【完結】運があるのか、ないのか…【時々更新かも】

アキノナツ

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捕まえられた後は…

後話7.捗るな。(4) ※

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 夢中になってる彼には聞こえてないようだ。
 ま、あいつも俺の下で働いて長いから俺の扱い方も心得たもんだろう。

 静かにリビングの扉を開けて、玄関の廊下に置いていた花台を運んできた。
 軽々動かしてるが、ひとりで動かせる代物じゃないが、あいつはガタイがいいからな。スーツが筋肉でパツパツだな。

 横目で様子を伺いつつ、瑠凪るなとイチャイチャしてる。
『そこに置け』と目で指示。目的も分かってる部下は手早くスペースを開けて置く。
 流石に最後にゴトッと音がした。失態に最敬礼。

 ビクッと腕の中の身体が固くなって、じわじわと温度が上がってくる。
 視線で『下がれ』と指示。
 音の方を見ようとするように、唇を離そうとして、動きが止まる。自分の状態に思い至ったのだろう。
 ふるふると細かく震えて小さくなろうとしてる。俺はグッと更に俺の身体で包み込みように抱く。

 唇が離れて、俺の胸に顔を押し付け腋に突っ込むようにして隠れようとしてる。プルプルしてる。可愛いそうに。

 可愛い瑠凪の髪を鼻先で掻き分けるようにして耳に触れる。フッと息を吹きかけ、れろっと耳介を舐めて、耳朶を喰む。
 ワザと音を立てて、舐めて喰むを繰り返してると、震えが別の震えに変わっていく。

 片手で身体を引き寄せつつ丸く触り心地のいい尻を耳と同様にねっとり撫でる。
 アナルの異物にも意識を向けさせると腰が反ってきて快感に揺蕩い出す。

 俺の腕の力に従うように小さくしてた身体が伸びてきて、再びキスをする。

 花台をセットした部下は、一礼と共にさっき出て行った。
 さて、お次は…。
 革張りのケースを開ける。
 不安そうに俺の手を横目で探ってる。
 お留守になってるキスをやめると更に不安そうに俺を見てきた。

「コレ、君に似合うと思ってさ」
 そう、一目惚れでポチった。
 金と銀のコンビネーション。船の錨のような王冠のような形。3本の銀の突起の中央に金の突起。滑らかなフォルムだが、突起は噛み掴み掛かるようだ。

 アナルの中の異物とキスで勃ち上がってる雄芯を優しく撫であげてやると、聡い瑠凪ちゃんは理解したらしい。
 持ってきたブツと関連づいたのだろう。

 小型のチューブキャップを外し、鈴口の上に垂らすように押し出した。ジェルを指先で亀頭に塗り広げ鈴口に押し込むように亀頭のつるりとした肉を割り開きちんぽ穴が見える。

 消毒済みのメタリックな小さな王冠をそこにそっと挿し当て…手を離した。
 先端は太くは無い。先も尖っては無い。適度な重みが自重でジェルと一緒に埋まっていく。

「ぅ…うふぅ……ぁぅ…」

 内ももが震えて俺を掴んでる手がきゅっと健気に力が入る。
 嵌っていく様子を見ながら震えながらも尻がわずかに揺れている。
 動いてはいけないと思ってるのだろうに自制が効かないといった感じだろうか。

 短い突起は嵌り、他の鉤はエラを通り越し亀頭をしっかり掴んだ。
 ん~ッ、ピッタリ! 思った通り、ネックレスと指輪の色合いと質感がしっくりくる。いい買い物をした。

「気持ちいいか?」

 耳元に口を近づけ囁く。
 コクンと素直に頷き、「はぁん…」と吐息を吐いた。

「ちんぽ穴の奥が寂しいか?」
 耳介を舐めてやれば、ふるふると震えながらも爪先を立てて快感に耐えている。

 乳首を触れば萎える事なく勃ってる。この穴も気に入ってくれてるようで良かった。
 今回は先っぽを栓をするプラグだが、この奥への快楽を知ってしまった身体には、些細な刺激にも快感がフィードバックされる。

 そんな風に仕込んだんだが、仕草が可愛くって仕方がない。

 肌を隠してくれいたカーディガンを脱がし、最後の砦のように彼を覆っていたヨレてしまったシャツのボタンをプチプチと外して行く。彼はその様子を焦れた快感に身体をピクつかせながらも見ている。

 この先どうなるかは、持ってきたブツで分かっている。分かってはいるが、恥ずかしそうにしてやがる。もうッ、その仕草可愛いんだよ。下半身はエロエロなの装着してるっていうのにさ。

 思わず、ブチュッと唇を合わせるだけのキスをしていた。ちょっと驚いていたが、離れ際、チロッと唇を舐めてくれた。るんるんだよ。

 指を舐めさせ、乳首を唾液で濡らし揉み、黒いスポイドをつける。
 両方につければ出来上がり。
 ヒョイと抱えて立ち上がると花台に花瓶を置くように瑠凪を置く。

 そう、彼は今からオブジェとなる。

「俺の目を楽しませてくれ。仕事が捗るようにな」

 トロンとした目が俺を見つめている。
 全てを受け入れた目だ。

 ニッコリ微笑んで「頑張って」と艶っぽい唇で言葉を紡ぐ。
 緩く腰を振り、ちんぽを揺らして、胸のスポイドを跳ねさせた。

 俺は頬に唇を寄せると仕事に戻った。




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