34 / 39
番外編
眠る前に ※
しおりを挟むただイチャコラしてるだけのお話です。
=============
「……あふぅん……んぅん……」
倫が揺蕩ってる。
乳首を舐めながら、前を扱いてやるとどっかに流されていく。
俺は少し寂しくなってしまう。
倫が気持ち良くなってくれるのは嬉しんだが。
頭に手をやり髪を自らの手で掻き乱しながら、なんとか戻ってこようとしているようだ。
抗って、流されて、抗う。
俺の為だと分かるから、愛おしくなって、更に愛撫に力が入ってしまう。
抗うほどに、高く啼き、喘ぐ。
「あぁぁ、あ、あ、んー、……はぁう、ぅふっ…はぁぁ…」
身悶えながら、喘いでいる。
俺の可愛い倫は、俺を認識しながら、致したいと頑張ってくれてる。
反対側の乳首にキスを落としながら、移動していく。
さっきまで舐めてた乳首が寂しげに震えてる。
前を触ってた手を後ろへ。
後孔の縁を緩く解し、空いた手でローションのボトルを引き寄せる。
チュッパと乳首を解放してやる。
赤く腫れぼったくなった乳首が煽情的だ。
胸に赤い花がいくつも散ってる。
ーーー付け過ぎたかな。
ローションを温めて、後孔を撫でながら中へ。
「あぁぁ……」
窄まりが緩んで、指を受け入れてくれる。
少し震えてる。
もう寒くてとか、怖いとかじゃないのは分かってる。
期待で震えてるんだ。
倫さん、すぐ見つけるよ。
ーーーあった。
前立腺を撫でるように刺激してやる。
「ーーーーはぅん!」
焦らし過ぎて、刺激過多になっちゃったかな。
詫びを込めて、勃ち上がって切なげに揺れてる陰茎を咥える。
「ひゃんぅぅん! はっ! や! ぁぁあああん……」
ナカを刺激しながら、竿に舌を当てながら吸い上げ、上に移動。カリが唇の内側の柔らかい肉に当て、キュッと唇を窄めながら、チュポんと解放。
ゆらっと竿が揺れる。
ぶるんとカリを引っ掛けて刺激したのはお気に召したようだ。
背を反らせて、声もなく喘いでる。
舌を袋から裏筋亀頭へ向けて、舐め上げて亀頭に舌全体で包み、先走りを味わう。
「あぁ、ああ、あーーーーッ」
舌先で鈴口をなぞって、滲み出てくるのを掬い出す。
「にゃぁぁぁぅぅぅん! ぁ、ぁぁぁん…」
ハクハクと口を開閉して、唇を舐めて、耐えてたが、もうムリになったのか、手が出てきた。
竿を掴み亀頭に掌で隠してしまった。
指の間に舌を差し込んで、指の股を刺激しつつ手の甲まで舐め上げる。
「はぅん、ぁーんぅ…」
指の間の水掻き部分も弱い。
後孔への指を増やし、拡げながら、ナカの刺激も忘れない。
両方の刺激に陰茎を覆ってる手が動いて、刺激が腰を揺らし、自ら扱き出してしまってる。
倫の自慰を見ながら、孔をくぱっと拡げる。
いい眺めだ。
俺も痛いぐらい勃ってたが、更に持ち上がったのを感じる。
腹につきそうに勃ってる。
早く挿れたいが、今日はこの倫の手で……。
分身を擦って宥める。血管が浮き出てガチガチだ。
二人とも身体はしっとりと湿っていた。
すでに何も身につけていなかった。
体温を分かち合うように、擦り寄せ抱き起こす。
「ぁはぁん」
肌への刺激も感じるらしい。
倫の指からクチュっと音がする。
今の刺激でイったか?
溢れたか……。
胡座の中に股を開かせた倫を座らせると、片腕で背中を支えながら、倫の手に触れる。
閉じてた瞼にキス。
震えながら、瞼が持ち上がり、濡れた瞳が現れる。
「俺のも一緒に握って…」
目を見ながら、囁く。
ゆっくり視線が下へ。
赤い舌が唇を舐めている。
扱いてた手を開く。指が伸びて、俺のを引き寄せて、一緒に纏めて握り込んだ。
「う“ぐぅッ」
逝きそうになるのを耐える。
俺は敢えて手を出さず、倫に任せる事にした。
「…ぁ、はぁ…ん、はぁ……」
密やかな吐息のような喘ぎ声が可愛らしい唇の合わせから漏れている。
緩い刺激でも、この声と視覚の刺激で充分昂まっていく。
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
上下する手の動きが激しくなって、倫の体温が上がって、倒れないように支える手が汗で湿ってくる。
「あ、あぅ、あぁぁぅ!」
唇が何かを求めて、動くが、言葉にならないようだ。
カクカク腰が揺れて、イきそうなのだろう。
俺も…。
薄っすら開いてる目が揺れながら、俺を求めていた。
分かってる。
後頭部を支えて、唇を合わせる。
クチュっと刺激してやれば開いて、入った舌に舌が絡んでくる。
口と下での水音が混じり合う。
俺は舌を絡めて扱き。倫は2本の陰茎を擦り合わせる。
互いに互いを擦り合わせながら一点に向かって昂まってキリキリと舞い昇る。
弾けたのは同時だった。
イった脱力に任せて、ボスッとベッドに二人で倒れ込む。
二人とも息が上がって喋れない。
目を合わせて、微笑み合う。
どちらからともなく、唇を合わせる。
クチュ、クチュッ、チュ……
息を整える合間にチュッチュとキスを交わす。
言葉の代わりに感謝と幸せを伝える。そんなキスだ。
額を合わせて、気持ちと息を落ち着かせる。
「うふふ、優太ってエッチだね」
掠れた声。セクシーだね。
「そうか? 倫しか経験が無いからよく分からない」
倫しか知らない。
「オレだけかぁ。最高ぉ!」
微笑んでる倫を見つめる。俺は倫が居てくれて最高だよ。
「シャワー浴びて、寝ようか?」
「最後までしてないよ?」
「このまま寝たい気分なんだが。したい?」
「んーーー、オレも寝たいかな」
横抱きにして浴室へ。
肌が触れ合うだけで、気持ちいい。
互いにクスクス笑ってしまう。
シャワーを浴びながら、再び昂ぶってしまった。
結局、そこで最後までしちゃった。
倫のナカは最高だ。
0
読んでくれて、ありがとうございます!
『お気に入り』登録してもらえたら嬉しいです。
更に、感想貰えたら嬉しいです!
↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓
▶︎▶︎恥ずかしがり屋さんの匿名メッセージはココ!◀︎◀︎
(アカウントなしで送れます。スタンプ連打もOK♪)
↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説

【完結】エルフの喫茶店は、今日も客が一人しか来ない
チョロケロ
BL
退屈だったエルフのフォルンは暇つぶしに喫茶店を開くことにした。暇つぶしなので全てが適当だったのだが、なぜか一人だけ常連客がついた。こんな店によく金払えるなと不思議に思っていたのだが、どうやらお目当てはコーヒーではなくフォルンだったらしい。おもしれーと思ったフォルンは、常連客を揶揄いまくるのであった。
【ヒョロメガネ×エルフ】
ムーンライトノベルズさんでも投稿しています。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる