【完結】運があるのか、ないのか…【時々更新かも】

アキノナツ

文字の大きさ
上 下
41 / 45
捕まえられた後は…

後話8.デートは甘い。(終) ※

しおりを挟む

 結局、大きなイルカのぬいぐるみを買った。
 俺が押し付けた。ほぼ瑠凪るなと同じ大きさだ。
 抱えて歩くのは難しそうなので、俺の肩にイルカは担がれてる。
 すれ違うガキがほけーっと見遣ってくる。

 彼に持たせたら可愛かったんだよ。悪いかッ! あー、俺が持ってるからか? 確かに似合わんな。


 後部座席にぬいぐるみは押し込まれ、帰路についた。
 途中、高速のパーキングに寄る。奥まった日陰に止めた。流石に眠くなった。休憩だ。

 トイレから帰って来た瑠凪が赤い顔で入って来た。

「ホントにするの?」
「するの」
「休憩って…」

 休憩だよ。車を止めて、すぐに準備して来いと告げた。ホテルがいいと駄々捏ねやがったが、俺は今したい。さっきの大水槽の時よりも信じられないと言う様な目だ。今、ヤりたいんですよ。
 昼の時間と外の健全な空気感にえっちな事とは無縁に思ってたのか? 俺さまだぞ?

 観念して出て行った。人は来ないだろうが、取り敢えず目隠しはしてやるか? スモークガラスの高級車に近づく人間もいないだろう。

 ゴムだけ用意して待つ。

 座席を倒し横になってる俺に戻って来た瑠凪を跨らせる。下半身だけ脱いだ瑠凪がモジっと跨る。カーディガンがふわりと俺との接地部分を覆い隠す。

 俺は腰を上げさせた隙間でベルトを外しスラックスを下ろす。ブリンと完勃ちの逸物が登場。ゴムを渡すと、大人しく被せてくれた。

 瑠凪の腰を引き寄せ、腹に座らせる。大人しくされるがまま。緩く勃ち上がってる雄芯に指をかけると、キュンと育った。ゴムを被せる。

「今からする準備って感じでいいだろ?」
 次もあるから楽しめと暗に伝える。
 彼のがピクンと育った。やっぱ感じてやがる。準青姦といったところかな。

 腿から手を滑らせカーディガンに隙間から腰へ。掴み心地のいい尻を撫で、掴むと左右に開き持ち上げて、俺の屹立にゆっくり落とした。

「あ、あ……っ…はぁ…んぅん…はぅ…」

 密やかな甘い声が車内に広がる。顎を引き、声を我慢して、泣きそうな顔で俺を受け入れてる。解しもそれ程出来ない状態だが、昨晩何度も受け入れていた後孔はゆっくり俺を喰んでいく。美味そうに飲み込んでくれるよ。俺は満足気に彼の中に這入っていく。

 切ない顔で俺を見てくる。
 初めてで何をどうしていいか分からないと泣きそうだ。

「お前は気持ち良くなってればいい。ただ…、外に気づかれないように気をつけろ」

 肉筒がキュンキュン締まる。言葉と状況に感じてくれてる様です。さすがMっ子。

「ぼ、僕が動いても?」
 ん?
「今日の…あの…お礼が…」
 最後まで言い終わる前に、彼の中の俺がグンと動いた。可愛い過ぎるんじゃッ!
「はぅッ」
 息を飲んでる。予期せぬ肉棒の変化に快感が走ったようだ。

「動けよ」

 緩く腰を揺らせる。瑠凪は気持ちいいだろうが俺はちょっと物足りない。なので、俺は腰を持ち上げて、瑠凪をリフトした。ブリッジする要領だ。後ろにイルカが見える。瑠凪も見えてるだろう。帰ったら、このぬいぐるみを見る度に、初カーセックスを思い出すんだよ。いいね~。
 意図せずした事だが上々の出来だ。

 瑠凪は、天井に頭がつきそうなって手を天井に着いて押してる。俺と天井にサンドされて肉棒が奥まで突き刺さる。
 快感の電撃に硬直する瑠凪。衝撃に天井を勢いよく押すように腕を伸ばして、自分自身を俺に押し付けてきやがる。自分で起こした快感に更にビクビクンと硬直して反り返る。
 そんな彼に俺は腰をグリグリ押し付ける。昨晩開いてた結腸口が、ゆっくりと、無理やり、押し開かれる。

 いつもなら突き挿れられる勢いで開かれるソコに肉棒が、めり込むような差し込まれる感覚に背がビクビクと痙攣しながら反ってくる。それは尻が押し付けられるのに気づいてないんだろうか。身体は、快感に素直になるところがあるんだよなぁ~。『淫乱変態』さん。

 ジュプンと亀頭が抉じ開け奥に嵌まり込んで、彼の尻が俺に密着する。ブリッジをやめて、腰を下ろしても彼がビクビクと揺れるだけで、積極的動けなくなってる。腹の奥に嵌った俺に慄いてる。いつもと違うじわじわとした絶頂。

 面白いので手を引いて身体を揺らしてやる。

「ハヒィ…っ……ぅふ…はぁぁ……ぅ…」
 腰を揺らし、上体を緩やかにくねらせる。
 甘く密やかに啼く。

 緩く昂っていく。いい休憩だ。瑠凪の中は気持ちいい。
 瑠凪は俺の身体に手をついて、股を開いて、ずっぷり肉棒を嵌めてるだけ。ソレを軸に揺れるだけで、雄芯が揺れてるのがカーディガンの隙間から見える。

 いい眺めだ。

 掌を合わせて指を絡める。恋人繋ぎで揺らしてやる。媚肉に包まれ、蠢くような動きに肉棒が扱かれる。彼は、甘く啼いて快感の波に揉まれてるようだ。腹の奥でぐちゅぐっちゅと緩く音が鳴ってる気がする。
「瑠凪」と静かに呼び掛ければ、ふわっと微笑み返して来た。
 頬を桜色に染めて、甘い吐息を吐く唇は濡れて…窓から入る陽の光りの中でも妖艶で綺麗だった。

 最高だッ!
 デートっていいな。




==========

あはは、カーセックスまでやっちまったですよ( ̄▽ ̄;)
楽しかった。
また書きたくなった時は投稿するので、よろしくお願いします。

良かったら、お気に入り登録、しおりは如何でしょう?

感想やいいねをいただけたら嬉しいです。

感想欄の↓下の方にスタンプや匿名でメッセージ送れるの設置してあるので、使ってみて下さい(๑╹ω╹๑ )



しおりを挟む

    読んでくれて、ありがとうございます!

  『お気に入り』登録してもらえたら嬉しいです。
      更に、感想貰えたら嬉しいです!


      ↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓

▶︎▶︎恥ずかしがり屋さんの匿名メッセージはココ!◀︎◀︎
 (アカウントなしで送れます。スタンプ連打もOK♪)

      ↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑
感想 2

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...