
「はぁ……えぇ、そうですね。さて、戻りたいところではありますが、次の扉が開きました」
言われて振り返ると、私達がいる反対側の壁の扉が開いてた。
真ん中にあった石碑は怪物との戦いで粉々に砕けてしまった。
とりあえず気配探査するけど、この向こうに生き物らしき気配はない。
この扉の少し行った先に何個かの微弱な反応を感じる。
「恐らく、あの向こうに調査チームがいます。ただ…全員では無さそうです…」
立ち上がると床に落ちた松明を拾う。
仮面も同時に拾って被り、エルナト先生を振り返る。
腰が抜けてたのか、しばらく座ったままの先生も壁に手を添えてゆっくりと腰を上げた。
「これ以上の敵は出て来ないと思いますが、油断は禁物です。先生も常に魔法を繰り出せるよう構えてて下さい」
「えぇ、わかりました」
松明片手にデュランダルを反対に持ち、厳戒態勢で扉の中へと進んでいく。
廊下みたいな暗い場所を進むと、また開けた部屋が出てくる。
そこには薄っすらと光りがあって、触媒系の魔道具なのか周りがわかるくらいの明かりが灯ってた。
部屋の奥に石段でできた祭壇があり、それを囲うように周りに水が流れていた。
「この宝を守る為に、先程の怪物が召喚されるよう陣形が組まれていたのですかね?」
その祭壇の上に登ると溢れる程の宝石や金貨が沢山置いてある。
黄金に輝く綺羅びやかな宝の数。歴史的な物も踏まえて、これだけでも相当な価値のあるだろうね。
さらにその上に小さな石室があった。
「これは…相当古い書物と…マジックアイテムですか?」
保存状態の良い古い古文書と、ロストアイテムと思しき箱が置かれてた。
コクリと頷き、とりあえずその2つだけ手に取って袋に詰めた。
「それで、肝心の調査チームは何処へいってしまったのでしょう?この部屋にはいなさそうですが……」
再び下へと降りて周りの気配を探ると、宝のある方向とは反対側の壁の向こうに気配を感じる。
その方向を指差してエルナト先生と共に向かう。
特になんの変哲もない石が積み重ねられた壁面。
この壁の向こうはかなり狭い空間……でも、8人もの人間が入れる感じじゃないし、そこまで多くの気配も感じない。
──いるとすれば生き残った人だけ。
壁を探って隠し扉がないか探す。
うーん、多分こっちから入れる感じじゃなくて、別方向からここに閉じ込められたのかな。
このくらいの壁なら強化使えばいけるかな。
目を瞑りふぅー…と息をはいて足に強化を集中させる。
「シリウス卿?」
不思議そうに見てたエルナト先生が後ろから声をかけてくる。
いけっ!
ドゴォッ!!
足に集中させた力を壁に向かって蹴り上げ一気に開放する。
壁面の一部が崩れ、中から1畳間くらいの空間が現れる。
「っ!シリウス卿!?そこは一体…」
崩れた空間を覗くと、中には虫の息をした騎士が1名と魔法使いと思われる人が1名ずつ床に倒れてる…かなりの瀕死状態。
体中血だらけで折れた矢も刺さったまま…服もボロボロだし息をしてるのが不思議なくらい酷い有り様だった。
やっぱり罠にかかってそのまま落とし穴に落ちてここまできた感じだね。
「………」
「……っ…」
呻く声もあげられない程衰弱してる。
とりあえず二人を担いで広い部屋まで移動して、一人ずつ床に並べた。
両名とも脇腹や太ももに矢が刺さってたから、コレだけは抜かないとポーションも飲ませられない。
ただこの衰弱状態でそれに耐えられるかわからない。しかも刺さってから一日以上経ってる…それだけでも矢が肉に食い込んでて、抜くときに相当な激痛が走る。
「調査チームの生き残りですね。他の方は恐らく生きてはいないでしょう。あれだけ多くの罠に落とし穴、極めつけにあの悍ましい怪物……私も、あなたがいなければ同じ道を辿ったでしょう…」
エルナト先生も床に並んでる二人を見て、さっきの死線を思い出したのか身震いしてる。
いや、正直私も無理だと思ったよ。
あのキメラが何者なのかわからないけど、この世のものではないことだけは確か。
私の新しい魔法が発現してなければ、今生きてなかった…。
冥府の王って石碑に書かれてたから、何処か違う世界から召喚された化け物って事だよね。
「一先ず彼らにポーションを飲ませましょう。矢じりの手当はその後です。この状態傷の処置をすれば、痛みで命を落とすでしょう」
一通り状況を見てエルナト先生が冷静に判断を下す。私もその意見に賛同して、腰に差してあるポーションを2本取り出す。
先生が騎士の頭を起こして一本ずつ口に小瓶を入れて飲ませていく。
「落ち着いて…ゆっくり飲み込んで下さい…」
何とか二人とも嚥下すると、しばらくして騎士と魔法使いが目を覚ました。
「ここは……?」
「我らは…助かったのですか?」
二人とも涙を流して自分の生存に驚愕し、喜んでいた。
話しを聞くとやっぱり他の6人は罠や落とし穴に落ち、命を落として還らぬ人となったようだ。
私達のいたキメラの部屋に辿り着くこともなく、かなり早い段階で一人、また一人…と姿を消し、帰り道も塞がれて引き返すことも出来なかったらしい。
「うぅ…ありがとう…ございます!まさか帝国の英雄シリウス様と、インテルクルース准子爵様にお助け頂けるとは思いもよりませんでした…」
「お二人は我らの命の恩人ですっ!このご恩、一生涯忘れることは御座いませんっ!」
号泣しながら話している。
とにかく良かった…。
でもまだ怪我の治療もまだだし、とりあえずここから脱出しないとね。
足に矢が刺さってる魔法使いは騎士に支えられて来た道を戻る。
どうやら彼らの来た道と私達の道は全然違うみたいで、途中に違う通路もあったみたいで驚いた。
ただその道が結局はトラップだったこともあり、正規のルートで来た私達に改めて感心していた。
帰りの道程は行きより早く着いた。
遺跡を抜けて外に出た時にようやく生きた心地が戻ってくる。
「うぅ…良かっ…た…生きて、戻れた……」
「本当に、感謝しか御座いません……こうして、また外へと出れました……早く、家族に会いたいっ……」
腕で涙を拭いながら何度も感謝の言葉を言ってた。
でも犠牲になった人の事も忘れてはいけない。
遺跡を振り返る。
ここはきっと人間が足を踏み入れちゃいけない場所だったんだ。
その禁忌の場所を無理やり暴こうとした罰が当たった。
そう思うのが妥当なのかもしれない…。
ハァ、ハァ…と座り込んで息を整え、急いで腰のベルトからハイポーションを取り出して仮面を脱いで一気に煽る。
身体が熱くなって、約半分程の体力と魔力が回復する。
危なかった…。
スタンピードの時に味わった症状と同じ。鋭い頭痛と倦怠感が襲ってきてて、魔力枯渇状態になるとこだった。
水竜を倒した時でさえここまで酷い状態にならなかったのに…あの生物は恐ろしいくらい強かった。
つぅーっと冷や汗が流れる。
なんて…恐ろしい相手。
達人に魔力の使い方教わってなかったら、勝てたかわからないよ。…ここで全滅してもおかしくなかった。
深呼吸して息を整える。まだ身体が震えてる。
しばらくしてハッとする。
エルナト先生を見ると、先生は呆然とこっちを見てた。
「先生っ!大丈夫ですか!?」
壁に寄り掛かったまま、まだ顔色も悪い。
先生のいる場所まで駆け寄って話しかけるけど、思考がどこかに飛んでるみたいで、全然視線が動かなくてこっちを見ないし。
「エルナト先生ぇ!!しっかりして下さいっ!!」
肩を掴んで揺すると、ハッと気づいたように目の前にいる私に目線を合わせてきた。
「あ…、み、ミラさん……ご、ご無事、ですか…」
「はい。私は大丈夫です…先生は平気ですか?かなり顔色が悪いです」
この格好の私をミラって呼ぶなんて、相当動揺してる証拠だね。
これは一旦戻った方が良さそうだな。
「先生、とりあえず引き返しましょう。このダンジョンは危険過ぎます!まさかあんな魔物が出てくるなんて思いもしませんでした」
「え…えぇ。はぁ……死を覚悟しましたよ。あなたに助けられなければ…今頃、この世にはいませんね」
壁に寄りかかって、顔に両手を当ててる。
あんな状況だったら、誰だって恐ろしいよ。
先生だからまだこうして冷静さを保ってるけど、普通の人間なら半狂乱状態になってもおかしくないし。
「はい。…非常に、危なかったです。私も倒すのに魔力をほぼ使い切りました。ハイポーションを用意していなければスタンピードの時同様、魔力枯渇状態に陥ってましたね」
壁に凭れてる先生の前で跪いて、さっき飲んだ小瓶を見せる。
「……あなたが…ポーション作りを成功させていて本当に良かったです。ここにきてドラコニス公爵に感謝するとは思いませんでした」
確かに。今、回復薬が無ければどうなってたかなんて想像もしたくない。
もし私が倒れたらエルナト先生一人で、私を抱えながら今来た道を戻らないといけなくなる。
やっぱり回復薬って色んな意味で凄く大事だ。
「本当ですね。俺もアルファルドに凄く感謝してますよ。あいつがいなければ回復薬は完成しませんでしたから…」
「はぁ……えぇ、そうですね。さて、戻りたいところではありますが、次の扉が開きました」
言われて振り返ると、私達がいる反対側の壁の扉が開いてた。
真ん中にあった石碑は怪物との戦いで粉々に砕けてしまった。
とりあえず気配探査するけど、この向こうに生き物らしき気配はない。
この扉の少し行った先に何個かの微弱な反応を感じる。
「恐らく、あの向こうに調査チームがいます。ただ…全員では無さそうです…」
立ち上がると床に落ちた松明を拾う。
仮面も同時に拾って被り、エルナト先生を振り返る。
腰が抜けてたのか、しばらく座ったままの先生も壁に手を添えてゆっくりと腰を上げた。
「これ以上の敵は出て来ないと思いますが、油断は禁物です。先生も常に魔法を繰り出せるよう構えてて下さい」
「えぇ、わかりました」
松明片手にデュランダルを反対に持ち、厳戒態勢で扉の中へと進んでいく。
廊下みたいな暗い場所を進むと、また開けた部屋が出てくる。
そこには薄っすらと光りがあって、触媒系の魔道具なのか周りがわかるくらいの明かりが灯ってた。
部屋の奥に石段でできた祭壇があり、それを囲うように周りに水が流れていた。
「この宝を守る為に、先程の怪物が召喚されるよう陣形が組まれていたのですかね?」
その祭壇の上に登ると溢れる程の宝石や金貨が沢山置いてある。
黄金に輝く綺羅びやかな宝の数。歴史的な物も踏まえて、これだけでも相当な価値のあるだろうね。
さらにその上に小さな石室があった。
「これは…相当古い書物と…マジックアイテムですか?」
保存状態の良い古い古文書と、ロストアイテムと思しき箱が置かれてた。
コクリと頷き、とりあえずその2つだけ手に取って袋に詰めた。
「それで、肝心の調査チームは何処へいってしまったのでしょう?この部屋にはいなさそうですが……」
再び下へと降りて周りの気配を探ると、宝のある方向とは反対側の壁の向こうに気配を感じる。
その方向を指差してエルナト先生と共に向かう。
特になんの変哲もない石が積み重ねられた壁面。
この壁の向こうはかなり狭い空間……でも、8人もの人間が入れる感じじゃないし、そこまで多くの気配も感じない。
──いるとすれば生き残った人だけ。
壁を探って隠し扉がないか探す。
うーん、多分こっちから入れる感じじゃなくて、別方向からここに閉じ込められたのかな。
このくらいの壁なら強化使えばいけるかな。
目を瞑りふぅー…と息をはいて足に強化を集中させる。
「シリウス卿?」
不思議そうに見てたエルナト先生が後ろから声をかけてくる。
いけっ!
ドゴォッ!!
足に集中させた力を壁に向かって蹴り上げ一気に開放する。
壁面の一部が崩れ、中から1畳間くらいの空間が現れる。
「っ!シリウス卿!?そこは一体…」
崩れた空間を覗くと、中には虫の息をした騎士が1名と魔法使いと思われる人が1名ずつ床に倒れてる…かなりの瀕死状態。
体中血だらけで折れた矢も刺さったまま…服もボロボロだし息をしてるのが不思議なくらい酷い有り様だった。
やっぱり罠にかかってそのまま落とし穴に落ちてここまできた感じだね。
「………」
「……っ…」
呻く声もあげられない程衰弱してる。
とりあえず二人を担いで広い部屋まで移動して、一人ずつ床に並べた。
両名とも脇腹や太ももに矢が刺さってたから、コレだけは抜かないとポーションも飲ませられない。
ただこの衰弱状態でそれに耐えられるかわからない。しかも刺さってから一日以上経ってる…それだけでも矢が肉に食い込んでて、抜くときに相当な激痛が走る。
「調査チームの生き残りですね。他の方は恐らく生きてはいないでしょう。あれだけ多くの罠に落とし穴、極めつけにあの悍ましい怪物……私も、あなたがいなければ同じ道を辿ったでしょう…」
エルナト先生も床に並んでる二人を見て、さっきの死線を思い出したのか身震いしてる。
いや、正直私も無理だと思ったよ。
あのキメラが何者なのかわからないけど、この世のものではないことだけは確か。
私の新しい魔法が発現してなければ、今生きてなかった…。
冥府の王って石碑に書かれてたから、何処か違う世界から召喚された化け物って事だよね。
「一先ず彼らにポーションを飲ませましょう。矢じりの手当はその後です。この状態傷の処置をすれば、痛みで命を落とすでしょう」
一通り状況を見てエルナト先生が冷静に判断を下す。私もその意見に賛同して、腰に差してあるポーションを2本取り出す。
先生が騎士の頭を起こして一本ずつ口に小瓶を入れて飲ませていく。
「落ち着いて…ゆっくり飲み込んで下さい…」
何とか二人とも嚥下すると、しばらくして騎士と魔法使いが目を覚ました。
「ここは……?」
「我らは…助かったのですか?」
二人とも涙を流して自分の生存に驚愕し、喜んでいた。
話しを聞くとやっぱり他の6人は罠や落とし穴に落ち、命を落として還らぬ人となったようだ。
私達のいたキメラの部屋に辿り着くこともなく、かなり早い段階で一人、また一人…と姿を消し、帰り道も塞がれて引き返すことも出来なかったらしい。
「うぅ…ありがとう…ございます!まさか帝国の英雄シリウス様と、インテルクルース准子爵様にお助け頂けるとは思いもよりませんでした…」
「お二人は我らの命の恩人ですっ!このご恩、一生涯忘れることは御座いませんっ!」
号泣しながら話している。
とにかく良かった…。
でもまだ怪我の治療もまだだし、とりあえずここから脱出しないとね。
足に矢が刺さってる魔法使いは騎士に支えられて来た道を戻る。
どうやら彼らの来た道と私達の道は全然違うみたいで、途中に違う通路もあったみたいで驚いた。
ただその道が結局はトラップだったこともあり、正規のルートで来た私達に改めて感心していた。
帰りの道程は行きより早く着いた。
遺跡を抜けて外に出た時にようやく生きた心地が戻ってくる。
「うぅ…良かっ…た…生きて、戻れた……」
「本当に、感謝しか御座いません……こうして、また外へと出れました……早く、家族に会いたいっ……」
腕で涙を拭いながら何度も感謝の言葉を言ってた。
でも犠牲になった人の事も忘れてはいけない。
遺跡を振り返る。
ここはきっと人間が足を踏み入れちゃいけない場所だったんだ。
その禁忌の場所を無理やり暴こうとした罰が当たった。
そう思うのが妥当なのかもしれない…。
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