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触覚戻る(2) ※
しおりを挟む透明な液が漏れ出て来てる孔を指で掻き回す。坐薬の作用だろうか…。ナカの反応が面白い。チュッチュ、キュッキュッと俺の指を絞めて絡みつく。
俺の相棒は先走りでダラダラだ。
扱く音もぬちゅぬちゅと音がしている。
彼が悶えながら膝裏の手を引いた。脚が大きく開く。
腰も上がって、指が這入った孔が目の前に晒される。
尻が揺れる。
「い、挿れて…もう…待て、にゃい…ああぁああ…ぁあん…」
指がキュウキュウと締め付けられる。
チュパチュパと孔で指がフェラをされているようだ。
ここに相棒を挿れたらきっと気持ちいいだろう。
ニュチヌチと音をさせながら、後孔に切っ先を充てがう。
「あ、ゴム…」
教育の賜物?
コンドームをワゴンに視線で探しすように向けると、グッと腰を押された。脚が絡んでた。
バランスを崩して、ガチガチの肉棒がズブっと孔に飲み込まれていった。
包まれる感覚に一瞬で昇天しそうになる。ギリギリ耐えた。気持ち良さにゴムの事など吹っ飛び、腰を進める。ああ、めっちゃイイ……。
巻かれた脚も更に絡んで押してくる。
もっと深く挿れ込みたい。絡まる脚を強引に解き、肩に担ぐようにして、折りたたみ尻を上げさせ、プレスしてぐりぐりと捩じ込む。奥でグラインドさせ中を肉棒でかき混ぜる。
先っぽが何かに当たる感覚が冴えてくる。
ああ、コレでここを抉じ開けて俺の精液を注ぎ込めば、芳醇な香りの何かが出来上がるような気がした。
ドチュドチュ、パンパンとリズミカルに上から打ち込む。
「あぅぅん、ひゃぅうううん、あぁあん…うふぅん…」
甘い声が上がってくる。
全身から匂い立つ甘い香りで辺りは満たされていた。
全身に纏わりつく香り。
香りに酔い。男の身体に酔った。
貪るように唇を合わせ、唾液を啜る。俺の唾液と混ぜると香りが変化した。
甘い香り中、爽やかな森の香りが湧き上がってくる。
青臭いような甘いような、複雑な感覚の中、俺は童貞卒業の射精によって精液を男の腹の奥に吐き出した。
ブワァッと、男の身体から甘さと森の香りが匂い立つ。
射精した精液を余すところなく擦り付けるように腰を振り肉壁に擦り込んでいく。
ーーーー俺のだ。
所有を主張したくて、あちこちに吸い付き、痕を残していく。
足らない。
ズプンというか引き抜くとうつ伏せにして腰を高く上げさせる。彼は従順に四つん這いに姿勢を変えて、白い尻を上げて受け入れ姿勢を取ってくれた。
脚を思いっきり開き、突き出される尻の割れ目も開き、尻穴は白濁漏れ垂らしながら、ヒクつき受け入れ待ちである。
その様子にまた俺の相棒はガチガチに勃ってしまった。
硬くなった肉棒を突き立てる。
パンパンと始めから勢いよく打ち込む。思いっきり引いて、思いっきり突っ込む。
腰を掴み、思いの丈をぶつけるように腰を振った。若さの暴力。パワーッ。
ひたすらに打ち込む。
尻肉が揺れて、打ち付ける衝撃で赤く色づいていく。
打ち合さる肉の感触、肉感が気持ち良く、締まる肉筒が気持ちいい。
先に出された精液が掻き出され泡立ち卑猥な水音を響かせ、肉壁が俺のちんぽを扱き、射精を促してくる。
搾り取られるように、二度目の射精……ッ。
気持ち良く吐き出して、指先まで何もかもが満たされた。
ーーーーー『触覚』が戻って来た…と解った。
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