【完結】魔王ってなにさ【続編開始。。。】

アキノナツ

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本編

19】胸の騒めき(後) ※

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 ガチガチに屹立した俺の肉棒は手を添える事なく解れた窄まりに飲み込まれていく。
 肉縁が亀頭を包み込むように盛り上がり咥え込んでいく。

 クンティンの脚が揺れる。腰が固定されて動けない不自由をなんとかしようと本能で動くのだろうか。
 あー、あー、と長く母音を吐き出すだけで、手が前に伸びてる。背が波打つ。逃げる気か? あはは、逃すかッ。

 背を押し上体をベッドに胸が着くまで押さえつけ、尻を上げさせ、膝を浮かせた。踏ん張れずに脚をバタつかせて、爪先がシーツを掻いた。動く事で尻穴で起こる感覚に悶えて大人しくなった。

「あぁああ…はぁあん…」

 後孔に力が入って、締まりきらない窄まりに慄いているのか。這入りかけてる亀頭をより感じて悶えたようだ。狭くなった窄まりに遠慮なく肉棒を押し込む。ふるふると震えてる。腕が伸びきって、シーツを手が掴んでる。手だけでどうにかするのか? やれるならやれよッ。

 香油と先走りが混じり合いながら埋まっていく亀頭が肉に撫でられる。

 力が抜けていく。受け入れる気になったか?

 カリ首まで咥え込まれた。少しの抵抗を感じながら亀頭を挿していく。
 太い部分が肉輪を抜ければ、ふわふわした肉壁が包んでくれた。

「あ、あ、あぅぅうう…ぅうう…はぅぅんん…」

 キュッキュッと肉輪が締まって竿を刺激してくる。挿し込まれてる肉棒の存在を感じて身体が震わし、胸をシーツに擦り付けるように上体が揺れている。そこしか動けられないのだろうが、動けば俺を感じて悶えるだけだ。

 喘ぎと吐息がひっきりなしにクンティンの可愛らしい口から吐き出される。ほら、感じまくりだろ?

 この声だけで、昂ぶり吐精しそうだ。
 漏れ出たかもしれない。香油かそれか分からない滑りを感じながら包む肉壁を亀頭で撫でて押し開く。

 脚が広がる。
 おお、受け入れてくれるのかッ。いいなぁ…。

「あ、あぅッ、あぅぅううう…」
 快感に脚が伸びきったようだ。爪先が反り返って、丸まる。

 クッと進んで少し引く。
 亀頭で狭くなった腸壁を開き、エラで腸壁を掻く。

「あふぅ、はぁぅうッ、うふぅ…」

 少しずつ往復しながら奥へ進む。

「ハヒュンッ!」

 グリッと抉った。しこりに当たったようだ。覚えてくれてたようで良かった。褒美にグリグリと抉るように往復してやる。

「ヒャン、にゃぁん、うにゃぁう、あぅぅうう…」

 刺激に肩が跳ねて面白い啼き方で俺を楽しませてくれる。
 やはりクンティンは可愛い。いい道具を手に入れた気分だ。

 竿でしこりをずっと押し潰して跳ねさせながら先に進めていく。奥は狭い。隘路を押し拓いて細かく往復して腸壁を堪能してるうちに亀頭が行き止まりの肉壁に当たった。

 やはり小柄だから第二関門を抜けねば全部は嵌らぬか。
 今回はここまでにしよう。

 肉襞が動きを止めた肉棒に絡んで包んでくる。俺の形になっていくようだ。
 俺だけの孔になればいい…。

 そういえば、こっちはどうだ?
 腰を掴んでいた手を滑らせ、脇腹を超えて、胸に到達する。胸筋が手の中に収まった。板じゃないのがイイ。
 緩く握ってみた。女の胸にはない適度な弾力。これはいいなぁ…。

 徐々に揉む手に遠慮がなくなってきた。激しく揉み込む。指や掌に小さな尖りが引っかかる。乳首だ。

 胸筋を揉まれる事には反応が薄いが…。乳首をキュッと摘んだ。痛みからか、身体が跳ねた。跳ねて、しこりに竿が押し付けられ、孔が締まって、肉棒を肉筒全体で感じる事態に再び嬌声をあげて、喘ぎ、悶え始めた。自ら踊ってくれるとは、クンティンは多才だな。

 俺の形に包んでくれた肉襞をエラと竿で撫でるように往復させる。
 しこりが気持ちいい事を覚えさせておこう。しこりへの刺激と乳首が連動すればいいのだが。これからかな…。
 手を乳首から雄芯に変え扱く。

 取り敢えず、この行為は気持ちいいと身体に覚えて貰おう。

「はぁあああん…あん…あぁああん…ぅはぁあああん…」

 急に気持ち良さそうに喘ぎ出した。雄芯を丁寧に扱きナカを肉棒で激しく往復してやる。どっちが気持ちいいのか、分からなくなってきたのか、頭をイヤイヤと振り始める。

「イきたいのか? イけッ、何度でもイっていいぞッ」

 俺の声を聞いてか、手の中に吐精した。
 俺はまだ止まらない。しこりを刺激するように肉棒は往復する。クンティンは、脱力しながら悶えてる。叫ぶように喘ぐ。

 抱き起こし、雄芯と胸を同時に刺激してやる。胸の感度がよくなってきた。尻の中の刺激を気持ちいいと感じてきてるのだろう。胸の刺激も快感になってきてるようだ。覚えがいいな。

「クンティン、俺のを受け取れ、奥の肉に吹き付けてやるッ」

 グリッと肉壁に亀頭を押し付け、噴き出す精液を中に満たす。肉襞の隙間という隙間に染み渡るように何度も吹きつけた。

「あッ、あぁぁああああ…あーーーーーーッ」

 ひと頻り快感の叫びをあげた後、熱い…熱い…とうわ言を呟いてる。

 シーツがベタベタになってしまった。クンティンは性欲が弱いのか? 自慰をしてなかったようだ。暇もないか…。

 肉棒を突っ込んだまま胡座の中で抱き込む。

 自重で挿さっていくのだろうか…。まだ硬く屹立してる俺の亀頭が肉壁を押している。苦しそうに息を吐いてる。
 まだ、奥が抜ける感じはない。
 固く閉ざした扉はいつか開きたい。未踏のようだ。俺が一番に汚したい。
 それに、この肉を打ち合わせない挿入に俺としては物足りない。が、楽しみにしておこう。

 俺にもたれ掛かり、喘ぐクンティンを落ち着かせようた撫でまわす。
 身体をうねらせ、落ち着く感じはない。感度は申し分なく開花したようだ。魔力酔いとは面白いものだな。クンティンが感度と覚えがいいのか。

 肉筒は俺を締め上げ、扱き、撫でてくる。痙攣がいい感じだ…。

「クンティン、気持ちいいよ…」

 すべすべの背中に頬を寄せて呟くと、肉筒が蠢いた。キュンキュン締めてくる。まるで、俺を労るように…。

 ん? 俺が気持ちいいのが、嬉しいのか?
 それともおねだりか?

 ズボッと抜いて、仰向けにして、再び挿し戻した。

「あぁぁんッ」
 この抜き差しでも快感を拾ってやがる。いいな、コレ。
 もっと楽しめそうだ。

 だが、そろそろ後始末して部屋で寝かせなければ、あの男が帰ってくる。
 初めてだから、ちょっと前戯に時間を割いた。次回はもっと貪りたい。
 腰を振りながら、下で悶えるクンティンを眺める。

 この乳首も腫れるまで吸ってやりたいなぁ。そんな事を思いながら捏ねてやる。そして、奥の肉輪も通過して俺の全部をこの腹に収めたい。
 突きあげる度に腹が膨れる。
 薄い腹に俺が入ってる証。ボコボコと盛り上がらせ、しこりを刺激しながら、高みに昂る。

 中に吐き出すと、クンティンが快感に戦慄きながら手を伸ばしてきた。
 手に従って近づけば、首に手が回され、引き寄せられる。頬に唇が触れ、頬をするつけてきた…。

 胸が…。激しく跳ねた。






==================


まだ続く( ̄▽ ̄;)

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