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ナニしよう?【その後のお話】

3-上.ご褒美プレイ ※

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 ドライブデート。
 道の駅にあるカフェが載った雑誌を見てたら、行こうと言われて、そこに向かってる。窓を開けて、今風に吹かれてるオレ。
 風に当たってないと、顔が熱い。

 運転を代わってやりたくても、この状況では無理だな。無理を押して代わろうとしたんだけどね、真剣な顔で断られた。

 言い出したのはそっちだし、乗ったのはこっちだけど、それに命は賭けられないわなぁ。

 という事で、オレの席は助手席で固定です。





 黒い液体に白い粉。コーヒーにスティック砂糖をサラサラと…。

「プリン…」

「行こうか?」

 喫茶スペースに広げたまま放置されてた雑誌の写真に釘付けになった。
 道の駅のカフェ特集らしい。『リッチなプリン』美味しそう…。

 コーヒーにスティック砂糖2本まとめて逆さにしながら横目で文字を追う。あ、この道の駅、行ける範囲だ…。

 横でカップをセットしながら、ボソッとひと言。コロンの香りで彼だと分かってたけど、何故バレた?
 すぐにネタばらしされた。

「心の声が出てた」

「マジで…」

「で、行く?」

「行く」

 ボソボソと目を合わさず言葉を交わし解散。週末のお出掛け決定。詳細はメッセージアプリで。

 そして、吹っ掛けられた。

『ローター入れてドライブしよ?』
『へ?』
『耐久勝負。道の駅まで行けたら、プリンアラモードと限定パフェ。どう?』

 どう?って…。耐久ね…。
 道の駅までローター…。以前入れたらアレか……ドライブ時間は1時間程度…多く見積もっても2時間…ギリいけるか…。

『のった』

 パソコン画面にリッチなプリンを使ったプリンアラモードが映ってる。他にも色々…。うふふ…楽しみだ。そうだ!お持ち帰りにプリン単体を購入しよう。
 限定パフェか…。こっちの季節のパフェもいいなぁ…。

 もう勝った気でマウスを操作する。

『了解』『準備する』『楽しみだぁ~』
 賑やかなスタンプも並ぶ。喜ばせたらしい。あちらも楽しそうだ。





 ぼーっと座席にもたれて外を見てると、ビクッと身体が跳ねた。振動が変化した。

 信号待ちの度にリモコン操作しやがる。信号待ちも徐々に減って、振動変化も単調になって慣れてきたんだけど…。渋滞気味の列の入った時にも適応されるとはッ。

「う、うくぅ…」

 油断した。油断もだけど、自分で起こした事に慌てる。
 驚いた拍子に後ろが締まって、反動で奥に移動しちゃったぁぁああああ!

 涙目で運転席の彼を見る。
 鼻歌でも歌ってそうな雰囲気でハンドル切ってる。

 ヤバい。声が出るのが止めれない。

「ハァ、はぅぅんん、ん、んっ、はぁぁぁ…」

 不味い。前立腺を刺激してくる。前も勃ってきちゃって、デニムの生地を押し上げてる。

 前を押さえながら、太ももを擦り合わせながら、声を抑えようと努める。
 隣りをトラックが追い越して行く。走行中に上から覗かれる事はないだろうが、意識してしまって、全身が敏感になってくる。

「乳首も勃ってます?」

「わ、分からな、いィィんッ」

 変に言葉が跳ねる。なんちゅう事を訊いてくるんだよ~。

「触って確認していい?」

「ば、バカッ。前見てぇン、運転しろッ」

 慌てて言い返すが、抑揚が変だよ…。泣ける。

「後ろに座って貰えれば、鏡越しに見れるんだけど…」

「バックミラーのォンッ、使い方がぁ、違うゥンッ」

 事故るのはイヤだ。この状態を誰かに見られるなんてもっとイヤぁ!

「大丈夫ですよ。法定速度。安全運転」

「運転上手いのは認めるッ。でも、ちゃんと、前見てぇン…ハァ…」

 ダメだ。怒りでちょっと抑えられた快感が漏れ出してくる。

 変則振動? なんだよコレ! バイブ切れッ!

「可愛いなぁ~」

 言われた通り前を見たまま運転しながら、甘ったるく言ってる。
 オレに向けられた言葉のようだが、平凡なオレが、背丈もそれ程変わらない男のオレが、可愛い訳ないだろうぉ~。
 お前の目はどうなってるんだぁぁあああああ…。

 イきそう。バイブ強くなってない?
 緩急の上に強弱もついてるのか?
 このローター小さいのに優秀だなッ。

 ローターを挿れる為に準備した今朝。初めて見せられたモノは小さかった。
 紐のついた楕円の物体を彼にぷちゅッと挿れられ出発した。

 オレが挿れてるって言ったのに、挿れさせられたんだよな。朝から変な汗かいちゃった。しかも出発時間が遅れそうになるし…。危うく出発できなくなるところだったよ。とほほ…。

 変則振動なんて事が出来るってどういう性能なんだぁぁああ。

「おふぅ、あっ、あぅ、ばぁ、いィィ、ひぃん…バイブぅ、とめ…てぇぇン、ぅふ…」

 ああ、言っちゃったよぉ~。止めてって言っちゃったから、限定パフェは無くなったなぁ…。季節のにランク下げOKかな。

 前を押さえて、助手席で爪先立ちになって、膝を突き合わせて持ち上げて、悶え、耐えてる…。
 膝が揺れる。つま先が片側ずつ上がっては降りるを繰り返して、なんとか、この、渦巻く熱をやり過ごそうとしてる。

 あぁぁあんッ、ダメッ、止めてくれッ! 前立腺の上をコロコロと移動してるんだよぉ~。泣ける…。この事態でも気持ちいいと思ってるオレに泣ける。

「くふふ…茉広まひろが動くから、アレも動いちゃうんですよ?」

 彼は二人の時、下の名前で呼んでくる。
 甘い声はなッ、オレの感度が、色々な感度が、上がってしまうので困るんだッ。主にエッチ系の感度なッ。分かって言ってやがるだろッ。
 オレは意地でも下の名前呼んでやんない。

 頑張って、動き止めたよ。忠告はちゃんと聞いた。オレも進化してんだよ。えっへん。
 これ以上の昂ぶりは危険だからね。
 振動は兎も角、位置が動くのはやめて欲しい。

 なのに、膝が勝手にガクガク揺れちゃう…。
 ホントオレの身体止まってよ。動いちゃうよぉぉ…。中も動くぅぅ…。とほほ…。

「ひィが、しぃィィ…」助けて…。



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