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本編

16】感じたい…。 微※

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 ノック音で目が覚めた。
 久々に文字を読んでて、眠くなってしまった。うたた寝してたよ。
 慌てて対応したら、魔王だった。

 キラキラした男だ。
 クンティンに接触して来た。早速か。油断ならんな。

 怒ったり、不機嫌になる事なく帰ったが…。なんだか違和感を感じる。なんだ?

 眠るクンティンの様子を見に行った。




 クンティンと肌を重ねる事を考えてたら、不意にムラムラして来た。
 ヤりたいなぁ~。
 そんな事を考えてたら、私室に来ていた。執務室に帰るつもりだったんだが…。

 自慰でもするかなぁ…。

 部屋に入ると一応鍵をかける。

 さっさと下を脱いで、ベッドに上がる。
 勃ち上がりかけてる俺の分身。ゆるると撫でれば、ムクムク育ってくる。
 艶本も無いのに、ちょっと撫でただけで育つとは久しぶりだな。

 サイドテーブルの引き出しから香油を出す。
 手に垂らして、元気に屹立して来た男根を扱く。
 ダロンに扱いて貰ってた時も良かった。邪魔が入らねば、もっと深くまで繋がれたのに。
 あの唇は美味そうだった。あの口は、あと少しで俺のを舐めてたな。どんな舌技で舐めてくれたんだろうな。
 口淫はきっと良かっただろう。初めてそうだった。拙い行為というのもいいだろうな。そういう行為は、本の中だが、きっといいものだろう。

 あの聖女がいなければ、今頃はダロンも俺に身体を捧げていたかもしれん。惜しい事をしたが、寝取るのは、危険な女子おなごだった。それは確かだ。諦めが肝心。

 クンティンは小柄だが割と筋肉質な感じだった。脱いだらどうなんだろう。尻はキュッと引き締まって小さいだろうな。乳首も可愛らしいだろう。

 頭には、可愛らしい尻をこちらに向けて肩越しにこちらを見遣りながら、誘ってくるクンティンが微笑んでた。

 ああ、小さな窄まりにコレを入れたいなぁ…。
 あの大柄な男のモノはさぞかし立派なものであろうのう…。それを受け入れられる穴という事だ。俺のだって難なく深くまで咥え込んでくれるだろうなぁ…。

 手はクンティンの肉筒を想像して搾りながら扱く。
 目を閉じて、クンティンの痴態を想像して昂ぶってくる。

 おお、クンティン、イイぞぉぉおおお…。
 お前の奥で、先っぽを包んで撫でろ。
 奥の口も開くだろうなぁ。あそこに入ったら、中の締まりが良くなって、扱かれる蠢きと痙攣の振動が癖になる。クンティンのナカはどんなのだろう…。

 ああ、クンティンを抱きたい…。
 クンティンの口も可愛らしい。
 あはは…と口を開けて笑うあの口にコレをぶち込んで、涙を流しながら、嘔吐かせ喉奥まで突き入れて、白濁を飲ませたい。

 飲んだ後は、口を開けて俺に見せるんだ。
 またここに突っ込んでと言うようなトロンとした目で俺を見ながら、舌を蠢かせる。

 その舌で割れ目に残った残滓を舐め取り、吸いついて貰おう。そうそう、舌を尖らせ、その割れ目にねじ込むように往復させろ。
 イイぞ…。指で鈴口を刺激する。
 亀頭をべっとりと舐めて唾液を塗りつけ、精液と混ぜて啜れ…。

 ああ、イクぞ、咥え込め、クンティン…。




 ん?
 本を閉じた。
 なんだか嫌な感じがする。
 そばに立てかけていた剣を掴む。

 扉の向こうをじっと見つめる…。
 気配はあるようだが、魔王が外にいる訳ではないのか?

 控えめなノック音。
 誰だ?
 剣を携えて扉をゆっくり開いた。

 リューリが立っていた。
「あ、クンティン殿の部屋の…」
 緊張を解かずに返答する。
「クンティンの部屋で合ってる。本を読ませてもらっていた」
 手の本を見せれば納得している。

「我が主がお邪魔していると思ったのですが…。そろそろ戻っていただきたく…」

 言いにくそうにしてる。帰ったんだが…。

「帰ったぞ」
「そうですか。失礼しました」
 一礼してそそくさと帰っていく。
 大変そうだな。

 部屋に戻ろうとした瞬間、瘴気が大きく揺れた。と、感じた。そう感じただけで、根拠はない。
 俺の勘というか感覚的なものだ。説明が出来ないから毎度困るんだよなぁ。ダロンたちはすんなり受け入れてくれたから、素直に嬉しかった。

 なんだろう…?

 この城に瘴気が吸い寄せられる感じになって、戻っていった。
 波のようだな…。




 気持ち快かった…。
 手にいっぱいの白濁。久々にたくさん出た。スッキリ…。
 想像でこれだ。実物が気になる。腰がムズムズする。ヤりたい。
 また勃って来そうになる。クンティン、凄いなぁ。
 想像と違っても、欲情出来ると確信する。
 あれをものにしたい。俺のにしたいな…。

 あの男から譲って貰うか。どう言えばいいだろうか…。フィンに相談してみようかなぁ…。

 始末しながら、色々考える。
 あっ! 早く行かないとッ。
 リューリの怒った顔が思い浮かぶ。
 ヤバい、ヤバい!

 ズボンを引き上げ、服を整えながら、鍵を開けて扉を開けると、リューリが立ってた。

「お勤めお疲れ様です。こちらのお勤めもよろしくお願いします」
 無表情…。怖い。

「はい…」

 黙ってついていく。これが終わるまで執務室だ。クンティンに会いにいけないぞ。





================


忍び寄る影( ̄▽ ̄;)ふふふ…

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