8 / 45
ピンチに捕まえた人は…
3.最高だなッ!(2) ※
しおりを挟む「僕…よく分からない。
こういうのって、僕のお尻の穴使って気持ち良くなるだけでしょ。
タツオさんは、僕も気持ち良くしてくれるけど…。…よく分からない」
誤魔化すように何か話し出したぞ。
瑠凪がこんなに喋ってる事自体新鮮だ。
打ち解けて来たって事か?
やっぱり身体の付き合いは偉大だな。
お兄さん嬉しいね。
だが、ちょっと訂正させてもらおう。
「おいおい、恋人のセックスってのは、互いが気持ち良くなるもんなんだって」
「恋人?」
やっべッ。言っちまったじゃないか。嬉しさに浮かれて、言ってしまった。
オンナってそういう事なんだよッ。
照れて上手く言えねぇ。チクショウっ。
サイドテーブルに置いてた酒をグラスに注いだ。
呷って空にする。
喉が焼ける。ちとはシャンとしたか?
さて、ヤりますか!
「ほら、脚開けよ」
目を見開き、怯えた顔。
プルプルと怯える小動物。可愛いなッ。
じっと見てると、教えた通りに動き出した。
仰向けになって、脚を引き寄せ、膝裏に手を添えると大きく股を開いて、尻穴がよく見えるようにする。
顔を真っ赤にして、目を閉じてる。
もう何回もやってる事だろと思うが、いつまでも初々しい。
尻穴は何度も俺を受け入れて、赤く腫れてるが切れてはない。
ふわふわに柔らかくなって、俺の指を難なくすぐ数本受け入れ、しっとり締め付けて、食んでくる。
ローションを足しながら、指を増やす。すぐに受け入れが整う。
ローションでテカらせた使い込まれた黒い肉棒を当てがう。
この肉体を見てるだけで、薬要らずでビンビンだ。ムラムラを解消できて最高だよ。
ズブッと亀頭を突っ込む。皺が広がってムニュっと包み込むように咥える。
鼻歌でも出そうな気分で挿れ込んでいく。
止まる事なく奥を目指すが、トンと行き止まりで肉壁に阻まれる。
「ぶち抜きてぇ…」
イラッとした気分のまま思わず言葉が転がり出た。
瑠凪が目を開いた。怯えた目。
おや?
経験がお有りで?
なーんだ初めてじゃないのか。これは誤算だった。遠慮は要らんか。
でも、俺のは、今までのより奥に嵌るぜ?
「この奥知ってるんだ。じゃあ、遠慮なく行っちゃおうかな」
ふるふると首を振ってる。
どっちでも良いんだけどさ。要は、俺は返事が欲しんだよ。
「俺のオンナになれ」
トン、トンと肉の扉を叩く。
「い、イヤぁ、…もう、イヤだぁ……」
ブワっと涙を目にいっぱい溜めてる。
瞬きの度にポロポロと溢れる。
トントンと速度を上げていく。
前立腺がゴリゴリ刺激されてるのだろう。雄芯を勃ち上がらせて、俺の揺らしに合わせて揺れてる。
「ココ勃てて嫌がっても説得力ないねぇ~」
雄芯を弾いてやった。
肉筒がきゅんと締まる。
「ほら、返事しないとぶち抜いちゃうよぉ~」
強めにノックした。
締まり良くなった肉の抵抗に俺の硬度が増す。
「帰り、たい…」
涙声。
ん?
奥をぐりぐりしながら、「帰れるぜ?」と言ってやった。
問題は解決したから、帰れるのに変な事を言う。
「にゃ? 帰れりゅの?」
喘ぎながら、訊き返してきた。
グイッと身体を倒して、顔を近づける。
鼻が触れ合う距離。
「問題は解決したからな。いつでも帰っていいぜ。だが、それとこれは別ッ。返事してくれよ。俺はお前が欲しんだ」
グッと腰を押し込む。腹の奥でメリッと音がしそうな手応え。
「ひゃぁぁああんッ!」
膝裏から手を離さず、穴を絞めながら、顎を上げて反り返りそうになってる。
腕に力が入ったか、脚を更に広げて胸を突き出した。
誘う乳首に吸い付く。
尻が揺れた。
レロレロ舐めてやると、甘く啼き出した。
チュポッと口を離し「うんって言えッ」と促し、乳首に吸い付いてやった。
甘噛みしてやる。
「ひゃぁああ、あ、あん、ヤァ、あー、あぅ、あ…んッ…」
なんで、なるって言ってくれねぇのかな。
「なんでだよ。俺のコレは好きだろ? 俺が嫌いか? 何が気に入らないんだッ」
こんなに欲してるのに手に入らない。
入らないならめちゃくちゃにしたくなるが、そうはしたくない。
俺自身もよく分からない感情に翻弄されていた。
39
読んでくれて、ありがとうございます!
『お気に入り』登録してもらえたら嬉しいです。
更に、感想貰えたら嬉しいです!
↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓
▶︎▶︎恥ずかしがり屋さんの匿名メッセージはココ!◀︎◀︎
(アカウントなしで送れます。スタンプ連打もOK♪)
↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑
お気に入りに追加
266
あなたにおすすめの小説

目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

ヤクザと捨て子
幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子
ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。
ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。


皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。


【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる