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【その後】可愛いは正義?
しおりを挟むムフフ……書いちゃった(*´ω`*)
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「じゃ~ん」
シューズ型のスリッパ。もこもこです。
ソファでぼーっとしてる吸血鬼くんに差し出す。
「それはなんだ?」
欠伸をひとつ。
「スリッパ。履き替えて貰おうかと思ってさ」
足元を見て、俺の足元と見比べてる。
「キレイなのは分かってるよ。砂も小石も持ち込まれてないし、靴裏も靴全体、全身に汚れなんてないのは分かってるんだけどさ。やっぱ、現場みたいで……ね?」
靴を脱いでくれた。
土足はどうも現場を彷彿とさせる。
お巡りさんは警備ぐらいしかした事ないので、知らないんですけどね。
足を掬うように持ち上げ、すぽっと履かせる。
両足揃うと……愛らしい。
「なんだか獣の足のようだな…」
いいところを突いてくるなぁ。関心しちゃうよ。
「んー、上も変えてみないか?」
俺がこんなギャルみたいなスリッパを買ってくるにはそれなりの理由と思惑がある訳ですよ。さぁ、行きますよッ。
「ん? 確かにこの服では何か違うか? だがオレはこれしか持ってない。必要ないからな…」
寝ぼけてた表情がしっかりし始める。不味い。さっさと畳み込まなければ。
「これ触ってみて。気持ちいいよ。ほらぁ~」
ことさらゆっくりした口調でぼやっと着せたい服を畳んだ状態でそっと差し出し、手を取って触らせる。
「ぉ~、ふわふわぁ…」
自ら手を往復させて撫で始めた。表情がトロンとした。
ヨッシャッ!
お、抑えて。
踊る心を悟らせてはいけない。ポーカーフェイス。
頬にもふわぁっと触れさせる。
俺の手に顔を押し付けてくるように擦り寄せてくる。ちょっと条件反射ぽい動きだが、結果オーライだ。
ふにゃぁ~となった。
「着てみよう?」
コクンと頷いてくれた。
ここで強く動くと、しくじる。そーっとね。
「脱ごうねぇ…」
「うん…」
手元の布をもふもふ触ってる。
触らせて、こちらは、逸る気持ちを抑えつつ、ボタンを次々に外して、極々自然な流れといった感じで脱がせた。
「ほらぁ~、着てごらん…」
スポンと来てくれましたッ。
少し大きいサイズを買って良かった。あの時の俺、グッジョブ!
袖をほっぺに当ててふにゅふにゅしてる。欠伸でも出そうな雰囲気。
下も着替えさせた。
俺、やったよ。
フードを被せて、ニヤけてしまった。
「お前の顔、キモい」
最近テレビを観てる事も増えてきたからか、語彙が増えてきたが…やはりチョイスがね…。
「お前は可愛いぞ」
スマホを向ける。
「ちょっと…」
渋い顔をされた。まずったか?
ん? 違うようだ。なんか集中してる?
「…これで大丈夫。写真か?」
「あ、おう」
そういえば、さっき映ってなかったような…。ま、今は可愛らしい姿が映ってるので良き。
自撮りモードにして、渡してやる。
思いっきり眉間に皺ッ。
慌てて、後ろに回り込んで、フードの立ち気味だった耳を更に持ち上げて、ピコピコとさせる。
「ほらぁぁ、うさぎ。可愛いだろ? 似合ってるよ」
「んー……」
悩んでる。
悩んでますね。
「可愛いのか?」
「うん、とっても可愛いよ」
後ろからぎゅっと抱きしめた。
ほっぺた同士をくっつけて、くにゅんとすれば、半分寝ぼけてたのも相俟って、ムフフンと満更でもない感じ。
「では、これからはそれが部屋着という事で」
部屋にもこもこうさぎがコロコロ、うろうろする事になった。
フードは被ったり被らなかったりだが、可愛さのは変わりがない。
お尻付近についたもこっとしたしっぽがフニフニ動いてる。
あー! 可愛いッ
サイズがもう少し小さくなったら、犯罪級だ。
「小さくなったら…」
「ん? 成れるが?」
「ほへ?」
指をパチンと鳴らせば、高校生サイズに、更にダブっと感up!
ハァハァ…ヤバい…。
俺、お巡りさんなのに、犯罪者になりそう。正義の味方なのにィィィィ、野獣降臨?!
ヤバいの買ってきちまったぁぁぁ~!
あー、ここにいるのは、人外の生き物で、『食べて?』と全身で誘ってくる生き物で……。
スンと落ち着いた。
食べていいよな。うん、いいよ。俺が許す。
食べても問題なし。俺たちに人間の法律なぞ関係ない。ここは治外法権!
ガバッと抱きついた。
「あ? なになに?!」
「可愛いッ! 食べていい?」
見つめれば、ぎこちなく頷いてくれた。
ちょいと怯えた感じが……唆られる。
「いっただきまーす!」
うさぎってアンアンって色っぽく鳴くの?
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こんな感じのやエロやらの短いのをポツポツ投稿しようかなと( ̄▽ ̄;)
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