168 / 171
第三章
35話
しおりを挟む
サタ様と戻ってきたらアール君とゆっくり眠り、朝食後私はついにカレーを作る。だけど、いまから作るカレーはポーションと同じで、辛味がないカレーかもしれない。
――それでも、作って食べてもらいたい。まだベッドで眠る、2人を眺めた。
「あ、先にコメも炊かないと……何合炊こうかな?」
メスティンは2合だから、はじめはそれだけでいいかな。今日、上手く作れたら、みんなにも作って食べてもらおう。エルバの畑からコメ草を収穫して、袋にコメを取り出した。メスティンに魔法水とコメをいれて、ポケットストーブにセットして、私は料理博士を読んだ。
料理博士、カレーの作り方教えてください。
《はい。いまから作るのはククミン、タタメリック、コリアンダダを使ったスパイス、チキンカレーです》
スパイス、チキンカレーかぁ~おいしそう。
博士、作るのを初めだから2人前のレシピをお願いします。
《かしこまりました。エルバの畑からタマネギギ、ショウガロン、ニンニクク、トマトマ一個ずつ収穫して、タマネギギ一個はみじん切り、ショウガロンとニンニククをおろしてください》
はい!
エルバの畑で博士が言った、タマネギギなどを収穫した。アイテムボックスからまな板を取り出して、タマネギギをみじん切り、ショウガロンとニンニククをおろした。
次はどうすればいいですか?
《お鍋に油を引き火にかけて、ニンニクク、ショウガロンのおろしを小さじ一ずつ入れて、タマネギギのみじん切りも加えて炒めてください。次にククミン、タタメリック、コリアンダダ小さじ1つずつ加えて炒め、鶏と刻んだトマト2個と水、コショウ少々と塩小さじ2分の1をいれて煮込めばスパイスカレーの完成です》
おお、私にも出来そう。
テーブルと卓上コンロを取り出し、細く切った薪を入れてチャッカマンで火をつけた。深いお鍋に油を引き火にかけてニンニククとショウガロンを炒め。
次にみじん切りにしたタマネギギを入れて、作ったスパイスを小さじ一ずついれて炒める。
「いい香り~。次に残っていたモコ鳥とコロ鳥のお肉とトマトマ、水と塩コショウを入れて煮込めばスパイスカレーの完成!」
料理博士に聞いた通りの手順で煮込み、味見をしてみる。
「カレーだ! 辛くないカレー⁉︎」
《エルバ様、辛くしたい場合はチリチリペッパーをお好きな量を加えてください》
チリチリペッパー?
《チリチリペッパーとはトウガラシシを粉末にしたものです》
ほぉ。
甘みも欲しかったら、リリンゴとかハチミツかな?
「今回はこのまま食べよう!」
「いい匂いだな、食べよう」
「美味しそうです」
サタ様とアール君はカレーの匂いで目が覚めたけど、出来上がるまで黙ってみていたみたい。
「ごめん、いまからコメを炊くから火をつけて」
わかったと、サタ様がポケットストーブの中央に置いた、火の魔石に火をつけてくれた。コメが炊けるまで、カレーを薪を調節して弱火にして煮込む。
そして、15分経過してコメが炊けた。
「スパイスカレーを食べよう!」
アイテムボックスからお皿を取り出し、コメをよそい、カレーをかける。夢にまで見ていたカレーがいま目の前にある。
「「「いただきまーす!」」」
スプーンですくってパクッと食べる。
――お、おお! まさしくカレーだ。
「おいしい――!!」
「なんだこれは――」
「初めての味です」
2人とも驚きながらも、カレーを口に運ぶスプーンが止まらない。
私も、もう一口食べようとしたが。いきなり、サタ様とアール君が「ウォォォォ――!」と叫び、体が目を開けていれないくらい光だす。私はとっさにカレーの皿を置き、その光に吹っ飛ばされて、テントの外へとコロコロ転がった。
――それでも、作って食べてもらいたい。まだベッドで眠る、2人を眺めた。
「あ、先にコメも炊かないと……何合炊こうかな?」
メスティンは2合だから、はじめはそれだけでいいかな。今日、上手く作れたら、みんなにも作って食べてもらおう。エルバの畑からコメ草を収穫して、袋にコメを取り出した。メスティンに魔法水とコメをいれて、ポケットストーブにセットして、私は料理博士を読んだ。
料理博士、カレーの作り方教えてください。
《はい。いまから作るのはククミン、タタメリック、コリアンダダを使ったスパイス、チキンカレーです》
スパイス、チキンカレーかぁ~おいしそう。
博士、作るのを初めだから2人前のレシピをお願いします。
《かしこまりました。エルバの畑からタマネギギ、ショウガロン、ニンニクク、トマトマ一個ずつ収穫して、タマネギギ一個はみじん切り、ショウガロンとニンニククをおろしてください》
はい!
エルバの畑で博士が言った、タマネギギなどを収穫した。アイテムボックスからまな板を取り出して、タマネギギをみじん切り、ショウガロンとニンニククをおろした。
次はどうすればいいですか?
《お鍋に油を引き火にかけて、ニンニクク、ショウガロンのおろしを小さじ一ずつ入れて、タマネギギのみじん切りも加えて炒めてください。次にククミン、タタメリック、コリアンダダ小さじ1つずつ加えて炒め、鶏と刻んだトマト2個と水、コショウ少々と塩小さじ2分の1をいれて煮込めばスパイスカレーの完成です》
おお、私にも出来そう。
テーブルと卓上コンロを取り出し、細く切った薪を入れてチャッカマンで火をつけた。深いお鍋に油を引き火にかけてニンニククとショウガロンを炒め。
次にみじん切りにしたタマネギギを入れて、作ったスパイスを小さじ一ずついれて炒める。
「いい香り~。次に残っていたモコ鳥とコロ鳥のお肉とトマトマ、水と塩コショウを入れて煮込めばスパイスカレーの完成!」
料理博士に聞いた通りの手順で煮込み、味見をしてみる。
「カレーだ! 辛くないカレー⁉︎」
《エルバ様、辛くしたい場合はチリチリペッパーをお好きな量を加えてください》
チリチリペッパー?
《チリチリペッパーとはトウガラシシを粉末にしたものです》
ほぉ。
甘みも欲しかったら、リリンゴとかハチミツかな?
「今回はこのまま食べよう!」
「いい匂いだな、食べよう」
「美味しそうです」
サタ様とアール君はカレーの匂いで目が覚めたけど、出来上がるまで黙ってみていたみたい。
「ごめん、いまからコメを炊くから火をつけて」
わかったと、サタ様がポケットストーブの中央に置いた、火の魔石に火をつけてくれた。コメが炊けるまで、カレーを薪を調節して弱火にして煮込む。
そして、15分経過してコメが炊けた。
「スパイスカレーを食べよう!」
アイテムボックスからお皿を取り出し、コメをよそい、カレーをかける。夢にまで見ていたカレーがいま目の前にある。
「「「いただきまーす!」」」
スプーンですくってパクッと食べる。
――お、おお! まさしくカレーだ。
「おいしい――!!」
「なんだこれは――」
「初めての味です」
2人とも驚きながらも、カレーを口に運ぶスプーンが止まらない。
私も、もう一口食べようとしたが。いきなり、サタ様とアール君が「ウォォォォ――!」と叫び、体が目を開けていれないくらい光だす。私はとっさにカレーの皿を置き、その光に吹っ飛ばされて、テントの外へとコロコロ転がった。
146
お気に入りに追加
1,028
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの世界に転生したと思ったらモブですらないちみっこですが、何故か攻略対象や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛されています
真理亜
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら...モブですらないちみっこでした。
なのに何故か攻略対象者達や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛されています。
更に更に変態銀髪美女メイドや変態数学女教師まで現れてもう大変!
変態が大変だ! いや大変な変態だ!
お前ら全員ロ○か!? ロ○なんか!? ロ○やろぉ~!
しかも精霊の愛し子なんて言われちゃって精霊が沢山飛んでる~!
身長130cmにも満たないちみっこヒロイン? が巻き込まれる騒動をお楽しみ下さい。
操作ミスで間違って消してしまった為、再掲しております。ブックマークをして下さっていた方々、大変申し訳ございません。
器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
みんなからバカにされたユニークスキル『宝箱作製』 ~極めたらとんでもない事になりました~
黒色の猫
ファンタジー
両親に先立たれた、ノーリは、冒険者になった。
冒険者ギルドで、スキルの中でも特に珍しいユニークスキル持ちでがあることが判明された。
最初は、ユニークスキル『宝箱作製』に期待していた周りの人たちも、使い方のわからない、その能力をみて次第に、ノーリを空箱とバカにするようになっていた。
それでも、ノーリは諦めず冒険者を続けるのだった…
そんなノーリにひょんな事から宝箱作製の真の能力が判明して、ノーリの冒険者生活が変わっていくのだった。
小説家になろう様でも投稿しています。
知らない異世界を生き抜く方法
明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。
なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。
そんな状況で生き抜く方法は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる