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男の日常 (3) ※
しおりを挟むチャプと少し温めのお湯に下半身が浸かってる。
半身浴かな。
肩とかに湯が掛かったりしてる。
後ろから抱き込まれてる。
ゆっくり揺蕩って、ぼんやり目が覚めた。
大きな欠伸をひとつ。よく寝た。
「おはよう」
もたれてるのが人であるのは分かってた。
えーと、誰だ?
のっそり身体をひねって振り返れば、あの男。
ああ、昨日呼び出されたんでした。
「おはよう」
ん?
後ろに違和感。腹がスッキリしてる。
あー……。
ーーーーやられた?
チャプンと前に向き直って彼に凭れ掛かった。
諦めの境地…。確認はしてみるか。
「なぁ?」
オレの腹に緩く腕を回して、抱っこよろしくされている男に問う。
オレは男の腕をなんとなく触ってた。
「なんだ?」
肩やら首をチュッチュと吸い付いて、時折りチリッとするからまた痕をつけてる。好きだね。
「なんかした?」
「なんかって?」
分かって言ってやがる。しやがった。
「洗浄。ケツん中洗ったか?」
「洗ったよ。もう少し情緒ってもんをだな…」
「自分でするよ…」
「起きてる時にすれば良かった?」
「そういう意味じゃなくて…もういいや」
対価を払うんだった。
まな板の上状態になったと確信したのか、手の動きが大胆になってくる。
熱が上がってきて、そんな温度じゃないのに茹だりそうだ。
腹から腰に脇に身も込むように這う手が、オレをジリジリと焼いてくる。
尻に向かう手。
でも、アレは触ってくれないんだろうな…。
胸に向かう手にドギマギした。心臓が跳ねる。
あっ、ちょ、ちょっと待って…ッ!
言わなきゃッ!
慌てて、手を重ねて、後ろを振り返った。
「あ、あのさ。ちょッ、ん、んー~」
キスされて話せない。
コレはワザとだ。分かってやってるな。
という事は、この乳首の状況もお見通しか?!
摘まれた。
湯が跳ねる。
尻が揉まれて、尻が揺れてるのに気づいた。
何がどうなってるんだ?
分からんのは自分だけのようだ。
説明を求むッ!
願いは虚しく喘ぎに沈んでいった。
両方の乳首をクニクニされて尻が揺れて、ガチガチにオッ勃てたナニに尻を擦り付けてるオレ。
頭がぼーっとしてくる。
「そんなに欲しいの?」
耳の吹き込まれる言葉が、気持ちいい事に誘ってくるのが分かった。分かったから頷いた。
気持ちいい事は好きだ。
脚が脚で開かれる。
みっともなく半勃ちのオレが湯の中で揺れてる。
乳首が摘まれ引っ張られた。
きゅっと背が反って尻が開く。自ら限界まで股を開き尻穴をヒクつかせながら肉棒の先にキスさせる。
胸と脚だけを支えてもらって、オレはブリッジのように反っていた。
腰を揺らせば、チュプチュプと先っぽを喰んでる感覚がある。
コレを挿れたら気持ちいい…。
気持ちいいで頭でいっぱいだ。
手を尻に回して鷲掴み広げて、腰を下ろした。
久しぶりなのに、すんなり這入ってる感覚。
ふわふわに解してくれてたようだ。
窄まりの肉輪を太い部分が突き刺さってくる。広げて、俺さまを入れろと押し広げてくる。持ち主まんまの肉棒さま。
ムリリッと入ってくる。
湯も少し入ってきた。尻から何か漏れたような感覚…。
何か入れてたのか…。
そんな事はどうでもいい。気持ち良くなりたい。湯で滑りは悪いが、尻を押し付けて、挿れ込んでいく。
ブルンと肉輪を通過して、張り出たエラが腸壁を抉って、奥を目指してくる。
「あぁぁあん…ッ、おきゅぅぅぅ…」
「スイッチ入っちまったか…」
乳首育ってんじゃん。
コイツが意図的にしたとは思えんが、良くやった。褒めてやろう。褒美は…後で考えよう。
色素もなんか一皮剥けて可愛い色合いだ。俺としては、あの赤茶も好きだったんだが、薄茶というかピンクに近くなってやがる。
どうやったかは後でじっくり訊いてやろう。
感度も上がってるし、弄ってたとは思えないんだが…。コレも後で訊こうっと。
嗚呼、楽しくなってきたなぁ~。
降りてくる尻に合わせて、腰を突き出す。
悶えて止まったが、遠慮なく進ませて貰った。
中に入った湯が腹の奥で行き場を失って圧迫してるのか、唸ってやがる。
「苦しいか?」
コクコク頷いてくる。
こういう単純な単語には反応がいい。
「ちょっと辛抱な」
「はぁぁん…あ? はぁぁん? ん…」
分かってないみたいだが、まぁいいだろう。
肩を下から掴むと思いっきり引き寄せた。
グポッと奥が開いた気がする。先っぽを捩じ込む。腰を揺らす。
ジタバタ暴れる身体を押さえる。跳ねる湯が目に入るが、気にしない。気にならん。笑いが込み上げてくるほど楽しい。
「あゔ、あがぁぁん、ぐゔゔゔ…あぅぅ…ぅゔゔ…ッ」
苦しそうだな。
バシャバシャと湯が波立ち暴れる。
呻き声と笑い声が浴室に反響する。
「ほら、奥だぜ。クポクポしてるだろ? 気持ちいいよなぁ? 熱いの欲しいか? 気持ちいいぞ」
「あはぁあん…気持ちぃ、いぃん?」
「いいぞぉ~。俺んのだ。覚えがあるだろ?」
コクコク頷いてる。
へー、気持ちいいんだ。
「やるよ」
結腸口の肉で撫でられた亀頭はやる気満々だ。金玉が張ってくる。
竿を肉筒が扱いて促してくる。
ほんと欲しいんだな。いいぜ、たっぷりやるよ。
グリっと捩じ込むと蠢く肉襞に促されて、熱流を叩きつけた。
仰け反り腕を俺の首に絡めてくる。背中に手を感じてた。
イイ反り返りっぷり。
唇が戦慄いていた。
愛おしくなって、額にキスすると腰振りながら捻り向いて唇を合わせてきた。
コイツ柔らかいな。
舌が絡んで、上も下も絞り取られるようだ。
視界の隅にチラチラ。反り返って突き出されってる胸にツンと存在感たっぷりの乳首が誘ってる。
摘んでクニクニとすると、腰がカクカクと揺れた。
ーーーーもしかして…。
よっと腰を持ち上げると潜望鏡が見えた。
ニッタリと口角が上がる。
キスをしながら、思いっきり乳首を弾いてやった。
噴水だった。白いモノが勢いよく吹き上がった。
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