夢なのか?【短編集】

アキノナツ

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悪夢:男の胸で排出する。 ※

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『悪夢:夢の中で仕込まれ…』の続編。

waveboxのメッセージに触発されました(⌒-⌒; )b
ぼんやりしてた映像を手繰り寄せて、綴ってみました。

出産(産卵?)しております。
苦手な方は回れ右でお願いしますm(_ _)m


==========
 
 
『こんな大きく太いのが、オレの中に…』

 オレは大きく脚を広げて、自らの尻肉に両手を乗せて、左右に開き、腰をゆっくり、太く、赤黒い湯気立つモノの上に降ろしていく。

 先程まで、背後からオレの排泄孔にコレがはまっていた。オレの後ろの孔から溢れる液体に濡れて薄暗い灯りの中でも光っている。

『グゥゥゥァッ』
 周りの空気が震えるような唸り声が響く。

 この黒い大きな者が発する唸り声。言葉かもしれないが、オレには理解できる言葉としては聴こえてこない。
 ガゥ、ゴゥウと獣の唸り声のような感じで聴こえる。

 ただ気持ちというか、感情のようなものはなんとなく分かるので、ソレを汲んで動いてる。言葉ではないから、細かな意思の疎通は難しいだろうが。

 この者は、オレに早くコレを挿れろと言ってるようだ。後孔に切先を当てがおうとしても黒光りするそれはヒクヒクと揺れて、孔に上手く定まらず、つるりと滑って、にゅるりと尻肉の間を擦り上げながら尾てい骨にブリンと当たる。その接触も全身に電流が走りように快感が駆け巡る。自分の中心も熱が集まって、弾けそうにそそり勃ってる。

 慌てて腰を上げるも尻肉で挟むように擦り付けるようになって、後孔に先っぽが当たるタイミングで、挿入しようと腰を降ろせば、つるりと滑るを繰り返して、幾度も尻肉の間を往復する赤黒い肉棒に後孔を擦りつけてるようになってしまった。この行為でさえ喘いでしまう。俺の屹立の先っぽが涎を垂らしてる。

 逃げる肉棒を後ろ手に片手で掴み押し付けて尻穴に切先を押し込むように当てがう。

 ようやく凹凸が合わさったように、ちゅぷりと切先が挿さった。あとはコレをオレのナカに導くだけ。
 大きく広がる窄まりを感じて、全身が粟立つ。

 突起してる部分がアンテナのように尖るのを感じた。

 この者に比べたら小さなオレの陰茎が切なく勃ち上がり鈴口から絶え間なく粘液を漏らして濡らしてる。ナカに迎えるのに呼応して、ちゅぷり、ちゅぷり…と粘液が玉を作りながら鈴口から吐き出し亀頭に垂れ竿に伝い垂らしている。

 胸の小さな突起も尖り立ちプルプルと震えていた。

「はぁぁ…はぁあ…はぁ…ぅん…んはぁ…」

 口を閉じたいのに閉じれない。
 下の口であの肉棒を受け入れようとすればする程、自然と口が開いてしまう。

 口の中が寂しくて、舌が外に何かを探して突き出て揺れる。

 全身の穴から汗が吹き出てくる。
 肉輪を張り出た傘の部分が通っていく。
 ソレを飲み込んで仕舞えば、中の肉壁をそのエラが抉りながら腸管を押し拓き奥へと這入っていく。

「あがぁ…ぁがぁ…ぁあぁ…」

 唸るような声しか出てこなくなる。腹圧が上がって来て、益々乳首が切なくなって来て、胸が揺れ出して、腰がゆらゆらしてしまう。

 唇にさらりとした温かい物が触れた。口の中に入ってくるソレで塞がれ満たしてくれる。
 満たしてくれる物に感謝を込めて舌を這わせる。ざらりとした感触とつるりとした感触。その先から何かが流れ込んでくる。液体ではないが、温かく甘い何かが内臓に染み込んでくる。

 黒い彼の指を夢中でしゃぶる。
 喉奥の気持ちいい場所を突き撫でる。舌を押さえて上顎を擦りつけて口内を指が掻き回す。
 暴れる指に舌を絡めさせ、ジュブジュブと音を立ててしゃぶり、頭を揺らして指を扱き愛撫した。

 突然全身に電気が走った。

 尖り切った乳首を強く弾かれた。

 全身が硬直して、全ての穴がキュウッと締まった。
 乳首が摘まれ、捻られる。千切れそうな力で引っ張られる。

 ビクビクと身体が跳ねて、粘膜を上下の異物に絡ませ擦り上げる。

 全ての刺激で頭が弾けるような衝撃で真っ白になって、次の瞬間全身が脱力した。

 腹の奥が殴られて目が覚めた。
 自重で肉棒を腹深くに咥え込み、最奥の肉壁を叩かれて失っていた意識を取り戻した。

 戻した白い意識は快感の波に翻弄された。
 上も下の穴は塞がり、胸の突起は千切れるのではないかという程に引っ張り捻られてる。

 下半身に力が戻らないままに、ナカが激しく蠕動なのか痙攣なのか分からない動きで肉棒を刺激している。

 目の前の男が低く笑うような声を漏らすと、下から突き上げて来た。
 背後から挿れてくれた時、熱いモノを流し込んでくれた場所に切先が再び挿さる。

 奥の肉壁が開き主を招き入れた。
 終わった。要求された『挿れる』行為は終了したと安堵する。

 あとはココにまた注いでもらう。
 あのうっとりする熱いモノを注いで貰えると思えば、全身が多幸感に包まれて、嬉しさに腰が全身が揺れる。

 脚に力が戻ってきた。

 尻肉を手を添えて、腰を持ち上げ、下ろす。
 徐々に速度を上げ腰を回す。
 夢中で快感を追い求めて蠢かす。
 口の中の指も同じようにしゃぶる。

 オレに挿入されてるモノを等しくしゃぶり尽くす。
 このモノはオレに快感をくれる。
 口の中のモノが抜けた。
 舌が行方を追いかけて突きでる。それを指に潰されるように摘まれ顔に影ができる。
 閉じてしまっていた目を開けると金色とも赤色ともとれる光る眼がじっとオレを見てる。

『嗚呼、ごめんなさい。快感を与えてくれるのは、あなたです…』

 眼を見つめながら、心から懺悔した。腹の奥に注いで貰わないと…。
 その叫びを聞き届けてくれたのか、眼が細まり下からの突き上げが激しくなった。オレはただ受け入れるモノになる。

 尻肉に添えた手に力は入り肉を掴み手と腰で肉棒をヌチュヌチュと出し挿れし始めた。激しく突き上げる衝撃に身体ごと浮き上がっては落ちると同時に奥深くに切先が突き刺さる。

 両方の乳首が潰されるように摘まれて固定されるものだから、身体が上下されると引っ張られて伸ばされる。痛いのに気持ちいい。

 オレの身体がこの世界に来てからこの男のモノを軽々と受けれ、摩擦が起こるより先に淫液を溢れさせて受け入れる。時々金属の杯から飲まされる液体によって作り替えられてると感じていた。
 腹が膨れてくる。絶え間なく、注がれてる。熱く気持ちいい。

 注がれる子種がオレの胎を満たしていく。

 男のオレには孕む場所は無いのに、今はココに孕むのだと分かってる。
 はまり込んだモノが抜ける事なく注いでくる。注いでも肉棒の太さは変わらず、子種が出て行かないそうに栓をするように満たしていた。

 オレの陰茎から射精感を起こすしこりを男の肉棒が、痺れて感覚が無くなる程に轢き潰していた。射精はしてるようだがよく分からなくなっていた。ダラダラと白いのか透明なのか粘性のにある液体を垂れ流している。

「あー、はぁぁん…はぅぅんん…ん、んー、んふぅ…」

 声が止まらない。
 喘ぎ? 叫び? 鼻に掛かるのは媚び?
 分からない。
 肺が押し出される呼気に乗せて音が出ていく。吸気に沿って音が飲まれていく。

 引っ切り無しに発せられる音を男は気に入ったようだ。
 更に出させるように腰を打ち付けてくる。オレは、抑える事なく出るままに発した。

 嗤う振動を感じる。
 胎に響く。
 胎の奥からソレに反応するように何かが響き返した。

 スンスンとオレの首の付近を嗅いでる音がする。首筋にかかる息が背筋を震わせ胸を震わせる。乳首から何かが溢れてくる。
 緩急をつけて男の指がオレの乳首を摘み引っ張る。

 ちゅぷ、ちゅぷ…ひゅぅ、ぴゅぅ…と液体が細く飛び出て来た。男の身体を濡らす。
 甘く香ってくる。

 ただの飾りだった乳首から乳が出た。

 嗤う振動が増した。
 それに呼応して腰振りも激しくなり腹が張り裂けそうな量の噴射が注がれ満たしていくのを感じていた。

 胎が裂けると感じ、ゾッとした瞬間、腰を男に両方から鷲掴まれ持ち上げられた。
 ズズーるるるッと挿さりはまりこんでいた肉棒がズッポリと抜けた。

 抜けたと同時に堰き止められてた白濁が堰を切ったように噴き出した。

 唐突に噴き出しが止まると、それまで排出される感覚に恍惚となってたオレに苦痛が襲って来た。

 何かが腸の隘路を広げて降りてくる。肉棒の太さはの比じゃない。更に大きい。拡げて降りてくる。
 出したいのに出せない。
 いきむが上手くいきめない。

 宙に浮いた状態にオレは腰を掴む手の手首を掴む。脚を折り畳み太い腕に上げて、股を大きく開いた。

 いきむ。
 足場が出来て、なんとかいきめてるが、降りてくるものはゆっくりで、痛みは際限がない。
 泣き喚き、鼻水や涙が垂れ流れ顔を濡らす。頭を振り汗を撒き散らしながら、いきむと、ググッと隘路を広げて出て来た。あと、少し…。
 後孔で止まって、そこから進まない。

 出てくれ!!!!!
 息が上手く吸えない。吐けない。呼吸がおかしくなりそうだ。

 男の親指が腹の上をググッと押した。肉輪がグワッと皺も無く限界まで広がる。出ていくモノが見えたと思う。

 グゲっェェェ…ッ!

 ゴボッと黒いソフトボール大の丸い塊が飛び出て黒い男の腹に当たった。当たった腹が濡れている。

 ハフハフ息をしてると、少し起こされてあの液体の入った杯が唇に当てられた。
 コクコクと素直に液体を喉に流し込む。またオレの身体がこっちの世界に馴染んでくるのを感じる。男のモノになっていくのを感じて恍惚としてると、再び胎に激痛が起きた。また降りてくる。まだ腹にあるようだ。コレが続くのか? いつまで…。

 さっきの塊が気になって下を覗き見れば、濡れたその塊が崩れていく。
 丸い球体が崩れて人型のようになった。手足は細く、頭が大きい。耳が尖ってる。

 小鬼…地獄絵の餓鬼を思い出した。

 ソレが動き出す。
 オレに向かって這ってくる。オレの上に這い上がって来た。目が開いてない。小さな穴が空いた突起がヒクついてる。小さな鼻が匂いを嗅いでる。
 オレの乳首に向かってくる。

 腹の激痛が酷くなってくる。

 混乱しながら、いきむ。
 早く出したい。

 コレがオレの腹にある。
 球が腹で解けたら…。嗚呼ッ、早く出さないとッ!
 出鱈目にいきんで出しにかかって身体が揺れる。身体がガタガタ震え、歯が食いしばらないといけないのにカチカチと鳴ってしまう。泣き叫びながらいきんでると、乳首を吸われた。

 チューチューと音を立てながら吸い付き、乳首を何かを出してる。吸い上げられる。多幸感が全身を包み、いきむ。
 小鬼のを腹がみるみる膨れていく。

 オレは乳首から起きる快感と腹で起きてる激痛で訳も分からず、射精していた。
 吸われてない空いた乳首から甘い香りの液体が噴き出す。
 それに濡れながら、オレは黒い球をひり出した。
 それも解けて、オレの上に這い上がって、乳首に吸い付いた。

 杯の液体を飲まされ、再び男の太く逞しい陰茎をズッポリと挿入された。球はもう無いようだ。
 頭が激しい快感にぼんやりして来た。
 揺すられながら、胎に注がれる子種。暫く核ができるまでこのまま注がれ続ける。熱い滾りに笑みが溢れる。
 乳を吸われながら注がれる。

 小鬼たちを腕に抱き抱えながら乳を吸われ、肉棒を腹の奥深くに迎え挿れ、揺すられるのが気持ちよくなってくる。

 やがて、腕の子供たちの目が開くと腕からするりと抜けていく。コウモリのような小さな翼で飛んで行く者もいた。手が寂しくなって男にしがみつく。

 男が笑い、口づけしてくれた。
 唾液を流し込まれて、全身が熱くなる。男の声が獣のそれから理解できる音にところどころ変わって来た。

 男はオレに子どもをたくさん産んで欲しいらしい。男の考えが思考が流れてくる。
 望み通りにしてやりたい。
 男の唾液を啜れば、力が漲ってくる。若返るような不思議な感じだ。身体が回復してるのだろうか。これなら望みを叶えられそうだ。

 強い子を産み、それがまた子を作って、多くの兵士ができる。魔王の礎になる。
 オレもいずれは、優秀な孕み腹なら魔王に献上されるかもしれないらしい。

 この男は魔王の部下。将軍らしい。四天王とかいうヤツだろうか。オレに合わせて身体を小さく変化させてるようだ。可愛い事をしてくれる。その気になればオレを内側から裂く事も可能なのだろう。

 オレはこの男が夢で抱かれていた頃から好きになってた気がする。オレを満たしてくれる存在。オレの概念だろうか。オレはこの男だけのモノでありたいと願ってる。

 オレがそう考えてると、繋がったままの男が嗤ってる。考えてる事が伝わってるのだろうか。
 揺すられ、肢体を揺らしながら、オレは男に好意を知らしめるように腰を揺らし喘いだ。頭が快楽でぼやけてくる…。

 オレは優秀でなくていいが、男が望む優秀な子をたくさん産んでやる。だから、孕ませるその濃い子種をたくさん注いで欲しい…。




==============


えへへ…
息抜きで書き出したら一気に書いてしまった( ̄▽ ̄;)

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