70 / 392
ギルド要請 1
しおりを挟む
'
サジタリア魔法アカデミアの合格発表を7日に控えたある日。
この日はタウリが宿屋に訪ねて来て、タラゼドから冒険者ギルドまで至急来いとの要請を受けてた。
「おじ…シリウス、タラゼドが呼んでおりますぞ!」
「タウリ。今はシリウスじゃなくてアートなんだけど…」
「ややこし過ぎますぞ!とにかく、ギルドまで来てほしいとのことですぞ!」
この部屋は他の部屋から離れた場所にあるからいいけど、少しでも聞かれてたらその人を消さないといけなくなる。
そんなことしたくないし、だからこそタウリにも気をつけてって注意してる。
「ハァ…わかったよ。とりあえず行くよ。でも呼び方は気をつけろよッ!」
「わかりましたぞ。わしもお供いたしますぞ」
「…ったく」
お茶すら入れる暇もなく、タウリに促されるまま着替えて冒険者ギルドまで連れて行かれた。
「久しぶりだな、シリウス。実は帝国より要請を受けてお前を呼んだんだ」
タラゼドは箔が付いてきたのか、雰囲気も変わった気がする。グランドマスターになってから苦労も耐えないんだろうね。
『なんだ』
シリウスになるのも筆談でのやり取りも結構久しぶりだった。
「実はな…最近、帝都で誘拐事件が起きてるんだ」
グランドマスター専用の応接室に通されて、タウリと共に椅子に腰掛けた。
反対側にタラゼドが座ってる。
「誘拐…じゃと?」
「あぁ。しかも狙われているのは、なぜか平民の魔法使いだけなんだ…」
反対側で座ったタラゼドは両手を組んで顎に当ててる。少しやつれたようにも見えた。
「平民の…魔法使い?…何故じゃ?」
「わからん。すでに現段階で8名が行方不明になっている…」
そのままタラゼドは顔を両手で覆っている。かなり疲れているようだ。その様子から行き詰まってるのがよく分かる。
「恐らくだが…連れ去られた者は、生きてはいないだろう。だが目的がさっぱりわからん。こっちが教えてほしいくらいだ」
「お主でもわからんのか…」
「あぁ、さっぱりだ。検討もつかん」
普通ならこんな依頼は帝国の公安部とか、騎士団の仕事のはず。
それが冒険者ギルドに来てるってことは、帝国はこの件を放棄してるってことだよね。たぶんだけど、行方不明が平民ばかりだからだろうね。
紙にサラサラと書いて、目の前のタラゼドに見せた。見せた紙を読んで、タラゼドは考え込んでる。
「闇組織か教団なぁ…闇組織も追ってるらしいがどうも違うらしいな。あと、オカルト的な団体もあるが…人を誘拐するような話は聞いたことがない」
目線をこっちに向けて話すタラゼド。
こんな話、本編にあったっけ?
ゲームに関係ないとこで事件として進んでたの?しかも被害者はみんな魔法使い…。
なんか引っかかるな……。
「例えじゃ…それが事件だとして、冒険者であるシリウスに頼むなどお門違いと言うものじゃっ!」
「……はぁ…、わかってるさ。だが、シリウス…、お前さんなら何か知ってそうな気がしたんだ。俺の勘だがな」
タウリがせっかく否定してくれたのに、タラゼドが確信を持ったように言われる。
悪いけど…さすがの私もわからない。
ゲームのイベントにもそんなものは出てこなかったし、皇太子であるレグルス様も関わってるゲームだからイベントにも関係ないってなると、そんなに重要視しなくていいと思うんだけど。
タラゼドに向かって首を横に振った。
わからない意思を告げると、タラゼドはまた顔を覆い隠し深いため息をはいてる。
何だろう…、水面下で何かが変わってきてる?私がゲーム内容をめちゃくちゃにしてる反動なの?
「シリウス…ひとまず帝都の巡回を頼む。依頼料はちゃんと払う。これは帝国からの依頼だ。料金は破格のものとなる。しかもお前はSS級だ…ランクに乗じて依頼料はつり上がっていくからな」
うげっ…、勘弁してほしいなー。
これからアカデミアに通わなきゃいけないのに、帝都全土の見回りなんて冗談じゃない。
『きょひけんは』
「…あるにはあるが…、ひとまず受けるだけ受けろっ!正直俺も管轄外だと思っている。もし怪しい者でも見つけたら捕まえて連れて来てくれればいい」
立場上タラゼドも受けざるを得ないみたい。国から命令されたらそりゃあ断われないか。
確かにこんなの冒険者の仕事じゃないよね。
深くため息を吐いてから、サラサラと紙に書く。
『ワかった』
「良いのか?シリウス」
タウリが心配そうに聞いてくるけど、コクリと頷いた。
とりあえずしょうがないよね…受けざるを得ないってやつだよ。
だから高すぎる地位とかいらなかったんだ!こうなることは目に見えてたし!
「すまねえな。帝国側も英雄であるSS級が捜査してるって事実が欲しいみたいでな…」
なるほどね、国の英雄が動いてるって安心材料が欲しいわけね…誘拐されてるのは平民ばっかだし。
で、何か不備があればこっちの責任だってなすりつければいいってことか…。本当に反吐が出そう。使い捨てもいいとこだよ。
憤りを隠せずに、殺気を出しながら立ち上がった。
「待てシリウス!落ち着けっ!」
「そうじゃ、反発してもろくなことにならんぞ!!」
立ち上がった私を二人が慌てて止めに入る。これから人殺しにでも行くかと思われたみたい。
自分を落ち着かせる為に、ふぅ…と息を吐いた。
『ツギはない』
警告のつもりで書いた。
こんな馬鹿げた依頼はもう受けないってこと。
座り直した私に安心したのか、タラゼドが出した紙読んでからまた頭を抱えてた。
「…ハァ……、わかってるさ……」
「偉くなるのも考えもんじゃのぉ…」
「はっ、こればかりは反論できねぇなっ」
サジタリア魔法アカデミアの合格発表を7日に控えたある日。
この日はタウリが宿屋に訪ねて来て、タラゼドから冒険者ギルドまで至急来いとの要請を受けてた。
「おじ…シリウス、タラゼドが呼んでおりますぞ!」
「タウリ。今はシリウスじゃなくてアートなんだけど…」
「ややこし過ぎますぞ!とにかく、ギルドまで来てほしいとのことですぞ!」
この部屋は他の部屋から離れた場所にあるからいいけど、少しでも聞かれてたらその人を消さないといけなくなる。
そんなことしたくないし、だからこそタウリにも気をつけてって注意してる。
「ハァ…わかったよ。とりあえず行くよ。でも呼び方は気をつけろよッ!」
「わかりましたぞ。わしもお供いたしますぞ」
「…ったく」
お茶すら入れる暇もなく、タウリに促されるまま着替えて冒険者ギルドまで連れて行かれた。
「久しぶりだな、シリウス。実は帝国より要請を受けてお前を呼んだんだ」
タラゼドは箔が付いてきたのか、雰囲気も変わった気がする。グランドマスターになってから苦労も耐えないんだろうね。
『なんだ』
シリウスになるのも筆談でのやり取りも結構久しぶりだった。
「実はな…最近、帝都で誘拐事件が起きてるんだ」
グランドマスター専用の応接室に通されて、タウリと共に椅子に腰掛けた。
反対側にタラゼドが座ってる。
「誘拐…じゃと?」
「あぁ。しかも狙われているのは、なぜか平民の魔法使いだけなんだ…」
反対側で座ったタラゼドは両手を組んで顎に当ててる。少しやつれたようにも見えた。
「平民の…魔法使い?…何故じゃ?」
「わからん。すでに現段階で8名が行方不明になっている…」
そのままタラゼドは顔を両手で覆っている。かなり疲れているようだ。その様子から行き詰まってるのがよく分かる。
「恐らくだが…連れ去られた者は、生きてはいないだろう。だが目的がさっぱりわからん。こっちが教えてほしいくらいだ」
「お主でもわからんのか…」
「あぁ、さっぱりだ。検討もつかん」
普通ならこんな依頼は帝国の公安部とか、騎士団の仕事のはず。
それが冒険者ギルドに来てるってことは、帝国はこの件を放棄してるってことだよね。たぶんだけど、行方不明が平民ばかりだからだろうね。
紙にサラサラと書いて、目の前のタラゼドに見せた。見せた紙を読んで、タラゼドは考え込んでる。
「闇組織か教団なぁ…闇組織も追ってるらしいがどうも違うらしいな。あと、オカルト的な団体もあるが…人を誘拐するような話は聞いたことがない」
目線をこっちに向けて話すタラゼド。
こんな話、本編にあったっけ?
ゲームに関係ないとこで事件として進んでたの?しかも被害者はみんな魔法使い…。
なんか引っかかるな……。
「例えじゃ…それが事件だとして、冒険者であるシリウスに頼むなどお門違いと言うものじゃっ!」
「……はぁ…、わかってるさ。だが、シリウス…、お前さんなら何か知ってそうな気がしたんだ。俺の勘だがな」
タウリがせっかく否定してくれたのに、タラゼドが確信を持ったように言われる。
悪いけど…さすがの私もわからない。
ゲームのイベントにもそんなものは出てこなかったし、皇太子であるレグルス様も関わってるゲームだからイベントにも関係ないってなると、そんなに重要視しなくていいと思うんだけど。
タラゼドに向かって首を横に振った。
わからない意思を告げると、タラゼドはまた顔を覆い隠し深いため息をはいてる。
何だろう…、水面下で何かが変わってきてる?私がゲーム内容をめちゃくちゃにしてる反動なの?
「シリウス…ひとまず帝都の巡回を頼む。依頼料はちゃんと払う。これは帝国からの依頼だ。料金は破格のものとなる。しかもお前はSS級だ…ランクに乗じて依頼料はつり上がっていくからな」
うげっ…、勘弁してほしいなー。
これからアカデミアに通わなきゃいけないのに、帝都全土の見回りなんて冗談じゃない。
『きょひけんは』
「…あるにはあるが…、ひとまず受けるだけ受けろっ!正直俺も管轄外だと思っている。もし怪しい者でも見つけたら捕まえて連れて来てくれればいい」
立場上タラゼドも受けざるを得ないみたい。国から命令されたらそりゃあ断われないか。
確かにこんなの冒険者の仕事じゃないよね。
深くため息を吐いてから、サラサラと紙に書く。
『ワかった』
「良いのか?シリウス」
タウリが心配そうに聞いてくるけど、コクリと頷いた。
とりあえずしょうがないよね…受けざるを得ないってやつだよ。
だから高すぎる地位とかいらなかったんだ!こうなることは目に見えてたし!
「すまねえな。帝国側も英雄であるSS級が捜査してるって事実が欲しいみたいでな…」
なるほどね、国の英雄が動いてるって安心材料が欲しいわけね…誘拐されてるのは平民ばっかだし。
で、何か不備があればこっちの責任だってなすりつければいいってことか…。本当に反吐が出そう。使い捨てもいいとこだよ。
憤りを隠せずに、殺気を出しながら立ち上がった。
「待てシリウス!落ち着けっ!」
「そうじゃ、反発してもろくなことにならんぞ!!」
立ち上がった私を二人が慌てて止めに入る。これから人殺しにでも行くかと思われたみたい。
自分を落ち着かせる為に、ふぅ…と息を吐いた。
『ツギはない』
警告のつもりで書いた。
こんな馬鹿げた依頼はもう受けないってこと。
座り直した私に安心したのか、タラゼドが出した紙読んでからまた頭を抱えてた。
「…ハァ……、わかってるさ……」
「偉くなるのも考えもんじゃのぉ…」
「はっ、こればかりは反論できねぇなっ」
14
お気に入りに追加
324
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。節約令嬢、書籍化進行中
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる