【R18】夫と6年間レスだった私が憑依転生したのは、大人向けweb小説の悪役令嬢でした

外で……

　
　顔を上げて不敵に笑ったノアは、そう言うと再びミレールの胸を愛しはじめる。
　
「ひゃッ！　ぁっ……のあっ！」

　ノアの肩を片手で掴み、もう片方の手は自分の口を押さえていた。
　舌先で扱き、歯や唇で軽く食み甘噛みを繰り返している。こうされるとミレールが特に感じることを知っているからだ。

「んッ！　んん～！　んッ、ふっ……！」

　すでに何も考えられないくらい身も心も快楽一色に染まり、体の熱がどんどん上がっている。
　毎晩ノアに抱かれ、ミレールが感じる場所をすべて熟知されているので、否が応でもノアの手練手管に翻弄されてしまう。

　ビクビクと震える体に気を良くしたのか、ノアはミレールのスカートに手を伸ばし、ショーツの隙間からスッと指を入れていく。

「やッ……！」

　すでに滴るほど蜜で潤う秘部に、遠慮なく指でなぞっていく。

「すげぇ……濡れてる」

　嬉しそうに呟くノアは蜜口に指を入れ、蜜で滴る膣内をぐちゅぐちゅと音が鳴るほど掻き混ぜていく。

「んッ！　ンンッ！　はっ、ぁ……！」

「こうされるの、好きだよな？」

　ミレールの尖った先端を舌先で舐めながら、蜜口の指を二本に増やして出し入れしている。

「あッ！　あぁッ！　の、あ……！」

　ここまでされると、ミレールはもう達することしか考えられない。
　度重なるノアとの情事で覚えさせられたことだ。
　がくがくと過度の快楽に体が震える。
　耐え切れず、ノアの指を締め付けながらミレールは絶頂へと達した。

「――んんッ!!」

　ビクビクッと仰け反る背中を木に預け、抑えきれない嬌声が庭園に響いている。
　
「はっ……！　あっ……ぁ……」

　崩れ落ちそうになる体はノアの腕によって抱き留められた。
　激しい快楽の余韻に荒い呼吸を繰り返すミレールに、ノアは顔を近づけ、愛しげに唇を寄せている。

「もう、挿れていいか？」

　頬や唇に何度も軽くキスを送り、薄っすらと目を開けたミレールに懇願している。
　瑠璃色の瞳を欲望で染め、余裕なくミレールを求める姿に、ミレールの心が満たされていく。

「のあ……来て……」

　ノアの首に腕を回し、ノアを熱く蕩けたみつめた。
　了承を受け取ったノアは帯剣していたベルトを性急に外し、マントも無造作に取ると地面に投げ捨てた。

　ミレールの片足を抱えて、ノアが蜜口に猛った雄を押し当ててくる。

「ん……」

　ぐぅッと膣内に埋め込まれていく熱い塊に、たまらず膣内を締め上げながらノアの首にしがみついた。

「あぁッ!!」

「くッ……！」

　一気に奥まで挿入され、ミレールは膣内を太いモノで抉られていく感覚にふるりと大きく身震いをする。
　ノアも動きを止めることなく、ミレールの足を抱えたまま、腰を動かし激しく腰を動かしている。

「うッ、んっ！　んッ！　んん！」

「はっ！　くッ、……すげッ……締まるッ……、悦すぎだッ……！」
　
　騎士であるノアが職務を忘れるくらい、自分に夢中なんだという事実が、ミレールの自尊心をこの上なく満たしていく。

　揺さぶられる度に寄りかかっている木も動き、夕暮れの茜色の日差しが、揺れる二人の影を地面に作っていた。