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捕まえられた後は…

後話3.もっと欲しい。(1) ※

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「今日のおすすめをいつもの数、詰めてくれ」

「ハイ。ありがとうございます」

いい店だ。
こじんまりして、白と薄緑を基調に清潔感がある。陽だまりのような店を作りやがった。

無事学校を卒業して、俺にはよく分からんが、ええとこの製菓店に就職して、なんや賞とって…、独立するとかなんとかニコニコ話してるなとは思ったが…。
ちまちま貯めてた金やら銀行やらと頑張りよって、これだ。
全部、俺の助けナシにやりよった。知らん内に助言はしたかも知れんが。なんせペーパーカンパニーやったら結構作ったからな。役に立たんな。立っても困る。

俺としては、ムラムラを解消できて、最高に癒される時間をもらって、あいつの周りに群がる良からぬというか、俺の邪魔なのを排除する日々だった気がする。

結果オーライだな。

商売にヤの付く人間の関わりはよろしくないから。仕方がないが、ちょっと寂しい感じもある。
夢を現実にしたって事だ。だがしかし、なんだってココに店開くかね。

バイト君が、忙しく働いとる。注文を聞いて、詰め詰めしとるよ。

小さな女の子が、嬉しそうに跳ねるまではしてないが、ふわふわ上下に揺れてる。
いちごが好きなんだと。
将来は、別嬪さんになりそうな子や。

親子が帰ったら、女子のグループの対応。
大変やな。
SNSでなんや有名になっとるらしい。後からやってきたグループがスマホ片手になにやら盛り上がっとる。
遅めに開く夜のケーキ屋さんなんだと。

大きな通りを挟んで向こうに繁華街がある。
夜に匂いを纏ったお客もちらほら。
俺と一緒の目的だな。テナントの各店のお嬢たちに差し入れだ。

夜はお姉さんのご機嫌取りの手土産に購入して行く客や黒服が購入にやってくるらしい。
商売上手にやってる。

「ハイ。タツオさん出来たよ」
ぽやぽやした瑠凪るなが、ぽややんと商品を渡してきた。
金を渡して領収書切ってもらう。
忙しく働く後ろ姿をぼんやり見つめていた。

背はあまり伸びなかった。
うなじが色っぽい。俺好き。
うなじの薄い毛がくるりと巻いとるつむじも可愛い。
そして、コレ大事。襟からチラッと見える鎖。銀色のそれのトップについてるのは、俺とお揃いの指輪。チラ見えがエロいですね。

本当は皮のチョーカーにしたかったんだが、衛生上ムリって無下に断られて、ムカついた俺は、すぐにアレを用意して、有無を言わさずつけてやった。指輪も付けてな!

こうやってつけてくれてるって事は、気に入ってくれたって事かな。嬉しいねッ。

店には関わらせてくれなかったから開店祝いと俺の不満の爆破の贈り物だった。俺だけの瑠凪だからな。周りに知らしめとかねばな。
ムフフン、どうよ、似合ってるだろ。

外からはっきり見える訳じゃないんだがな。ひん剥けば、一目瞭然。
ああ、早い事、育ってきた乳首にピアスしてやりたいぜ。エロい。

この男、俺以上に爆弾行動をしてくれたよな。仕返しですかね。可愛い事で。
相談なく俺と同じマンションに越してきた。
小さめのお部屋に越してきて、俺の部屋に入り浸ってる。
なんなのこの生き物。距離感が猫のアレなんですけどぉ~。

毎日顔を合わせてるのに足らねぇなぁ。
こうして様子見がてら、店に来ても足らねぇ。
ムラムラしてきちまう。



「新作のご意見を」
ニッコリ笑顔で保冷バッグを抱えて玄関で。相変わらず、俺がいる時は合鍵で入って来ない。彼は、変わらない。
「おかえり」
「お邪魔します」
あーもー!
「ココはお前んチなのだよ?」
毎日ココに帰ってくるのにさ。
「だって、これ以上頼ったら、僕ダメになっちゃう」
モジっと顔を赤らめて言ってくるし。
なってくれよぉ~。
お兄さんに頼って?

部屋にトトトと入っていく後ろ姿にもう我慢出来ん。
ぎゅっと抱きついた。
「タツオさん、タルトが崩れる」

「崩れても食べる」
「見た目も商品なんでッ」
強くなりやがって。そういうところもお兄さんは好きです。

前が臨戦状態でタルトを食べてる。
ああ、お前を食べたい。いつでもブチ込める。
俺を『待て』状態にさせるのはお前だけだぞ。
俺の言葉をメモってる。なんか俺の関わる商品は売れ行きがいいんだと。よう分からん。

「さて、次はお前を食べさせてくれるんだろうな?」

「う、うん…食べて…」

「石鹸の匂いさせて俺のところに来るって、可愛い事してくれるな」
さっき抱きついた時、少し湿った髪と匂いで準備してきたのはバレバレだ。健気なのは相変わらず。

何度肌を合わせても、もじッとして初々しい様子で色香を漂わせ、誘ってくる。
椅子の向きを調整して、股間を指差し、告げた。
「仕込みして貰おうかな」

上まできっちり留めていたボタンをプチ外し、襟元を寛げ、俺の前に跪いた。
耳に髪を掛けながら、俺の前を寛げる。
俺の逸物は赤黒く先っぽをテカらせて、ニョッキリ屹立して登場。

「凄…ッ」
息を呑んでる。

唇を舐めながら、先っぽにゆっくり近づいてくる。息がかかって、俺の分身はヒクついた。
ピトッと唇に待ち切れんと接触。早くぅ~。
接触した先っぽにチュッとキスして、俺をそっと両手で包みように掴んだ。
上目遣いに、濡れ光る先っぽを舌先で舐めてくる。

色っぽい仕草が板についてきたな。
スイッチが入れば、そんじょそこらのお嬢なんて目じゃない。
れろ…と舐め、舌を這わせたまま口を大きく開く。
俺を咥え込む形に口を広げて、唇で包み、咥える。




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成長した瑠凪くんとタツオの絡みが書きたいだけって感じですが、イチャイチャする予定です。
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