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戸惑いと密着
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「…っ」
彷徨うように辿っていた手は、明確な意志を持ってアリシアの身体を触っている。
寝間着用の服の上を、腰回りから脇腹へと伸び…アリシアの乳房へと向かっていく。
「─ひっ」
アリシアにとっては全てが初めてだった。
体が強張り、言い知れぬ恐怖に震えた。いくら大公とはいえ、アリシアにとっては知らない男だ。
自分が好いている異性でもなければ、合意の上での行為でもない。
そう思うのだが恐怖とは裏腹に、ジェイデンの熱が移ったかのようにアリシアの身体も徐々に熱くなっていく。
乳房を性急に揉まれる感覚。初めて他人に自分の身体を触れられる事が、不思議と嫌だとは感じなかった。
それどころかジェイデンに触れられる度に、アリシアの身体の感覚が鋭くなっていく。
口をついて出そうになる甘い声を、慌てて手で塞いだ。
そうしなければこの行為を受け入れていると思われかねない。
アリシアの首筋を好きなように嬲っていた唇が、おもむろに背後からつぶやき出した。
「はぁ……、甘く…芳しい香りだが…、もっともっと欲しいっ…」
またうわ言のように一人で話し、アリシアの耳朶を舐める。
「─っ!」
両手で鷲掴みにされていた乳房の先を摘むように、ジェイデンが指先で乳首にきゅっと力を入れる。
「~ッ!!」
そのまま強弱をつけ指先で弄ばれ、その度にアリシアの身体がビクビクっと跳ねた。
ビリビリと針を指すような刺激的な甘い感覚に、思わず出そうになる声をどうにか押し殺した。
何とか耐えているアリシアをよそに、ジェイデンは服の上から指先で尖った乳首をカリカリと引っ掻くように刺激していく。
「っ!…ぅ…ッ!」
声を出さずとも触れていればわかるほど、アリシアの反応は顕著だった。
な…に?こん…なの…知らないっ…。
引っ掻くように刺激していた指先が、尖った先をきゅっと何度も摘んでいく。
「~っ!!」
もうそれだけでアリシアの身体はもて余すほど熱くなり、今まで経験したことのない程、下腹部のあらぬ場所がしだいに疼きはじめ、ぎゅっと内股に力を入れた。
はぁはぁと呼吸を荒く吐き、ただ与えられる手技に酔っていた。
「まだ…、もっとだ……」
熱く火照る身体に、足がガクガクと震えてきて、まともに立っていることができない。
「ふ……、ぁ………」
それなのにジェイデンは容赦なくアリシアの身体を追い込んでいく。
肩口に顔を埋め、またチリっとした痛みの後にぬるりとした感触が走る。
ジェイデンの両手も変わらずアリシアの乳房を揉み、ピンと尖った乳首を摘んだまま、擦ったり弾いたりを繰り返している。
その度にアリシアはビクビクっと身体を震わせ、背を仰け反らせた。
「っ、っ!…く、……ッ!」
ジェイデンの息遣いも荒く、腰には何か硬いモノも当たっている。時折ジェイデンが身体を揺すって、それをアリシアに擦り付けていた。
触れ合う熱に汗が流れ、身体の怠さも吹き飛ぶほど、その甘い感覚にアリシアは翻弄された。
抵抗しようにも身体が熱く、力が全く入らない。
ジェイデンに触れられる事を自分も望んでいるかのように、されるがままアリシアは耐えた。
彷徨うように辿っていた手は、明確な意志を持ってアリシアの身体を触っている。
寝間着用の服の上を、腰回りから脇腹へと伸び…アリシアの乳房へと向かっていく。
「─ひっ」
アリシアにとっては全てが初めてだった。
体が強張り、言い知れぬ恐怖に震えた。いくら大公とはいえ、アリシアにとっては知らない男だ。
自分が好いている異性でもなければ、合意の上での行為でもない。
そう思うのだが恐怖とは裏腹に、ジェイデンの熱が移ったかのようにアリシアの身体も徐々に熱くなっていく。
乳房を性急に揉まれる感覚。初めて他人に自分の身体を触れられる事が、不思議と嫌だとは感じなかった。
それどころかジェイデンに触れられる度に、アリシアの身体の感覚が鋭くなっていく。
口をついて出そうになる甘い声を、慌てて手で塞いだ。
そうしなければこの行為を受け入れていると思われかねない。
アリシアの首筋を好きなように嬲っていた唇が、おもむろに背後からつぶやき出した。
「はぁ……、甘く…芳しい香りだが…、もっともっと欲しいっ…」
またうわ言のように一人で話し、アリシアの耳朶を舐める。
「─っ!」
両手で鷲掴みにされていた乳房の先を摘むように、ジェイデンが指先で乳首にきゅっと力を入れる。
「~ッ!!」
そのまま強弱をつけ指先で弄ばれ、その度にアリシアの身体がビクビクっと跳ねた。
ビリビリと針を指すような刺激的な甘い感覚に、思わず出そうになる声をどうにか押し殺した。
何とか耐えているアリシアをよそに、ジェイデンは服の上から指先で尖った乳首をカリカリと引っ掻くように刺激していく。
「っ!…ぅ…ッ!」
声を出さずとも触れていればわかるほど、アリシアの反応は顕著だった。
な…に?こん…なの…知らないっ…。
引っ掻くように刺激していた指先が、尖った先をきゅっと何度も摘んでいく。
「~っ!!」
もうそれだけでアリシアの身体はもて余すほど熱くなり、今まで経験したことのない程、下腹部のあらぬ場所がしだいに疼きはじめ、ぎゅっと内股に力を入れた。
はぁはぁと呼吸を荒く吐き、ただ与えられる手技に酔っていた。
「まだ…、もっとだ……」
熱く火照る身体に、足がガクガクと震えてきて、まともに立っていることができない。
「ふ……、ぁ………」
それなのにジェイデンは容赦なくアリシアの身体を追い込んでいく。
肩口に顔を埋め、またチリっとした痛みの後にぬるりとした感触が走る。
ジェイデンの両手も変わらずアリシアの乳房を揉み、ピンと尖った乳首を摘んだまま、擦ったり弾いたりを繰り返している。
その度にアリシアはビクビクっと身体を震わせ、背を仰け反らせた。
「っ、っ!…く、……ッ!」
ジェイデンの息遣いも荒く、腰には何か硬いモノも当たっている。時折ジェイデンが身体を揺すって、それをアリシアに擦り付けていた。
触れ合う熱に汗が流れ、身体の怠さも吹き飛ぶほど、その甘い感覚にアリシアは翻弄された。
抵抗しようにも身体が熱く、力が全く入らない。
ジェイデンに触れられる事を自分も望んでいるかのように、されるがままアリシアは耐えた。
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