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大きいミートパイの一切れとざくざくのチップス、それからサラダがワンプレートに綺麗に並べられているのが運ばれてきたのを見た途端、空腹が限界になった。
「いただきます」
ぱりぱりの皮と甘じょっぱくてぴりっと辛いひき肉。パイなんて久しぶりだ。そういえば一人暮らしを始めた頃はパイも色々作ってたっけ。冷凍品を使えばそんなに面倒なものじゃないのに、いつの間にかもっと簡単なものばかり食べるようになっていた。
チップスはシンプルに塩だけかかってるのが好き。サラダもそうだけど、ビネガーのドレッシングはメインの後に食べたらさっぱりするから、今日はこれもいい。
「美味しい?」
斜め向かいからサイボーグの彼が聞いた。玉虫色の顔面にはエモーション表示機能はないらしくて、ただ無機質な頭部が私を見つめる。結構、どぎまぎする。
「は、はい、おいしいです」
「良かった。俺、味とか自分じゃ分かんないからさ」
彼は私の知らない略称のデバイスを頼んだきり、水すら口にしない……そもそも、口に当たるところがないけれど。
でも、どんなに機械化しても、唯一換装できない生体である脳を保つためには、何かしらの摂取が必要だという。もしかしたら、点滴してるのかな。でもそんなので賄えるほど脳は低燃費じゃないし。
「俺のこと気になる?」
肘を突いて頭を支えて、彼がおどけた。
じろじろ見てたのがばれたんだ、きっと。何か言わなきゃ。
「あの……お名前は?」
「サイトス。冥府に流れる嘆きの川」
一拍後に、電子音声が「んふふ」と笑った。
「なんてね。かっこいいだろ。なあ、他に質問は?」
変な人だと思ったけど、一緒にいるのは嫌じゃない気がした。
「何か食べないんですか?」
「食べなくても平気なのさ」
「それって……」
ほとんど機械だということになる。
思わず心配になってしまったけど、サイトスは手を振った。
「考えてるより俺は単純だよ。言ってしまえば、ロボットに近いんだ」
「人、だったんですよね?」
「どうかな」
そっと囁くけど、声は笑っていた。ミステリアスぶっているだけなのかもしれない。
店員さんがサイトスの注文のものを渡しに来た。微発光する青色のものが入った筒状のインサートデバイスだ。
「冷温ナノ。まあ、気分さ。ミントティーに似てるよ」
少しおかしかった。サイトスは小さなそれを後頭部に差し込んでいた。
ダイナーでは彼が支払ってくれた。
それもあって、私はずるずると彼に連れられるがままになった。
「なあ、ナチュラリストじゃないよな?」
質問は今更だったけど、私は慌てて答えた。
「ま、まさか」
「嬉しいよ」
サイトスは私の腕に自分の腕を絡めてくっついた。繁華街を歩くのにふさわしい、男女のカップルみたいだ。
「どんな部屋がいい?」
道のど真ん中でそう訊かれても、答えられるわけがない。
「じゃ、熱帯魚好き?」
頷いたけど、そんな部屋があることに驚きだ。
魚も大変だなあ。
雑談の話題にはできないことだけど、私の初めての人はサイボーグだった。両腕が強化体で、ヴィオラ奏者を目指していた。高等学生の時の話だ。
十代の頃からサイボーグ化する人は珍しかったし、その分ナチュラリストの槍玉に挙げられることも多かった。そんな注目されがちの人となんで付き合うことになったのかはもう覚えていない。けど、その頃の私は今とは違って活発な方だったから、何かの拍子に出会ったんだろう。
私たちは一、二年くらい続いたけど、結局彼が何区も隔てた所へ引っ越したのをきっかけに自然と関係は立ち消えた。
彼の姿は音楽チャンネルに時々映る。それを見かける度、まるで知らない人みたいに思う。
向こうもきっと、そうなんだろう。私という人は、若すぎた青春の一幕に過ぎないって。
サイトスの言った熱帯魚はちゃんと実体のある熱帯魚で、壁の一角にはめ込まれて青色にライトアップされた大きな水槽の中に数種類、何十匹も泳いでいた。
「俺はあの赤いのが好きかな」
背後から抱きついてきた体は、思ったよりもずっと温かかった。
「アイビーは?」
「……紫色の、かな」
ひれが長くて、ひらひらするのが綺麗だった。
久しぶりに動物を見た気がする。好きなのに、ペットも飼わずにいたから。
「最後までここで見てたい?」
上着をそろりと脱がす手にやっと気づいた。思わず振り向いて、顔を見上げる……そうだ、顔は無いんだった。
「い、いいです」
「そう? ま、寝ながらでも見れるさ」
からかうのが好きみたいだけど、恥ずかしくてたまらない。
上着は結局脱がされて、ブラウスとスカートだけになってベッドに座った。
すごくドキドキする。久しぶり、だから。
「アイビー、ずっと俺のこと見てるな」
一際顔が熱くなる。
「素直な子は好きだぜ。特別に先に脱いであげよっかな」
返事できなかった。隠せないくらい、そういう気分になってる。
サイトスは背中を向けると、もったいぶってジャケットを脱ぎ、パンツを床に落とした。
裸、という言い方で本当にいいのだろうか。彼の体は黒い人工皮膚のベースに黒い金属の防護プレートを骨や筋に沿って埋め込んだ変わったデザインをしていた。
背中側は、背骨の上を覆うひし形の連続したラインが特徴的だった。それを軸にして肩の骨や肋骨を守るプレートがはまっているのは、まるでサソリが抱きついているようだ。
自分を見せ付けるようにサイトスは身を翻す。最も感心すべきは手と腕だと思う。手の甲から腕の外側は保護されているけど、胴体に触れる内側と手のひらは人工皮膚のままだった。そのお陰で、サイトスは腕と手を滑らかに動かせるのだ。
その手が筋肉質な胸を撫でながらお腹へ滑り落ちて、腰骨の上を通って、それで……。
「大きさ確認は大事だぜ」
言われても、やっぱり見れなかった。
「……も、う、いいです」
「そう? じゃあ、アイビーの番かな」
「え!」
思わず逃げ腰になると、「あはは」と笑われた。
「俺が脱がせてあげるよ」
ベッドに両手両膝を乗り上げていくサイトスに追いやられるがまま後ずさると、気づけば広いシーツの真ん中にいた。
片手がブラウスのボタンを外し始めて、もう片方の手が耳を優しく弄る。この人はキスができない。
「可愛いね、ちょうちょだ」
今日は運が良くない。どうでもいい下着だったから。
ブラウスの次はスカートに手がかかって、するすると脱がされる。
それに背中のホックも外されると、私は寝かされてサイトスに見下ろされる格好になった。
「瞳の色がオーロラみたいだ」
「オーロラ……?」
「世界が球体だった時、凍てつくくらい寒くて、空気が水みたいに澄むと、光のベールが空にかかる……」
言いながら、二つの手が下着の中に潜り込んだ。
「大地を丸く包み込んだベールは緑や黄色や赤色で、春のカーテンみたいに夜空で揺らぐのさ」
「……っ」
二つの頂を同時に摘まれて、ため息が出る。
「もうどうでもいい?」
頑張って見上げたけど、正直な返事ができなかった。
「じゃあ全部見せてもらうかな」
腕から、脚からあっという間に下着が抜き去られる。
サイトスの手がライトを弱めると、水槽の青色の光がベッドを染め上げた。
「いただきます」
ぱりぱりの皮と甘じょっぱくてぴりっと辛いひき肉。パイなんて久しぶりだ。そういえば一人暮らしを始めた頃はパイも色々作ってたっけ。冷凍品を使えばそんなに面倒なものじゃないのに、いつの間にかもっと簡単なものばかり食べるようになっていた。
チップスはシンプルに塩だけかかってるのが好き。サラダもそうだけど、ビネガーのドレッシングはメインの後に食べたらさっぱりするから、今日はこれもいい。
「美味しい?」
斜め向かいからサイボーグの彼が聞いた。玉虫色の顔面にはエモーション表示機能はないらしくて、ただ無機質な頭部が私を見つめる。結構、どぎまぎする。
「は、はい、おいしいです」
「良かった。俺、味とか自分じゃ分かんないからさ」
彼は私の知らない略称のデバイスを頼んだきり、水すら口にしない……そもそも、口に当たるところがないけれど。
でも、どんなに機械化しても、唯一換装できない生体である脳を保つためには、何かしらの摂取が必要だという。もしかしたら、点滴してるのかな。でもそんなので賄えるほど脳は低燃費じゃないし。
「俺のこと気になる?」
肘を突いて頭を支えて、彼がおどけた。
じろじろ見てたのがばれたんだ、きっと。何か言わなきゃ。
「あの……お名前は?」
「サイトス。冥府に流れる嘆きの川」
一拍後に、電子音声が「んふふ」と笑った。
「なんてね。かっこいいだろ。なあ、他に質問は?」
変な人だと思ったけど、一緒にいるのは嫌じゃない気がした。
「何か食べないんですか?」
「食べなくても平気なのさ」
「それって……」
ほとんど機械だということになる。
思わず心配になってしまったけど、サイトスは手を振った。
「考えてるより俺は単純だよ。言ってしまえば、ロボットに近いんだ」
「人、だったんですよね?」
「どうかな」
そっと囁くけど、声は笑っていた。ミステリアスぶっているだけなのかもしれない。
店員さんがサイトスの注文のものを渡しに来た。微発光する青色のものが入った筒状のインサートデバイスだ。
「冷温ナノ。まあ、気分さ。ミントティーに似てるよ」
少しおかしかった。サイトスは小さなそれを後頭部に差し込んでいた。
ダイナーでは彼が支払ってくれた。
それもあって、私はずるずると彼に連れられるがままになった。
「なあ、ナチュラリストじゃないよな?」
質問は今更だったけど、私は慌てて答えた。
「ま、まさか」
「嬉しいよ」
サイトスは私の腕に自分の腕を絡めてくっついた。繁華街を歩くのにふさわしい、男女のカップルみたいだ。
「どんな部屋がいい?」
道のど真ん中でそう訊かれても、答えられるわけがない。
「じゃ、熱帯魚好き?」
頷いたけど、そんな部屋があることに驚きだ。
魚も大変だなあ。
雑談の話題にはできないことだけど、私の初めての人はサイボーグだった。両腕が強化体で、ヴィオラ奏者を目指していた。高等学生の時の話だ。
十代の頃からサイボーグ化する人は珍しかったし、その分ナチュラリストの槍玉に挙げられることも多かった。そんな注目されがちの人となんで付き合うことになったのかはもう覚えていない。けど、その頃の私は今とは違って活発な方だったから、何かの拍子に出会ったんだろう。
私たちは一、二年くらい続いたけど、結局彼が何区も隔てた所へ引っ越したのをきっかけに自然と関係は立ち消えた。
彼の姿は音楽チャンネルに時々映る。それを見かける度、まるで知らない人みたいに思う。
向こうもきっと、そうなんだろう。私という人は、若すぎた青春の一幕に過ぎないって。
サイトスの言った熱帯魚はちゃんと実体のある熱帯魚で、壁の一角にはめ込まれて青色にライトアップされた大きな水槽の中に数種類、何十匹も泳いでいた。
「俺はあの赤いのが好きかな」
背後から抱きついてきた体は、思ったよりもずっと温かかった。
「アイビーは?」
「……紫色の、かな」
ひれが長くて、ひらひらするのが綺麗だった。
久しぶりに動物を見た気がする。好きなのに、ペットも飼わずにいたから。
「最後までここで見てたい?」
上着をそろりと脱がす手にやっと気づいた。思わず振り向いて、顔を見上げる……そうだ、顔は無いんだった。
「い、いいです」
「そう? ま、寝ながらでも見れるさ」
からかうのが好きみたいだけど、恥ずかしくてたまらない。
上着は結局脱がされて、ブラウスとスカートだけになってベッドに座った。
すごくドキドキする。久しぶり、だから。
「アイビー、ずっと俺のこと見てるな」
一際顔が熱くなる。
「素直な子は好きだぜ。特別に先に脱いであげよっかな」
返事できなかった。隠せないくらい、そういう気分になってる。
サイトスは背中を向けると、もったいぶってジャケットを脱ぎ、パンツを床に落とした。
裸、という言い方で本当にいいのだろうか。彼の体は黒い人工皮膚のベースに黒い金属の防護プレートを骨や筋に沿って埋め込んだ変わったデザインをしていた。
背中側は、背骨の上を覆うひし形の連続したラインが特徴的だった。それを軸にして肩の骨や肋骨を守るプレートがはまっているのは、まるでサソリが抱きついているようだ。
自分を見せ付けるようにサイトスは身を翻す。最も感心すべきは手と腕だと思う。手の甲から腕の外側は保護されているけど、胴体に触れる内側と手のひらは人工皮膚のままだった。そのお陰で、サイトスは腕と手を滑らかに動かせるのだ。
その手が筋肉質な胸を撫でながらお腹へ滑り落ちて、腰骨の上を通って、それで……。
「大きさ確認は大事だぜ」
言われても、やっぱり見れなかった。
「……も、う、いいです」
「そう? じゃあ、アイビーの番かな」
「え!」
思わず逃げ腰になると、「あはは」と笑われた。
「俺が脱がせてあげるよ」
ベッドに両手両膝を乗り上げていくサイトスに追いやられるがまま後ずさると、気づけば広いシーツの真ん中にいた。
片手がブラウスのボタンを外し始めて、もう片方の手が耳を優しく弄る。この人はキスができない。
「可愛いね、ちょうちょだ」
今日は運が良くない。どうでもいい下着だったから。
ブラウスの次はスカートに手がかかって、するすると脱がされる。
それに背中のホックも外されると、私は寝かされてサイトスに見下ろされる格好になった。
「瞳の色がオーロラみたいだ」
「オーロラ……?」
「世界が球体だった時、凍てつくくらい寒くて、空気が水みたいに澄むと、光のベールが空にかかる……」
言いながら、二つの手が下着の中に潜り込んだ。
「大地を丸く包み込んだベールは緑や黄色や赤色で、春のカーテンみたいに夜空で揺らぐのさ」
「……っ」
二つの頂を同時に摘まれて、ため息が出る。
「もうどうでもいい?」
頑張って見上げたけど、正直な返事ができなかった。
「じゃあ全部見せてもらうかな」
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サイトスの手がライトを弱めると、水槽の青色の光がベッドを染め上げた。
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