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3度目の(終) ※
しおりを挟む返事も何も返ってこない。お尻を揉んでいた手の動きも止まってる。
耳にエスニックな音楽がだけが届いてます。この音楽はゆったりした気分にしてくれる。頭がぼんやりしてしまうぐらい…。
そっとオレは、施術台に降ろされ、先生が離れていきます。
離れてしまったのが寂しくて、横にされてたのに、起き上がった。
香の香りが急に強くなった。香炉の煙りが増してる。先生の手元に香の袋が握られていた。
咽せそうな濃い煙りがふわりと顔を撫でる。
「えっ?」
くらり、とする。
先生を見ると、固い表情…。
さっきの告白をしてくれた人と同じ表情とは思えない。あんなに甘い表情で言われたら、男のオレでも、嬉しくなってしまう。
「すみません。予約時間前から焚いていたのを忘れてました。これで、リラックスして、マッサージを受けれますよ。いっぱい、お薬入れてあげますから。タンパク質をいっぱい摂りましょうね」
先生が何か言ってる…。段々と意識がおかしくなってくる。エスニックな音楽が頭の中で反響してる。
伝えたい。
欲望のまま、言葉を紡ぐ。
「先生…オレも、好き、で、す…よ」
起き上がったのに、ゆっくり崩れるように施術台に伏した。ぼやける視界に先生が動いてる。慌てて…る?
「え? あ? あー、私は、何やってんだ…」
なんだか愛おしい気分になって、先生に手を伸ばす。
「マッサージ、して、下さい。いっぱい、気持ち良く、して、くだ…」
言い終わる前に、覆い被さってきた先生と唇が合わさる。舌がにゅるッと唇を割って差し込まれてきて、まっすぐ口内に入ってくる。舌が捕まり、絡んで、貪られ、マッサージにしては激しい。
肌を這う手も気持ちいいが、なんだか、性急で、荒々しくて…。
オレを求めてくれてる?
勘違いを起こさせるような手つきと舌の動き…。
これは、セックス…?
ああ、オレ、先生とセックスしてる。
先生の身体の重みが気持ちいい。
そうか…。施術じゃなかったら、オレから動いても、動いてもいいよね?
先生の背中に腕を回して、脚を開いて持ち上げ、脚を先生の腰に擦り付け、先を促す。
先生の指が、尻肉を這って、さっきまで洗浄と前立腺マッサージでほぐれてる窄まりに触れる。
ツプっと指が這入ってくる。
あの感覚を心待ちに気分が昂まって、先生の背中に回した手に力が入る。キュッと抱きつきながら、窄まりの緩ませて、指を奥に誘う。
指は誘いに乗って蠢かせて奥に進み、クンッと指を曲げて、前立腺を押し込んだ。ビククンと身体が跳ねる。気持ちいい。いっぱい気持ちいい事しよう、先生。
先生の唇が顎か顎下へ這うようの移動していく。
くすぐったくて顎が上がり喉が晒される。
「あぁああん、いい…」
気持ちよくて、感覚が高揚して解放的になる。大胆にキュッと先生の指を締め付けながらお尻を振る。
指がチュポッと抜けて、皺を撫でる。意図を汲んで緩めると、予想よりも強い圧迫が押し寄せた。
指が二本以上で押し込まれてきた。
シャワー室で仕込まれていたローションが衝撃で力を入れてしまった腹圧に押し出される。指で掻き回され卑猥な音を立てた。断続的にネチュ、ネチュ…と音を立てながら入り口と前立腺とが執拗に刺激してくる。
首を甘噛みされ、舐められ、喘ぎ声が跳ねておかしくなっていく。
首から鎖骨へ向けて舐めれていく。鎖骨の上を舌が這う。何もかもが気持ちいい。
前立腺のしこりが擦られ、押し込まれ、摘まれ揺すられる。
脚を絡めて勃ち上がってるオレの陰茎を先生に擦り付ける。先生の硬い肉棒も肌に感じる。
「ほ、あぁはぁあん、…もうッ、ん、んぅン…欲しいィん…い、あん、あ、あ、あぁぁあん…挿れてぇぇん、アン…」
ねだってしまった。
もう我慢出来ない。欲望が膨れ上がる。
分かった。足らなかったモノ。この数日欲しかったのは、コレッ!
先生のコレがここに欲しいッ!
いっぱいにして欲しいのぉぉぉ!
==============
邪魔が入りながらもなんとか書けました。
次回ぐらいがラストかな?
休み中は、やはり難しいですね。でも少しずつ書きます( ̄▽ ̄;)
なので、ちょっと間があきます(>人<;)
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