ウブな二人のカウントダウン

アキノナツ

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【本編】〇〇までのカウントダウン

18・ハマるまでのカウントダウン(タケシ視点) (※)

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朝起きたら、腕の中にトオル。
思わず抱きしめてしまった。
なかなかのドスの効いた唸り声が上がる。

慌てて緩めて、すりすりと身体を摩ってやる。
ムニャムニャと可愛らしい仕草で俺に擦り寄ってくれる。
ほっぺを突く。
眉間にシワ。
頭なでなで。
ムフフと和らぐ表情。

俺、しっかりしないと……。
気を失うまで苛めちまった。
しかも、気を失ったトオルに、ブッ掛けちまうし……。
自分にブレーキを掛けないとトオルを無茶苦茶にしそう。

ぐったりした身体の上に飛び散る白濁。

思い出して股間が疼く。
えーと、これは生理現象です。トイレ行くべ…。


スエットを着込んで、洗濯機を占領。下洗いしたシャツやシーツを放り込む。

他の洗濯物も自分の物中心に追加。
ピッとスタート。

キッチンに顔を出すと、いい匂い。
「豚汁作ったから、お友達とどうぞぉ~」
母さんが出掛ける準備をしていた。
夕食前には帰るからと出掛けて行った。

みんな出掛けちまったな。

部屋に戻る。
トオルはまだ寝てる。
小さく丸まって……可愛い。
ハッ! いつまでも眺めてるところだった。

着替えか…サイズがなぁ。服だけでもなんとかしよう。



俺の服着て、飯食ってるトオル。いつまでも眺めていたい気分。恋人って、いいなぁ。

離れ難いが弟くんがご立腹だとか。早く返す努力。つまりは、ニャンニャンしない事! 接触したら押し倒してる画しか見えん!

改札までと思っていたのだが、なんだがトオルがふわふわと危なっかしい。ホームまでついて行った。

ほんのり赤く染まった顔、濡れた瞳。
なんなのこの子は!
電車にも乗って送るか?!
ひとりだと、痴漢とか変なおじさんに捕まらないか?!

煽られぱなしの俺は別れ際、失態。
閉まる扉の向こうで、エロい恋人を見送る羽目に。
襲われないか?!
俺のバカ!
ーーーーーでも、あんなトオル見れて幸せ。

でも、反省。
即謝罪!
俺エライ。褒める奴いないから自分で褒める。いつもの事。

エロテロでフラフラになりながら帰宅。

トオルって小悪魔?
計算でやってるのか? 無自覚か?

俺、あいつに突っ込めたら、抱き潰しそう…。
性欲暴走MAXの自信しかない!
それがマズイじゃん。
自制、自制…。

筋トレでもしようかな。




「隠し味分かった?」
夕飯時訊かれた。煮っ転がしの芋を頬張りながら、なんのこっちゃと思う。
俺の反応が鈍いのに痺れを切らしたのか。嬉しそうに種明かししてくる。
「酒粕入れたの。分からなかった?」
「そうなんだ。美味しかったよ」

ん?
酒粕?
………!
酔ってたんかーーーい!

トオルは酒に弱い。心にメモる。

俺たち家族は酒に強い因子でも持ってるのかその辺が緩い。もっと火を通したら…しっかり煮立たせたよ。
弱いな、トオル。



案の定、風邪ではなかったとトオル。
声が小さい。
顔が見たい。
見たら、やっぱやりたくなった。

俺の指示で、昨日解した孔に指を入れて、アナニーしてもらうつもりだった。
だから、荷物にアレを忍ばせて置いた。気づいてないみたいだけど……ま、いいか。
次回のお楽しみ。

我慢させて悶える様でも見ようと思ったら、指舐め?
何このエロ可愛い生き物!

エロい恋人は大歓迎だ。色々やってみたい事は盛り沢山だからなッ。

半開きの濡れた唇。ズクン……。
2回戦に入りそうになって、電話を切る事に。
スマホを握ると、そこにトオル。思わずキスしてた。
画面は黒くなってたから、キス前には切ってたと思う。切っててくれ、俺。

残像でもう一発ヌいてた。
止まんねぇ……。

夢中で扱いていた。
さっきに指舐めトオル…録画しとけばよかった。やっぱエロ過ぎるだろッ!



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