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スタンピード編 7
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たぶんだけど、エルナトも今頃はあの中で戦っているのかもしれない。
それとも魔法アカデミアのある帝都の方なのかな?
そこまでの説明は書いてなかったから詳しくはわからないけど、先生が土属性を発現したのもこのスタンピードの最中だからさ。
今一度、スタンピードのモンスターを分析する。
オーク、ハイオーク、オークキング、ゴブリン、ホブゴブリン、ゴブリンジェネラル、ゴブリンロードまでいる。
……コレってヤバイんじゃないの?
いや、わかってた事なんだけど…わかってなかったんだ…タウリの言ってた意味が今は良くわかるよ。
人類に勝てる術はあるの?
今頃になって初めて恐怖っていう感情が込み上げてきた。
私は…いまだに自分の魔法も使えない。
ロストアイテムの風魔法だって補助魔法のみで、攻撃魔法や防御魔法は使うことが出来ない。
私の剣や武術も、強力な魔法を使う最上位種相手じゃどこまで通用するかわからない。
木の幹を握り締めながら、天を仰いでギュッと瞳を閉じる。
怖い…。
心の奥から湧き出る恐怖心。
これが死を目の当たりにするってことなのか…。
体が様々な想いで震えてて、それを落ち着かせるようにしばらく木の天辺で深呼吸してた。
大丈夫、大丈夫…スタンピードは必ず収束する。だからエルナト先生も生きてるし、ゲームではアカデミアの教授になってるんだから。
自分に言い聞かせるように心の中で思って、スゥー、ハァーって何度か深呼吸を繰り返した。
こうしてる間にも傷付いてる人がいる。助けを求めてる人がいるんだ。一人でも多くの人を救いたい。その気持ちはまだ消えてない。
よっしゃー!気合入れて行くぞー!!
パァンと顔を叩きたいとこだけど、仮面が邪魔してそれはできなかった。
非常時だけど気持ちを落ち着かせる為に、今一度改めて魔力循環を行った。
身体を巡る魔力が手にとるように良くわかる。
止まってた木の枝を蹴って、風魔法を使って長めに跳躍する。
私が向かうのは帝都じゃなくてモンスターの数が多いポルックス公爵邸。
地上に降りると今度は地面を蹴りながら風を切って木の間を抜けていく。
途中で残党のモンスター達を愛刀デュランダルで次々始末した。
「ギョ?!」
「ガッ!」
伝説の武器のおかげか飛躍的にレベルアップしたおかげか、ゴブリンやオークくらいなら一太刀で流れるように倒していける。
いつか空も飛んでみたいな~。
うまく風を利用すれば滞空時間を稼げて鳥みたいに飛べそうな気がするんだけどな。
なるたけ戦闘とは関係ないことを考えながら、公爵邸へと走って向かった。
◇
ポルックス公爵領の首都マカルダの城下までやって来たけど…、もう門はズタボロで無惨に破壊されてた。
辺りにもゴブリンやオークがかなりの数見えてて、それに応戦するように冒険者達が戦ってる。
「うおぉぉおー!!まだ…まだいけるぞー!」
「ハア、ハア…いつまで…続くんだ……」
剣や斧を振りかざして果敢に戦ってるけど、疲れが限界まで達している様子がよくわかる。
たぶんB級以下の冒険者だと思う。何だかもうすでに気力だけで戦ってる感じ。
首都に続く門が壊れて、橋も半分崩れ落ちてる。
頑丈な塀も至るところが崩れて、何かを撃ち込まれたような硬いもので叩き割られた様子が伺える。
今の私は冒険者レベルでB級。
本来ならこの中に入るべきじゃないし、タウリとの約束ならこのままギルドまで戻るのが正解。
ただ…ほとんどのモンスターはこの城下に集まってるし、中では激しい破壊音や悲鳴も聞こえてる。
その声に抗えなくて、ゆっくりと一歩ずつ中に足を進めた。
周りには沢山のモンスターの死骸と、人の亡骸が横たわってた。
「……ぐっ」
目を逸らしたくなる程悲惨な現実。
そこら中から響く絶叫な悲鳴や阿鼻叫喚の声。
ちょうど橋の手前にオークとハイオークに囲まれてる冒険者がいた。
「助け、て…助けてくれ……」
傷だらけな上に持っている装備もボロボロで、地面に這いつくばりながら逃げ出そうとしている。
モンスターは容赦なんてしない。痛めつけるように手足を掴んで宙吊りにしてる。
「やめろ…!死にたくない…離せっ…離してくれぇ~!!」
その光景を目の前にして耳を塞いでここから逃げ出したい思いに駆られた。
でも見捨てる事も出来ないから!
風魔法を発生させてトップスピードで踏み込んでから、手に持ってたデュランダルでモンスター達を切り裂いていく。
「ブギャアァ!」
「グゥヲォーー!!」
オーク達が断末魔の叫びをあげ絶命していく。
ついでに冒険者の周りを囲んでた数匹も片付けた。
返り血で私の黒装束が濃い藍色に染まってる。モンスターの血は青色をしてるから。
足元に倒れるオーク達が動かない事を確認してふぅ…呼吸を整えた。
これまでの戦闘で、だいぶレベルが上がったように感じる。
ハイオークを簡単に一撃で倒せるのなら相当だよ。
この世界の冒険者レベルでいうならS級クラスは軽くいってるだろうな。
「う、くっ…シリウスか…すまない。助かった……ありがとう……」
倒れた衝撃で同じ様に下に落とされた冒険者は、ボロボロになりながら泣きながらお礼を言う。
手を貸してあげたいけど、シリウスは呪われた身体っていう設定だから不用意に触ることはできないんだよね。
「ふっ、うぅ…頼む、シリウス…城へ向かってくれ…」
やっとで体を起こして座り込んで、腕で涙を拭っていた冒険者がいきなり私に土下座してきた。
「俺にはA級魔法使いの恋人がいるんだ…ユーリと言うんだが…彼女を守ってくれ!頼む…頼む…シリウス!」
無言で聞いてたけど、正直私にその恋人を助ける義理はないし。
助けたいのは山々だけどさ、そんな余裕はない…むしろ自分が助かった事も奇跡だと思ってほしいんだけど。
「お願いだ!彼女の、お腹には…俺の子供がいるんだ!でも召集で仕方なく向かったんだよ!」
また号泣しながら…足元に縋り付きながら懇願してる。
はぁ…まいったな……。
取り出した青く染まった紙に、サラサラと文字を書いてその冒険者に突きつけその場を後にした。
『キタイはするな』
文字が読める奴か気にしてなかったけど読めたらしいね。背後から声が響いた。
「シリウスー!すまないっ!…頼んだぞー!!」
すでに手遅れだったらどうしようもないんだけどね。
まぁ出来る限り手は尽くそう。誰だか知らないけど、自分の事もちゃんと守るんだぞ!
崩れ落ちた橋の方に向かって、城下の中へと足を踏み入れた。
ゴブリン、ホブゴブリン、オーク、ハイオークしかココにいないってことは、残りの先鋭は全てポルックス公爵邸に向かってるって事だよね。
ひとまず中はA級以上の冒険者がいるから簡単にやられたりはしないだろうし。
問題はむしろこの首都周辺を任されている冒険者達の安全の方だよ。
冒険者は使い捨ての駒じゃない。
倒せばそれなりの報酬が貰えるけど、死んでしまえばそれまで。
遺された家族に手当は出るけど、そんなものに代えてられないよ。
命より大事なモノはないから。
たぶんだけど、エルナトも今頃はあの中で戦っているのかもしれない。
それとも魔法アカデミアのある帝都の方なのかな?
そこまでの説明は書いてなかったから詳しくはわからないけど、先生が土属性を発現したのもこのスタンピードの最中だからさ。
今一度、スタンピードのモンスターを分析する。
オーク、ハイオーク、オークキング、ゴブリン、ホブゴブリン、ゴブリンジェネラル、ゴブリンロードまでいる。
……コレってヤバイんじゃないの?
いや、わかってた事なんだけど…わかってなかったんだ…タウリの言ってた意味が今は良くわかるよ。
人類に勝てる術はあるの?
今頃になって初めて恐怖っていう感情が込み上げてきた。
私は…いまだに自分の魔法も使えない。
ロストアイテムの風魔法だって補助魔法のみで、攻撃魔法や防御魔法は使うことが出来ない。
私の剣や武術も、強力な魔法を使う最上位種相手じゃどこまで通用するかわからない。
木の幹を握り締めながら、天を仰いでギュッと瞳を閉じる。
怖い…。
心の奥から湧き出る恐怖心。
これが死を目の当たりにするってことなのか…。
体が様々な想いで震えてて、それを落ち着かせるようにしばらく木の天辺で深呼吸してた。
大丈夫、大丈夫…スタンピードは必ず収束する。だからエルナト先生も生きてるし、ゲームではアカデミアの教授になってるんだから。
自分に言い聞かせるように心の中で思って、スゥー、ハァーって何度か深呼吸を繰り返した。
こうしてる間にも傷付いてる人がいる。助けを求めてる人がいるんだ。一人でも多くの人を救いたい。その気持ちはまだ消えてない。
よっしゃー!気合入れて行くぞー!!
パァンと顔を叩きたいとこだけど、仮面が邪魔してそれはできなかった。
非常時だけど気持ちを落ち着かせる為に、今一度改めて魔力循環を行った。
身体を巡る魔力が手にとるように良くわかる。
止まってた木の枝を蹴って、風魔法を使って長めに跳躍する。
私が向かうのは帝都じゃなくてモンスターの数が多いポルックス公爵邸。
地上に降りると今度は地面を蹴りながら風を切って木の間を抜けていく。
途中で残党のモンスター達を愛刀デュランダルで次々始末した。
「ギョ?!」
「ガッ!」
伝説の武器のおかげか飛躍的にレベルアップしたおかげか、ゴブリンやオークくらいなら一太刀で流れるように倒していける。
いつか空も飛んでみたいな~。
うまく風を利用すれば滞空時間を稼げて鳥みたいに飛べそうな気がするんだけどな。
なるたけ戦闘とは関係ないことを考えながら、公爵邸へと走って向かった。
◇
ポルックス公爵領の首都マカルダの城下までやって来たけど…、もう門はズタボロで無惨に破壊されてた。
辺りにもゴブリンやオークがかなりの数見えてて、それに応戦するように冒険者達が戦ってる。
「うおぉぉおー!!まだ…まだいけるぞー!」
「ハア、ハア…いつまで…続くんだ……」
剣や斧を振りかざして果敢に戦ってるけど、疲れが限界まで達している様子がよくわかる。
たぶんB級以下の冒険者だと思う。何だかもうすでに気力だけで戦ってる感じ。
首都に続く門が壊れて、橋も半分崩れ落ちてる。
頑丈な塀も至るところが崩れて、何かを撃ち込まれたような硬いもので叩き割られた様子が伺える。
今の私は冒険者レベルでB級。
本来ならこの中に入るべきじゃないし、タウリとの約束ならこのままギルドまで戻るのが正解。
ただ…ほとんどのモンスターはこの城下に集まってるし、中では激しい破壊音や悲鳴も聞こえてる。
その声に抗えなくて、ゆっくりと一歩ずつ中に足を進めた。
周りには沢山のモンスターの死骸と、人の亡骸が横たわってた。
「……ぐっ」
目を逸らしたくなる程悲惨な現実。
そこら中から響く絶叫な悲鳴や阿鼻叫喚の声。
ちょうど橋の手前にオークとハイオークに囲まれてる冒険者がいた。
「助け、て…助けてくれ……」
傷だらけな上に持っている装備もボロボロで、地面に這いつくばりながら逃げ出そうとしている。
モンスターは容赦なんてしない。痛めつけるように手足を掴んで宙吊りにしてる。
「やめろ…!死にたくない…離せっ…離してくれぇ~!!」
その光景を目の前にして耳を塞いでここから逃げ出したい思いに駆られた。
でも見捨てる事も出来ないから!
風魔法を発生させてトップスピードで踏み込んでから、手に持ってたデュランダルでモンスター達を切り裂いていく。
「ブギャアァ!」
「グゥヲォーー!!」
オーク達が断末魔の叫びをあげ絶命していく。
ついでに冒険者の周りを囲んでた数匹も片付けた。
返り血で私の黒装束が濃い藍色に染まってる。モンスターの血は青色をしてるから。
足元に倒れるオーク達が動かない事を確認してふぅ…呼吸を整えた。
これまでの戦闘で、だいぶレベルが上がったように感じる。
ハイオークを簡単に一撃で倒せるのなら相当だよ。
この世界の冒険者レベルでいうならS級クラスは軽くいってるだろうな。
「う、くっ…シリウスか…すまない。助かった……ありがとう……」
倒れた衝撃で同じ様に下に落とされた冒険者は、ボロボロになりながら泣きながらお礼を言う。
手を貸してあげたいけど、シリウスは呪われた身体っていう設定だから不用意に触ることはできないんだよね。
「ふっ、うぅ…頼む、シリウス…城へ向かってくれ…」
やっとで体を起こして座り込んで、腕で涙を拭っていた冒険者がいきなり私に土下座してきた。
「俺にはA級魔法使いの恋人がいるんだ…ユーリと言うんだが…彼女を守ってくれ!頼む…頼む…シリウス!」
無言で聞いてたけど、正直私にその恋人を助ける義理はないし。
助けたいのは山々だけどさ、そんな余裕はない…むしろ自分が助かった事も奇跡だと思ってほしいんだけど。
「お願いだ!彼女の、お腹には…俺の子供がいるんだ!でも召集で仕方なく向かったんだよ!」
また号泣しながら…足元に縋り付きながら懇願してる。
はぁ…まいったな……。
取り出した青く染まった紙に、サラサラと文字を書いてその冒険者に突きつけその場を後にした。
『キタイはするな』
文字が読める奴か気にしてなかったけど読めたらしいね。背後から声が響いた。
「シリウスー!すまないっ!…頼んだぞー!!」
すでに手遅れだったらどうしようもないんだけどね。
まぁ出来る限り手は尽くそう。誰だか知らないけど、自分の事もちゃんと守るんだぞ!
崩れ落ちた橋の方に向かって、城下の中へと足を踏み入れた。
ゴブリン、ホブゴブリン、オーク、ハイオークしかココにいないってことは、残りの先鋭は全てポルックス公爵邸に向かってるって事だよね。
ひとまず中はA級以上の冒険者がいるから簡単にやられたりはしないだろうし。
問題はむしろこの首都周辺を任されている冒険者達の安全の方だよ。
冒険者は使い捨ての駒じゃない。
倒せばそれなりの報酬が貰えるけど、死んでしまえばそれまで。
遺された家族に手当は出るけど、そんなものに代えてられないよ。
命より大事なモノはないから。
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