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番外編

眠る前に ※

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ただイチャコラしてるだけのお話です。


=============


「……あふぅん……んぅん……」

りんが揺蕩ってる。

乳首を舐めながら、前を扱いてやるとどっかに流されていく。
俺は少し寂しくなってしまう。

倫が気持ち良くなってくれるのは嬉しんだが。

頭に手をやり髪を自らの手で掻き乱しながら、なんとか戻ってこようとしているようだ。
抗って、流されて、抗う。

俺の為だと分かるから、愛おしくなって、更に愛撫に力が入ってしまう。

抗うほどに、高く啼き、喘ぐ。

「あぁぁ、あ、あ、んー、……はぁう、ぅふっ…はぁぁ…」

身悶えながら、喘いでいる。

俺の可愛い倫は、俺を認識しながら、致したいと頑張ってくれてる。

反対側の乳首にキスを落としながら、移動していく。
さっきまで舐めてた乳首が寂しげに震えてる。
前を触ってた手を後ろへ。

後孔の縁を緩く解し、空いた手でローションのボトルを引き寄せる。

チュッパと乳首を解放してやる。
赤く腫れぼったくなった乳首が煽情的だ。
胸に赤い花がいくつも散ってる。

ーーー付け過ぎたかな。

ローションを温めて、後孔を撫でながら中へ。

「あぁぁ……」
窄まりが緩んで、指を受け入れてくれる。
少し震えてる。

もう寒くてとか、怖いとかじゃないのは分かってる。
期待で震えてるんだ。
倫さん、すぐ見つけるよ。
ーーーあった。

前立腺を撫でるように刺激してやる。

「ーーーーはぅん!」

焦らし過ぎて、刺激過多になっちゃったかな。
詫びを込めて、勃ち上がって切なげに揺れてる陰茎を咥える。

「ひゃんぅぅん! はっ! や! ぁぁあああん……」

ナカを刺激しながら、竿に舌を当てながら吸い上げ、上に移動。カリが唇の内側の柔らかい肉に当て、キュッと唇を窄めながら、チュポんと解放。
ゆらっと竿が揺れる。
ぶるんとカリを引っ掛けて刺激したのはお気に召したようだ。

背を反らせて、声もなく喘いでる。

舌を袋から裏筋亀頭へ向けて、舐め上げて亀頭に舌全体で包み、先走りを味わう。

「あぁ、ああ、あーーーーッ」

舌先で鈴口をなぞって、滲み出てくるのを掬い出す。

「にゃぁぁぁぅぅぅん! ぁ、ぁぁぁん…」

ハクハクと口を開閉して、唇を舐めて、耐えてたが、もうムリになったのか、手が出てきた。
竿を掴み亀頭に掌で隠してしまった。

指の間に舌を差し込んで、指の股を刺激しつつ手の甲まで舐め上げる。

「はぅん、ぁーんぅ…」

指の間の水掻き部分も弱い。

後孔への指を増やし、拡げながら、ナカの刺激も忘れない。
両方の刺激に陰茎を覆ってる手が動いて、刺激が腰を揺らし、自ら扱き出してしまってる。

倫の自慰を見ながら、孔をくぱっと拡げる。
いい眺めだ。
俺も痛いぐらい勃ってたが、更に持ち上がったのを感じる。
腹につきそうに勃ってる。

早く挿れたいが、今日はこの倫の手で……。

分身を擦って宥める。血管が浮き出てガチガチだ。

二人とも身体はしっとりと湿っていた。
すでに何も身につけていなかった。

体温を分かち合うように、擦り寄せ抱き起こす。

「ぁはぁん」

肌への刺激も感じるらしい。
倫の指からクチュっと音がする。
今の刺激でイったか?
溢れたか……。

胡座の中に股を開かせた倫を座らせると、片腕で背中を支えながら、倫の手に触れる。
閉じてた瞼にキス。

震えながら、瞼が持ち上がり、濡れた瞳が現れる。

「俺のも一緒に握って…」
目を見ながら、囁く。

ゆっくり視線が下へ。
赤い舌が唇を舐めている。

扱いてた手を開く。指が伸びて、俺のを引き寄せて、一緒に纏めて握り込んだ。

「う“ぐぅッ」
逝きそうになるのを耐える。

俺は敢えて手を出さず、倫に任せる事にした。

「…ぁ、はぁ…ん、はぁ……」

密やかな吐息のような喘ぎ声が可愛らしい唇の合わせから漏れている。

緩い刺激でも、この声と視覚の刺激で充分昂まっていく。

「はぁ、はぁ、はぁ……!」

上下する手の動きが激しくなって、倫の体温が上がって、倒れないように支える手が汗で湿ってくる。

「あ、あぅ、あぁぁぅ!」

唇が何かを求めて、動くが、言葉にならないようだ。
カクカク腰が揺れて、イきそうなのだろう。
俺も…。

薄っすら開いてる目が揺れながら、俺を求めていた。

分かってる。

後頭部を支えて、唇を合わせる。
クチュっと刺激してやれば開いて、入った舌に舌が絡んでくる。

口と下での水音が混じり合う。

俺は舌を絡めて扱き。倫は2本の陰茎を擦り合わせる。
互いに互いを擦り合わせながら一点に向かって昂まってキリキリと舞い昇る。

弾けたのは同時だった。

イった脱力に任せて、ボスッとベッドに二人で倒れ込む。

二人とも息が上がって喋れない。

目を合わせて、微笑み合う。

どちらからともなく、唇を合わせる。

クチュ、クチュッ、チュ……

息を整える合間にチュッチュとキスを交わす。

言葉の代わりに感謝と幸せを伝える。そんなキスだ。

額を合わせて、気持ちと息を落ち着かせる。

「うふふ、優太ゆうたってエッチだね」
掠れた声。セクシーだね。
「そうか? 倫しか経験が無いからよく分からない」
倫しか知らない。

「オレだけかぁ。最高ぉ!」
微笑んでる倫を見つめる。俺は倫が居てくれて最高だよ。

「シャワー浴びて、寝ようか?」
「最後までしてないよ?」
「このまま寝たい気分なんだが。したい?」
「んーーー、オレも寝たいかな」
横抱きにして浴室へ。

肌が触れ合うだけで、気持ちいい。
互いにクスクス笑ってしまう。

シャワーを浴びながら、再び昂ぶってしまった。
結局、そこで最後までしちゃった。

倫のナカは最高だ。



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