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捕まえられた後は…
後話7.捗るな。(5) ※
しおりを挟むマジに捗る。
焼き菓子は食べ尽くした。温くなった紅茶が入ったカップもカラになった。
カタカタと電卓を打ち、ペンを走らせる。
火はつけてないが煙草を咥え、フィルターをしがみ、書き終わった紙束を再度チェックして、封筒に突っ込みアタッシュケースに放り込む。
次の束に手を伸ばして、彼を見れば、エネマグラに苛まれて悶えてる。
焦れる熱に浮かされるように身体をくねらせ、ちんぽが揺らし、胸で黒いスポイドを跳ねさせ乳輪の外側までほんのり色づいてる。
オブジェとしての役割を果たし、俺の目を楽しませてくれる。
オモリのついた雄芯はいい感じにゆらゆら揺れて彼の腹を打ち跳ねている。
衝撃もちんぽにはいい刺激なようで、喘ぎにような吐息を漏らしている。
ナカの異物が前立腺を刺激してちんぽはなかなかの硬度でお勃ている。
初心者用のブツだが、感じやすい彼にはナカから熱せられるように快感に焼かれているはずだ。
いい仕事をしてくれるよ。
射精したいだろうが、ちんぽ穴は塞がれている意味も理解出来てるであろう瑠凪は、耐えてやがる。
ちんぽダンスで俺を応援して、身体を羞恥に染めて悶えくねり妖艶さが増していた。
俺も応援に応えて書類の山を減らしていく。
頭か熱い。ワシワシと頭を掻き回した。
整髪料で固めていた髪が乱れる。
咥えていた煙草を掴み、折ると、菓子屑が残ってる皿に投げる。新しいのを振り出し咥える。イライラもしてるが、いつになく頭が冴えてる。あと少し…。
指で挟み外して、舌で乾いた唇を舐める。
瑠凪は、熱い吐息を吐きながら、こっちを見ながら、唇を舐めた。
離れた場所なのに、視線を絡みつかせて、まるでキスをしてる気分になった。
スラックスの前をキツくする。
再び煙草を咥えると、書類に目を落とした。
待ってろ…。
同じ部屋の中で視線だけで、擬似セックスをしながら、室温を上げて行く。
熱くなった身体から、互いに熱い吐息が漏れる。
硬質な電卓を叩く音とペンが走る音。紙を繰る音に、淫靡な音が密かに響く。
夜がすっかり更けてしまった。
長く感じた時間は、最終チェックを終えた紙束を封筒に捩じ込んで、アタッシュケースに放り込んだ。
スマホを握ると完了を知らせる。
待機してた部下が取りに来る手筈だ。
最高記録叩き出したんじゃないか?
やり始めて暫く後、目測を誤ったと感じていた。朝日を拝むかもと思った感じだったが、当初の予定通りに終わった…。
終わったよ。
多分さっき呼ばれたまま下の駐車場で待機してただろうから直ぐだろう。
ぐったりと背もたれに凭れて天井を仰ぎ見る。
おっ!!
ガバッと起き上がると、アタッシュケースを閉めて玄関に向かう。
玄関が開くのとほぼ同時に到着した。
「持ってけ。2度もすまなかったな。今度埋め合わせする」
「いえ、お気遣いなく。お疲れ様です」
無愛想な強面の男は、両手でアタッシュケースを受け取り、直ぐに回れ右して出て行った。ちょっと寝癖のついた後ろ髪のガタイのいい部下を見送る。
あのガタイで車での仮眠は肩が凝っただろう。
マッサージでも予約してやるかな。あいつ好みの子が居そうなところを思い浮かべる。無愛想だがいい奴なんだよ。
さて、貢献してくれたオブジェの彼にもサービスせねば!
中途半端にボタンを外していたカッターシャツのボタンを完全に外しながらリビングに向かう。
扉を開きながら脱いだシャツをジャケットを掛けた椅子に向けて放る。
開放感!
両手を広げて「瑠凪たん、ありがとう!」と叫ぶ。
『たん』呼びしちまう程に脳みそが溶けてるよ。
脳内呼びじゃなく直呼びです。
色々とハイだよ。
一瞬だが一人っきりにされて不安そうだった表情が俺を見た途端、華やぐがちょっと困ってるような複雑に陥った。
『たん』呼びしてた事に気づいて、『ヤベッ』となったが、もうここは押していこう。勢いで無かった事にしてやるッ。
彫り物も露わにした身体で抱きしめる。
「あぁあんッ」
途端、嬌声上がった。
しっとりどころか汗で濡れた肌。熱い。
その腕が俺の背回り撫でるように抱きついてきた。
俺の肌も汗で滑ってやがる。身体の芯から火照ってる。
ギリギリの感覚で駆け抜けた影響で嫌な汗をかいちまった。脂ギッシュでおっさん臭くなったな…。何もかもがギリギリだよ。
頭も熱い。脳の稼働で頭皮も脂が浮いてるだろうよ。
堪らず唇を合わせる。
互いに貪るように何度も角度を変えてより深くと唾液まみれになるにも気にせず、舌を絡めて貪る口づけ。
はぁーはぁーと互いに息を吐きながら、唇を糸を繋げながら離す。
欲情仕切った目で互いを見つめる。
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