上 下
5 / 32

触覚戻る(2) ※

しおりを挟む

透明な液が漏れ出て来てる孔を指で掻き回す。坐薬の作用だろうか…。ナカの反応が面白い。チュッチュ、キュッキュッと俺の指を絞めて絡みつく。
俺の相棒は先走りでダラダラだ。
扱く音もぬちゅぬちゅと音がしている。

彼が悶えながら膝裏の手を引いた。脚が大きく開く。
腰も上がって、指が這入った孔が目の前に晒される。
尻が揺れる。

「い、挿れて…もう…待て、にゃい…ああぁああ…ぁあん…」

指がキュウキュウと締め付けられる。
チュパチュパと孔で指がフェラをされているようだ。
ここに相棒を挿れたらきっと気持ちいいだろう。

ニュチヌチと音をさせながら、後孔に切っ先を充てがう。

「あ、ゴム…」
教育の賜物?
コンドームをワゴンに視線で探しすように向けると、グッと腰を押された。脚が絡んでた。
バランスを崩して、ガチガチの肉棒がズブっと孔に飲み込まれていった。

包まれる感覚に一瞬で昇天しそうになる。ギリギリ耐えた。気持ち良さにゴムの事など吹っ飛び、腰を進める。ああ、めっちゃイイ……。
巻かれた脚も更に絡んで押してくる。

もっと深く挿れ込みたい。絡まる脚を強引に解き、肩に担ぐようにして、折りたたみ尻を上げさせ、プレスしてぐりぐりと捩じ込む。奥でグラインドさせ中を肉棒でかき混ぜる。
先っぽが何かに当たる感覚が冴えてくる。
ああ、コレでここを抉じ開けて俺の精液を注ぎ込めば、芳醇な香りの何かが出来上がるような気がした。

ドチュドチュ、パンパンとリズミカルに上から打ち込む。

「あぅぅん、ひゃぅうううん、あぁあん…うふぅん…」
甘い声が上がってくる。

全身から匂い立つ甘い香りで辺りは満たされていた。
全身に纏わりつく香り。
香りに酔い。男の身体に酔った。

貪るように唇を合わせ、唾液を啜る。俺の唾液と混ぜると香りが変化した。

甘い香り中、爽やかな森の香りが湧き上がってくる。

青臭いような甘いような、複雑な感覚の中、俺は童貞卒業の射精によって精液を男の腹の奥に吐き出した。

ブワァッと、男の身体から甘さと森の香りが匂い立つ。

射精した精液を余すところなく擦り付けるように腰を振り肉壁に擦り込んでいく。

ーーーー俺のだ。

所有を主張したくて、あちこちに吸い付き、痕を残していく。

足らない。

ズプンというか引き抜くとうつ伏せにして腰を高く上げさせる。彼は従順に四つん這いに姿勢を変えて、白い尻を上げて受け入れ姿勢を取ってくれた。
脚を思いっきり開き、突き出される尻の割れ目も開き、尻穴は白濁漏れ垂らしながら、ヒクつき受け入れ待ちである。

その様子にまた俺の相棒はガチガチに勃ってしまった。

硬くなった肉棒を突き立てる。

パンパンと始めから勢いよく打ち込む。思いっきり引いて、思いっきり突っ込む。

腰を掴み、思いの丈をぶつけるように腰を振った。若さの暴力。パワーッ。
ひたすらに打ち込む。

尻肉が揺れて、打ち付ける衝撃で赤く色づいていく。
打ち合さる肉の感触、肉感が気持ち良く、締まる肉筒が気持ちいい。
先に出された精液が掻き出され泡立ち卑猥な水音を響かせ、肉壁が俺のちんぽを扱き、射精を促してくる。

搾り取られるように、二度目の射精……ッ。

気持ち良く吐き出して、指先まで何もかもが満たされた。

ーーーーー『触覚』が戻って来た…と解った。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

寮生活のイジメ【社会人版】

ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説 【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】 全四話 毎週日曜日の正午に一話ずつ公開

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

「優秀で美青年な友人の精液を飲むと頭が良くなってイケメンになれるらしい」ので、友人にお願いしてみた。

和泉奏
BL
頭も良くて美青年な完璧男な友人から液を搾取する話。

処理中です...