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入学式編 5
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変わらず樹の下でオクタンと二人でモグモグ食事を楽しみつつ、ミティストのキャラ達を鑑賞。
レグルス様とかルリオン様はご令嬢方に囲まれてて、そこにはやっぱり侯爵令嬢のスピカが先陣を切ってた。
マイアがレグルス様との婚約を進めずに戦線離脱したから、スピカがライバルの悪役令嬢になってスピカvsポラリスみたいな感じになるのかな?
逆に我が友マイアはルリオン様とは離れた別グループにいて、他のご令嬢達と仲よさげに話してる。
たまにちらちらっとルリオン様の事見てるから、気になってるんだろうけど。
しっかしマイアの制服姿は萌えるねー。
遠目からでもそのずば抜けた容姿の良さが目に映る。
もちろんみんな可愛いんだけどさ。
みんな同じの黒の詰め襟にプリーツスカート姿がストイックな感じなのに、胸が大きいからそこだけ目立ってやけにイヤらしく見えるし。
周りの席で話してる男共も何気にマイア見てるヤツが多いから、競争率高いと思うよ。さっすが私のマイアだね!
キャラ観察してたらちょうどエルナト先生と視線が合った。先生もやっぱり女生徒達に囲まれてて…柔らかな感じで話してるっぽいけど、あれはちょっとウンザリしてきてるんだよねー。
長年見てるから微妙な変化が良くわかるよ。
こっちに気づいたエルナト先生は、わざわざ周りにいた女性達に断って私の方まで歩いてきた。
近くで話してた生徒達は残念そうな顔で、こっちへ移動してくるエルナト先生を視線で追ってる。
十数メートル程の距離を歩くだけでコレだけ注目されるのもある意味スゴイよね。
スタンピードで活躍したイケメンだから、余計に先生に憧れてる生徒は男女問わず多いと思う。
「─アトリクス君。ここにいましたか…」
「エルナト先生、お久しぶりです」
近くまでやって来た先生は軽く笑うと、私が寄りかかってる樹の下まで移動する。
近くで見る白いローブ姿のエルナト先生は、やっぱりかっこいい!
あっ…もうエルナト教授って言わないとダメかな?
女性教員や令嬢方に囲まれてたのにわざわざこっちまで来てくれて嬉しいけど、周りにいた女の子達の視線がかなり痛いなぁ。
もうさ、何でそっちに行くんだ!みたいな妬みの目がすごいよ。
真正面に立って私を見てる先生は、ちょっと心配そうな表情だった。
「あれから変わりありませんか?」
この前の事件のことをまだ気にかけてくれてるみたい。私の様子がかなり酷かったからね…。
「……はい…ご心配かけてすみません。もう大丈夫です」
軽めに笑いながら話すと、先生も安心したみたいにニコリと笑ってくれた。
「そうですか。アカデミアの制服も良くお似合いですよ」
「ありがとうございます!先生もすっごく素敵です!」
「……ふふふっ、ありがとうございます。あちらが鬱陶しかったので、あなたがちょうど居てくれて助かりました」
出たー、毒舌。ストレート過ぎだよ先生!
ここは場所が離れてるから聞こえないだろうけど、思わず辺り見渡しちゃったよ。
「あ…、んと、エルナト教授。これから…よろしく、お願いします!」
私の隣にいたオクタンがおずおずとエルナト先生に挨拶してきた。
意外と積極的だよな…オクタンて。
「えぇ、よろしくお願い致します。…あなたは確か、チィズル男爵家のご子息ですよね?」
「は、はい!んと…ぼ、僕は…オクタンス・ベア・チィズルと、言います!んと、覚えて、頂いて…光栄、です」
「あなたは水属性の防御魔法に優れているようですね。今の段階で中級レベルを使いこなすのは素晴らしいです」
「あ…!ありがとう…ござい、ます!」
エルナト先生の褒め言葉にキラキラと目が輝いて、尊敬の眼差しを浮かべてるオクタン。
あー…この子ってエルナト先生の信者だったのか。先生に憧れてる生徒って結構多いんだよね。
スタンピードでも活躍してるし、希少な2属性持ちの魔法使いだし。
周りの視線がこっちに向き始めた。
こんな平民と楽しそうに会話してるエルナト先生が珍しいのか、ちょっとした注目を浴びてる。
うーん、エルナト先生といると目立つな…。
この人もスタンピードの功労者で爵位も賜わってる有名人だしな。
「早速ご友人ができたのですね」
「え…?あ…はい」
友人って言っちゃっていいのかな?オクタンに迷惑じゃないの。
隣のオクタンに視線だけ移すと、嬉しそうに笑ってた。
うん。よしっ、大丈夫。
「良かったですね。安心しました」
ニコリと笑うエルナト先生は私の父兄みたい。心配してくれてるのはありがたいな。
私も笑って何とか無事?に親睦会は終わった。
変わらず樹の下でオクタンと二人でモグモグ食事を楽しみつつ、ミティストのキャラ達を鑑賞。
レグルス様とかルリオン様はご令嬢方に囲まれてて、そこにはやっぱり侯爵令嬢のスピカが先陣を切ってた。
マイアがレグルス様との婚約を進めずに戦線離脱したから、スピカがライバルの悪役令嬢になってスピカvsポラリスみたいな感じになるのかな?
逆に我が友マイアはルリオン様とは離れた別グループにいて、他のご令嬢達と仲よさげに話してる。
たまにちらちらっとルリオン様の事見てるから、気になってるんだろうけど。
しっかしマイアの制服姿は萌えるねー。
遠目からでもそのずば抜けた容姿の良さが目に映る。
もちろんみんな可愛いんだけどさ。
みんな同じの黒の詰め襟にプリーツスカート姿がストイックな感じなのに、胸が大きいからそこだけ目立ってやけにイヤらしく見えるし。
周りの席で話してる男共も何気にマイア見てるヤツが多いから、競争率高いと思うよ。さっすが私のマイアだね!
キャラ観察してたらちょうどエルナト先生と視線が合った。先生もやっぱり女生徒達に囲まれてて…柔らかな感じで話してるっぽいけど、あれはちょっとウンザリしてきてるんだよねー。
長年見てるから微妙な変化が良くわかるよ。
こっちに気づいたエルナト先生は、わざわざ周りにいた女性達に断って私の方まで歩いてきた。
近くで話してた生徒達は残念そうな顔で、こっちへ移動してくるエルナト先生を視線で追ってる。
十数メートル程の距離を歩くだけでコレだけ注目されるのもある意味スゴイよね。
スタンピードで活躍したイケメンだから、余計に先生に憧れてる生徒は男女問わず多いと思う。
「─アトリクス君。ここにいましたか…」
「エルナト先生、お久しぶりです」
近くまでやって来た先生は軽く笑うと、私が寄りかかってる樹の下まで移動する。
近くで見る白いローブ姿のエルナト先生は、やっぱりかっこいい!
あっ…もうエルナト教授って言わないとダメかな?
女性教員や令嬢方に囲まれてたのにわざわざこっちまで来てくれて嬉しいけど、周りにいた女の子達の視線がかなり痛いなぁ。
もうさ、何でそっちに行くんだ!みたいな妬みの目がすごいよ。
真正面に立って私を見てる先生は、ちょっと心配そうな表情だった。
「あれから変わりありませんか?」
この前の事件のことをまだ気にかけてくれてるみたい。私の様子がかなり酷かったからね…。
「……はい…ご心配かけてすみません。もう大丈夫です」
軽めに笑いながら話すと、先生も安心したみたいにニコリと笑ってくれた。
「そうですか。アカデミアの制服も良くお似合いですよ」
「ありがとうございます!先生もすっごく素敵です!」
「……ふふふっ、ありがとうございます。あちらが鬱陶しかったので、あなたがちょうど居てくれて助かりました」
出たー、毒舌。ストレート過ぎだよ先生!
ここは場所が離れてるから聞こえないだろうけど、思わず辺り見渡しちゃったよ。
「あ…、んと、エルナト教授。これから…よろしく、お願いします!」
私の隣にいたオクタンがおずおずとエルナト先生に挨拶してきた。
意外と積極的だよな…オクタンて。
「えぇ、よろしくお願い致します。…あなたは確か、チィズル男爵家のご子息ですよね?」
「は、はい!んと…ぼ、僕は…オクタンス・ベア・チィズルと、言います!んと、覚えて、頂いて…光栄、です」
「あなたは水属性の防御魔法に優れているようですね。今の段階で中級レベルを使いこなすのは素晴らしいです」
「あ…!ありがとう…ござい、ます!」
エルナト先生の褒め言葉にキラキラと目が輝いて、尊敬の眼差しを浮かべてるオクタン。
あー…この子ってエルナト先生の信者だったのか。先生に憧れてる生徒って結構多いんだよね。
スタンピードでも活躍してるし、希少な2属性持ちの魔法使いだし。
周りの視線がこっちに向き始めた。
こんな平民と楽しそうに会話してるエルナト先生が珍しいのか、ちょっとした注目を浴びてる。
うーん、エルナト先生といると目立つな…。
この人もスタンピードの功労者で爵位も賜わってる有名人だしな。
「早速ご友人ができたのですね」
「え…?あ…はい」
友人って言っちゃっていいのかな?オクタンに迷惑じゃないの。
隣のオクタンに視線だけ移すと、嬉しそうに笑ってた。
うん。よしっ、大丈夫。
「良かったですね。安心しました」
ニコリと笑うエルナト先生は私の父兄みたい。心配してくれてるのはありがたいな。
私も笑って何とか無事?に親睦会は終わった。
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