彼とメガネの彼の話【時々番外編更新】

アキノナツ

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いつの日か

【小休止】枠の向こう

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写真を撮る約束の話です。
ちょっと時間が遡る感じですね。
小休止です。では、どーぞ。


==========


タン!

踏み切る足から身体に力を流し、浮き上がる。
風を感じつつ、ふわりとバーを越える。
足先まで意識する。
通り抜ける瞬間、クッと持ち上げる。

ボスン。

背中から身体を柔らかく受け止められる。
太陽に熱せられて温まったマットは埃っぽい。
大の字で空をぼんやり眺める。
雲の流れが早い。
雨が近いかも…。

ヨイセと身体を起こす。
もう一本行くかな。

優太ゆうたぁ! 来たよぉ」
手をひらひらしながら、間伸びしたりんの声。

運動部特有の雰囲気とジャージ集団の中にブレザーの制服姿は、場違いな気分なんだろう。居ずらいのを誤魔化している感じか?

可愛いな!

「いらっしゃい」
マットから降りようとしてるの俺に「ジャージの下、何?」カメラをチェックしながら訊いてくる。

……倫さん訊き方。

それ女子に『スカートの下は?』なんて聞ける?
倫が訊くなら答えてくれそうだけどさ。

「エッチいなぁ」
笑顔で返す。

「あはは、ウケるぅ。折角だから、ユニフォームがいいなって思っただけ」
そうだと思ってましたよ。

「そっちの方がいいか?」
「出来れば」
「ま、着てるけど。ちょっと待ってろ」
ちゃんとご期待通り着てきましたよ。

ジャージを脱ぐとアームカバーとユニフォームを整え「これでいいか?」スタンドの横でポーズをとってみる。
スッとレンズが上がると同時にふらっとスタート位置に移動する。

「もう! すぐ動くぅ。合わせらんない」
「あはは、がんばれー」
棒読み。
写真は苦手だ。

さっきまで跳んでたからあと数本が目処だな。
「温まってるからいつでも跳べるよ」
「優太のタイミングで」
カメラを構える倫。

目の端で引き締まる表情を捉える。
こちらにまで緊張感が移りそうだ。

いつもへらへらしてる倫もこういう顔ができると周りが知ったら、確実にモテるのに。
普段からしろよ。

前に出した足に体重をかけて抜いて、体を揺らしながらタイミングをとる。

フッと体重を前に。

ズザッ、スタートを切る。

タタタタ…タン!

踏み込む少し前からシャッター音が連続で鳴っていた。

ボスン。
落ちた。

跳んでる時は永遠のような時間を感じるのに、落ちてしまうとあっという間だったのだと思い知らされる。

フーッと息を吐き切り、起き上がる。

「もう一本跳ぶよ」

またあの頭を突き抜ける様な浮遊感を味わいたくなる。

トトトとスタート位置に。

倫を見ると、頷いている。
OKということか。

駆ける。

ズザッ!
踏み切ると高く跳んだ。




「いいの撮れたと思う。ありがとな」
倫がマットの端を持って片付けを手伝ってくれてる。
倉庫に押し込み終わると、笑顔の倫が宣った。

部員はもう殆ど帰った。
高跳びの道具だけこちらで片付けると言うことで、時間と場所を貰ってたのだ。

「それは良かった」

倫の顔がどことなく硬い。
まだ緊張が取れないのだろうか。

デジタルとフィルムの両方を撮ったらしい。よく知らんけど。

「現像出来たら見てよ」
「写真の事はよく分からん」
「現像するとこ見に来る?」
いや、現像の仕方が分からんと言った訳ではなくだな…可愛いから許す!

ニコニコ顔の倫。やっぱ笑顔の倫可愛い。

笑顔が曇るのは余り見たくはない。
たまに見たくなる時はあるけど。ごく稀にな!
そのあと物凄く笑わせてやるんだよ。

「優太って運動部なんだな。やっぱ筋肉綺麗に付いてるよ」
腕を触ってくる。
少しビクつく。
誤魔化すように力瘤を作ってやる。

「綺麗だよ」
盛り上がった筋肉を指がたどる。
「くすぐったいなぁ」

「アームカバーしてると、筋肉の陰影が付いていい感じだな……撮っていい?」
カメラをセットし出す。撮る気満々。

「ん? いいけど」
腕だけが入るアングルで何枚か撮ってた。
カバー取れと言われないか気が気じゃなかった。

ジリジリと首の後ろが焼ける様に緊張してくる。
カバーの下はアザだらけだ。

もう何枚か撮ったからいいよな?
「もういいか? 早く片付けて帰りたい」
返事を待たずにジャージを羽織る。

「あ…もう!…オレも手伝うからすぐ済むって」
笑顔が眩しいよ。アザ見たらきっと曇るな。顔に出やすいんだよ、倫は。

「シャキシャキ手伝え!」
笑い声が響き合う。





あれは中学のいつだったか。

俺のミスだ。

真司しんじは悪くない。

勿論、両親だって。

みんな悪くないんだ……。




「その腕どうした?」
突然呼び止められた。

体育の担当教諭だった。
長袖の体操服を着てたが、その日の日差しはぽかぽかを通り越して強かった。
汗ばんできて、ついちょっと袖を引き上げていた。

「?」
何を言われているのか分からず、キョトンとしてたと思う。

教諭が近づいて来ると、乱暴に腕を掴まれ袖を引き上げられた。
両腕見終わると、裾を掴んで捲り上げる。

腹に外気を感じる。
そこまできて、何をされてるか分かった。

「何するんですか?!」
体操服を掴むと引き下ろし、教諭から離れようとした。
しかし、しっかり掴まれた腕が外れない。

「こっち来い!」
周りに向かって「終了したら、片づけて解散!」と指示を出すと、俺は引きづられるように保健室に連れて行かれた。
保健室の扉が閉まった時、終鈴のチャイムが鳴った。
俺にとったら開始のゴングのようだった。
あとはHRぐらいだから、授業は欠席にはならないが、なんか悔しい。

そんな事が頭を過ぎる。多分現実逃避。頭の別なところで何かがぐるぐる回ってた。

不味い…これは不味い事態だ!

体育の先生は内線で誰か呼んでいる。

保健の先生が書類を作り出した。

丸椅子に座らされていた。

なんとかしないと不味い事態になる。
それだけははっきりしていた。

体操服は元に戻した。
腕を摩りながら、頭の中はフル回転だった。
何を訊かれる?
どう答える?
誤魔化せるか?
正直に言って笑い飛ばすか。
相手の出方次第だが……何が訊きたいんだ?

「…さて。誰にやられた?」
内線を切った体育教諭が戻ってきていきなり切り出した。体育教諭らしいストレートでどうとでも取れる問いかけ。

「何の事ですか?」
よく見れば歯型が残ってるアザは、小さいから同級生だとしたら、おかしいと思わないのだろうか?
「イジメられてるのか?」

おっと、そう来ましたか!
殴られたか叩かれたと思ってる?

歯型は見つけられてないのか。笑えるな。
お前の目は節穴かよ。

この先生の同級生の評価を思い出した。
『変にズレた熱血でウザい。』
確かにウザい。

その鬼の首とったみたいな顔。なんのお手柄だよ。

「イジメなんてないですよ。担任呼んでもらえたら、クラスでの僕の状況分かりますよ」
担任とは良好な関係を築けていた。

家庭の事もぼやかしてたけど、伝えてはいる。
きっと助けてくれる。

「虐待か?」
ムカついた。
訊き方!!!
なんだよ。そういうのデリケートな問題だろ。
もしそうだったら、即刻壁出来るじゃん!

「誰が誰に虐待?」
妙に頭が冷えてきた。

「誰って…正直に言えばだな、力になるぞ!」
まさしくズレまくりの上、確信もなく連れ来たのかよ。
ほら見ろよ。保健師の先生、呆れ顔だよ。

熱血ウザ!
みんなの評価当たってるな。

「僕、誰にもイジメられてないし、虐待もされてません」
訴えるように(主に保健師へ向けて)殊勝な態度で淡々と言葉を紡ぐ。
「帰っていいですか?」
立ち上がろうとしたところ、
「ごめんね。腕見せてもらえる?」
保健師が近づいてきた。

体育教諭に遠慮してたみたいだ。

仕方なく腕を突き出す。

「見事にアザだらけだね。何してついたの?」
優しい声音。ゆっくり、圧もなく穏やか。
こちらの心にゆっくり染み込んでくる感じ…。

「遊んでて?」
なんとなく疑問形になった。
遊んではいたが、真司にちょっかい出してたのは、真司にしたら遊びに入れて貰えるだろうか。

「写真撮るね」
拒否権ないのかよ。
「背中とか見せてもらってもいい? イヤだったら言ってね」
そっちは許可取るのかよ。

こちらが答える前に、横合いから出てきた手にスポンと脱がされた。

はぁあ?!

「先生!!!」
耳キーンだった。

保健の先生、耳元で叫ばないで!
さっきの穏やかな声はどこへやらのドスの効いた声。

体操服を体育教諭から奪い返す。

保健師顔真っ赤だよ。
俺も怒りたい。怒っていいのか? いいよな!

スーゥッと息を吸い込み最初のひと言を言おうとしたところにドタドタと担任と教務主任がきた。

丸椅子に腰掛けて、大人たちの喧々諤々を眺めつつ、保健師のチェックを終えて服を着る。もう脱がねぇからな! ハーフパンツの中にインする。

頑張れ担任!
でも無理だった。

一旦丸く収まったように見えたが、帰ってからが大変だった。

児童相談所の職員がやってきた。
夕飯どきだからと帰ってもらったが、明日来ると言って帰った。

もう! なんなんだよぉ。


翌日、両親は学校行けって俺を送り出した。
大丈夫だって言ってたが、気が気じゃない。

俺のちょっとしたミスがこんなに広がって行くのか。
頭から冷水を浴びた気分だ。腹の中が冷える。

学校で体育教諭が満面の笑みで、背中をバンバン叩いて、吠えてきた。本人は大らかだと思ってるのかも知れんが。
痛いって! お前のそれ暴力な!

「もう、大丈夫だからな!」

何が大丈夫だと言うのだろう……。

担任はすまなそうに「証言とか出来ることはする」と両親に伝えてくれと言われた。

イジメとかじゃなく小さく収まる話ではなくなっていた。

もっと違う何かに転がり出してる。

俺が…俺が悪いんだ。

もっとうまく誤魔化せばよかったのに、流されて受け答えしたから。
腕まくりなんてしなきゃ大丈夫だったのに。

何かが壊れる予感がした。



真司が連れていかれるかも知れない。

帰ったら、両親とおふくろが相談に乗って貰ってた相談員さん達も来てて、会議の真っ最中だった。

泣きそうなおふくろをみんなで励ましてる。
大丈夫連れていかせないとか引き離したりしないからと何度も言ってる。

真司は不安そうにお気に入りの恐竜のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて、今にも泣き出しそうだ。
俺と目が合うと、頭から突っ込んできた。
ドスンと、腹に重い衝撃。
これは真司の心の重さ。

ギャー!!!と泣き出して、ぬいぐるみで俺を叩き出した。

「頑張ったな」
撫でてやる。

大人たちの真剣な空気に耐えて、黙ってないといけないと思ったんだ。
コイツだって空気が読めるんだよ。

「あっち連れてくよ」
暴れる真司を小脇に抱えて、会議の場から離れる。

子供部屋で、泣き叫ぶ真司をワシワシ撫でたりくすぐったり。
気を別な事に向けようとしたりした。

服を捲ってぽっこりした幼児腹に口をつけると、勢いよく息を吹いた。

ぶぅー!!!
オナラだぞー!

ギャー!!!
泣き叫ぶ。

振り回されてるぬいぐるみが千切れそうだな。

兄ちゃんも泣いていいか?

いつもなら噛みつかれようが、叩かれようが、笑っていられるのに、今日ばかりは辛い。

二人して泣いたら、気が晴れるかな……。

ワーーーッ!!!!
ギャーーーッ!!!

叫んでみたら、なんか頭の中がスゥっとした。
スッキリはしないけど。

二人して泣いた。
大口開けて泣いた。わんわん泣いた。
ただただ、二人揃って泣いた。叫んだ。

暫くして大人たちが駆け込んできた。

大丈夫だからって抱きしめてくれた。
人間団子になった。
…あ、熱い!

「熱い!」怒った。

ふわっと解放された。
涼しい。
苦笑いの大人たち。

泣いて怒って忙しい。
ゴシゴシ顔を擦った。

ーーーー疲れた。

寝ていいかと思ったら、真司は寝てた。
泣き暴れ疲れたらしい。
頭からシャワーでも被ったのかと思うぐらい汗びっしょりだ。
拭いてやらないと風邪を引く。

「優太こっち来い」親父が手招きする。

おふくろは真司の着替えをしてる。

相談員さんたちとテーブルについた。
おふくろの座ってた席に座ると、担任の伝言を思い出した。
伝えると、親父も相談員さんたちも頷いてた。

俺は謝った。

俺のミスだから。

親父が頭を撫でながら、謝られた。
当たり前の景色でそこまで危機感がなかったんだと。腕を摩ってくれた。

「アザになってるけど、痛くないんだよ」
事実をポツリと呟く。

「私たちが児童相談所へは言いました。資料も提示して、虐待も問題もないって証言もしましたから。優太くんが気に病むことないのよ」

なんだか俺が泣いてる間に会議は進んで、メンバーも増えて、更に話が進んでたらしい。

結論から言うと、真司はどこにも連れていかれないし、知らない人が来る事もなくなってたらしい。

良かった!

何も壊れなかった。

ドッと疲れた。
頬を何かが伝った。

「噛まれるのは、別に構わないんだ。…真司が、言葉の表現が上手くいかないだけ、なんだ。…大好きなんだ。連れて、いかないで、下さい。僕の弟なんだ…」
ぼろぼろと言葉と涙が溢れでる。

俺は誓った。
もう誰にも見せない。
写真も撮らせない。

真司は悪くない。親父もおふくろも悪くない。みんな悪くないんだ。
悪く言わないで……。







優太は写真が嫌いみたいだ。
理由はよくわからない。

初めは偶々だと思った。
避けられてる回数が重なれば、鈍感なオレでも気づく。

集合写真とかみんなで撮る時は避ける事なく撮られてるが、個人の写真は難しい。

野生動物並みの難易度だと思う。

難しいミッションは燃える。

オレはどちらかいうと風景写真が好きだった。

優太を見てると動きのあるものを撮ってみたくなった。練習が必要だ。
運動部は少しハードルが高い。まずは、文化部で動きのあるところに突っ込んで行った。
突撃、突撃!

みんな初めは渋い顔をするけど、不思議と好きにしていいよとすぐに態度が軟化する。
いつも不思議だなと思うけど、撮らしてもらえるんだからといつも深くは考えなかった。

文化部で練習を積み。運動部にも突撃して、練習させて貰った。

動きのあるものもなんとかタイミングが取れれば撮影できるようになったので、事ある毎に「撮らせて」と優太を口説いた。




やっぱり綺麗だった。

現像液の中で浮かびあがる優太。
切り取られた枠の向こうで跳んでる。

…楽しいそうだ。

ん?
なんでそう思ったんだろう?

液体から引き上げる。

光とのコントラストが上手くいった。
シルエットが綺麗だ。
構図も狙い通り。
撮らせてもらって良かった。

あと何回撮らせて貰えるかな。

今度はもっと何か…なんだろう?

何かを撮れそうな気がするんだけど……。
掴みかけた何かより目の前の写真に集中し出した。

優太に早く見てもらいたい。




=============

おまけメモ》

あ、ひとつエピソード入れ忘れた。
保健師が撮ったのは、薄っすら残った真司くんの歯型。体育教諭に取られて回り回って児童相談所に。相談員との会議に出てきて事情説明。会議の場に二人が呼ばれる事なく話が締結出来たのに、ひと役をかったんです。入れようが分からんので、ここに書くだけにします(^_^;)
保健師ナイス。体育教諭××。失礼。

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