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完結後の世界
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私が答えを出すと、ジークはニヤッと微笑み私の顎をつかみ顔を近づけてきた。
私は慌てて顔を逸らそうとしたが、その都度顔を正面に持っていかれる。
唇まであと数センチという所で「姉様?」と茂みからラルフが現れた。
「あ、あら?ラルフ?どうしたの?」
(危なかった……)
私は瞬時にジークを突き飛ばし、何事もなかったかのように振舞った。
私に突き飛ばされたジークは、怒るどころか笑いを堪えている。
そんな私とジークの様子を見たラルフはムッとしながら会場へと戻ろうと、私の手を引いた。
会場に戻る前にジークは私の肩にポンッと手を置き、顔を近づけ耳もとで「……残念」と囁いた。
その言葉に自然と顔が熱くなる。
ラルフは怪訝な表情で見ていたが、ジークを睨みつけ物申した。
「……姉様に何か御用ですか?」
「あぁ、君には先に知らせておきましょうか」
え?ちょっと、まさか……!?
「今しがた貴方のお姉様から結婚を了承して頂きました」
「……は?……何言ってんの?」
いつもの子犬の様な雰囲気が一変、地の底から響くような低い声で言いながらジークを睨んでいる。
しかし、ラルフが睨んだ位では動じない。
「貴方の義兄になるのです。宜しくお願いしますね?」
その言葉を聞いたラルフはクルッと私の方を向き「姉様!!本当なの!?」と確認してきた。
「いや、まあ……本当……です」
小声になりながら言い切ると、ラルフの顔色は悪くなっていき、黙り込んでしまった。
「ラルフ?」と心配して声をかけようとしたら、ラルフは泣きそうになりながらジークに指をさし「僕は認めない!!」と怒鳴り、会場へと走って行ってしまった。
(私を迎えに来てくれたのでないのかしら?)
ラルフが走り去った方を呆然としながら見ていると、グイッと腰を抱かれた。
「では、私達も行きましょうか?」
私は腰を抱かれたまま、ジークとともに会場へと戻った。
◇◇◇
次の日、第二王子とニーナの結婚式は滞りなく無事に終わった。
そして……私は断罪されることなく、小説は完結された。
(無事生き残れたわ)
内心ガッツポーズをして喜んだ。
そして、当初の目的では完結後の私は当たり障りがない人の元に嫁ぎ、平々凡々の一生を終えるはずだった。
……だったのだが。何故、私はこんなにも針のむしろになっているのだろう。
理由は分かっている。目の前で微笑んでいる男のせい。
第二王子達の結婚式が終わり、私が屋敷で休んでいるとジークが現れた。
そして……
「イレーナ嬢との結婚をお許し頂きたい」
唐突に言ったのだ。
両親からしたら青天の霹靂。目がこぼれ落ちそうなほど目を見開いていた。
対するラルフはずっとジークを親の仇かと言うほど睨みつけていた。
当然両親は大いに喜んだ。
ジークは公爵家の人間。家柄、名声、財力、容姿、言うことなしの人物なのだから。
だがしかし、そんなすぐに結婚するなどとは誰も言っていない。
先ずは婚約期間が欲しいと私が強請った。
ジークは反発してきたが、そもそも結婚を急がせる意味が分からない。
私としては、もっとよくジークを知ってから結婚をしたい。
ジークだって、本当の私を知れば幻滅するかもしれない。
それならば、逃げ道を作るに越したことはない。
(それに、まだ私にはやらなきゃいけないことがあるもの)
この世界に飛び込んだ時に誓った家族の矯正。
だいぶマシになったものの、まだまだ完全ではない。
しっかり矯正を終えるまでは嫁げない。
ジークは渋い顔をしたものの、承諾してくれた。
そして、この婚約の話はあっという間に貴族の間に広まり、私は世のご令嬢達を敵に回したのだ。
今日もジークに呼ばれ城へと出向くと、早速突き刺さるような視線があちらこちらから……
(こうなる事は分かっていたけど……)
いくら覚悟をしていても、やはり他人から向けられる視線には敏感になってしまう。
私が青い顔をしながらジークの元へ行くと、心配したジークに問い詰められた。
だから「気の所為です」と誤魔化していたがジークは執拗に追い詰めてきた。
「ほお……?団長でもある私の目が狂っていると?それは聞き捨てなりませんね」
口は笑っているが、目が笑っていない。
思わずゾクッと背筋が凍った。
「……そんな事は言っていません。貴方は少々過保護なのです。女性には知られたくない秘密もあるのですよ?」
何とか反論してやった。でも、ジークの顔は見られない……
背を背け、俯いているとフワッと私の体が浮き上がり、気づくとジークの膝の上にいた。
「──ちょっ!!」
「……貴方を心配するなと言う方が難しい。なんせ、私の愛しい人ですからね」
「ふっ」と優しく微笑みかけてくる優しい笑顔に私の胸は高まった。
(この人は、何でそんな顔で恥ずかしい事を平気で言ってくるの!?)
前の人生でも彼に愛してると言われたことはあるが、ジークに至っては破壊力が違いすぎる。
私もジークの事は好きだ。愛してるかどうかと言われれば、それは分からない。
正直、こんな気持ちになったのは初めてで、自分でも戸惑っている。
それなのに、ジークは私に考える時間を与えてくれない。
「貴方は考えるよりも先に自身の気持ちに素直になった方がいいですよ?」
「……まあ、考える時間があれば、の話ですが?」と付け加えられ、私の頬に優しく手を当てながら優しく私の唇を奪った。
そして思った。何故こんな事になったのだろうと。
何故私を地獄へと突き落とす男とこんな関係になっているのだろうと。
しかし、本気で愛の言葉を囁いてくれるジークを見ると、そんな戸惑いもちっぽけなものだと思った。
この小説に転生したと気づいた時は絶望したけど、今は転生して心底良かったと思える。
私を愛してくれる家族や使用人達がいる。
そして、本気で愛してくれるジークも……
「……愛しています。私のイレーナ」
──────────────────
あとがき
最後までお付き合いありがとうございました。
これにて完結となります。
しかし、嫉妬に狂わせたいと密かに思っている作者なので、今書いている長編が完結したら改めて番外編か続編か書きたいなとは思っております。
その際は、また宜しくお願いします。
私は慌てて顔を逸らそうとしたが、その都度顔を正面に持っていかれる。
唇まであと数センチという所で「姉様?」と茂みからラルフが現れた。
「あ、あら?ラルフ?どうしたの?」
(危なかった……)
私は瞬時にジークを突き飛ばし、何事もなかったかのように振舞った。
私に突き飛ばされたジークは、怒るどころか笑いを堪えている。
そんな私とジークの様子を見たラルフはムッとしながら会場へと戻ろうと、私の手を引いた。
会場に戻る前にジークは私の肩にポンッと手を置き、顔を近づけ耳もとで「……残念」と囁いた。
その言葉に自然と顔が熱くなる。
ラルフは怪訝な表情で見ていたが、ジークを睨みつけ物申した。
「……姉様に何か御用ですか?」
「あぁ、君には先に知らせておきましょうか」
え?ちょっと、まさか……!?
「今しがた貴方のお姉様から結婚を了承して頂きました」
「……は?……何言ってんの?」
いつもの子犬の様な雰囲気が一変、地の底から響くような低い声で言いながらジークを睨んでいる。
しかし、ラルフが睨んだ位では動じない。
「貴方の義兄になるのです。宜しくお願いしますね?」
その言葉を聞いたラルフはクルッと私の方を向き「姉様!!本当なの!?」と確認してきた。
「いや、まあ……本当……です」
小声になりながら言い切ると、ラルフの顔色は悪くなっていき、黙り込んでしまった。
「ラルフ?」と心配して声をかけようとしたら、ラルフは泣きそうになりながらジークに指をさし「僕は認めない!!」と怒鳴り、会場へと走って行ってしまった。
(私を迎えに来てくれたのでないのかしら?)
ラルフが走り去った方を呆然としながら見ていると、グイッと腰を抱かれた。
「では、私達も行きましょうか?」
私は腰を抱かれたまま、ジークとともに会場へと戻った。
◇◇◇
次の日、第二王子とニーナの結婚式は滞りなく無事に終わった。
そして……私は断罪されることなく、小説は完結された。
(無事生き残れたわ)
内心ガッツポーズをして喜んだ。
そして、当初の目的では完結後の私は当たり障りがない人の元に嫁ぎ、平々凡々の一生を終えるはずだった。
……だったのだが。何故、私はこんなにも針のむしろになっているのだろう。
理由は分かっている。目の前で微笑んでいる男のせい。
第二王子達の結婚式が終わり、私が屋敷で休んでいるとジークが現れた。
そして……
「イレーナ嬢との結婚をお許し頂きたい」
唐突に言ったのだ。
両親からしたら青天の霹靂。目がこぼれ落ちそうなほど目を見開いていた。
対するラルフはずっとジークを親の仇かと言うほど睨みつけていた。
当然両親は大いに喜んだ。
ジークは公爵家の人間。家柄、名声、財力、容姿、言うことなしの人物なのだから。
だがしかし、そんなすぐに結婚するなどとは誰も言っていない。
先ずは婚約期間が欲しいと私が強請った。
ジークは反発してきたが、そもそも結婚を急がせる意味が分からない。
私としては、もっとよくジークを知ってから結婚をしたい。
ジークだって、本当の私を知れば幻滅するかもしれない。
それならば、逃げ道を作るに越したことはない。
(それに、まだ私にはやらなきゃいけないことがあるもの)
この世界に飛び込んだ時に誓った家族の矯正。
だいぶマシになったものの、まだまだ完全ではない。
しっかり矯正を終えるまでは嫁げない。
ジークは渋い顔をしたものの、承諾してくれた。
そして、この婚約の話はあっという間に貴族の間に広まり、私は世のご令嬢達を敵に回したのだ。
今日もジークに呼ばれ城へと出向くと、早速突き刺さるような視線があちらこちらから……
(こうなる事は分かっていたけど……)
いくら覚悟をしていても、やはり他人から向けられる視線には敏感になってしまう。
私が青い顔をしながらジークの元へ行くと、心配したジークに問い詰められた。
だから「気の所為です」と誤魔化していたがジークは執拗に追い詰めてきた。
「ほお……?団長でもある私の目が狂っていると?それは聞き捨てなりませんね」
口は笑っているが、目が笑っていない。
思わずゾクッと背筋が凍った。
「……そんな事は言っていません。貴方は少々過保護なのです。女性には知られたくない秘密もあるのですよ?」
何とか反論してやった。でも、ジークの顔は見られない……
背を背け、俯いているとフワッと私の体が浮き上がり、気づくとジークの膝の上にいた。
「──ちょっ!!」
「……貴方を心配するなと言う方が難しい。なんせ、私の愛しい人ですからね」
「ふっ」と優しく微笑みかけてくる優しい笑顔に私の胸は高まった。
(この人は、何でそんな顔で恥ずかしい事を平気で言ってくるの!?)
前の人生でも彼に愛してると言われたことはあるが、ジークに至っては破壊力が違いすぎる。
私もジークの事は好きだ。愛してるかどうかと言われれば、それは分からない。
正直、こんな気持ちになったのは初めてで、自分でも戸惑っている。
それなのに、ジークは私に考える時間を与えてくれない。
「貴方は考えるよりも先に自身の気持ちに素直になった方がいいですよ?」
「……まあ、考える時間があれば、の話ですが?」と付け加えられ、私の頬に優しく手を当てながら優しく私の唇を奪った。
そして思った。何故こんな事になったのだろうと。
何故私を地獄へと突き落とす男とこんな関係になっているのだろうと。
しかし、本気で愛の言葉を囁いてくれるジークを見ると、そんな戸惑いもちっぽけなものだと思った。
この小説に転生したと気づいた時は絶望したけど、今は転生して心底良かったと思える。
私を愛してくれる家族や使用人達がいる。
そして、本気で愛してくれるジークも……
「……愛しています。私のイレーナ」
──────────────────
あとがき
最後までお付き合いありがとうございました。
これにて完結となります。
しかし、嫉妬に狂わせたいと密かに思っている作者なので、今書いている長編が完結したら改めて番外編か続編か書きたいなとは思っております。
その際は、また宜しくお願いします。
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