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捕まえられた後は…
後話2.必ず俺の元に。(2) ※
しおりを挟む「……記憶にないというか、こんな妄想してるのって、僕、汚れてる。…ごめんなさい」
泣きそうな顔で見られても…。
「そうか。歴代彼氏くんに話した事は?」
ふと先日始末した男の事を思い出した。
「言ってない。でも、僕には、何してもいい気がするってどの人にもよく言われてた…」
そりゃプレイ以前の問題だ。酷いのに捕まってる感じだな。『どの人』って事は、捨てられまくりか。セフレ含んだお付き合いってのも数えたら、両手じゃ足らないかもな。
で、中には、アイツのようなのが混じってたと。
確かにコイツはMっ子だが、何やってもいい訳あるかい。
「最近のカタギは、ひでーな」
正直な感想だ。
「妄想でも、現実でも、お付き合いした人…いっぱいいる…ね。嫌になっちゃうね。僕、いっぱいの男の人に、お尻使われちゃってる…」
再認識しちまったってヤツか?
真っ赤な顔を両手で覆ってしまった。泣いてそうだな。
妄想でなくても、なかなかの使われ具合な気がするぞ。
考えないようにして来たのか…。
んー、なんて言うか、あれだ。
言ってる事が現実だとしても、この子は、今、ここにちゃんと真っ直ぐに生きて来てる。
それでいいじゃないか。
歴代の彼氏はプレイじゃなくてコイツを使ってただけって事だな。
確か、以前に自分のケツ穴使って気持ち良くなるだけって言ってたな。
よしよし、お兄さんが甘やかしてやろうではないか。
「じゃあ、その穴に、俺の専用だって事を教え込んでやるよ。ヒンヒン泣いて喜んじゃうぐらいドロドロにしてやる。すぐ脱げ」
行儀のいい瑠凪くんは、ちゃんと準備して来てるのは知ってるんだよ。
どの男に仕込まれたかは知らないが、いい仕込みだ。
真っ赤な顔を伏せながら、服を脱ぎ始めてる。
従順で可愛いモンだが、ちょっと困りモンだ。付き合い出してなんか違和感あったんだよ。なんとなく解った気がした。
俺さま色に染めて、自分ってモンを取り戻していけや。
彼の股間がもっこりしてる。
俺の言葉に欲情してる。
これまで俺の仕込んできた情事が、腹の奥を疼かせるんだろうよ。いい傾向だ。俺仕様に仕上がってきたな。
太ももをモジっと擦り合わせてるのも、可愛いよ。
さて、どう可愛がってやるかな。
輪姦は俺ひとりじゃ無理だから、玩具と一緒に嬲ってやるかな。
スエットをすっぽり脱いでソファに投げる。背中の彫り物を晒しながら、先に寝室に入る。
引き出しから、ローターやなにやらを取り出してるところに、カーディガンだけ羽織っただけの瑠凪が入って来た。
上から下まで舐めるように見てやる。
「いい格好だな」
恥ずかしそうにモジっとしてる。白い太ももがちらりと見える。
可愛い膝頭が剥き出しだ。
男を誘うチラリズムをよくご存知で。
「恥ずかしいから…」
消え入りそうな声。
無自覚でやらかしてるらしい。
困ったちゃんだ。
淫乱変態ちゃんのアソコはしっかり勃ってるんだろうな。
「今日は玩具と俺のとでいじめてやるよ」
ニッカと笑って、ディルドを振り見せながら宣言してやった。
お漏らしでもしそうな怯え顔でカーディガンを掛け合わせてるけど、床に沁みが落ちてるぜ。はは~ん、身体は正直になってるな。
「淫乱変態ちゃんはどれで遊ばれたい?」
「あ、…あの、えーと、タツオさん、のが、欲しい…」
おお! おねだりからですか?!
本体もいい仕上がりで!
「いいおねだりだな」
褒めてやれば、頬にを赤らめて嬉しそうにしてる。
おいおい、褒められるのはなんでも嬉しいのか?
チョロ過ぎるよ、瑠凪ちゃ~ん。
「それじゃ今挿れてやろうか?」
「えっ、あっ、おっきいから…」
怯えて内股になって後退り。
もう、いきなりなんて突っ込まないって。いつも十分に解れたところでズブッといってるだろ?
楽しいな。
ゆっくり近づき、後ろを向かせて壁に押しつける。
カーディガンを捲り尻を露わにした。
壁に頬を押し付けて、尻を撫でる。プリッとして丸みのある尻。触り心地もいい。ムニュと掌に収まる媚肉を揉み込む。適度な弾力。
割れ目に指を這わせれば、反った背がふるると震えた。何か言いたそうな声を漏らしてる。
嵌ってた。
「いいの挿れて来たな」
指示もないのに挿れてくるとは。
「タツオさんのプレゼント。早く見て欲しくて…」
贈りはしたけど、自分で率先して挿れてくるとは、積極的にいじめられたいとみえる。
「ますます気に入った」
嵌ったプラグをグリグリ押し込んだ。
「あぐぅ…ぐふぅ…」
パタ、パタ、と床に雫が落ちた。
「汚すとはどういう了見だ?」
膝で脚を乱暴に左右に払い、押し開く。
「あぁあん、ごめん、なさいィン…」
艶のある声を上げてる。
尻穴を見えるような姿勢にされてるのに何処かうっとりとした響きがある。
俺が酷い口調と態度を示したところで、本当に酷い事はしないのを知ってる安心感からくる媚声か。
いい声で鳴いてくれる。
尻肉を掴み割開けば、しっかり嵌り込んだ黒いプラグが見える。
コレを挿れて、さっきまでケーキを食べてる俺を見てたのか。あんな澄ました顔して。
今はこんなに蕩けてるが。
俺の恋人は、俺好みの淫乱変態ちゃんだ。
「こんなに誘い上手じゃ、襲われても文句言えないんじゃないのか?」
「ごめんなしゃい…。僕、淫乱変態だから、襲われちゃう…」
妄想じゃないような気がするが、本人が気づかなきゃいいや。今はそれでいい。
そして、それがどうでも良くなるようにしてやるよ。
「俺の為の穴だからな。他の奴らに使わせるんじゃないぞ。使われても俺のところに戻ってこい」
抱き込み乳首を弄りながら、耳に吹き込む。
脳に刻みつけてやる。
なにがあっても、俺のところに戻ってこい。
「俺のところにこい」
尻を擦り付け喘ぎつつ、何度も頷いてる。
「いい子だ。汚れてようと淫乱変態であろうと、対馬瑠凪は俺のモンだ。自覚しろ」
「はい。瑠凪は、タツオさんのです。僕を使って。僕で気持ち良くなって…」
「違うだろ? 瑠凪くん。一緒に、気持ち良くなるんだろ? 今日はお前の穴という穴をみっちり埋めてやる」
「はぁあああん…」
俺の言葉に射精しそうにイってる。
前を掴んでやった。
ふわっとイきそうになってるところを止められて、ビクッと身体を硬くした。
「今から出してたらへばるだろ? 出さずにイってみ? 大丈夫。俺の瑠凪は、ちゃんと出来る」
アナルを締めた事で、押し込んだプラグが前立腺を刺激してるようだ。ビクンビクンと可哀想なほど腰が跳ねてやがる。
「出来るぅぅうう」
ちょっと漏らしてるがノーカンにしてやろう。
既に、イきぱなしで射精してない。出来てるんだけどね。自在にコントロール出来たら楽しいだろ?
誰が?
俺が!
当たり前じゃん!
さあ、メスイキをマスターしようじゃないか。
============
お兄さんはとんでもないのを拾ったようです。
でも、面倒みのいい人なんで。というか、一目惚れで、俺さまなのに下僕なんで!
もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです。
11
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