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第一章
71話
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精霊キキは『この子といると楽しそう』だと、私をギュッと抱きしめた……それを良しとしない、頭の上のサタ様と足元のアール君。
ヌヌは降りた直ぐ『おれっち疲れたぁ~』と言って、キバナの下でお昼寝をはじめている。サタ様が言うには眠って体力の回復をしているらしい。だから、次に移動するまで眠らせてやってくれと言われた。
[一緒にいたい、ここに住もう?]
「ダメだ、お互いに長き時を生きるものとして敬意を表す(あらわす)が、精霊キキにワタシの楽しく面白いことは渡さん。エルバと一緒にいるのはワタシ達だ」
「ええ、そうです。僕の楽しいことは譲りません」
だけど諦めないキキは私を抱きしめ。
[ズルい、羨ましいわ。私も早くエルバちゃんと出会いたかったわ……そしてら、あの子も笑うようになったはず]
あの子といい、悲しい瞳をした精霊キキ。
そのとき、この場所に近寄る足音が聞こえた。
〈エルバ、この場に誰か来る〉
〈はい、来ますね〉
とっさに念話に変える2人、誰が来たのかと見るとそこに、闘技場にいた勇者の末裔のモサモサ君がいた。
頭の上のサタ様、足元のアール君、キバナの下のヌヌ、そしてキキに抱きしめられる私に驚いた様子。
「…………」
[大丈夫よ、彼らはあの魔物を助けに来ただけで……教師、学生に危害を加えない。用事が終わったら直ぐ帰っていくわ]
「…………」
[知っているって……そうか、あなたほどの『力』があれば見えてしまうのね……みんな、ケガはしていないから安心して]
モサモサ君とキキさんは会話をしているようだけど、さっきからモサモサ君は一言も言葉を発していない。
(私達と同じで、キキさんと念話で会話をしているのかな?)
〈うむ、独自の魔法だな。魔法文字とでもいうのか?〉
〈魔法文字ですか? サタ様、彼は指先に魔力を集めて空(くう)に光文字を書く、魔力の扱いにたけていますね〉
〈そうだな〉
空に文字を書く? 何のことだかわからない。
キキさんの腕の中から離れて、私はモサモサ君をみた。彼は胸の前に『なら、よかった』と、私達に読めるように彼は文字を空に書いた。
キキは私達に言った[彼と私は友達なの]だと。キキは勇者アークが故郷の木――キバナを王城と学園に植えた。
そのキバナから生まれた精霊。
[アークとはたくさん話したわ。ほんとうは魔王を倒していないだとか、ボクに国王が務まるのか、ボクはみんなが幸せならそれでいい――彼の人には話せない悩み、弱音をたくさん聞いたわ……彼がこの世を去る前に優しく見守るって約束したの]
それ以来、彼女はズッと学園のキバナと王城のキバナの木を行き来して、みんなを勇者の末裔を見守っている。
また、ザッザッと今度は乱暴に歩く足音が聞こえた。
その足音に過剰に反応したモサモサ君はススっと茂みに隠れた。それと同時に『クソッ、やってらんないぃ!』乱暴な話し方でヒロインこと、アマリアがこの場所にやってきた。
「もう、全然うまくいかない! 悪役令嬢が絶対にお姉ちゃんだと踏んだのに、全くの別人で話も通じないし。王子が婚約者じゃなくて、幼なじみが婚約者だって? この世界はあたしの為の世界なのに――!!」
と、叫び。彼女はビーカーに入った紫色の液体をキバナにかけた。キバナの下でお昼寝していたヌヌは、アマリアがやってきた同時にサタ様がそばに呼び寄せ、一緒に姿を消している。
辺り一面にむせかえるような甘い香りがたつ。
その途端[…………ギャァ!!]悲鳴をあげ、キキが胸を掻きむしり苦しはじめた。
な、何?
まさか毒?
あ、この香り……シュノーク古城で毒矢に塗られていた、香りと同じ。
これはピンクの花が可愛いカルア草の毒。
あの草、見た目は可愛いのだけど……その花びらは苦く、口が痺れて、食べすぎると肌が紫色に変わる。子供の頃――エルブ原っぱでカルア草を発見して食べて、全身紫色で帰って……ママに1週間おやつ抜きにされた思い出の毒草。
「腹が立つぅ――! 本来ならあたしに嫉妬した悪役令嬢がやるはずなのに……ヒロインのあたしが自らやらなくちゃいけないなんて! クソッ、小説の内容と違うわ、悪役令嬢もお姉ちゃんじゃないなんてぇ!」
アマリアは大声で喚き、苛立ち、キバナの幹を足でゲシゲシ踏み潰して『枯れろ、枯れて、あたしの役に立て!』と、叫んだ。
[グッ……ハァハァ]
毒に苦しむキキをサタ様とアール君が、魔法で治療をはじめた。モサモサ君は指で『キキ、大丈夫?』『キキ、いなくならないで』と、空に書き、茂みの中で泣きそうな表情を浮かべている。
「枯れろ!!」
アマリアのキバナの木への異常な執着……『アマリア、ボクと結婚してほしい』……そうだこの場所、すっかり記憶から抜けていた。
このエバナの木の下は、ヒーローとヒロインが愛を語り合う場所だ。それに嫉妬した悪役令嬢が魔法を使い、キバナの木を枯らす。枯れてしまったキバナの木を見て涙を流した、ヒロインの涙がこの木をよみがえさせる。
(アマリアさん……まさか、あなたはそれを狙って、こんな酷いことをしているの?)
〈ハァ、胸糞悪い。こいつは何処にいても……自分のことだけだな〉
〈そうですね、サタ様〉
キキに魔法をかけながら、サタ様とアール君が呟く。
「「枯れなさいよ!! あたしだけが幸せになる世界なのに! あたしが、こんな目に遭うのは全部お姉ちゃんのせいだ。お姉ちゃんが陰で何かやっているんだ……きっとそう。じゃないと、こんなことが起こるはずがない!」」
「「全部、お姉ちゃんのせいだ!!」」
『『全部、お姉ちゃんのせいだ!!』』
鼓動がドクンとはねた。
こ、この言葉は妹が嫌なことがあると、よく私にむけて妹が吐いていた言葉だ。……いや、いや、いや、私の思い過ごしだって…………この世界に絶対あの子はいない。
(居て欲しくない!!)
〈エルバ、エルバ?〉
〈え、なに?〉
〈どうかしたのですか?〉
2人が私を見つめていた。
[エルバちゃん……きっと、驚いたのよ。怖いところを見せてしまったわ。エルバちゃん、ごめんね]
私は首を振り。
「違う……違うので、キキさんは謝らないでください……そうだ毒は? あの子がまいた毒はどうなったの?」
キキの毒は……サタ様とアール君が解毒したと言った。
しかし、根深く染み込んでしまった毒は解毒薬を作り、根に注入しなくてはならない。
「解毒薬がいる」
この時、私の頭の中に
《チャララン~、毒草サーチ! いまここで使用された毒は何の毒草? クイズ、エルバの畑から探し出せ! 正解者には『ヒント』と『エルバ調合室』の扉が開きます~!》
いつもの博士とは違う、明るいが聞こえた。
ヌヌは降りた直ぐ『おれっち疲れたぁ~』と言って、キバナの下でお昼寝をはじめている。サタ様が言うには眠って体力の回復をしているらしい。だから、次に移動するまで眠らせてやってくれと言われた。
[一緒にいたい、ここに住もう?]
「ダメだ、お互いに長き時を生きるものとして敬意を表す(あらわす)が、精霊キキにワタシの楽しく面白いことは渡さん。エルバと一緒にいるのはワタシ達だ」
「ええ、そうです。僕の楽しいことは譲りません」
だけど諦めないキキは私を抱きしめ。
[ズルい、羨ましいわ。私も早くエルバちゃんと出会いたかったわ……そしてら、あの子も笑うようになったはず]
あの子といい、悲しい瞳をした精霊キキ。
そのとき、この場所に近寄る足音が聞こえた。
〈エルバ、この場に誰か来る〉
〈はい、来ますね〉
とっさに念話に変える2人、誰が来たのかと見るとそこに、闘技場にいた勇者の末裔のモサモサ君がいた。
頭の上のサタ様、足元のアール君、キバナの下のヌヌ、そしてキキに抱きしめられる私に驚いた様子。
「…………」
[大丈夫よ、彼らはあの魔物を助けに来ただけで……教師、学生に危害を加えない。用事が終わったら直ぐ帰っていくわ]
「…………」
[知っているって……そうか、あなたほどの『力』があれば見えてしまうのね……みんな、ケガはしていないから安心して]
モサモサ君とキキさんは会話をしているようだけど、さっきからモサモサ君は一言も言葉を発していない。
(私達と同じで、キキさんと念話で会話をしているのかな?)
〈うむ、独自の魔法だな。魔法文字とでもいうのか?〉
〈魔法文字ですか? サタ様、彼は指先に魔力を集めて空(くう)に光文字を書く、魔力の扱いにたけていますね〉
〈そうだな〉
空に文字を書く? 何のことだかわからない。
キキさんの腕の中から離れて、私はモサモサ君をみた。彼は胸の前に『なら、よかった』と、私達に読めるように彼は文字を空に書いた。
キキは私達に言った[彼と私は友達なの]だと。キキは勇者アークが故郷の木――キバナを王城と学園に植えた。
そのキバナから生まれた精霊。
[アークとはたくさん話したわ。ほんとうは魔王を倒していないだとか、ボクに国王が務まるのか、ボクはみんなが幸せならそれでいい――彼の人には話せない悩み、弱音をたくさん聞いたわ……彼がこの世を去る前に優しく見守るって約束したの]
それ以来、彼女はズッと学園のキバナと王城のキバナの木を行き来して、みんなを勇者の末裔を見守っている。
また、ザッザッと今度は乱暴に歩く足音が聞こえた。
その足音に過剰に反応したモサモサ君はススっと茂みに隠れた。それと同時に『クソッ、やってらんないぃ!』乱暴な話し方でヒロインこと、アマリアがこの場所にやってきた。
「もう、全然うまくいかない! 悪役令嬢が絶対にお姉ちゃんだと踏んだのに、全くの別人で話も通じないし。王子が婚約者じゃなくて、幼なじみが婚約者だって? この世界はあたしの為の世界なのに――!!」
と、叫び。彼女はビーカーに入った紫色の液体をキバナにかけた。キバナの下でお昼寝していたヌヌは、アマリアがやってきた同時にサタ様がそばに呼び寄せ、一緒に姿を消している。
辺り一面にむせかえるような甘い香りがたつ。
その途端[…………ギャァ!!]悲鳴をあげ、キキが胸を掻きむしり苦しはじめた。
な、何?
まさか毒?
あ、この香り……シュノーク古城で毒矢に塗られていた、香りと同じ。
これはピンクの花が可愛いカルア草の毒。
あの草、見た目は可愛いのだけど……その花びらは苦く、口が痺れて、食べすぎると肌が紫色に変わる。子供の頃――エルブ原っぱでカルア草を発見して食べて、全身紫色で帰って……ママに1週間おやつ抜きにされた思い出の毒草。
「腹が立つぅ――! 本来ならあたしに嫉妬した悪役令嬢がやるはずなのに……ヒロインのあたしが自らやらなくちゃいけないなんて! クソッ、小説の内容と違うわ、悪役令嬢もお姉ちゃんじゃないなんてぇ!」
アマリアは大声で喚き、苛立ち、キバナの幹を足でゲシゲシ踏み潰して『枯れろ、枯れて、あたしの役に立て!』と、叫んだ。
[グッ……ハァハァ]
毒に苦しむキキをサタ様とアール君が、魔法で治療をはじめた。モサモサ君は指で『キキ、大丈夫?』『キキ、いなくならないで』と、空に書き、茂みの中で泣きそうな表情を浮かべている。
「枯れろ!!」
アマリアのキバナの木への異常な執着……『アマリア、ボクと結婚してほしい』……そうだこの場所、すっかり記憶から抜けていた。
このエバナの木の下は、ヒーローとヒロインが愛を語り合う場所だ。それに嫉妬した悪役令嬢が魔法を使い、キバナの木を枯らす。枯れてしまったキバナの木を見て涙を流した、ヒロインの涙がこの木をよみがえさせる。
(アマリアさん……まさか、あなたはそれを狙って、こんな酷いことをしているの?)
〈ハァ、胸糞悪い。こいつは何処にいても……自分のことだけだな〉
〈そうですね、サタ様〉
キキに魔法をかけながら、サタ様とアール君が呟く。
「「枯れなさいよ!! あたしだけが幸せになる世界なのに! あたしが、こんな目に遭うのは全部お姉ちゃんのせいだ。お姉ちゃんが陰で何かやっているんだ……きっとそう。じゃないと、こんなことが起こるはずがない!」」
「「全部、お姉ちゃんのせいだ!!」」
『『全部、お姉ちゃんのせいだ!!』』
鼓動がドクンとはねた。
こ、この言葉は妹が嫌なことがあると、よく私にむけて妹が吐いていた言葉だ。……いや、いや、いや、私の思い過ごしだって…………この世界に絶対あの子はいない。
(居て欲しくない!!)
〈エルバ、エルバ?〉
〈え、なに?〉
〈どうかしたのですか?〉
2人が私を見つめていた。
[エルバちゃん……きっと、驚いたのよ。怖いところを見せてしまったわ。エルバちゃん、ごめんね]
私は首を振り。
「違う……違うので、キキさんは謝らないでください……そうだ毒は? あの子がまいた毒はどうなったの?」
キキの毒は……サタ様とアール君が解毒したと言った。
しかし、根深く染み込んでしまった毒は解毒薬を作り、根に注入しなくてはならない。
「解毒薬がいる」
この時、私の頭の中に
《チャララン~、毒草サーチ! いまここで使用された毒は何の毒草? クイズ、エルバの畑から探し出せ! 正解者には『ヒント』と『エルバ調合室』の扉が開きます~!》
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