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SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」 第70話

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『待たせたな、西山。冥王星に来る決心はついたか?』

「残念だな隼人。俺は絶対冥王星には行かない」

『そんなに伊川弘二が好きか?
犯されながら伊川に軽蔑されても、まだ好きなのか』

「何でお前がそんなこと知ってるんだ」

『西山、冥王星は、未発達文明の地球とは違うのだ。
お前のことなら、ケツの穴の毛の数まで分かるのさ』

「は、大した下劣な文明だな。弘二は関係ない。
俺はSuperHero準として地球を守る使命があるんだ。
それを放り出すつもりはない」

『SuperHero星が、その使命を剥奪してもか?』

「どういうことだ?」

『西山準よ、俺はもうお前に汚い手を使うつもりはない。
以前は、どんな汚い手を使ってもお前を俺の物にしたかったが、今は違う。
お前の意思を尊重したいのだ』

「だったら帰れ。俺の意思は何度もお前に伝えた」

『それがお前の本心ではないと知っているから来ているのだ。
西山、5年前のホモクラブでの俺との出会いを覚えているだろ?
あの時、俺が事故に遭っていなければ、今頃俺とお前は同棲して付き合っているはずだ。
それに去年の夏の冥王星でのことも覚えているだろ?
お前は頭では地球に帰りたいと思っていても、お前のチンポは、乳首は俺を欲していただろ?
思い出せ』

「人間には性欲より大事なものがあるんだ。
それは心優しい人間だった隼人も分かっているだろ」

『そのとおりだ。性欲より大事なものがある。
だがそれは皆、性欲が伴って成り立つものなのだ。
分かるか西山。
俺はSuperHero星と約束している。
もうお前を祭祀の生贄にはしない。
むしろお前は祭祀を行う方になるのだ、俺の隣で。
お前が俺の元に来れば、地球には帰れなくなる。
それは事実だ。
だが地球の平和は、またSuperHero星が、新たなSuperHeroを生み出し、守ってくれる。
西山、お前は安心して俺の元へ来ればいい』

「だから分からないやつだな。
俺は行きたくないと言っているんだ。
俺の意思を尊重するんだろ?
5年前隼人が好きだった。
これは前もお前の前で認めたじゃないか。
でも今は違うと。
いくら俺のチンポがお前に反応しようと、俺の意思は変わらない。
俺の乳首を何回犯しても同じだ。変わらない。
今日も俺を犯せ。
お前の思う通り犯されてやる。
お前に犯されながら俺の体が、一時的な感情が、どんなにお前に傾いても、目を覚ました俺はまた、お前を拒絶するだろう。
何回やっても同じだ。
伊川弘二はもう関係ない。
俺はSuperHero準だが、人間西山準としても生きたい。
これが俺の本音だ」

『人間西山準は、人間林隼人のものだったのだ。
林隼人を越える人間などいないのだ。
お前は林隼人を心も体も欲していた。
そこへ戻るだけなのが、なぜお前には分からないのだ!』

「俺を犯したいんだろ?隼人。今日は抵抗しない。
お前の好きに俺を犯せ」

SuperHero準はそう言うと体を急速で回転させた。
回転が止まったSuperHero準を見ると、ヒーロースーツのライトグレーの部分がなくなり、その部分の西山準の生肌が露出していた。
乳首を含む胸、チンポ、金玉を含む股間とケツまんこを含む尻の部分だった。


地球防衛軍本部では、再び西之島にバリアドームが出現したとして隊員たちが招集されていた。
幹部が

「伊川隊長、この状況をどう思うかね」

と聞いた。伊川は

「バリアドームが現れたと言うことは中でSuperHero準とマッチョ星人が戦っている可能性が高いと考えます」

と答えた。

「また西山隊員の単独行動かね?」

「今回は分かりかねます」

「それは置いておいて、戦闘機は何機くらい必要かね?」

伊川は少し考えて

「必要ないと思います」

「え?」

と青木小太郎が大きな声を出した。

「隊長、バリアドームはSuperHero準が張るんですよね。
それなら西山先輩が確実に中にいると言うことですよね。
援護に行かなくていいんですか?」

と小太郎が詰め寄った。
伊川は、青木小太郎のやつ、バリアドームはマッチョ星人が張ると知ってて言うのかと思いつつも

「確かにそうだが、ここはSuperHero準に任せるべきだ。
マッチョ星人との戦いは長く続くことが多い。
もし、その間に他の怪獣が現れたらどうする?
SuperHero準はいないんだぞ。
我々だけで始末しなければならない。
無駄な戦力は使うべきではない」

と主張した。

小太郎は心の中で

「伊川隊長、いくら西山先輩が淫乱で憎いからって、あまりに冷たすぎる、酷すぎる」

と思いながらも

「それでは訓練生の自分だけ、西之島に偵察に行かせていただけませんか?
万が一西山隊員が負傷でもしていれば、応急手当の上、至急、連れて帰らなければなりません。
人道上、これはすべきだと思いますが、いかがですか?」

と理路整然と提案した。

これには伊川より先に幹部が

「よかろう。青木訓練生だけ西之島上空で待機しなさい」

と命じた。伊川も反論はできなかった。

「ありがとうございます。行ってまいります」

小太郎は走って本部室を出て行った。
伊川は心の中で

「もうこれ以上、西山の淫乱な姿を見たくない」

そう呟いていた。
小太郎は戦闘機の整備員に

「レーザービームの量、できるだけ多く注入してくれ」

と頼んでいた。
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