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校外実技演習 11
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それからオクタンとアンカのコンビはなかなか順調だった。私としては1番頼もしいアルファルドが後方で支援してくれてるってのが安心材料で、結構無茶な戦術で攻めてもみんなどうにかこうにかついてきてくれてた。
森のかなり奥地までやって来た。
ここには他のチームもちらほらいて、敵が周りを囲んでいるのもあって近くに集まってきてる。
ジャングルみたいな森の中に少し開けた場所があって、そこに生徒達とモンスターが対峙していた。
しかもここで戦っていた中にリゲルチームがいる。敵は上級レベルに位置するグリフォン。
あとは大きなミミズみたいな形のサンドワームや、蛇に似たドラゴン系の亜種サーペントまでいる。
ここはまずいな…いったん離れよう。
アケルナーやマイアがいるなら、このレベルのモンスター達でも余裕で倒せるでしょ。
この二人はすでに最上級魔法まで覚えてて、アケルナーに至っては父親と同じく魔法剣も発動出来るみたいだし。ホント実力が高いよね。
「ここは魔物レベルが高い。手に余るから、別の場所に移動しよう…」
「…あぁ」
「あ、んと…わかった…」
「わかりましたわ」
まだ手前で様子を見てた私達は引き返す方向で合意。気づかれないようにその場を後にしようとした。
なに?!上空から何か凄いのが来るっ!!
「みんな!構えろっ!!」
私が上空を見ながら大声で叫ぶ。
オクタンとアンカが私の声に驚いて、その後私の見上げて上空を同じく見た。
「あ…あ、あ……ど、ど、ドラゴン……!?」
「そ…んな……なぜここに…?!」
「…あれはっ」
そう、そこに飛来したのはワイバーンじゃなくて、空を覆い尽くすくらい真っ黒な鱗が光る巨大な暗黒龍がいた。
ドラゴン系の最上級種で、暗黒竜なんて最終戦前のボス並の強さ。
嘘…でしょ?
なんで…!?また内容が変わってる!ここではワイバーンしか出てこないはずなのにっ!!こんなの帝国騎士団が束になっても敵わないよ!?
「…逃げるぞ…」
「え……な、なに?」
「いいから、逃げるぞ!!急げっ!!」
「は、は、はい!!」
ここには木々も生えてるから暗黒竜は近寄り難い。
この地形を利用して、少しでも距離を稼がないとっ!近くにいる教授はどこなの?!
『メテオ』
アルファルドが特殊火属性中級魔法を唱える。
バッサバッサと森の上空を飛んでる暗黒竜の翼に、複数の巨大な隕石が次々命中する。
「グギァアアー!!」
翼を痛めた暗黒竜はそのままバキバキと周辺の木を薙ぎ倒しながら、地面に墜落する。
墜落した襲撃で近くの木の葉や土埃が高く舞い上がる。
「オクタン、アンカ!!シールド急げっ!!」
「ん、は、はい!」
「ヒィっ!」
側にいた私達もそれに巻き込まれて慌てて防御魔法を展開する。
アクアシールドで防いでもまだ風の衝撃がやってくる。
「キャアアァー!!」
少し離れた場所にいたリゲルチームもこの爆音に気づいたのか、信じられない顔でこっちを見てる。
「はっ?…なっ!?嘘だろっ!!ドラゴンがなんでこんなとこにぃ!!?」
「っ!!何てこと…信じられませんわっ!この辺は棲息地ではないはず!」
「…ドラゴンですか。なかなか手強そうですね…」
リゲルやマイアはともかく、アケルナーは嬉しそうにドラゴンを見て笑ってる。
この戦闘狂がぁ!!ホントっ、父親そっくりだよ!譲ってあげるから責任持って倒してよぉ!?
リゲルやマイアはこっちを見ながら、周りから襲いかかるサンドワームやサーペントを魔法と剣で倒してる。
地面に墜落した暗黒竜は私達の直ぐ側でこっちを睨んでる。
暗黒竜の顔だけでも近くで立ってるアルファルドより遥かに大きい。
『メテオストライク!』
アルファルドが勇敢に一人で暗黒竜に向かってる。皇族のみが使える特殊火属性魔法連発してる。
この魔法は強力な分、魔力消費も結構激しい。
いくらアルファルドでも、撃ちすぎると魔力枯渇になっちゃう。
「アルファルドっ!無理するなっ!!」
「…お前こそ、ちゃんと隠れてろ!」
しかもドラゴンは鱗が固くて魔法耐性も強く、何より暗黒竜は闇属性の上級魔法を口から出してくる。
ワイバーンなんかよりも何百倍も厄介な相手。
「あっ、コラッ!アケルナーー!!行くんじゃないっ!!」
リゲルの必死な静止も聞かないで、アケルナーが剣片手に素早く走って移動して、私達がいる暗黒竜の前までやって来た。
「アトリクス君、お困りのようですね…」
「あぁ…そう…だな」
「ここは貸しにしときます。僕がお相手しましょう…」
「よせっ!お前一人じゃ無理だ!」
「無理かどうか…やってみなければわかりません」
暗黒竜は羽根を動かしながら立ち上がってる。それだけでも巨大な岩山のように大きい。
アルファルドが連発してるメテオ系の攻撃でダメージ受けてるけど、まだまだ全然足りない。
実力ならアケルナーでもドラゴンと戦えるだろうけど、装備が全然駄目なんだよ!いくらアカデミアの制服に魔法耐性があってもドラゴンの硬い鱗や闇魔法までは防げない。
でも止める間もなくアケルナーは剣を構え、暗黒竜へと突っ込んでいく。
「あ…あ…アート君っ!にげ、逃げよっ!!」
私の側にいたオクタンがローブ引っ張りながら急かすけど、アンカがドラゴンを見て腰抜かして恐怖に震えながら地面に座り込んでる。
「オクタン!アンカを守れっ!」
「あ、え…守る?」
「お前がアンカを守るんだ!わかったなっ!!」
「ん、う、うん!」
オクタンをアンカの側まで引っ張って、座り込んでるアンカの前に立たせた。
私に駆け寄ってきたアルファルドは両肩を掴んで私を見る。
「アトリクス、お前も逃げろっ!」
「ん?いや、今回は俺も戦う」
「…戦う?だが、お前は…」
「ハハッ、安心しろって。足手まといにならないようにするからさっ」
アルファルドに笑顔を向けると、背中から背負っていた籠を降ろした。
それからオクタンとアンカのコンビはなかなか順調だった。私としては1番頼もしいアルファルドが後方で支援してくれてるってのが安心材料で、結構無茶な戦術で攻めてもみんなどうにかこうにかついてきてくれてた。
森のかなり奥地までやって来た。
ここには他のチームもちらほらいて、敵が周りを囲んでいるのもあって近くに集まってきてる。
ジャングルみたいな森の中に少し開けた場所があって、そこに生徒達とモンスターが対峙していた。
しかもここで戦っていた中にリゲルチームがいる。敵は上級レベルに位置するグリフォン。
あとは大きなミミズみたいな形のサンドワームや、蛇に似たドラゴン系の亜種サーペントまでいる。
ここはまずいな…いったん離れよう。
アケルナーやマイアがいるなら、このレベルのモンスター達でも余裕で倒せるでしょ。
この二人はすでに最上級魔法まで覚えてて、アケルナーに至っては父親と同じく魔法剣も発動出来るみたいだし。ホント実力が高いよね。
「ここは魔物レベルが高い。手に余るから、別の場所に移動しよう…」
「…あぁ」
「あ、んと…わかった…」
「わかりましたわ」
まだ手前で様子を見てた私達は引き返す方向で合意。気づかれないようにその場を後にしようとした。
なに?!上空から何か凄いのが来るっ!!
「みんな!構えろっ!!」
私が上空を見ながら大声で叫ぶ。
オクタンとアンカが私の声に驚いて、その後私の見上げて上空を同じく見た。
「あ…あ、あ……ど、ど、ドラゴン……!?」
「そ…んな……なぜここに…?!」
「…あれはっ」
そう、そこに飛来したのはワイバーンじゃなくて、空を覆い尽くすくらい真っ黒な鱗が光る巨大な暗黒龍がいた。
ドラゴン系の最上級種で、暗黒竜なんて最終戦前のボス並の強さ。
嘘…でしょ?
なんで…!?また内容が変わってる!ここではワイバーンしか出てこないはずなのにっ!!こんなの帝国騎士団が束になっても敵わないよ!?
「…逃げるぞ…」
「え……な、なに?」
「いいから、逃げるぞ!!急げっ!!」
「は、は、はい!!」
ここには木々も生えてるから暗黒竜は近寄り難い。
この地形を利用して、少しでも距離を稼がないとっ!近くにいる教授はどこなの?!
『メテオ』
アルファルドが特殊火属性中級魔法を唱える。
バッサバッサと森の上空を飛んでる暗黒竜の翼に、複数の巨大な隕石が次々命中する。
「グギァアアー!!」
翼を痛めた暗黒竜はそのままバキバキと周辺の木を薙ぎ倒しながら、地面に墜落する。
墜落した襲撃で近くの木の葉や土埃が高く舞い上がる。
「オクタン、アンカ!!シールド急げっ!!」
「ん、は、はい!」
「ヒィっ!」
側にいた私達もそれに巻き込まれて慌てて防御魔法を展開する。
アクアシールドで防いでもまだ風の衝撃がやってくる。
「キャアアァー!!」
少し離れた場所にいたリゲルチームもこの爆音に気づいたのか、信じられない顔でこっちを見てる。
「はっ?…なっ!?嘘だろっ!!ドラゴンがなんでこんなとこにぃ!!?」
「っ!!何てこと…信じられませんわっ!この辺は棲息地ではないはず!」
「…ドラゴンですか。なかなか手強そうですね…」
リゲルやマイアはともかく、アケルナーは嬉しそうにドラゴンを見て笑ってる。
この戦闘狂がぁ!!ホントっ、父親そっくりだよ!譲ってあげるから責任持って倒してよぉ!?
リゲルやマイアはこっちを見ながら、周りから襲いかかるサンドワームやサーペントを魔法と剣で倒してる。
地面に墜落した暗黒竜は私達の直ぐ側でこっちを睨んでる。
暗黒竜の顔だけでも近くで立ってるアルファルドより遥かに大きい。
『メテオストライク!』
アルファルドが勇敢に一人で暗黒竜に向かってる。皇族のみが使える特殊火属性魔法連発してる。
この魔法は強力な分、魔力消費も結構激しい。
いくらアルファルドでも、撃ちすぎると魔力枯渇になっちゃう。
「アルファルドっ!無理するなっ!!」
「…お前こそ、ちゃんと隠れてろ!」
しかもドラゴンは鱗が固くて魔法耐性も強く、何より暗黒竜は闇属性の上級魔法を口から出してくる。
ワイバーンなんかよりも何百倍も厄介な相手。
「あっ、コラッ!アケルナーー!!行くんじゃないっ!!」
リゲルの必死な静止も聞かないで、アケルナーが剣片手に素早く走って移動して、私達がいる暗黒竜の前までやって来た。
「アトリクス君、お困りのようですね…」
「あぁ…そう…だな」
「ここは貸しにしときます。僕がお相手しましょう…」
「よせっ!お前一人じゃ無理だ!」
「無理かどうか…やってみなければわかりません」
暗黒竜は羽根を動かしながら立ち上がってる。それだけでも巨大な岩山のように大きい。
アルファルドが連発してるメテオ系の攻撃でダメージ受けてるけど、まだまだ全然足りない。
実力ならアケルナーでもドラゴンと戦えるだろうけど、装備が全然駄目なんだよ!いくらアカデミアの制服に魔法耐性があってもドラゴンの硬い鱗や闇魔法までは防げない。
でも止める間もなくアケルナーは剣を構え、暗黒竜へと突っ込んでいく。
「あ…あ…アート君っ!にげ、逃げよっ!!」
私の側にいたオクタンがローブ引っ張りながら急かすけど、アンカがドラゴンを見て腰抜かして恐怖に震えながら地面に座り込んでる。
「オクタン!アンカを守れっ!」
「あ、え…守る?」
「お前がアンカを守るんだ!わかったなっ!!」
「ん、う、うん!」
オクタンをアンカの側まで引っ張って、座り込んでるアンカの前に立たせた。
私に駆け寄ってきたアルファルドは両肩を掴んで私を見る。
「アトリクス、お前も逃げろっ!」
「ん?いや、今回は俺も戦う」
「…戦う?だが、お前は…」
「ハハッ、安心しろって。足手まといにならないようにするからさっ」
アルファルドに笑顔を向けると、背中から背負っていた籠を降ろした。
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