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溺れる日々
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そんな日々の中。
ジェイデンが屋敷へ帰って来る事は少なかった。城勤めの為、何日も帰らない事の方が多いとアンや他の同僚も言っていた。
それを聞いたアリシアは、もしかしたら約束の日にジェイデンと会わなくて済むかもしれないと一抹の希望を抱いた。
しかし、アリシアの僅かな期待はすぐに崩れ去った。
忙しい筈のジェイデンは皮肉な事に毎週末、必ず帰って来た。
「……っ、……っ!」
「アリシア…」
何度抱かれても、慣れることはなかった。
ジェイデンが与える過度の快楽に、身体は素直なほどの態度を見せる一方…、心がそれに追い付く事ができず、葛藤を繰り返していた。
客間からジェイデンの書斎に近い場所へと部屋を移された。
それでも誰かに見られるのではないかと不安なアリシアの意見に、ジェイデンは秘密通路が繋がる部屋へと移してくれた。
互いの部屋をその通路を通って行き来できる。
それだけでアリシアの心の負担は少し減った。
ベッドで横たわり、裸の身体を投げ出し、その上にジェイデンが乗り、貪るようにアリシアの身体を弄ぶ。
ジェイデンの唇がアリシアの膨らんだ乳房を滑り、その頂点に起つ乳頭を舐めている。
「っ、ふ…っ!」
いつまでも慣れない。
誰かが自分の身体に触れるという、現実味のない感覚。
何度か抱かれてもそれは変わらない。
ただ、それでもジェイデンとの交わりは、ひたすらアリシアの官能を刺激し、甘く堕ちるような快楽を齎していた。
「~っ!」
「良いか、アリシア…?」
ビクビク跳ねる身体。
少しの刺激すら、アリシアを甘美に苦しめる。
そしてなぜかジェイデンは、こうしてベッドの上でだけはアリシアを呼び捨てた。
いつもの丁寧な口調ではなく、行為と同じく、まるで獣のようにアリシアを求め、卑猥な言葉でアリシアを煽る。
ベッドで眉を潜め快楽に息を乱すアリシアに、ジェイデンはさらに追い詰めるよう秘部へと顔を寄せる。
「ゃぁ…!」
今だに極力声を抑えるよう努めるアリシアを、気にすることもなくジェイデンは蜜で濡れる秘部を舌を使って味わう。
膨らんだ敏感な粒に容赦なく触れるぬるりとした感触。
「は、…ぁ、……~~っ!!」
もうそれだけでアリシアは痙攣するように絶頂へと達する。
ピンと伸びた足のつま先に力が入り、身体ががくがく震え、アリシアの全てが快楽一色に染まる。
「甘い…」
ジェイデンはベッドではいつもそうだった。
必ず秘部を攻め、溢れるアリシアの蜜を甘露のようにペロペロと舐める。
「も…、ゃっ…」
アリシアはそれが苦手で、深すぎる快楽に頭がおかしくなりそうで、首を横に振りジェイデンの頭を退けるように手で押すが、ジェイデンはアリシアの足を自らの腕でがっちり抱え、秘部に顔を埋めるように蜜を啜った。
「っ、…ッ、…~~ッッ!!」
固く膨れた粒や襞を舐め取るように吸われ、この行為だけで毎回何度か絶頂を繰り返した。
底の見えない場所へと堕ちていくような深い感覚に、アリシアは次第に思考を奪われていく。
そして最後には熱り立つジェイデンの熱い塊を受け入れた。
「っ━━!!」
コレを挿れられる瞬間が、アリシアには最も苦手だった。
そしてまた容赦なく狭い隘路を押し広げるよう、奥まで埋め込まられ穿たれるジェイデンの男根。
そして決まってアリシアを抱く時のジェイデンの七色の宝石眼は、瞳孔が細くまるで蛇のような形をしていた。
「あぁっ…、いつ抱いても、素晴らしいっ…」
まるで独り言のように繰り返される言葉。
困る事に一番苦手なこの行為が、特にアリシアの思考を奪っていた。
「っ、…っ…、ぁ……ッッ!!」
「アリ…シア…、アリシアっ…」
ベッドで足を抱えられ、自分の手で声を抑えるが、とても全てを抑えきることはできない。
身体の細胞が全て入れ替えられるような…、活性化するような悶えるほどの快楽に、アリシアは毎回涙を流し甘く苦しむ。
愛し合う者同士の行為でもないのに、ジェイデンとの交わりは何も考えられなくなる程、アリシアを残酷なほど夢中にさせた。
態度にはおくびにも出さないが、秘部からは大量の蜜が溢れベッドを濡らしていく。
「っく…!」
最後を促すようにベッドが激しく軋み、繰り返される注挿も一層激しさを増す。
「~~~ッッ!!」
膣内へと大量に吐き出される熱い精に、アリシアの身体がビクビクと痙攣する。
「はっ、ッ!」
何度もアリシアの秘部に腰を押し付け、子種を全て膣内へと注ぎ、ジェイデンは力尽きるように覆い被さった。
身体が痺れる程の激しすぎる愉悦に、繋がったまま放心していたアリシア。
しばらくして、重く力の抜けたジェイデンの身体を横へと何とかずらした。
それと同時に結合部からズルっと熱い塊が抜ける。
「…ッ、ん」
抜けた秘部から蜜と白濁の混ざってた大量の精が流れ、アリシアは身震いするようにタオルで拭き取った。
行為が終わると必ず、ジェイデンはまるで何かから解放されたように眠りについた。
その顔が本当に穏やかで、裸のまま心地良さそうにベッドで横になっている。
アリシアはしばらく行為の余韻を落ち着かせた後、着替えてからいつもその顔を確認した。
ようやく努めを果たしたと安堵の息を吐き、ジェイデンに布団を被せ、よろける身体を無理に起こした。
隠し通路を通って自分の部屋へと帰って行った。
ジェイデンが屋敷へ帰って来る事は少なかった。城勤めの為、何日も帰らない事の方が多いとアンや他の同僚も言っていた。
それを聞いたアリシアは、もしかしたら約束の日にジェイデンと会わなくて済むかもしれないと一抹の希望を抱いた。
しかし、アリシアの僅かな期待はすぐに崩れ去った。
忙しい筈のジェイデンは皮肉な事に毎週末、必ず帰って来た。
「……っ、……っ!」
「アリシア…」
何度抱かれても、慣れることはなかった。
ジェイデンが与える過度の快楽に、身体は素直なほどの態度を見せる一方…、心がそれに追い付く事ができず、葛藤を繰り返していた。
客間からジェイデンの書斎に近い場所へと部屋を移された。
それでも誰かに見られるのではないかと不安なアリシアの意見に、ジェイデンは秘密通路が繋がる部屋へと移してくれた。
互いの部屋をその通路を通って行き来できる。
それだけでアリシアの心の負担は少し減った。
ベッドで横たわり、裸の身体を投げ出し、その上にジェイデンが乗り、貪るようにアリシアの身体を弄ぶ。
ジェイデンの唇がアリシアの膨らんだ乳房を滑り、その頂点に起つ乳頭を舐めている。
「っ、ふ…っ!」
いつまでも慣れない。
誰かが自分の身体に触れるという、現実味のない感覚。
何度か抱かれてもそれは変わらない。
ただ、それでもジェイデンとの交わりは、ひたすらアリシアの官能を刺激し、甘く堕ちるような快楽を齎していた。
「~っ!」
「良いか、アリシア…?」
ビクビク跳ねる身体。
少しの刺激すら、アリシアを甘美に苦しめる。
そしてなぜかジェイデンは、こうしてベッドの上でだけはアリシアを呼び捨てた。
いつもの丁寧な口調ではなく、行為と同じく、まるで獣のようにアリシアを求め、卑猥な言葉でアリシアを煽る。
ベッドで眉を潜め快楽に息を乱すアリシアに、ジェイデンはさらに追い詰めるよう秘部へと顔を寄せる。
「ゃぁ…!」
今だに極力声を抑えるよう努めるアリシアを、気にすることもなくジェイデンは蜜で濡れる秘部を舌を使って味わう。
膨らんだ敏感な粒に容赦なく触れるぬるりとした感触。
「は、…ぁ、……~~っ!!」
もうそれだけでアリシアは痙攣するように絶頂へと達する。
ピンと伸びた足のつま先に力が入り、身体ががくがく震え、アリシアの全てが快楽一色に染まる。
「甘い…」
ジェイデンはベッドではいつもそうだった。
必ず秘部を攻め、溢れるアリシアの蜜を甘露のようにペロペロと舐める。
「も…、ゃっ…」
アリシアはそれが苦手で、深すぎる快楽に頭がおかしくなりそうで、首を横に振りジェイデンの頭を退けるように手で押すが、ジェイデンはアリシアの足を自らの腕でがっちり抱え、秘部に顔を埋めるように蜜を啜った。
「っ、…ッ、…~~ッッ!!」
固く膨れた粒や襞を舐め取るように吸われ、この行為だけで毎回何度か絶頂を繰り返した。
底の見えない場所へと堕ちていくような深い感覚に、アリシアは次第に思考を奪われていく。
そして最後には熱り立つジェイデンの熱い塊を受け入れた。
「っ━━!!」
コレを挿れられる瞬間が、アリシアには最も苦手だった。
そしてまた容赦なく狭い隘路を押し広げるよう、奥まで埋め込まられ穿たれるジェイデンの男根。
そして決まってアリシアを抱く時のジェイデンの七色の宝石眼は、瞳孔が細くまるで蛇のような形をしていた。
「あぁっ…、いつ抱いても、素晴らしいっ…」
まるで独り言のように繰り返される言葉。
困る事に一番苦手なこの行為が、特にアリシアの思考を奪っていた。
「っ、…っ…、ぁ……ッッ!!」
「アリ…シア…、アリシアっ…」
ベッドで足を抱えられ、自分の手で声を抑えるが、とても全てを抑えきることはできない。
身体の細胞が全て入れ替えられるような…、活性化するような悶えるほどの快楽に、アリシアは毎回涙を流し甘く苦しむ。
愛し合う者同士の行為でもないのに、ジェイデンとの交わりは何も考えられなくなる程、アリシアを残酷なほど夢中にさせた。
態度にはおくびにも出さないが、秘部からは大量の蜜が溢れベッドを濡らしていく。
「っく…!」
最後を促すようにベッドが激しく軋み、繰り返される注挿も一層激しさを増す。
「~~~ッッ!!」
膣内へと大量に吐き出される熱い精に、アリシアの身体がビクビクと痙攣する。
「はっ、ッ!」
何度もアリシアの秘部に腰を押し付け、子種を全て膣内へと注ぎ、ジェイデンは力尽きるように覆い被さった。
身体が痺れる程の激しすぎる愉悦に、繋がったまま放心していたアリシア。
しばらくして、重く力の抜けたジェイデンの身体を横へと何とかずらした。
それと同時に結合部からズルっと熱い塊が抜ける。
「…ッ、ん」
抜けた秘部から蜜と白濁の混ざってた大量の精が流れ、アリシアは身震いするようにタオルで拭き取った。
行為が終わると必ず、ジェイデンはまるで何かから解放されたように眠りについた。
その顔が本当に穏やかで、裸のまま心地良さそうにベッドで横になっている。
アリシアはしばらく行為の余韻を落ち着かせた後、着替えてからいつもその顔を確認した。
ようやく努めを果たしたと安堵の息を吐き、ジェイデンに布団を被せ、よろける身体を無理に起こした。
隠し通路を通って自分の部屋へと帰って行った。
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