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第二章
17話
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「ふむ、美味そうだな。今夜は夕飯をいただいたから明日の朝、食べたい」
「いいよ、明日の朝作るね」
「楽しみだ、それとエルバに話がある」
何かと聞くと、サタ様は1枚の大きな紙を取り出した。
その紙には魔法都市の近くに私かサタ様の領地、住む場所を作る計画を立てているようだ。
今はパパ達が力を合わせて、森の木を切り更地にして、ヌヌとアウドラム家族の寝床を一緒に作ったとサタ様は言った。
「領地を作り始めたの?」
「あぁ、ゲンも行くと言ったら新しく寝床がいるな」
紙にペンで、この辺がいいかと書いている。
大型のヌヌ君の大きさは自由自在だけど、アウドラム家族はファミリーカー、軽バンの大きさだから……都市に住むなら、かなりの土地がいる。
だから、新しく都市の隣に作る話になったのかな?
サタ様はその領地作りが楽しいようで、この場所に畑をつくるかな? とか話している。
それを聞いていくうちに……ずるい、私も参加したい。
「はい! サタ様、私も領地を見に行きたいです」
「サタ様? ボクも行きます!」
今、お風呂から上がってきたベタベタ、アール君も手をあげる。多分、アール君は話の内容は分かっていないだろうな。
「わかった明日、チャーハンの後、みんなで向かおう」
アール君の体をタオルで拭き、領地の説明した後。
サタ様、私の順で、お風呂に入り一つのベッドで眠った。
❀
「エルバ、朝だ、チャーハンだ!」
「チャーハン、美味しいです!」
「……はーい」
元気すぎる2人に、早朝からチャーハンを催促される。
これで、ラーメンだとか餃子、シュウマイの話をしたら最後……作らさせるのだろうな。時間のある日だったら、みんなで一緒に作るけど……朝からは嫌かも。
「エルバ様、ボクはゲンさんに挑んできます! 朝の眠いときに挑めば勝てるはず!」
堂々と卑怯なことを言い、アール君はゲンさんに挑みに行った。
サタ様はチャーハンを作れと言うので……テントから出て、アール君とゲンさんの戦いを見ながら、顔と手を魔法の水で洗い。
エルバの畑を開いてコメを収穫して、メスティンでほったらかし炊飯を始めた。
――コメが炊けるまで時間があるから。
「サタ様、コーブラのお肉ください」
アール君とゲンさんの戦いを見学中の、サタ様からコーブラのお肉をもらって、バターと塩コショウで焼いてレンモンを絞った。
「アール! やられっぱなしだぞ」
「ふぇ、強すぎますよ」
「まだまだ、ワシには勝てぬ」
「うわぁ、アール君……ゲンさんにコテンパンにやられてる。サタ様コメが炊けるまで、コーブラ焼きを食べて待っていて」
「わかった。そうだ、エルバが送ったアンズキ、甘く炊かれていて、バターと一緒にパンに塗って食べると。なんとも言えぬ風味で美味かった」
「え? もうアンズキの食べ方がわかったの? そうか、アンコって炊いて作るんだ」
これまで、鬼人族の人達はアンズキがどこで採れるか、都市の人が聞いても、教えてくれなかった。都市に住む人達は……人が苦手だと知っているし、人里に生えるから教えなかったんだ。
それに小豆ってスーパーとかでアンコの状態でしか、見たことがなかったから、作り方まで詳しく知らなかった。今日、帰ったらママに作り方を教えてもらって、私も作ってみよう。
そのあとで、料理博士に作りたかを聞くのも、改良点がわかって面白いかも。
「あとな、前に会った鬼人の方とでバターを作ったのだがな。美味い、バターはいろんな料理に使えると、すごく喜んでいたぞ」
「フフ、バター美味しいものね。でも、みんながお乳を欲しいって言いだしたら、アウドラムのママさん大変にならない?」
魔法都市の人……みんな欲しいって言ったら、ママさんのお乳が出なくなりそう。
「その対策はしたぞ、3日に一回、くじ引きで当たった1人が、ミルク缶一つまで絞れるようにした」
よかった、それならママさんも困らなくてすみそう。
魔法都市にかえったら、エダマメマメとトーモロコシをたくさんあげよう、っと。
「いいよ、明日の朝作るね」
「楽しみだ、それとエルバに話がある」
何かと聞くと、サタ様は1枚の大きな紙を取り出した。
その紙には魔法都市の近くに私かサタ様の領地、住む場所を作る計画を立てているようだ。
今はパパ達が力を合わせて、森の木を切り更地にして、ヌヌとアウドラム家族の寝床を一緒に作ったとサタ様は言った。
「領地を作り始めたの?」
「あぁ、ゲンも行くと言ったら新しく寝床がいるな」
紙にペンで、この辺がいいかと書いている。
大型のヌヌ君の大きさは自由自在だけど、アウドラム家族はファミリーカー、軽バンの大きさだから……都市に住むなら、かなりの土地がいる。
だから、新しく都市の隣に作る話になったのかな?
サタ様はその領地作りが楽しいようで、この場所に畑をつくるかな? とか話している。
それを聞いていくうちに……ずるい、私も参加したい。
「はい! サタ様、私も領地を見に行きたいです」
「サタ様? ボクも行きます!」
今、お風呂から上がってきたベタベタ、アール君も手をあげる。多分、アール君は話の内容は分かっていないだろうな。
「わかった明日、チャーハンの後、みんなで向かおう」
アール君の体をタオルで拭き、領地の説明した後。
サタ様、私の順で、お風呂に入り一つのベッドで眠った。
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「エルバ、朝だ、チャーハンだ!」
「チャーハン、美味しいです!」
「……はーい」
元気すぎる2人に、早朝からチャーハンを催促される。
これで、ラーメンだとか餃子、シュウマイの話をしたら最後……作らさせるのだろうな。時間のある日だったら、みんなで一緒に作るけど……朝からは嫌かも。
「エルバ様、ボクはゲンさんに挑んできます! 朝の眠いときに挑めば勝てるはず!」
堂々と卑怯なことを言い、アール君はゲンさんに挑みに行った。
サタ様はチャーハンを作れと言うので……テントから出て、アール君とゲンさんの戦いを見ながら、顔と手を魔法の水で洗い。
エルバの畑を開いてコメを収穫して、メスティンでほったらかし炊飯を始めた。
――コメが炊けるまで時間があるから。
「サタ様、コーブラのお肉ください」
アール君とゲンさんの戦いを見学中の、サタ様からコーブラのお肉をもらって、バターと塩コショウで焼いてレンモンを絞った。
「アール! やられっぱなしだぞ」
「ふぇ、強すぎますよ」
「まだまだ、ワシには勝てぬ」
「うわぁ、アール君……ゲンさんにコテンパンにやられてる。サタ様コメが炊けるまで、コーブラ焼きを食べて待っていて」
「わかった。そうだ、エルバが送ったアンズキ、甘く炊かれていて、バターと一緒にパンに塗って食べると。なんとも言えぬ風味で美味かった」
「え? もうアンズキの食べ方がわかったの? そうか、アンコって炊いて作るんだ」
これまで、鬼人族の人達はアンズキがどこで採れるか、都市の人が聞いても、教えてくれなかった。都市に住む人達は……人が苦手だと知っているし、人里に生えるから教えなかったんだ。
それに小豆ってスーパーとかでアンコの状態でしか、見たことがなかったから、作り方まで詳しく知らなかった。今日、帰ったらママに作り方を教えてもらって、私も作ってみよう。
そのあとで、料理博士に作りたかを聞くのも、改良点がわかって面白いかも。
「あとな、前に会った鬼人の方とでバターを作ったのだがな。美味い、バターはいろんな料理に使えると、すごく喜んでいたぞ」
「フフ、バター美味しいものね。でも、みんながお乳を欲しいって言いだしたら、アウドラムのママさん大変にならない?」
魔法都市の人……みんな欲しいって言ったら、ママさんのお乳が出なくなりそう。
「その対策はしたぞ、3日に一回、くじ引きで当たった1人が、ミルク缶一つまで絞れるようにした」
よかった、それならママさんも困らなくてすみそう。
魔法都市にかえったら、エダマメマメとトーモロコシをたくさんあげよう、っと。
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