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ナニしよう?【その後のお話】
3-下.ご褒美プレイ ※
しおりを挟む光明が見えたと思ったが…。
ーーーーー甘かった。
オレの状態を嬉しそうに見ながら彼の手練がエグい。彼にオレのイイところなんてしっかり把握されてるもんね。的確に昇り詰めさせて、ゴムに白濁吐かされた。
シコられて一発出されたオレがぐったり。
オレは、キラキラした目で綺麗にしてくれる彼をぼーっと見てた。
お前はイかんで大丈夫ですか?
隠れてよく見えんが、会社での接触プレイではチンポジ変える態で勃ててんの知ってる。
きっと勃ててんだろうなぁ~。
前に舐めてやれなかったから…舐めてやろうか?
とは言え、オレ初心者。やった事ないんだよ。彼が初めての彼氏だからね。やれば、多分そこそこヤれると思う。オレも男だからさ。
そんな事をポヤポヤ考えてたら、服が整えられて、運転席のシートが倒れてきた。
ん?
目を閉じてる彼の横顔。
ほへ?
スースーと寝息。
ッ! 秒で寝た。寝たよッ!
実に幸せそうなお顔です。
本当に休憩だったらしい。疲れさせちゃったのね、ありがとう…。
でも、ローターは休憩ないんですね。なんでやねんッ! 止めて寝ろッ。
緩い変則振動で絶賛刺激中…。
前立腺じゃないし、お腹の奥だし、大丈夫そう…奥だし…。
お?
なんか…なんていうか…奥、で、うねって……。おい、コレ…不味くない?
いやいやいや…、まさかぁあ、大丈夫…だって…。
えーと、オレも、休憩しちゃう?
どうやって? 出す?
待て、オレ…。
コイツがいつ起きるか分からんぞ。起きる前には挿れないと。待て待て。出し挿れは色々と勝負的にアウトだ。うん、アウトだな。プリンアラモード無くなる。
はっ!
リモコンで切ればいいんじゃんッ。休憩だもんな。
動くと気配で起きるかもだから、じっとして目でリモコンを探す。黒いの…。
ゆっくり肘を使って伸び上がり辺りを覗き見てみる。上体が起きて、奥のローターを微妙に感じる。
おふぅッと声が出そうになる。変則振動でピクッと反応。
漏れそうになる声を出ないように口を手で強く押さえる。
……よく見えない。見つからない…。諦めた。
シートに完全に凭れる。
目を閉じれば、じわじわと直腸で蠢く振動が何かを広げていくのを感じる。
目を開けて、寝てる彼を眺めて過ごす。おぅ、コレはいい…。
会社で散々眺めてたが、こんなにじっくり見る事はなかった。ーーー好き。
木漏れ日の中の眠れる彼を心置きなく眺める。
振動……。
無視を決め込んでいたが、広がる何かの心当たりはある。が、認めてしまえば、その何かに飲まれてしまいそうになる。意識の隅に押しやった。
15分後、東のスマホのアラーム音が鳴り出した。いつの間にセットしてたんだよ。
オレはもうぐったりだよ。
「眠れた?」
「……堪能してた」
「ん?」
「お前の寝顔」
ニカッと笑う。
真っ赤になった彼にシートを起こしてもらい、シートベルトまでしてもらった。だって、オレはぐったりだからね。なんで?って訊くなよ? 察しろッ。
シートの起こしやシートベルトのセットの為に、彼が覆い被さってきたりしてきた事で、余分な官能が起きた事は不可抗力だ。
自分を犠牲にしても意趣返しができた事は気分はいい。
緩くお腹の奥で起きてる官能がオレを苛んでる。
さぁ、出発となったのに、スイッと彼がキスでもするのって程に顔を近づけてきた。
変にドギマギしてたら、耳に口を寄せて、あのセクシーボイスで「あと少し…」と宣った。
ズキュンッ!
あらゆる感覚が弾けたぁぁぁあああ!
「頑張って下さね?」
ニッコリ。
「おお…んッ」
引き攣り笑顔で返すのが精一杯だよぉ~。悶えてる。
「着いたよ」
「ハァ、着いた? ぅはぁ…耐えたよね? ぅふ、大丈夫だよね? あ、あぅ、ぅうん…こりぇ、どうすりゅ?」
どうすんだ? ここで外すの?出すの?この駐車場で? 車内でだけど、ほぼ野外じゃん。さっきもしたけど、ここ、人いるし。
どうするのぉ~????
「あらら、出来上がってますね…。感じやすいね。……気持ち良かった?」
気持ち良かったかと問われたら…答えは………。うん、気持ち良かった。
「うん、とっても気持ちいい…。ッ! はぁぁぁんッ…ぅふ…」
しまった…。認めてしまった。ビククンと身体が揺れた。ああ、これ、軽くイった。イってしまった…。脳みそ溶けそうなイき方…。
パンツの中は濡れた感じはしない……。
????
「イった?」
耳に囁かれる。溶けた脳に水の中の響きで声が届く…。
イったな、コレ。
コクと頷く。
「脳イキってヤツですね。気持ち良かったね? 落ち着いたら、行きましょうか」
気づいたら、ローターの振動が止まってた。
ふわふわした酩酊のような感覚から緩やかに戻ってくるまで、人の流れをぼんやり見ていた。道の駅は大繁盛です。あっちに行ったらカフェがあるのかな…。
視線を感じて横を見ると、ハンドルに凭れてオレを柔らかい顔で見てる彼と目が合った。好き。
二ヘラと笑ってた。
手が伸びてきた。オレの好きな手。頬に当てられた掌にゆるりと擦りつける。
耳を撫でる指がくすぐったい。
肩とで手を挟んでいた。
モソモソ動いて首やら耳介や裏をゆったり撫でてくる。
「茉広、好き」
「オレも」
これだけ見たら、バカップルの様相なんだけど、オレの腹に入ってるブツと彼がそっとポケットに入れたヤツが、ちょっと、ね。
「落ち着いたようだから、行こうか」
めっちゃエスコートされて、車を降りてカフェへ。
並んだけど、流れはスムーズで入店。雑誌に紹介されてるだけあって人気だね。
プリンアラモードと季節のパフェが並んでる。
「いいの? 止めてって言っちゃったよ?」
嬉しくって、思わず言っちゃった。
「頑張ってたから、限定のと思ったんだけどね。無くなってた」
オレ的には、プリンアラモードも諦めてたから、素直に驚き嬉しい。当初の目的はリッチなプリンだったからそれが食べれたらと思ってたのに。
にっこりが眩しい。
「どうぞ」
ムフフ…と笑みが溢れる思いでパフェを彼の前に移動。
「ん? 甘いの好きだろ?」
「好きだよ。好きなのを共有出来るのは嬉しいんだ」
「共有…」
思い至る事はあるようだ。それもそうだろう。彼も共有したい人だもんね。
お互いの目が笑ってる。
互いの器をつつく。
楽しい共有の時間と空間。いつまでも続くといいな。
ご褒美な休日。
お持ち帰りのプリンの包みを手に帰路。
帰り着くまでがデートですから、ローター再びで、途中ホテルで休憩になっちゃったのは、別のお話。えへッ。
============
ローターで遊んじゃった。脳イキとかで結合セックスはなかったけど、コレはこうかなぁと( ̄▽ ̄;)
また書きたいなぁってのが出来たら書こうかな。
帰りのラブホの話あった方がいいですか?
ただ致してる話になるだけですけど( ̄▽ ̄;)
潮吹きまくりになりそうだな。えへへ。
リクエストあれば…。
不定期な更新ですが、お気に入りに登録していただけたら嬉しいなッ。
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