【R18】夫と6年間レスだった私が憑依転生したのは、大人向けweb小説の悪役令嬢でした

夫婦の営み

　ぐりっと押し付けられた太い亀頭が蜜口に埋まり、ぐぐっと愛液のぬめりを借りてノアが腰を進め、数度腰を押し付けて奥まで剛直が到達した。

「ぐっ……！」

「あッ！　ひぁッ！」

　最奥まで熱い塊を感じ、大きく体を仰け反らせて震わせる。
　体の芯まで痺れるような甘美な快楽に、ミレールはノアの雄を締め付け、貪欲にその感覚をもっともっと、と貪ろうとしている。

「はッ、あっ……！」

　ノアの塊がミレールの膣内を隙間なく満たし、一度動きを止めたノアは、きゅうぅっと膣内を締めているミレールに被さり、性急に唇を奪う。

「んッ……、ん……、ん、ふぅ……！」

　繋がったまま口付けを交わし、舌を入れてミレールの舌をなぞっていく。
　舌で舌を舐められ頭の中に水音が響き、次第にミレールの息が上がっていく。

「ふっ、ぁッ……ん……、んっ」

　ミレールが濃厚なキスに夢中になっている隙に、ノアは緩やかに腰を動かしていく。
　
「――んんッ！」

　ノアの腰に足を絡め、太い剛直が膣内を行き来する度に切ないほどの悦楽が走り、ぎゅうっとノアの筋肉質な体にしがみつき、その堪らないほど体を支配する熱を受け流そうと、手足に力を込める。

「んッ……、ふッ……！　あッ、あぁッ！」

　途中から唇を離したノアは、ミレールの体を抱き寄せて自らの雄で膣内を抉っていく。
　繰り返される腰の動きに、交わった結合部から、どちらのものともつかない体液がどんどん溢れていく。

「の、あ！　すっ、ごいッ……！」

　恍惚とするような極上の快楽に声が上擦り、ノアの雄が出入りするたびに子宮がズクズクとひどく疼いていく。
　押し付けるように腰を動かすノアの塊をきゅうきゅうと締め上げ、閉じることも忘れた口の端から透明な涎が垂れていく。

「これが……いい、のか……？」

「んッ！　んッ!!　いいッ……！　好きぃ……！」

　膣内をノアの太いモノで突かれると、思考まで蕩けてしまいそうなほど心地好く、それだけで何もかもがどうでも良くなるほどの感覚に身も心も溺れてしまいそうになる。

「ひ、ぁッ……！　あっ……ぅ！　の、あっ！」

「す、げぇ……絡みつく！　ナカ、やばいっ……止まらないっ……！」

　ミレールを抱きしめたまま夢中になって腰を振っているノアも、切羽詰まったようにその動きをどんどん加速させている。

「あッ、あッ！　も、……めっ！　イッ……ちゃ、う！」

　膣内でイクことを教えられたミレールは、ノアの剛直をさらに締め付けながら、肉壁が貪欲に若い雄を取り込もうとするように蠢いている。

「い、く……ぞっ」

　最後を促していくノアに、ミレールもノアの背中に回した腕に力を込めていく。

「んっ！　んッ！　――――あぁぁッッ!!」

　ぶつかり合う音が響くほど力強く腰を奥まで打ち付け、ミレールの目の前が弾け体を大きく震わせた。
　ノアもミレールの膣内に熱い飛沫を放っていく。
　
「はッ！　クッ……！」

　搾り取ろうとするように収縮を繰り返す肉壁に何度も精を放ち、ノアも欲望を解放していた。

　脱力したミレールの体に伸しかかり、しばらくの間、互いに乱れた呼吸を整えている。

「ふぅ……、抜くぞ」

「はッぅ、……ぁ……ん！」

　先に体を起こしたノアは膣内からゆっくりと契りを抜き、身震いしているミレールのおでこに手を伸ばす。
　汗に張り付いた前髪を梳くように撫で、凛々しい顔を近づけて頬に口付けを落としている。

「悦かったか？」

　ノアとの行為で悪かったことなど一度もなかった。
　必ずミレールをドロドロに蕩けるほど愛し、自分本意な愛撫や交わりなど決してしなかった。
　
「は、い。……とても……」

　答えていてカァーっと頬が赤くなるが、自分の気持ちを偽る意味など何もない。
　誠実な愛情を見せるノアだからこそ、こうしてミレールも素直に気持ちを伝えることができていた。