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ニューヨークのクリスマス
スノードーム(6) ※
しおりを挟む投げ出してた腕が彷徨いシーツを掴んだ。
マジに大きい。
硬い。
ゴム越しなのに熱い。
窄まりが広がっていく。
むちゅぅぅううと広がってるのが分かる。
全ての感覚が、その一点だけに、意識が向いていく。
小刻みに揺れて、亀頭がチュプチュプと出入りする。窄まりを押し広げて窄ませる。
力を抜ってと指示してきてるのは、なんとなく分かったが…。
えーと、どうするんだっけ?
あ、息を吐いて……。
口を開けて、息をゆっくり吐く。腹に入ってた力がフッと抜けた。
透かさず、窄まりにエラの張った太い部分まで押し込まれた。
おふッと股が開いてしまった。彼のがズブッと受け入れる感覚。
挿さってるッ。
ズブンと通過した。
膝が曲がって、踵が彼の尻に触れてるのを感じる。
オレが押し込んでる?
オレが彼を咥え込んでるのか?
変な感覚に混乱してる内に、事は進んでて。
彼がオレにブッ刺してきてる。
襲われてる気分…。
「受け入れて、くれて、ありがとう…」
肉壁をあの張り出したエラで抉りながら肉筒を進んでる。
なにそれ!謝辞を述べるみたいにッ!
直腸をみっちり埋めてくる質量。こんなの知らない。初めての感覚に慄き、快感に内腿が震える。
浮き上がる腰は、彼に抑えられてビクとも動かない。内側に溜まり渦巻く熱が苦しくも甘美で。
乳首がジンジンしてくる。
息が掛かってるんだ。ちょっとの刺激にも反応するんですけど?!どうなったの?!どうなるの?!
もう、泣きそう。
『お兄ちゃん、ごめんなさい。オレが悪かった』
何が悪いのか分からないけど、謝り倒していた。止まって欲しい。
喘ぎ声しか出なくて、言葉にならない。脚を絡めて、『止まって』と訴えてみるが、反対の意味に取られてしまってるようで。
腿に力を入れて挟み込んでも止まらない。
肉壁をエラで前後して撫で抉りながら、奥へ進んでいく。止まって欲しくて窄まりを締める。
押さえられてる腰が跳ねた。
前立腺のしこりが轢き潰された。
触ってない陰茎が跳ねる。鈴口から少量の粘液が射出された。
自分の腹の上にペタタッと散った。
恥ずかしいと思う間もなく、肉壁がエラで抉り擦れ、竿が前立腺を絶え間なく轢き潰して奥へ進む。
僅かにある隙間で快感に勢いよく背が反る。反動で尻が突き出された。
「はぅッ!」
腹の奥にまで一気に突き刺さった。
行き止まり。
「…はう…はぁうぅうん…うふぅん、あふぅ、あふ…」
馴染むまでじっとしてくれてるのだろうか。
汗が吹き出していた。
唇が乾く。
舌で何度も舐めて、息を整えようとするが、上手くいかない。
腹の中でブツが鎌首を振ってるのが分かる。
お願いだ、大人しくしてくれ……。
握っていたシーツを離して、力が入り過ぎて指が伸び切らずに震える手を腹に乗せる。
腹を摩るが、一向に大人しくなってくれない。
荒い息遣いが身体に吹きつけられる。
「お前は、どこまで、煽って、くれるんだ…」
『煽る?』
視線を上げれば、顎から雫を垂らしながら、汗だくの『お兄さま』が、歯を食い縛って、唸りながら、宣っております。
えーと、めちゃくちゃ耐えておられるようで…。
はふ、はふ…と、息を整えようとしながらも、整えられずに、彼から目が離せなくなっていた。
◇◇◇
「お前が、悪い」
歯を食い縛って暴走しそうな身体、特に前後に突き振りたくなってる腰に、ドウドウとセーブを掛けていた。
悪いのは俺なんだが、もう止まれない。
色々と棚上げにさせてくれッ!
終わったら引っ叩いて、否、グーで殴ってくれていいから、このままさせてくれッ!
俺の中の雄ってこんなにも荒々しかったのか?!
頭がガンガンする程に血が滾り昇ってる。
汗が噴き出てくる。
部屋は適温なのに、身体の中から湧いてくる熱がどうしようもなく俺を走らせる。
ふーぅっと漏れ出る息が熱い。乾く唇を舐める。なんとか彼を傷つけないようにしたい。
彼は可愛い唇を舐めて、腹の中を俺を中と外から撫でてくる。
ああ! 無自覚に煽らないでくれ!
ズルズルと抜けるギリギリまで引き抜いた。
馴染むまで待とうと思ったのに、汗で濡れる彼を見てるだけで滾る。
胸の上の尖りが赤く腫れぼったくなって、揺れてるのを見るだけで、中に収めてるブツがクイクイと先っぽが動いてしまう。
ゴムの中がぐちゅぐちゅになってる気がする。先走りがダラダラ出てたから、中に溜まってるだろう。
思いっきり突っ込んだ。
行き止まりだった肉壁を叩く。
引いて、打ち込む。また引いて、打ち込む。リズミカルに繰り返す。
ローション塗れになっていた結合部分が卑猥な音を奏でる。
絡まってくる脚が、更に締まってくる。
撃ち込みに勢いが増してくる。
トントンと叩かれる肉壁が、防壁を崩していく。
扉が開かれる。その先に…。
ドンと穿った。
嵌まり込む先端。奥の肉輪を拓いた。
突き刺さりに息を呑んで仰け反る彼。
結腸口に嵌ってる。先っぽが刺激される。咥え込まれてる。
止まらない腰がガンガンと振られて、パンパンと肉を打つ音が部屋に響く。
「カハァッ! ぁぁあああああ……、あう、あうん……ん、んはぁあああん、あはぁああん、あーーーーーーッ」
めちゃくちゃに啼いて、喚いて、腰を掴まれてるので、股を開いて、脚があちこちに暴れ、爪先が丸まり脚が伸びきる。身体が硬直しながらも俺を受け入れ続けてくれていた。
彼の陰茎が萎える事なく、ビンビンに屹立している。
感じてくれてるのが目に見えるのは助かる。
腹筋も引き締まってるな。
鍛えてらっしゃる。何かしてるんですかね?
お前、スポーツマン的な感じじゃなかったよな?
尻は形が良く、触り心地がいい。弾力もある。これも何かの運動の成果か?
何はともあれ、俺も気持ち良くて、どうにかなりそうだ!
唸りながら腰を引き寄せ、最奥に撃ち込み噴射した。
ドビュッ!とゴムの中に排出される。気持ちいいんだが、なんだか虚しくなってくる。
ズブンと引き抜き、ゴムを手早く始末して、まだ萎えないブツに新たなゴムを装着。腰を掴みまだヒクつく孔に突っ込む。
痙攣を起こす肉壁を反発し、押し開き、ゴリゴリ前後しながら荒々しく最奥を目指す。
誘う乳首に喰らいつく。
吸い付き乳輪も口に含み、噛みついた。
歯型がついた。
悲鳴のようなのを聞いた気がしたが、もう片方を口に含む。歯型のついた胸を揉み乳首を摘み紙縒りを縒るように捻り嬲る。
身体の下でヒィーヒィー叫びながらも、カクカクと腰を振って、白濁を撒き散らしている。激しく撃ち込む腰もしっかり受け入れる角度で迎えてくれる。
「あぁぁああああ…イ、イクゥ…いい、あぁああんッ! おぅ、はぅぅんん、ん、ん…にゃ、にゃにィィいいいい??? コレ、あぁあん、あ、あ、イって、イってるぅぅううう…」
頭を振り乱して、全身で歓喜に震えてくれてる。
「はぁぁん、もう、もう……イ、イき、イきたく、ないのにィィ…ぃいいんッ。…ハァっ、あはぁあん…」
揺すられる身体。目を開いてるが、虚空を見てる。
再び巻きつけられてた脚が緩み始めた。
締め付ける穴まで緩んでくる感じだ。イっちまいそうだ。もう少し、付き合ってくれよ。
パァァーン!!
弾力ある尻肉を両手で引っ叩き、鷲掴む。尻肉が指の間に盛り上がる。
ギュッと肉棒が痙攣する媚肉で掴まれ、激しく扱かれる。蠕動運動が激しい。
彼は高く絞り出すように切なく細く長く啼いてる。
尻が円を描いて振られ、俺はその最奥に打ち込んで白濁を吐き出した。
緩んだ脚を振り解いて、肉棒を引き抜き、うつ伏せに返す。
再装着して熟れた穴に突っ込む。
上から前立腺を抉るように突き入れて奥に滑らせ突っ込む。結腸口は易々と迎えてくれる。
「あん、いい、いい、あはぁあん、もっとぉ~」
上体をベッドに着けて、高く尻を振り上げながら脚を開いて俺に孔を擦り付けてきやがる。
ドチュンと撃ち込む。
ギュッと穴が締まる。
震え、絶頂している。
俺も射精する。ゴムの中に白濁が溜まる。
抜いても、萎えてない。引く抜く時に蠕動で扱かれ復活する。
幾度も繰り返される再挿入。
ヒィーヒィー、アンアンと啼く彼を後ろから突っ込みながら上体を引き起こし、俺の上に座らせる。
背面座位でさらに脚を俺の膝を割り込ませて大きく開かせる。
彼は、俺に串刺しにされて仰け反る。
「ふ、ふかぃぃ…」
へにゃんとした声が上がる。
顔がこちらに向く。胸を揉む俺のを手も串刺しにする肉棒も無視して身体を捻って俺を見てくる。
「気持ちいい…」
トロンとした目が近付いてくる。
唇が俺のそれを掠る。
唇を舐めて塞ぐ。舌を絡め、唾液を啜り、互いを貪る。
胸を揉み上げ、乳首を捏ねて、肉棒で中を掻き混ぜてやる。
上も下も粘着質な音が響く。
ゆったりと互いの温もりを感じ合っていた。
だが、ゆったりはお気に召さなかったのか、彼が俺の腕にかかると、自分を持ち上げて落とした。
肉筒が激しく収縮する。もう保たない。
「これが、最後のゴムだ」
繰り返す内にゴムがなくなっていた。
「要らにゃい…」
「へ?」
「要りゃないから…」
「ゴム無しで?」
コクンと頷いた。嬉しいが、俺自身もそろそろ打ち止めな感じだ。
「オレの中に欲しい。…熱が、遠くて、寂しい…」
切ない声音と視線。
彼の雄芯も萎え気味で項垂れながらダラダラと粘液が垂れ流れてる。これで打ち止めのようだ。
ズブンと彼を押し倒しながら引き抜く。ヒクンと腰が跳ねた。イったようだ。
ぐったりしてる。ゆっくり抜けばよかった。とは言っても、逸る気持ちが抑えられなくて。
へばってるところ悪いが、もう少し付き合って欲しい。
白濁も溜まってないゴムをパチンと小気味良い音と共に外すと、正面にひっくり返した。
彼の膝を肩につく程に広げ押し開き、上がった尻のゆっくり閉じようとしてる穴に思っ切り肉棒を上から押し込んだ。
余韻に浸っていた彼が、衝撃に起こされるように俺を見きた。俺の顔を認識出来たのか、表情を明るくして抱きついてくる。
空港で不安そうにしていた彼を思い出した。俺に抱きつきてくれた。
愛おしくて、大切で、恋焦がれる存在。
決して離さない。
最奥に思いの丈を注いだ。
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