上 下
22 / 36
ナニをさせるのさ?!

2-後.付属が増えたよ。 ※

しおりを挟む
 
 シーツに細い鎖のフックが絡んだ錘部分が擦れる。乳首がジリリと疼く。上半身が揺れて捩れる。肩甲骨がうねってるんじゃないだろうか。彼が思い通りの快感をくれないので、不足分を補うように錘をシーツに当て擦り、八の字を描くように動かす。

 肉棒に雄まんこを掻き回され、乳首に刺激をもたらし、オレは喘ぐ。
 段々と胸がシーツに近づいていく。
 刺激欲しさに胸を擦り付けていた。

「あ、アゥん、はぁぁん、はぁん…んふぅ…あふぅ…」

 決定的な刺激のない行為に、頭がぼんやりして、刺激を求めて、身体が蠢く。
 気持ちいいが欲しい…。

 お尻を撫でてた掌が腰骨を撫で、脇腹をくすぐりながら背中を這い上がってくる。
 温もりと肌を擦る圧が気持ち良く、押さえ付けられる背中がクリップに挟まれた乳首をシーツに押さえつけられた。

「あァァあんッ」

 背中全体を温もりと圧を感じる。
 その重みを安心して受け止めて委ねた。
 べったりとシーツに押し付けられ、ベッドが軋む。

 ゆっくり腋から胸に手が這ってくる。
 期待に身体が震える。
 身体とシーツの間をゆっくり侵ってきた指が乳輪に触れた。掌が貧相な胸筋を揉んでる。

「うふぅん、あふぅ、うふぅ、んぅふ…」

 僅かな動きにも感じてしまう。

「気持ちいい?」

 耳介に唇を擦り付けながら訊いてくる。

 オレが緩慢な頷きで返す。

 でも、足りない…。

「足りない?」

 耳介を舐められ、肉棒がナカをゆっくり捏ねるようにグラインド…。

「足りィィ…ぁハァァ…ない…」

 視界が霞む。もっと、もっと……。

「激しいのがいい?」

 パチッと何かが頭で弾けた。

「ほすぃいぃぃいい(欲しい)ッ」

 呂律のおかしくなってる口が言葉を紡ぐ。
 伸びてた脚が彼の膝で大きく広げられる。大股に広げられ股関節が悲鳴を上げそうだ。肉棒がグリグリと肉壁を押してくる。上がる腹圧に後孔がキュンキュン締まる。

 彼と接触していた尻肉に外気を感じた瞬間、杭打ちの衝撃が始まった。

「あん、あん、あ、あ、ああんッ、あァァあんッ…」

 コレぇぇぇ…と思いながら、気持ち良く衝撃を受け止める。衝撃と一緒に口から溢れてくる声を垂れ流す。

「もっとだ…」

 耳介に歯を感じる。舌が舐めてる。

 鎖を引かれる。乳首がぁぁああん!
 引っ張られ、痛いはずなのに、なのにィィ…、気持ちいい…。

 クイッのひと引きで両乳首が気持ちいい…。引っ張られる。千切れる…程に引っ張られて、伸びるぅぅうう…。

「あ、あぁああん、や、やぁぁぁああ…」

「イヤじゃないだろ?」

 緩急をつけて引っ張られるのが好きになった。

「や、やぁぁぁん、ん、っんはぁ、はぁぁん…」

「“いい”だろ? 気持ちいい、な?」

 頷く、何度も頷き、「いい、いいッ! 気持ち、いいィィィンッ!」と叫ぶ。

 オレの声に呼応するように彼の手がお勢い良く引かれた。
 ブチッ!と乳首からクリップが外れた。

 コックリングを無視するような射精感が身体を突き抜ける。
 脳天を突き抜け、脳みそを痺れさせる絶頂は、いつまでも尾を引いて続く。肉筒が激しく痙攣してる。
 背中で彼が呻いてる。

 彼の艶声に更に痺れる絶頂が起きる。

「あ、あ、あぅ、アゥん、あぁ…」

 乳首がジンジンする。それさえも、それが気持ちいい…。
 気持ちいいが続いて、上から降りて来れない。捩じ込まれる切先が子宮口を押し潰す。

 ドチュンドチュンと叩かれ、押し潰して捩じ込まれる。滾りを注がれる予感にうっとりする。

「うふぅん、あふぅ、うふ、うふぅん、あふぅ…」

「ドライイキ気持ちいいなぁ…」

 胎に熱を感じる。ドライ?
 イってる…すごく、イってる…。これは確実。

「おごッ、うゔぅ、イ、イっ、でる、やぁぁぁん、あガァ、ぐぅ…ッ」

 イってるのに、彼が止まらない。射精したのに、まだガチガチに質量がしっかりある肉棒が打ち込まれてる。

 感じ過ぎて辛い。意識が怪しい。

「もっと、感じて…」

 彼の呟きを聞きながら、イヤだと思うのを捨てた。

「きもぉぉちぃイィいン!!!」

 叫んだ。気持ちいいが解放される。
 頭がスコーンと抜けるような感覚に陥った。ああ、最高…。

 コックリングを外されて、射精を促されて初めて射精せてなかった事に気づいた。ああ、アレがドライ…。
 コックリングを外して貰っても何度もドライでイってる。
 気持ちいいが続く…。

 乳首でもっと気持ち良くなる為にそこにもリングをつける事になった。
 棘のついた黒いシリコンリングとスポイドポンプのセットパッケージを渡される。

 日中つけて来てと言われた。

「む、むりぃ…」

「じゃあ、夜つけて…。でも、感じてもオナニーはダメだよ?」

 にこやかに告げられる。乳首を摘まれ、捻り捏ねられる。
 見本だよ?とつけてくれた。圧着に痛みはない。暫くすると乳首がジンジンし始めた。

 あれ? 断る選択肢…なかった、ね。

 約束なので、夜、乳首をスポイドで吸い勃たせて、トゲトゲのシリコンリングを装着する。

 オレの身体の突起部分に付属物が増えた。服を着れば見えない。
 パジャマを着て、ジクジクと疼く身体を抱きしめて眠った。




=============


同意は大事ッ( ̄▽ ̄;)

徐々に日常に非日常が食い込みつつあります。スーツの下の改造が少しずつ…ね( ̄∇ ̄)

不定期な更新ですが、お気に入りに登録していただけたら嬉しいなッ。

感想やいいねを頂けたら更に嬉しいです。

匿名メッセージやスタンプを送れるwaveboxを設置してますので、こちらも利用してみて下さい。
https://wavebox.me/wave/8cppcyzowrohwqmz/


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。

キノア9g
BL
騎士エリオット視点を含め全10話。 エロなし。騎士×妖精 ※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。 気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。 木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。 色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。 ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。 捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。 彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。 少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?

麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る

黒木  鳴
BL
妖精のように愛らしく、深窓の姫君のように美しいセレナードのあだ名は「眠り姫」。学園祭で主役を演じたことが由来だが……皮肉にもそのあだ名はぴったりだった。公爵家の出と学年一位の学力、そしてなによりその美貌に周囲はいいように勘違いしているが、セレナードの中身はアホの子……もとい睡眠欲求高めの不思議ちゃん系(自由人なお子さま)。惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバート、なんやかんやで振り回される従兄のエリオットたちのお話し。

身代わりオメガの純情

夕夏
BL
 宿無しの少年エレインは、靴磨きで生計を立てている。彼はある日、死んでしまったレドフォード伯爵家の次男アルフレッドに成り代わり嫁ぐことを伯爵家の執事トーマスに提案され、困惑する。しかし知り合いの死を機に、「アルフレッド」に成り代わることを承諾する。 バース性がわからないまま、オメガのふりをしてバーレント伯爵エドワードと婚約したエレイン。オメガであることを偽装するために、媚薬を飲み、香水を使うも、エドワードにはあっさりと看破されてしまう。はじめは自分に興味を示さないかと思われていたエドワードから思いもよらない贈り物を渡され、エレインは喜ぶと同時に自分がアルフレッドに成り代わっていることを恥じる。エレインは良心の呵責と幸せの板挟みにあいながら、夜会や春祭りでエドワードと心を通わせていく。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

御曹司な元カレの甘ったるいコマンドなんて受けたくないっ!

ノルジャン
BL
社畜リーマンの七瀬ヒカル。subとしての欲求を受け入れられず、薬に頼っていた。医者にこのままだと死ぬと言われ、domとプレイするよう勧められる。すると紹介されたdomは昔ヒカルが手酷くフった高校の時の元カレの一条蓮で――?!高校の時と比べれば自分は今や底辺。目立たぬよう擬態していた元カレはdomでイケメン社長と立場は逆転。10年ぶりに出会って、別れた仕返しをされてしまうかと思った。しかし蓮はむしろ怖がるヒカルを優しくも甘いコマンドで包み込んでいく。 sub性を受け入れられない受けが、攻めとのすれ違いを乗り越えていくお話。

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

処理中です...