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交わり
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はぁ、はぁ……と、甘い吐息をもらし、疲労感と余韻で心地好い眠気さえ襲ってくる。
脱力したミレールをそのままベッドへ仰向けて、ノアは硬く勃起した熱い塊を取り出している。
「俺も限界だから、いいか?」
ミレールのショーツだけ下へとずらして脱がすと、足を大きく開かせて、自らの切っ先をミレールの蜜口へあてがった。
ふと、前の夫はそんなことも聞かれなかったと思い出した。
中途半端な愛撫に、ひどいときには前戯すらなく、こんな快楽が存在していたことも知らなかった杏は、セックスとはそれが当たり前なのだと思っていた。
「んッ! ノア……来て……」
ベッドでノアを受け入れるようにミレールは手を伸ばし、硬い亀頭を膣内へ挿入れていく。
この蕩けるほど甘い快楽を知ってしまってから、自分はもうノアなしではいられず、引き返せないのだと腹を括った。
「あッ! あ、あぁ……!」
ズブズブとゆっくり挿入される剛直を締め上げ、重なった体をさらに密着させるように腕をノアの背中に回した。
ズッ、ズッ、と一突きごとに奥へと侵入する若い雄を搾り取ろうと、膣内を収縮させていく。
「くッ……! ぅッ……、キツっ……!」
ノアは苦悶の表情で迫りくる内壁に耐えるように腰を押し進めている。
「んッ、あッ……! はぁッ!」
ノアの太いモノが自分の膣内をいっぱいにしているのがよく分かる。
最奥まで挿入ると、ノアとミレールは大きく息を吐いた。
「やっ、ば……、ナカ、めちゃくちゃ、気持ちいい……」
腰を押し進めていたノアもいったん動きを止めて、ミレールをぎゅうっと抱きしめている。
「はっ、あッ……ノアッ……」
抱きしめられたノアの体が熱く、重なり合う体から同じくらい早く動いている鼓動が伝わり、ミレールをひどくもどかしい気持ちにさせる。
たまらずミレールもノアの体をぎゅうっと抱きしめ、繋がったまましばらく二人で抱きしめ合っていた。
「はぁ……、動いても、いいか……?」
吐息と共に耳元で囁いたノアの声が掠れていて、切羽詰まったように問われた言葉にミレールはすぐに頷いた。
「は、い」
ミレールの返事を聞いたノアは少し体を起こし、性急に腰を動かしていく。
「――んんッ!! あっ! あッ!」
腰を動かされる度に快楽がどんどん増していく。
愛液で潤った膣内を太くて硬い雄に擦られると、結合部から止めどなく蜜が溢れていく。
「んッ、ぅ……、あっ……、んぁッ!」
上体を起こしたノアがミレールの膝を押さえて、グッグッッと秘部を抉り、狭い隘路を熱くて硬い雄が犯していく。
「のあ……! あッ、やっ! んッ……、んんッ!」
ベッドシーツをギュッと握り、激しく揺れるベッドの軋む音と共に、ミレールの上擦った声も室内に響き渡っていた。
「――やぁッ……!」
一度剛直を抜くとミレールを四つん這いにし、すぐさま後ろから貫いていく。
「んッ!! んんッ~! あッ、あぁッ! す、ご……ぃッ……!」
息を飲むほどの快楽がミレールを満たし、背後から膣内を擦られる感覚がたまらなく気持ちいい。
ノアも腰が止まらないのかミレールの腰に力を込めて手を添え、音が鳴るほど激しく自らの腰を打ち付けている。
「はッ、くッ……! 締、まる!」
ミレールは絶頂か近いのか、膣内で暴れているノアをぎゅうぅっと締め上げ、迫りくる絶頂に目の前の枕を強く握り締めた。
「の、あ!! も、……! ひッ、ぁぁあッ!!」
絶頂を告げる間もなく、ミレールは快楽を極めてしまった。
「グッ! う、ぁッ……!!」
ノアも限界だったのか激しく腰を打ち付けたあと、ミレールの膣内に熱い飛沫を何度も放っていた。
脱力したミレールをそのままベッドへ仰向けて、ノアは硬く勃起した熱い塊を取り出している。
「俺も限界だから、いいか?」
ミレールのショーツだけ下へとずらして脱がすと、足を大きく開かせて、自らの切っ先をミレールの蜜口へあてがった。
ふと、前の夫はそんなことも聞かれなかったと思い出した。
中途半端な愛撫に、ひどいときには前戯すらなく、こんな快楽が存在していたことも知らなかった杏は、セックスとはそれが当たり前なのだと思っていた。
「んッ! ノア……来て……」
ベッドでノアを受け入れるようにミレールは手を伸ばし、硬い亀頭を膣内へ挿入れていく。
この蕩けるほど甘い快楽を知ってしまってから、自分はもうノアなしではいられず、引き返せないのだと腹を括った。
「あッ! あ、あぁ……!」
ズブズブとゆっくり挿入される剛直を締め上げ、重なった体をさらに密着させるように腕をノアの背中に回した。
ズッ、ズッ、と一突きごとに奥へと侵入する若い雄を搾り取ろうと、膣内を収縮させていく。
「くッ……! ぅッ……、キツっ……!」
ノアは苦悶の表情で迫りくる内壁に耐えるように腰を押し進めている。
「んッ、あッ……! はぁッ!」
ノアの太いモノが自分の膣内をいっぱいにしているのがよく分かる。
最奥まで挿入ると、ノアとミレールは大きく息を吐いた。
「やっ、ば……、ナカ、めちゃくちゃ、気持ちいい……」
腰を押し進めていたノアもいったん動きを止めて、ミレールをぎゅうっと抱きしめている。
「はっ、あッ……ノアッ……」
抱きしめられたノアの体が熱く、重なり合う体から同じくらい早く動いている鼓動が伝わり、ミレールをひどくもどかしい気持ちにさせる。
たまらずミレールもノアの体をぎゅうっと抱きしめ、繋がったまましばらく二人で抱きしめ合っていた。
「はぁ……、動いても、いいか……?」
吐息と共に耳元で囁いたノアの声が掠れていて、切羽詰まったように問われた言葉にミレールはすぐに頷いた。
「は、い」
ミレールの返事を聞いたノアは少し体を起こし、性急に腰を動かしていく。
「――んんッ!! あっ! あッ!」
腰を動かされる度に快楽がどんどん増していく。
愛液で潤った膣内を太くて硬い雄に擦られると、結合部から止めどなく蜜が溢れていく。
「んッ、ぅ……、あっ……、んぁッ!」
上体を起こしたノアがミレールの膝を押さえて、グッグッッと秘部を抉り、狭い隘路を熱くて硬い雄が犯していく。
「のあ……! あッ、やっ! んッ……、んんッ!」
ベッドシーツをギュッと握り、激しく揺れるベッドの軋む音と共に、ミレールの上擦った声も室内に響き渡っていた。
「――やぁッ……!」
一度剛直を抜くとミレールを四つん這いにし、すぐさま後ろから貫いていく。
「んッ!! んんッ~! あッ、あぁッ! す、ご……ぃッ……!」
息を飲むほどの快楽がミレールを満たし、背後から膣内を擦られる感覚がたまらなく気持ちいい。
ノアも腰が止まらないのかミレールの腰に力を込めて手を添え、音が鳴るほど激しく自らの腰を打ち付けている。
「はッ、くッ……! 締、まる!」
ミレールは絶頂か近いのか、膣内で暴れているノアをぎゅうぅっと締め上げ、迫りくる絶頂に目の前の枕を強く握り締めた。
「の、あ!! も、……! ひッ、ぁぁあッ!!」
絶頂を告げる間もなく、ミレールは快楽を極めてしまった。
「グッ! う、ぁッ……!!」
ノアも限界だったのか激しく腰を打ち付けたあと、ミレールの膣内に熱い飛沫を何度も放っていた。
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