157 / 392
エルナト先生との旅路 4
しおりを挟む
'
ようやく馬車が現れて要塞みたいな検問所から、豪華絢爛な馬車へと乗り移る。
さっき話しかけてきた若い門番も最敬礼して私達を見送ってる。
「ハァ…エルナト先生、俺をからかうのはやめてくれませんか?」
馬車の中はフッカフカの座椅子がついてて座り心地も最高。凱旋授与式に乗った馬車みたいにかなり高級なものだった。
「ふふ、申し訳御座いません。スタンピードの英雄シリウスが、まさか隣国でまで有名になっていようとは…」
先生は優雅に足を組んでゆったりと対面で座ってる。優美な笑顔で私を見ながらまたまた面白そうに話してるし。
「そうですね。俺には関係ないですが…」
エルナト先生って意外と茶目っ気あるんだよね…。普段生徒の前とかでは絶対見せないけどさ。
私も先生と付き合い長いから、本性出してくれるのは嬉しいよね。
「あぁ、そうでした!これから向かう迎賓館はアウリガル王国の国王陛下も滞在されております。あなたなら問題ないと思いますが、失礼のないようお願い致しますね」
「え!?聞いてませんよ!」
「元々石碑の解読も友好国であるアウリガルの国王陛下から、直々に依頼されたものなのです。アウリガル国中の考古学者を集めたらしいのですが、解読には至らなかったようですね」
今度は真面目に語りだしたエルナト先生。
それにしても王国の考古学者でわからない古代文字を、魔法アカデミアの教授がわざわざ国王陛下に依頼されて呼ばれるなんて凄くない?
やっぱりエルナト先生って只者じゃないよね…。知名度高すぎだよ。
「エルナト先生ってどこに行っても有名人なんですね」
「……あなたほどじゃないですがね」
シレッと言ってるけど、この場合はシリウスの事言ってるんだよね。
私としてはシリウスがどれだけ活躍しても、別の人物の話みたいで他人事だよねー。別の人物でもアトリクスみたいに直接接してないからな。
「ま、どっちにしろ俺は古代文字の解読を手伝ったらさっさと帰りますよ。待ってる奴もいますしね」
「─それは、ドラコニス公爵のことですか?」
「へっ?アルファルドですか!?違いますよっ、オクタンの話ですって!」
顔が赤くなってついムキになって言い返してしまう。
この前の出来事を思い出して赤面が止まらないし。
何となくあの後アルファルドと話すのが気まずくて、どう対応していいのかわからないのに本人は相変わらずだし…心なしかいつもより距離が近い気がしてドキドキしちゃうんだよ。私が意識し過ぎなのかなぁ。
だからエルナト先生の話がありがたかったのもある。ちょっと離れて気持ちのクールダウンがしたかったから。
「……あなたがそこまで執着してる公爵が、羨ましく思います」
「え…?それは…どういう……」
「あっ、到着しましたよ」
馬車が止まって迎賓館に着いたらしい。うまくはぐらかされたって感じだね。
馬車から降りた先はこれまたお城のような造りの館だった。
馬車の前で使用人が一斉にずらりと並び、まるで凱旋授与式みたいな待遇に驚かされる。
「アルタイル帝国のインテルクルース准子爵御一行様、遠路遥々ご訪問頂き誠に感謝致します。それではゲストルームまで御案内させて頂きます」
案内の人に通されて中へと入っていく。
過ぎ行く人達…もちろん貴族だけど。やっぱりエルナト先生にめちゃくちゃ注目してて、頬を染めて見てる貴婦人やご令嬢なんかも沢山いて、それでも涼しい顔してるんだから肝が据わってるよね。
今気づいたけど、エルナト先生って国賓並みの扱いみたいだね。
案内してくれてる人が国王陛下付きの従者だし。アウリガルの王族の国章を胸に付けてたから一発でわかる。
ワインレッドのカーペットが続く廊下をひたすら進んで行くと、かなり高い造りの金縁に真っ白な扉の前までやってきて、その前でエルナト先生の名前が呼ばれる。
うわあ…緊張する。
こういう場ってシリウスでしか体験してないからな。シリウスってその点では喋らなくていいから楽なんだよね。
扉が開かれて、まるで舞踏会の会場のような光景が広がってる。
玉座みたいな椅子にはアウリガルの国王陛下と正妃様が隣あって座ってる。
もう結構いい年なのか王冠の脇から白髪が目立つ。
隣の正妃様は見事なブロンドヘアーに、青い瞳が印象的で若くてすごく綺麗!優雅に微笑んでるのが見える。
周りには家臣なのか、貴族とか文官の姿もあって学者っぽい身なりの人達も周りを囲んでいた。
「アルタイル帝国の准子爵エルナト・バスグ・インテルクルースが国王陛下にご挨拶申し上げます」
国王陛下の前で頭を下げ膝を折って左胸に手を添える。帝国式の最敬礼。私も後ろからついて行ってエルナト先生と同じく最敬礼で国王陛下の前に跪いた。
「エルナト准子爵よ、よく来てくれたな。堅苦しいのは好きじゃない。姿勢を楽にしてくれ」
アウリガルの国王陛下は笑いながら話してくれてる。
アルタイル帝国の皇帝とはまた違う優しげなオーラがある。あの皇帝は結構威圧感が凄かったからね。
エルナト先生が立ち上がり、国王陛下に向かって話しかける。
「お言葉に甘えて失礼致します」
ここから長くなるからちょっと割愛で、まぁ要するにこのアウリガル王国の南部にある森の奥から今まで見たこともないような歴史的建造物が見つかったと。で、そこを今探査研究してるんだけど大きな石碑も出てきて、ズラーッと文字が書いてあるるしいんだけど、さっぱりわからないんだって。
古代文字も何種類かあるみたいで、一般的なものじゃなくてもっと複雑な古代文字らしく行き詰まってるみたい。
それをエルナト先生に是非とも解読してもらいたいってことだよね。
「魔法アカデミアの教授である其方にこの様な頼みをするのは気が引けるが、准子爵の博識さは魔法学に留まらないと聞いている。是非協力をお願いしたい」
アウリガルの国王陛下がここまで頼んでるのに断れないよね。でもエルナト先生自体大好きな分野だから全く問題ないと思うけど。
「国王陛下にそのようなお言葉を頂けるとは大変光栄です。ご期待に添えられるよう努めさせて頂きます」
にっこり笑った先生はまた左胸に手を添えて綺麗にお辞儀をする。
「つきましては、こちらに優秀な助手を同行させましたので共に参りたい所存です」
「ほう、其方が申すならさぞ優秀な人材なのだろう」
「えぇ、彼なしでは今回の古代文字解読は難しいでしょう」
エルナト先生と喋ってた国王陛下がいきなりこっちに視線を送ってきて、慌てて頭を下げる。
私の話題には触れないでほしいな!そこはそっとしといて。
「見たところかなり若いな。名はなんと申す」
うわあー…やっぱりきたよ。
聞かれたからには答えないとなぁ。
「はっ、サジタリア魔法アカデミア二学年、アトリクスと申します。この度エルナト教授と共に同行させて頂き、微力ながらお力添えをさせて頂ければと思っております」
膝を折って左胸に手を添えて挨拶をする。
「ふむ。顔を上げよ」
「失礼致します」
顔を上げた私を国王陛下がジッと見てくる。隣の正妃殿下も同時に眺めていて、生きた心地がしないよ。
「アトリクスか…名だけか?」
「えぇ、彼は平民です」
「平民か…とすると昨年の魔法アカデミアで騒いでいたのは此奴か」
「ご明察の通りです。入試試験でアカデミア史上異例の点数を叩き上げたのが彼です」
「ほぅ…」
何で隣国の国王陛下がアカデミアの事まで知ってるの…。私って意外と有名人?だから嫌だったんだよ筆記試験で頑張るの!アルファルドと同室にもなれなかったし、散々な事しかないや…。
もう冷や汗ダラダラで跪いた態勢から動けないよ。
「ですので頭脳や知識に関しては保証いたします。早速明日から移動させてもらい、遺跡へと潜りたいのですが宜しいでしょうか?」
エルナト先生が国王陛下へと話を振ってくれた私からの視線が途絶えた。途端にホッとする。
「もう行くか。明日以降でも構わんぞ?」
「お心遣い感謝致します。私自身早く新たな遺跡に触れたいのです。そして一刻も早く国王陛下に吉報をお届け出来るよう尽力致します」
「頼もしい言葉だ。期待しておるぞ!今日は旅の疲れをゆっくり労って明日に備えてくれ!」
こうして国王陛下との謁見も無事に終わった。
ようやく馬車が現れて要塞みたいな検問所から、豪華絢爛な馬車へと乗り移る。
さっき話しかけてきた若い門番も最敬礼して私達を見送ってる。
「ハァ…エルナト先生、俺をからかうのはやめてくれませんか?」
馬車の中はフッカフカの座椅子がついてて座り心地も最高。凱旋授与式に乗った馬車みたいにかなり高級なものだった。
「ふふ、申し訳御座いません。スタンピードの英雄シリウスが、まさか隣国でまで有名になっていようとは…」
先生は優雅に足を組んでゆったりと対面で座ってる。優美な笑顔で私を見ながらまたまた面白そうに話してるし。
「そうですね。俺には関係ないですが…」
エルナト先生って意外と茶目っ気あるんだよね…。普段生徒の前とかでは絶対見せないけどさ。
私も先生と付き合い長いから、本性出してくれるのは嬉しいよね。
「あぁ、そうでした!これから向かう迎賓館はアウリガル王国の国王陛下も滞在されております。あなたなら問題ないと思いますが、失礼のないようお願い致しますね」
「え!?聞いてませんよ!」
「元々石碑の解読も友好国であるアウリガルの国王陛下から、直々に依頼されたものなのです。アウリガル国中の考古学者を集めたらしいのですが、解読には至らなかったようですね」
今度は真面目に語りだしたエルナト先生。
それにしても王国の考古学者でわからない古代文字を、魔法アカデミアの教授がわざわざ国王陛下に依頼されて呼ばれるなんて凄くない?
やっぱりエルナト先生って只者じゃないよね…。知名度高すぎだよ。
「エルナト先生ってどこに行っても有名人なんですね」
「……あなたほどじゃないですがね」
シレッと言ってるけど、この場合はシリウスの事言ってるんだよね。
私としてはシリウスがどれだけ活躍しても、別の人物の話みたいで他人事だよねー。別の人物でもアトリクスみたいに直接接してないからな。
「ま、どっちにしろ俺は古代文字の解読を手伝ったらさっさと帰りますよ。待ってる奴もいますしね」
「─それは、ドラコニス公爵のことですか?」
「へっ?アルファルドですか!?違いますよっ、オクタンの話ですって!」
顔が赤くなってついムキになって言い返してしまう。
この前の出来事を思い出して赤面が止まらないし。
何となくあの後アルファルドと話すのが気まずくて、どう対応していいのかわからないのに本人は相変わらずだし…心なしかいつもより距離が近い気がしてドキドキしちゃうんだよ。私が意識し過ぎなのかなぁ。
だからエルナト先生の話がありがたかったのもある。ちょっと離れて気持ちのクールダウンがしたかったから。
「……あなたがそこまで執着してる公爵が、羨ましく思います」
「え…?それは…どういう……」
「あっ、到着しましたよ」
馬車が止まって迎賓館に着いたらしい。うまくはぐらかされたって感じだね。
馬車から降りた先はこれまたお城のような造りの館だった。
馬車の前で使用人が一斉にずらりと並び、まるで凱旋授与式みたいな待遇に驚かされる。
「アルタイル帝国のインテルクルース准子爵御一行様、遠路遥々ご訪問頂き誠に感謝致します。それではゲストルームまで御案内させて頂きます」
案内の人に通されて中へと入っていく。
過ぎ行く人達…もちろん貴族だけど。やっぱりエルナト先生にめちゃくちゃ注目してて、頬を染めて見てる貴婦人やご令嬢なんかも沢山いて、それでも涼しい顔してるんだから肝が据わってるよね。
今気づいたけど、エルナト先生って国賓並みの扱いみたいだね。
案内してくれてる人が国王陛下付きの従者だし。アウリガルの王族の国章を胸に付けてたから一発でわかる。
ワインレッドのカーペットが続く廊下をひたすら進んで行くと、かなり高い造りの金縁に真っ白な扉の前までやってきて、その前でエルナト先生の名前が呼ばれる。
うわあ…緊張する。
こういう場ってシリウスでしか体験してないからな。シリウスってその点では喋らなくていいから楽なんだよね。
扉が開かれて、まるで舞踏会の会場のような光景が広がってる。
玉座みたいな椅子にはアウリガルの国王陛下と正妃様が隣あって座ってる。
もう結構いい年なのか王冠の脇から白髪が目立つ。
隣の正妃様は見事なブロンドヘアーに、青い瞳が印象的で若くてすごく綺麗!優雅に微笑んでるのが見える。
周りには家臣なのか、貴族とか文官の姿もあって学者っぽい身なりの人達も周りを囲んでいた。
「アルタイル帝国の准子爵エルナト・バスグ・インテルクルースが国王陛下にご挨拶申し上げます」
国王陛下の前で頭を下げ膝を折って左胸に手を添える。帝国式の最敬礼。私も後ろからついて行ってエルナト先生と同じく最敬礼で国王陛下の前に跪いた。
「エルナト准子爵よ、よく来てくれたな。堅苦しいのは好きじゃない。姿勢を楽にしてくれ」
アウリガルの国王陛下は笑いながら話してくれてる。
アルタイル帝国の皇帝とはまた違う優しげなオーラがある。あの皇帝は結構威圧感が凄かったからね。
エルナト先生が立ち上がり、国王陛下に向かって話しかける。
「お言葉に甘えて失礼致します」
ここから長くなるからちょっと割愛で、まぁ要するにこのアウリガル王国の南部にある森の奥から今まで見たこともないような歴史的建造物が見つかったと。で、そこを今探査研究してるんだけど大きな石碑も出てきて、ズラーッと文字が書いてあるるしいんだけど、さっぱりわからないんだって。
古代文字も何種類かあるみたいで、一般的なものじゃなくてもっと複雑な古代文字らしく行き詰まってるみたい。
それをエルナト先生に是非とも解読してもらいたいってことだよね。
「魔法アカデミアの教授である其方にこの様な頼みをするのは気が引けるが、准子爵の博識さは魔法学に留まらないと聞いている。是非協力をお願いしたい」
アウリガルの国王陛下がここまで頼んでるのに断れないよね。でもエルナト先生自体大好きな分野だから全く問題ないと思うけど。
「国王陛下にそのようなお言葉を頂けるとは大変光栄です。ご期待に添えられるよう努めさせて頂きます」
にっこり笑った先生はまた左胸に手を添えて綺麗にお辞儀をする。
「つきましては、こちらに優秀な助手を同行させましたので共に参りたい所存です」
「ほう、其方が申すならさぞ優秀な人材なのだろう」
「えぇ、彼なしでは今回の古代文字解読は難しいでしょう」
エルナト先生と喋ってた国王陛下がいきなりこっちに視線を送ってきて、慌てて頭を下げる。
私の話題には触れないでほしいな!そこはそっとしといて。
「見たところかなり若いな。名はなんと申す」
うわあー…やっぱりきたよ。
聞かれたからには答えないとなぁ。
「はっ、サジタリア魔法アカデミア二学年、アトリクスと申します。この度エルナト教授と共に同行させて頂き、微力ながらお力添えをさせて頂ければと思っております」
膝を折って左胸に手を添えて挨拶をする。
「ふむ。顔を上げよ」
「失礼致します」
顔を上げた私を国王陛下がジッと見てくる。隣の正妃殿下も同時に眺めていて、生きた心地がしないよ。
「アトリクスか…名だけか?」
「えぇ、彼は平民です」
「平民か…とすると昨年の魔法アカデミアで騒いでいたのは此奴か」
「ご明察の通りです。入試試験でアカデミア史上異例の点数を叩き上げたのが彼です」
「ほぅ…」
何で隣国の国王陛下がアカデミアの事まで知ってるの…。私って意外と有名人?だから嫌だったんだよ筆記試験で頑張るの!アルファルドと同室にもなれなかったし、散々な事しかないや…。
もう冷や汗ダラダラで跪いた態勢から動けないよ。
「ですので頭脳や知識に関しては保証いたします。早速明日から移動させてもらい、遺跡へと潜りたいのですが宜しいでしょうか?」
エルナト先生が国王陛下へと話を振ってくれた私からの視線が途絶えた。途端にホッとする。
「もう行くか。明日以降でも構わんぞ?」
「お心遣い感謝致します。私自身早く新たな遺跡に触れたいのです。そして一刻も早く国王陛下に吉報をお届け出来るよう尽力致します」
「頼もしい言葉だ。期待しておるぞ!今日は旅の疲れをゆっくり労って明日に備えてくれ!」
こうして国王陛下との謁見も無事に終わった。
11
お気に入りに追加
322
あなたにおすすめの小説
転生先が羞恥心的な意味で地獄なんだけどっ!!
高福あさひ
恋愛
とある日、自分が乙女ゲームの世界に転生したことを知ってしまったユーフェミア。そこは前世でハマっていたとはいえ、実際に生きるのにはとんでもなく痛々しい設定がモリモリな世界で羞恥心的な意味で地獄だった!!そんな世界で羞恥心さえ我慢すればモブとして平穏無事に生活できると思っていたのだけれど…?※カクヨム様、ムーンライトノベルズ様でも公開しています。不定期更新です。タイトル回収はだいぶ後半になると思います。前半はただのシリアスです。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
幸せなのでお構いなく!
棗
恋愛
侯爵令嬢ロリーナ=カラーには愛する婚約者グレン=シュタインがいる。だが、彼が愛しているのは天使と呼ばれる儚く美しい王女。
初対面の時からグレンに嫌われているロリーナは、このまま愛の無い結婚をして不幸な生活を送るよりも、最後に思い出を貰って婚約解消をすることにした。
※なろうさんにも公開中
【完結】名ばかりの妻を押しつけられた公女は、人生のやり直しを求めます。2度目は絶対に飼殺し妃ルートの回避に全力をつくします。
yukiwa (旧PN 雪花)
恋愛
*タイトル変更しました。(旧題 黄金竜の花嫁~飼殺し妃は遡る~)
パウラ・ヘルムダールは、竜の血を継ぐ名門大公家の跡継ぎ公女。
この世を支配する黄金竜オーディに望まれて側室にされるが、その実態は正室の仕事を丸投げされてこなすだけの、名のみの妻だった。
しかもその名のみの妻、側室なのに選抜試験などと御大層なものがあって。生真面目パウラは手を抜くことを知らず、ついつい頑張ってなりたくもなかった側室に見事当選。
もう一人の側室候補エリーヌは、イケメン試験官と恋をしてさっさと選抜試験から引き揚げていた。
「やられた!」と後悔しても、後の祭り。仕方ないからパウラは丸投げされた仕事をこなし、こなして一生を終える。そしてご褒美にやり直しの転生を願った。
「二度と絶対、飼殺しの妃はごめんです」
そうして始まった2度目の人生、なんだか周りが騒がしい。
竜の血を継ぐ4人の青年(後に試験官になる)たちは、なぜだかみんなパウラに甘い。
後半、シリアス風味のハピエン。
3章からルート分岐します。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
表紙画像はwaifulabsで作成していただきました。
https://waifulabs.com/
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。節約令嬢、書籍化進行中
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
ゲームの序盤に殺されるモブに転生してしまった
白雲八鈴
恋愛
「お前の様な奴が俺に近づくな!身の程を知れ!」
な····なんて、推しが尊いのでしょう。ぐふっ。わが人生に悔いなし!
ここは乙女ゲームの世界。学園の七不思議を興味をもった主人公が7人の男子生徒と共に学園の七不思議を調べていたところに学園内で次々と事件が起こっていくのです。
ある女生徒が何者かに襲われることで、本格的に話が始まるゲーム【ラビリンスは人の夢を喰らう】の世界なのです。
その事件の開始の合図かのように襲われる一番目の犠牲者というのが、なんとこの私なのです。
内容的にはホラーゲームなのですが、それよりも私の推しがいる世界で推しを陰ながら愛でることを堪能したいと思います!
*ホラーゲームとありますが、全くホラー要素はありません。
*モブ主人のよくあるお話です。さらりと読んでいただけたらと思っております。
*作者の目は節穴のため、誤字脱字は存在します。
*小説家になろう様にも投稿しております。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる