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10】コレは嫉妬?
しおりを挟む司くんのぼやき。
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石像のような綺麗に整った顔は窓の外を見ている。正確には見てはいない。オレは知ってる。彼の視線の先を。
遠い目をして、その目に映るものを見ず、彼は妄想の中にいる。
無表情の顔がヒクッと僅かに動く。
相変わらず、色っぽい。
欲情しそう。薄い唇に咥えられる煙草に、オレは、なりたい。
今日も美鈴氏は、無理に無理を通して、皆が渋って回してきた案件を片付けたところである。
目の前の美鈴を見詰めるが、決して彼はオレを見ようとはしない。気づいてない。彼が無になって妄想の中で揺蕩ってる…。
オレの仕事は、仕事が潤滑に回るように改善点を見極め正常に正す事だと勝手に思ってる。
上の方々もそういう思惑なのだろう。何も指摘されずに、色々な部署に回されている。
こうなり出した時は、お払い箱か?とビビった。
悩む性格でもないので、仕事があるだけでもマシ!と周りに仕事を聞きつつ、胃をキリキリさせて、笑顔で乗り切っていた。
すると不思議な事が起こり始めた。
そうなのよ、不思議なんだよ。前の部署でも思ってたけど、オレの周りって凄っく居心地が良くなるんだよ。めっちゃ働き易くなるんだよね…。すぐに別部署に移動になっちゃうけど。
移動先の事分からんから聞いて回ってると、聞かれたら方が「ちょっと待って…」って暫く悩んで、上司や同僚と話し出す事が度々あって。
コレで改善されてるみたいなんだよね。
よくよく考えたら、オレが元々いた部署もパッとはしなかったが縁の下の的なところだった。それなりに忙しく人手不足に悩む程だったのだが、何かの切っ掛けでうまく回る様になって、仕事がしやすく過ごしやしくなった。アレが、移動のきっかけな気もしなくはない…。だから、移動になった時、
『お払い箱』って単語が浮かんだんだよ。
色々重複や非効率な事はしてるよなぁとは思ってはいたんだが、皆忙しさに手が回らず、悪循環だったのだと今なら思える。分からんから隙を見つけては聞いて、頑張ったんだよ。折角居心地よくなったのにさ…。
そして、今の状態である。
多分、オレがなんかやったんだよ……多分。うん、多分ね。実際やってくれたのは、違う人だから、オレなんもしてない気もするけど。オレを変えれないから、頑張るしかないよ。
もう気にしない。
回され人生だと思っていたが、美鈴さんという素敵な人を手にするラッキーがあっては、こんな事をさせてる上の方々に感謝しかない。
しかし、美鈴さんは何を見てるんだろうね…。外からは何も分からない。時々、色っぽい顔がチラリと現れたりする。
無になってる美鈴さんは無敵に存在感がないから心配はないけど…、こんな色っぽい顔他には見せれない。美鈴さん盗られちゃう。
んー、オレがおかずってのは分かったけど。隙をついて聞き取りした結果なんだけど。この方法はちょっと負担が掛かってそうだから頻繁には使えない。
あーあ、そんな虚構なんかを相手にせず、目の前の実物を相手にしてくれたらいいのにさ。
美鈴~、オレさ、ちょっと複雑なんですよね…。
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司くんのお仕事話でした。
ゆる~くお願いします(⌒-⌒; )
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