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1.始まりの始まり ※
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短編で書いていたモノを組曲仕立てにしたものです。
各話お相手が違います。
ーーーーーー
肌を重ねる事に抵抗がない訳ではなかった。
身体の中に渦巻く熱がなんなのか分からなかった。
音が溢れて、弓を滑らせ、弾く事で全てが発散、昇華されないのだと気づいたのはいつの頃だっただろう。
パンパンと肉を打つ音が後ろで衝撃と共にオレに打ち込まれる。
視界に広がるシーツの皺が揺れて、身体が前後に揺すられ、肉杭が後ろの孔に抉るように挿し突っ込まれ、ナカをかき混ぜられる。
腰を掴む手がめり込んでる気がするが、ナカを占める質量と質感で、痛覚は快感に相殺される。
「…はぁ、あ、……はぁぁん、はぁあ!……」
持ち上げられ、背面座位にされて、胸を弄られる。
一時期、身体の中を渦巻く熱を発散させるのと、体力をつける為に筋トレや走り込みをした事もあってた。その結果、胸筋が少し盛り上がってたりして筋肉が薄っすらついてる。
今は、筋トレもそれ程、追い込みをしなくなった事で、筋肉に脂肪が乗って柔らかくなって、こういう時はよく揉まれる。触り心地がいいらしい。
気持ちいいからいいけど、オレ女じゃないからね!
揉みながら、乳首をカリリっと引っ掻かれると、ナカの形が分かる程、肉筒が締まった。
オレが乳首が弱いと分かるや否や、執拗に攻めてくる。
指先で弾くようにカリカリ引っ掻き、ピッピと指先で強く弾く。
「はぁ! やぁぁん、あ、…ぁうん! はぁああん……」
尻がじっとしてられず、揺れ動く。
この手、執拗イィぃぃ!!
乳首で操作されてるようだ。
締めながら、腰が浮き、ナカが擦れて、悶えて腰が落ちて、抉り肉棒を咥え込んで、更に悶える。
「…はぁぁ、あぁぁぁ、ぅふぅぅぅ…はぁん…」
両乳首をキツく摘まれ、クニュンと捻じり、ぷにゅんと離された。
乳首が引っ張られて前に重心が傾く。
刺激されたところが、じぃぃぃぃんと痺れ、そこを中心に疼きが広がって、後孔を締まる。背を反らせて余韻に浸っていたら、ズドンと肉杭が打ち込まれた。
「はーーーーッ!」
衝撃にオレの前からブシュっと白濁が流れて出る。
前に倒れ込み、手をつく。腰をガッチリ掴まれ、四つん這いのオレの後ろで腰を振ってる。
ズン、ドス、肉杭を打ち込んで、オレを追い込む。
後ろで唸る呻き声。
彼もイくのか…。
今回は、当たりって感じじゃなかったが、まずまずでした。
「ありがとう」と肉壁で包み込んで、締めて、射精を促す。ラストスパート。
さぁ、イイ音を出させてくれよ!
動きが激しくなって、快感が昂まって溢れて、ピークが近い。
「ぅはぁぁぁああん!」
「うぐぅぅ……」
射精……。
熱が広がる。
ゴムしてくれてたはずなんだけど…。
ドクドクなってる。まだ出るのか……量多いね。
クイクイと腰を動かして、押して引いてと擦り込んで、掻き回してる。擦り付けられてる? 笑える。
手を折って上半身をベッドに預ける。後ろからズルッと抜けた。
「うふぅ…」
前立腺を刺激しながら出てきたみたい。腰が揺れちゃう。
トロッと孔から何かが出て、玉裏まで垂れてきた。
ハッと振り返ると、男がニヤッと笑ってる。
さっきの動きは、射精したのを掻き出す為に引き寄せてたのか。
「やっぱ、生はいいね。出てくるところも唆られるなぁ」
クソッ! やられた。
尻肉を掴み揉み広げて、後孔から流れ出る精液を眺めてるようだ。
「もう一発イイ?」
イイ訳ないだろ!
「約束違えたから、これで終わり」
尻を引いて、スイッとベッドを降りると、バスルームへ向かう。
「アンタ、あんあん言ってたじゃん。俺の良かっただろ?」
後ろから声が追いかけてくる。
確かに!
でも、これで終わり。
後味は悪くなっちゃったけど、身体の音は治ったからもう用はない。
中出しの処理をして出てくると、男はバスローブ姿で缶ビールを傾けていた。
「帰んのんね」
のんびりした声。夜の街で引っ掛けた相手。もう会う事もないだろう。
「コレっきりね」
「残念」
残念そうに聞こえない。常習か。そういう感じの場所だったし。
「部屋代、半分」
「違約なんで、こちら持ち」
やっぱ、常習だ。
財布に戻した。
「「じゃっ」」
金が無くても、バーとかに行こう。もう少しマシなのが引っかかるだろう。
ふぅ……。
こんな方法しか無いんだろうか……。厄介な身体だ…。
バイト増やすかな。学生の懐はそうそう暖かくない。
***
身体の音の洪水とも上手く付き合えるようになった。
あっちの感度も良くなっちゃったけど。まぁ、いいか。
一度、肌を合わせるのが嫌になって、距離を取ったら身体の奥底から音が渦巻いて、オレを狂わせかけた。あれはもうゴメンだ。定期的に相手を見繕ってる。
割り切れば、なんて事はなくなって、楽しめば良いとさえ思えるようになってた。
恋人も出来た時もあったが、理解してもらえず、振られっぱなし。笑っちゃう。
音楽仲間に手を出しちゃった事もあったけど、ちゃんと同意しての事でトラブルは今のところ無い。オレも上手く立ち回れるようになったもんだ。
卒業して、音楽関係で飯が食えてるかって言われると、ちょっと笑える。
でも、今日は、先生の紹介だけど、音楽でギャラが貰える仕事ができる。
張り切って、相棒を背負って出発!
オレは、相棒と一緒なら頑張れる!
各話お相手が違います。
ーーーーーー
肌を重ねる事に抵抗がない訳ではなかった。
身体の中に渦巻く熱がなんなのか分からなかった。
音が溢れて、弓を滑らせ、弾く事で全てが発散、昇華されないのだと気づいたのはいつの頃だっただろう。
パンパンと肉を打つ音が後ろで衝撃と共にオレに打ち込まれる。
視界に広がるシーツの皺が揺れて、身体が前後に揺すられ、肉杭が後ろの孔に抉るように挿し突っ込まれ、ナカをかき混ぜられる。
腰を掴む手がめり込んでる気がするが、ナカを占める質量と質感で、痛覚は快感に相殺される。
「…はぁ、あ、……はぁぁん、はぁあ!……」
持ち上げられ、背面座位にされて、胸を弄られる。
一時期、身体の中を渦巻く熱を発散させるのと、体力をつける為に筋トレや走り込みをした事もあってた。その結果、胸筋が少し盛り上がってたりして筋肉が薄っすらついてる。
今は、筋トレもそれ程、追い込みをしなくなった事で、筋肉に脂肪が乗って柔らかくなって、こういう時はよく揉まれる。触り心地がいいらしい。
気持ちいいからいいけど、オレ女じゃないからね!
揉みながら、乳首をカリリっと引っ掻かれると、ナカの形が分かる程、肉筒が締まった。
オレが乳首が弱いと分かるや否や、執拗に攻めてくる。
指先で弾くようにカリカリ引っ掻き、ピッピと指先で強く弾く。
「はぁ! やぁぁん、あ、…ぁうん! はぁああん……」
尻がじっとしてられず、揺れ動く。
この手、執拗イィぃぃ!!
乳首で操作されてるようだ。
締めながら、腰が浮き、ナカが擦れて、悶えて腰が落ちて、抉り肉棒を咥え込んで、更に悶える。
「…はぁぁ、あぁぁぁ、ぅふぅぅぅ…はぁん…」
両乳首をキツく摘まれ、クニュンと捻じり、ぷにゅんと離された。
乳首が引っ張られて前に重心が傾く。
刺激されたところが、じぃぃぃぃんと痺れ、そこを中心に疼きが広がって、後孔を締まる。背を反らせて余韻に浸っていたら、ズドンと肉杭が打ち込まれた。
「はーーーーッ!」
衝撃にオレの前からブシュっと白濁が流れて出る。
前に倒れ込み、手をつく。腰をガッチリ掴まれ、四つん這いのオレの後ろで腰を振ってる。
ズン、ドス、肉杭を打ち込んで、オレを追い込む。
後ろで唸る呻き声。
彼もイくのか…。
今回は、当たりって感じじゃなかったが、まずまずでした。
「ありがとう」と肉壁で包み込んで、締めて、射精を促す。ラストスパート。
さぁ、イイ音を出させてくれよ!
動きが激しくなって、快感が昂まって溢れて、ピークが近い。
「ぅはぁぁぁああん!」
「うぐぅぅ……」
射精……。
熱が広がる。
ゴムしてくれてたはずなんだけど…。
ドクドクなってる。まだ出るのか……量多いね。
クイクイと腰を動かして、押して引いてと擦り込んで、掻き回してる。擦り付けられてる? 笑える。
手を折って上半身をベッドに預ける。後ろからズルッと抜けた。
「うふぅ…」
前立腺を刺激しながら出てきたみたい。腰が揺れちゃう。
トロッと孔から何かが出て、玉裏まで垂れてきた。
ハッと振り返ると、男がニヤッと笑ってる。
さっきの動きは、射精したのを掻き出す為に引き寄せてたのか。
「やっぱ、生はいいね。出てくるところも唆られるなぁ」
クソッ! やられた。
尻肉を掴み揉み広げて、後孔から流れ出る精液を眺めてるようだ。
「もう一発イイ?」
イイ訳ないだろ!
「約束違えたから、これで終わり」
尻を引いて、スイッとベッドを降りると、バスルームへ向かう。
「アンタ、あんあん言ってたじゃん。俺の良かっただろ?」
後ろから声が追いかけてくる。
確かに!
でも、これで終わり。
後味は悪くなっちゃったけど、身体の音は治ったからもう用はない。
中出しの処理をして出てくると、男はバスローブ姿で缶ビールを傾けていた。
「帰んのんね」
のんびりした声。夜の街で引っ掛けた相手。もう会う事もないだろう。
「コレっきりね」
「残念」
残念そうに聞こえない。常習か。そういう感じの場所だったし。
「部屋代、半分」
「違約なんで、こちら持ち」
やっぱ、常習だ。
財布に戻した。
「「じゃっ」」
金が無くても、バーとかに行こう。もう少しマシなのが引っかかるだろう。
ふぅ……。
こんな方法しか無いんだろうか……。厄介な身体だ…。
バイト増やすかな。学生の懐はそうそう暖かくない。
***
身体の音の洪水とも上手く付き合えるようになった。
あっちの感度も良くなっちゃったけど。まぁ、いいか。
一度、肌を合わせるのが嫌になって、距離を取ったら身体の奥底から音が渦巻いて、オレを狂わせかけた。あれはもうゴメンだ。定期的に相手を見繕ってる。
割り切れば、なんて事はなくなって、楽しめば良いとさえ思えるようになってた。
恋人も出来た時もあったが、理解してもらえず、振られっぱなし。笑っちゃう。
音楽仲間に手を出しちゃった事もあったけど、ちゃんと同意しての事でトラブルは今のところ無い。オレも上手く立ち回れるようになったもんだ。
卒業して、音楽関係で飯が食えてるかって言われると、ちょっと笑える。
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