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SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」 第43話
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「松原はいるか?息子と話を詰めてくれ」
秘書の松原が飛んできて
「かしこまりました」
と頭を下げた。
伊川弘二は母良子と共に部屋を出た。
「弘二、向こうでお金に困らないように母さんが手配するわね。
あ、松原さんがやってくれるわね。
何だか知らないけど、くれぐれも体に気を付けるのよ」
「分かりました母さん。本当にありがとう」
この後、弘二は秀彦の秘書の松原と詳細を打ち合わせた。
良子が秀彦に
「あなた、ありがとうございます」
「わしと弘二は仲が良いとは言えない。
でも、弘二のひたむきさは知っているつもりだ。
わしの力など絶対利用したくないあいつが、ここまでわしに頭を下げるのは、余程切羽詰まった理由があるんだろう。
聞いてやるのが親と言うものだろ?良子」
「はい。おっしゃる通りでございます」
夕方、伊川はマンションの部屋に戻ってきた。
西山はまだ目覚めず、すやすやと寝ていた。
「西山、俺はお前と逃げるぞ。
お前が嫌と言っても引っ張っていくぞ」
マッチョ星人の影に怯えながら、伊川弘二は寝ている西山にキスをした。
2日後の1月3日朝、西山準が目を覚ました。
目の前にはいつも通り伊川弘二の顔があった。
ほっとした表情で
「また弘二に会えたね。良かった」
西山が幸せそうに笑った。
「西山、いいか、もう俺は我慢できない。
お前を連れて逃げるぞ。」
西山は不思議そうに
「逃げる?どこに逃げるの?」
「東南アジアのタイだ。
これ以上、お前をマッチョ星人の慰み者にさせたくない」
「弘二、無理だよ、どこに逃げてもマッチョ星人隼人は追いかけてくるよ。
俺たちの隠れ場所なんて、あいつはお見通しだよ」
「いや、やってみなければ分からない。
仮にそうだとしても、俺は、お前を連れて逃げる」
「どうしたの、弘二。
なんか変だよ、何かあった?」
伊川弘二は首を横に振った。
「なにがあったわけじゃない。
だが先月からマッチョ星人の来襲がいきなり増えている。
なんとかしないとと思っていた」
「弘二、地球防衛軍はどうするの?
弘二は隊長じゃないか」
「いいんだ。俺には西山、お前が一番大事なんだ」
伊川弘二は西山の手を握って
「お願いだから、俺の言うことを聞いてくれ。
俺と逃げてくれ」
西山は伊川に何かあったことを鋭く感じていた。
「いいよ、弘二と一緒なら、俺、どこでも行くよ。
タイ?一度行ってみたかったんだ。
新婚旅行のつもりで行っていい?」
西山は笑った。
「ああ、二人で長めの新婚旅行をしよう。
可愛いな西山。もう俺は、お前にメロメロだ」
「またあ」
西山は本当に幸せそうに笑った。
2日後の羽田空港に二人の姿があった。
伊川の父、秀彦の計らいで二人は地球防衛軍を辞めたのではなく、長期休暇の扱いになった。
地球防衛軍では皆が噂をしていた。
「伊川隊長と西山隊員が長期休暇?どう言うことだ?
あの二人、なんか怪しいと思わないか?」
「そう言えば、最近はいつも一緒って感じだな」
「やめろよ、隊長に向かって不敬だぞ」
幹部連中も色々話していた。
「伊川が生意気だったから、近藤長官が更迭したのかもしれませんね」
「いや、外務省も動いたと言う噂を聞いた。
父親の伊川秀彦議員が絡んでいるのかもしれませんよ」
「西山準隊員も長期休暇と言うのが解せませんね」
等、上から下まで二人の噂でもちきりだった。
「やめないか」
近藤危機管理庁長官が入ってきた。
「伊川隊長に代わる隊長代理を至急決めてくれ。
しかしあの堅物の伊川秀彦議員が正月早々、直々にうちに来られた時は、びっくりしたよ。
それも条件が、共和党があれほど反対していた与党の増税案に賛成するからと言うのには驚いたよ。
あ、これは内密にな」
秘書の松原が飛んできて
「かしこまりました」
と頭を下げた。
伊川弘二は母良子と共に部屋を出た。
「弘二、向こうでお金に困らないように母さんが手配するわね。
あ、松原さんがやってくれるわね。
何だか知らないけど、くれぐれも体に気を付けるのよ」
「分かりました母さん。本当にありがとう」
この後、弘二は秀彦の秘書の松原と詳細を打ち合わせた。
良子が秀彦に
「あなた、ありがとうございます」
「わしと弘二は仲が良いとは言えない。
でも、弘二のひたむきさは知っているつもりだ。
わしの力など絶対利用したくないあいつが、ここまでわしに頭を下げるのは、余程切羽詰まった理由があるんだろう。
聞いてやるのが親と言うものだろ?良子」
「はい。おっしゃる通りでございます」
夕方、伊川はマンションの部屋に戻ってきた。
西山はまだ目覚めず、すやすやと寝ていた。
「西山、俺はお前と逃げるぞ。
お前が嫌と言っても引っ張っていくぞ」
マッチョ星人の影に怯えながら、伊川弘二は寝ている西山にキスをした。
2日後の1月3日朝、西山準が目を覚ました。
目の前にはいつも通り伊川弘二の顔があった。
ほっとした表情で
「また弘二に会えたね。良かった」
西山が幸せそうに笑った。
「西山、いいか、もう俺は我慢できない。
お前を連れて逃げるぞ。」
西山は不思議そうに
「逃げる?どこに逃げるの?」
「東南アジアのタイだ。
これ以上、お前をマッチョ星人の慰み者にさせたくない」
「弘二、無理だよ、どこに逃げてもマッチョ星人隼人は追いかけてくるよ。
俺たちの隠れ場所なんて、あいつはお見通しだよ」
「いや、やってみなければ分からない。
仮にそうだとしても、俺は、お前を連れて逃げる」
「どうしたの、弘二。
なんか変だよ、何かあった?」
伊川弘二は首を横に振った。
「なにがあったわけじゃない。
だが先月からマッチョ星人の来襲がいきなり増えている。
なんとかしないとと思っていた」
「弘二、地球防衛軍はどうするの?
弘二は隊長じゃないか」
「いいんだ。俺には西山、お前が一番大事なんだ」
伊川弘二は西山の手を握って
「お願いだから、俺の言うことを聞いてくれ。
俺と逃げてくれ」
西山は伊川に何かあったことを鋭く感じていた。
「いいよ、弘二と一緒なら、俺、どこでも行くよ。
タイ?一度行ってみたかったんだ。
新婚旅行のつもりで行っていい?」
西山は笑った。
「ああ、二人で長めの新婚旅行をしよう。
可愛いな西山。もう俺は、お前にメロメロだ」
「またあ」
西山は本当に幸せそうに笑った。
2日後の羽田空港に二人の姿があった。
伊川の父、秀彦の計らいで二人は地球防衛軍を辞めたのではなく、長期休暇の扱いになった。
地球防衛軍では皆が噂をしていた。
「伊川隊長と西山隊員が長期休暇?どう言うことだ?
あの二人、なんか怪しいと思わないか?」
「そう言えば、最近はいつも一緒って感じだな」
「やめろよ、隊長に向かって不敬だぞ」
幹部連中も色々話していた。
「伊川が生意気だったから、近藤長官が更迭したのかもしれませんね」
「いや、外務省も動いたと言う噂を聞いた。
父親の伊川秀彦議員が絡んでいるのかもしれませんよ」
「西山準隊員も長期休暇と言うのが解せませんね」
等、上から下まで二人の噂でもちきりだった。
「やめないか」
近藤危機管理庁長官が入ってきた。
「伊川隊長に代わる隊長代理を至急決めてくれ。
しかしあの堅物の伊川秀彦議員が正月早々、直々にうちに来られた時は、びっくりしたよ。
それも条件が、共和党があれほど反対していた与党の増税案に賛成するからと言うのには驚いたよ。
あ、これは内密にな」
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