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第13話
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「……ん……ここは……?」
目を開けると私はベッドの上にいた。
頭がぼんやりして思考がはっきりしない中、天井を見上げていた。
「知らない天井……」
ここはどこなのか、私は何をしていたのかゆっくり考えていると声がかかった。
「起きましたか?」
「……リュディガー……?」
その顔を見て意識が覚醒した。
私は誰かに連れ去られたのだ。
そして、その誰かはきっと目の前にいるこの人だと本能的に察した。
ゆっくり近付いてくるリュディガーが私の知らない男の人に見えて、自然と身体が震えてしまう。
「……何が目的なの?」
睨みつけながら訊ねた。
正直怖い。
怖いけどそんな素振りを見せたら終わりな気がして、強気に振舞った。
リュディガーは笑顔のまま一言も喋らず、私の元までやってきた。
完全に逃げる隙を逃した私はベッドの上からリュディガーを見上げるように見ていると、リュディガーの顔が近付いて来たのが分かったのと同時に、唇に柔らかい感触が……
──……は?
それがキスだと頭が理解するまで数秒かかったが、すぐに我に返り触れている唇を思いっきり噛んだ。
「──痛ッ!!」
驚いて私から身を離したリュディガーの口元には赤く血が滲んでいた。
口元を拭いながら私を見るリュディガーからは笑顔が消え、怒りというよりも苛立っている様な感じがした。
──こんなリュディガー知らない……
怯える私を尻目にリュディガーは私を押し倒し、力いっぱい腕を抑えてきた。
「りゅ、リュディガー!!痛い!!」
「先程噛み付いた罰ですよ。これからは誰がアリアのご主人かちゃんと教えこませないといけませんね」
「は?何を……」
言ってんの!?って言おうとしたが、その言葉は唇を塞がれ言えなかった。
殴りたくても腕を押さえつけられ身動きが取れない。
何故リュディガーがこんな事をするのか、いくらかんがえても分からない。
──私のファーストキス……
ヴェルナーともしたことがないのに、無理やり奪われてしまった事実に今更ながらに涙が溢れてきた。
「おや?泣くほど嬉しかったですか?」
「馬鹿言わないで!!嬉しいわけないじゃない!!何してんのよ!!」
「何って、キスですが?」
私が恐怖と怒りで震える中、当然のように言い切り「ふっ」と微笑んだ。
「何をそんなに怯えるんです?アリアが兄様と婚約を破棄をしたあかつきには、晴れて私と婚姻が結ばれるんですよ」
「は?」
「ようやくアリアを手に入れることが出来る……」
「ちょ、待って、何言って……」
婚約じゃなくていきなり婚姻!?
幼い頃から私に懐いていたが、それは姉と弟と言う家族的な愛情だと思っていた。
しかし目の前の男はそんな家族愛なんて可愛いものじゃなく、ドロドロとした狂愛を私に向けている。
「……私の事……姉として、愛してくれてたんじゃ……」
「アリアが私の姉?そんな訳ありません。私は物心ついた頃からアリアの事を一人の女性として見てましたよ?」
冷たい笑みを私に向けてきた。
「私が先に生まれてくればアリアの婚約者は私だったはずなのにと何度も兄様を恨み、後に生まれてきた自分を責めていましたが、天は私の味方をしてくれたのですね。まさかこんな事になるとは思いもしませんでした……」
恍惚の表情で私を見下ろすリュディガー。
私はどこで間違えた?何でこんな事になってるの?
ただ、単純に婚約破棄がしたかっただけなのに!!
とめどなく溢れてくる涙をリュディガーは舌で舐め取った。
「ああ、そんなに泣かないで?可愛い顔が台無しですよ」
「誰のせいで!!」
「婚約破棄を願ったのは貴方ですよ?私はその願いを叶えた。そして空いた席に私が座るだけです」
「なにか違いますか?」と言われれば何も言い返せない。
「それに、兄様は今頃あの令嬢の楽しんでいる頃ですよ」
「え?」
「おや?言っていませんでしたか?あの部屋には強力な媚薬を含んだ香を炊いてあるんです。いくら兄様でも正気を保てないものです」
私は愕然とした。
──ヴェルナーとあの令嬢が……?
そうまで言われたら嫌でもヴェルナーとあの令嬢が肌を合わせているイメージが浮かんでしまう。
確かに部屋に仕掛けを用意するとは聞いていたが、まさか媚薬を出してくるとは思わなかった。
「これで完全に兄様有責で婚約破棄が出来ますね」
──違う。こんな事頼んでない……
私は首を振りながら「違う」と訴えた。
「何が違うんです?こうでもしなければ兄様と婚約破棄なんて不可能ですよ?」
「だからって!!」
「まあ、言い分は後から聞きますよ。──……時間がないので、こちらもこちらで楽しみましょう?」
「ちょっ!!どこ触ってんの!?」
馬乗りになったまま私のスカートの裾を捲りあげた。
必死に足をばたつかせて抵抗するが、ばたつかせたせいでスカートは更に上がって太腿まで丸見えの状態になってしまった。
私は恥ずかしさと屈辱に死にたくなった。
「アリアが二度と私から逃げられないよう、私のものにします。痛いのが嫌ならば大人しくしていてくださいね?私も貴方を傷つけたくありませんから」
頬に軽くキスを落としながら優しく言われたが、私は全身の血の気が引いている。
今すぐ逃げ出したい。大声で助けを呼びたい。
そんな事出来ないと分かっている。
きっと逃げようとすれば躊躇なく足を切り落とす。大声をあげようものなら舌を切り落とされる。それ程狂気に満ちた目をしているのだ。
──あぁ、これは私の罰なのね……
身勝手にヴェルナーを陥れた罰。ヴェルナーの気持ちも考えずに好きでもない令嬢をあてがい、既成事実をつくらせた。
ヴェルナーはあの令嬢と婚姻をせざるを得ない。
私が仕組んだことだと知ったらヴェルナーは私を恨むだろう。
ヴェルナーに嫌われた。その言葉が重石のように私の心を押し潰した。
──ははっ……今更後悔したって遅いのに……
どうせリュディガーからは逃げられない。
目を開けると私はベッドの上にいた。
頭がぼんやりして思考がはっきりしない中、天井を見上げていた。
「知らない天井……」
ここはどこなのか、私は何をしていたのかゆっくり考えていると声がかかった。
「起きましたか?」
「……リュディガー……?」
その顔を見て意識が覚醒した。
私は誰かに連れ去られたのだ。
そして、その誰かはきっと目の前にいるこの人だと本能的に察した。
ゆっくり近付いてくるリュディガーが私の知らない男の人に見えて、自然と身体が震えてしまう。
「……何が目的なの?」
睨みつけながら訊ねた。
正直怖い。
怖いけどそんな素振りを見せたら終わりな気がして、強気に振舞った。
リュディガーは笑顔のまま一言も喋らず、私の元までやってきた。
完全に逃げる隙を逃した私はベッドの上からリュディガーを見上げるように見ていると、リュディガーの顔が近付いて来たのが分かったのと同時に、唇に柔らかい感触が……
──……は?
それがキスだと頭が理解するまで数秒かかったが、すぐに我に返り触れている唇を思いっきり噛んだ。
「──痛ッ!!」
驚いて私から身を離したリュディガーの口元には赤く血が滲んでいた。
口元を拭いながら私を見るリュディガーからは笑顔が消え、怒りというよりも苛立っている様な感じがした。
──こんなリュディガー知らない……
怯える私を尻目にリュディガーは私を押し倒し、力いっぱい腕を抑えてきた。
「りゅ、リュディガー!!痛い!!」
「先程噛み付いた罰ですよ。これからは誰がアリアのご主人かちゃんと教えこませないといけませんね」
「は?何を……」
言ってんの!?って言おうとしたが、その言葉は唇を塞がれ言えなかった。
殴りたくても腕を押さえつけられ身動きが取れない。
何故リュディガーがこんな事をするのか、いくらかんがえても分からない。
──私のファーストキス……
ヴェルナーともしたことがないのに、無理やり奪われてしまった事実に今更ながらに涙が溢れてきた。
「おや?泣くほど嬉しかったですか?」
「馬鹿言わないで!!嬉しいわけないじゃない!!何してんのよ!!」
「何って、キスですが?」
私が恐怖と怒りで震える中、当然のように言い切り「ふっ」と微笑んだ。
「何をそんなに怯えるんです?アリアが兄様と婚約を破棄をしたあかつきには、晴れて私と婚姻が結ばれるんですよ」
「は?」
「ようやくアリアを手に入れることが出来る……」
「ちょ、待って、何言って……」
婚約じゃなくていきなり婚姻!?
幼い頃から私に懐いていたが、それは姉と弟と言う家族的な愛情だと思っていた。
しかし目の前の男はそんな家族愛なんて可愛いものじゃなく、ドロドロとした狂愛を私に向けている。
「……私の事……姉として、愛してくれてたんじゃ……」
「アリアが私の姉?そんな訳ありません。私は物心ついた頃からアリアの事を一人の女性として見てましたよ?」
冷たい笑みを私に向けてきた。
「私が先に生まれてくればアリアの婚約者は私だったはずなのにと何度も兄様を恨み、後に生まれてきた自分を責めていましたが、天は私の味方をしてくれたのですね。まさかこんな事になるとは思いもしませんでした……」
恍惚の表情で私を見下ろすリュディガー。
私はどこで間違えた?何でこんな事になってるの?
ただ、単純に婚約破棄がしたかっただけなのに!!
とめどなく溢れてくる涙をリュディガーは舌で舐め取った。
「ああ、そんなに泣かないで?可愛い顔が台無しですよ」
「誰のせいで!!」
「婚約破棄を願ったのは貴方ですよ?私はその願いを叶えた。そして空いた席に私が座るだけです」
「なにか違いますか?」と言われれば何も言い返せない。
「それに、兄様は今頃あの令嬢の楽しんでいる頃ですよ」
「え?」
「おや?言っていませんでしたか?あの部屋には強力な媚薬を含んだ香を炊いてあるんです。いくら兄様でも正気を保てないものです」
私は愕然とした。
──ヴェルナーとあの令嬢が……?
そうまで言われたら嫌でもヴェルナーとあの令嬢が肌を合わせているイメージが浮かんでしまう。
確かに部屋に仕掛けを用意するとは聞いていたが、まさか媚薬を出してくるとは思わなかった。
「これで完全に兄様有責で婚約破棄が出来ますね」
──違う。こんな事頼んでない……
私は首を振りながら「違う」と訴えた。
「何が違うんです?こうでもしなければ兄様と婚約破棄なんて不可能ですよ?」
「だからって!!」
「まあ、言い分は後から聞きますよ。──……時間がないので、こちらもこちらで楽しみましょう?」
「ちょっ!!どこ触ってんの!?」
馬乗りになったまま私のスカートの裾を捲りあげた。
必死に足をばたつかせて抵抗するが、ばたつかせたせいでスカートは更に上がって太腿まで丸見えの状態になってしまった。
私は恥ずかしさと屈辱に死にたくなった。
「アリアが二度と私から逃げられないよう、私のものにします。痛いのが嫌ならば大人しくしていてくださいね?私も貴方を傷つけたくありませんから」
頬に軽くキスを落としながら優しく言われたが、私は全身の血の気が引いている。
今すぐ逃げ出したい。大声で助けを呼びたい。
そんな事出来ないと分かっている。
きっと逃げようとすれば躊躇なく足を切り落とす。大声をあげようものなら舌を切り落とされる。それ程狂気に満ちた目をしているのだ。
──あぁ、これは私の罰なのね……
身勝手にヴェルナーを陥れた罰。ヴェルナーの気持ちも考えずに好きでもない令嬢をあてがい、既成事実をつくらせた。
ヴェルナーはあの令嬢と婚姻をせざるを得ない。
私が仕組んだことだと知ったらヴェルナーは私を恨むだろう。
ヴェルナーに嫌われた。その言葉が重石のように私の心を押し潰した。
──ははっ……今更後悔したって遅いのに……
どうせリュディガーからは逃げられない。
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