SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」

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SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」 第69話

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西山は翌日から地球防衛軍に戻り、任務をこなした。
伊川には大岐海岸の件だけお礼を言い、あとは西山も伊川を避けた。
伊川に一目惚れして任務を失敗した、あの過ちだけは繰り返したくなかった。
実際27歳の西山は、少しは成長していた。
勤務中は隊員たちと冗談を言い合ったりすることも出来た。
心に穴は開いたままだったが、外見上は何もなかったように振舞うことはできた。

問題は夜だった。
夜になると相変わらず寂しさ、切なさ、伊川恋しさで苦しかった。
その度、小太郎が訪ねてきて、西山を抱いてくれた。
小太郎の言う通り、小太郎は伊川の代わりにはならなかったが、一瞬でも寂しさを紛らわすことはできた。
小太郎も承知の上だった。小太郎にしてみれば理由はどうであれ、可愛い西山を毎晩犯すことができる方が嬉しかった。


一週間後、伊川は共和党の有力議員の娘、葵とお見合いをした。
葵は31歳、上品で賢く綺麗な女性だった。

「伊川弘二隊長のご活躍はテレビ等でいつも拝見しています。
以前から尊敬していました」

そう言って笑顔を見せる葵だった。

「まずは、お付き合いから始めていいですか?」

伊川は葵に聞いた。

「はい、よろしくお願いします」

しかし、伊川の心は、まだ西山の方を向いていた。


その日の夜も西山は小太郎に抱かれていた。

「ああん!小太郎、小太郎」

SEXが終わって、

「小太郎、今夜は一人で寝たい」

「了解っす。帰ります。西山先輩、明日の夜も先輩を抱きに来ますね」

小太郎が帰った後、隼人の声が聞こえた。

「西山、明日の夜、お前一人で西之島に来い。防衛軍には知らせるな」

「分かった」

西山も、バリアドーム内に伊川や小太郎がいるよりいいと思った。

隼人が来る、それだけで小太郎に犯され、射精したばかりの西山のチンポは、また勃起していた。


翌日も西山は通常通り地球防衛軍本部で勤務していた。
季節は確実に春に向かっていた。
青木小太郎が

「西山先輩、今夜も伺いますね。
今夜は俺、先輩んちで夕食作ります。
期待しててくださいよ」

「あ、すまん、青木。
今日は家に来客があるんだ。
今夜は遠慮してくれ」

「え?誰っすか?」

小太郎は西山の耳元で

「まさか、伊川隊長じゃないですよね?」

「バカ、違うよ、そんな訳ねえだろ」

「そうっすよね。
あ、まさか俺を差し置いて新しい男ができたんっすか?」

「ふざけるな。そこまで淫乱じゃないよ」

「いやいや、何か変っすよ、今日の先輩。
何か落ち着かない感じだし・・隠さなくていいっすよ。
俺、伊川隊長じゃなきゃ、その新しい男に勝つ自信あるっす」

「だから違うってば」

「正直に言わないと乳首触っちゃうぞ」

「ふざけるなよ小太郎」

「やっぱ、伊川隊長でしょ?いいっすよ。
二人でもう一度話し合ってくださいね、俺は諦めないけど」

「違うってば、もう」

小太郎は笑って離れていった。

「西山先輩、何かおかしい。胸騒ぎがするの、何でだ?」


勤務が終わり、西山準は自宅に帰宅せずにSuperHero準に変身し、西之島に飛んだ。
西之島に降り立ったSuperHero準。
隼人の姿はなかった。

「隼人、まだ来てないのか」

その途端、バリアドームが張られ、マッチョ星人隼人が出現した。
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