【完結】運があるのか、ないのか…【時々更新かも】

アキノナツ

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ピンチに捕まえた人は…

3.最高だなッ!(2) ※

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「僕…よく分からない。
こういうのって、僕のお尻の穴使って気持ち良くなるだけでしょ。
タツオさんは、僕も気持ち良くしてくれるけど…。…よく分からない」

誤魔化すように何か話し出したぞ。
瑠凪がこんなに喋ってる事自体新鮮だ。
打ち解けて来たって事か?
やっぱり身体の付き合いは偉大だな。
お兄さん嬉しいね。

だが、ちょっと訂正させてもらおう。

「おいおい、恋人のセックスってのは、互いが気持ち良くなるもんなんだって」

「恋人?」

やっべッ。言っちまったじゃないか。嬉しさに浮かれて、言ってしまった。
オンナってそういう事なんだよッ。
照れて上手く言えねぇ。チクショウっ。

サイドテーブルに置いてた酒をグラスに注いだ。
呷って空にする。
喉が焼ける。ちとはシャンとしたか?

さて、ヤりますか!

「ほら、脚開けよ」

目を見開き、怯えた顔。
プルプルと怯える小動物。可愛いなッ。

じっと見てると、教えた通りに動き出した。
仰向けになって、脚を引き寄せ、膝裏に手を添えると大きく股を開いて、尻穴がよく見えるようにする。

顔を真っ赤にして、目を閉じてる。
もう何回もやってる事だろと思うが、いつまでも初々しい。

尻穴は何度も俺を受け入れて、赤く腫れてるが切れてはない。
ふわふわに柔らかくなって、俺の指を難なくすぐ数本受け入れ、しっとり締め付けて、食んでくる。
ローションを足しながら、指を増やす。すぐに受け入れが整う。

ローションでテカらせた使い込まれた黒い肉棒を当てがう。
この肉体を見てるだけで、薬要らずでビンビンだ。ムラムラを解消できて最高だよ。

ズブッと亀頭を突っ込む。皺が広がってムニュっと包み込むように咥える。
鼻歌でも出そうな気分で挿れ込んでいく。
止まる事なく奥を目指すが、トンと行き止まりで肉壁に阻まれる。

「ぶち抜きてぇ…」

イラッとした気分のまま思わず言葉が転がり出た。

瑠凪るなが目を開いた。怯えた目。
おや?
経験がお有りで?
なーんだ初めてじゃないのか。これは誤算だった。遠慮は要らんか。
でも、俺のは、今までのより奥に嵌るぜ?

「この奥知ってるんだ。じゃあ、遠慮なく行っちゃおうかな」

ふるふると首を振ってる。
どっちでも良いんだけどさ。要は、俺は返事が欲しんだよ。

「俺のオンナになれ」
トン、トンと肉の扉を叩く。

「い、イヤぁ、…もう、イヤだぁ……」
ブワっと涙を目にいっぱい溜めてる。
瞬きの度にポロポロと溢れる。

トントンと速度を上げていく。
前立腺がゴリゴリ刺激されてるのだろう。雄芯を勃ち上がらせて、俺の揺らしに合わせて揺れてる。

「ココ勃てて嫌がっても説得力ないねぇ~」

雄芯を弾いてやった。
肉筒がきゅんと締まる。

「ほら、返事しないとぶち抜いちゃうよぉ~」

強めにノックした。
締まり良くなった肉の抵抗に俺の硬度が増す。

「帰り、たい…」
涙声。

ん?
奥をぐりぐりしながら、「帰れるぜ?」と言ってやった。
問題は解決したから、帰れるのに変な事を言う。

「にゃ? 帰れりゅの?」
喘ぎながら、訊き返してきた。
グイッと身体を倒して、顔を近づける。
鼻が触れ合う距離。
「問題は解決したからな。いつでも帰っていいぜ。だが、それとこれは別ッ。返事してくれよ。俺はお前が欲しんだ」

グッと腰を押し込む。腹の奥でメリッと音がしそうな手応え。

「ひゃぁぁああんッ!」
膝裏から手を離さず、穴を絞めながら、顎を上げて反り返りそうになってる。
腕に力が入ったか、脚を更に広げて胸を突き出した。

誘う乳首に吸い付く。

尻が揺れた。

レロレロ舐めてやると、甘く啼き出した。

チュポッと口を離し「うんって言えッ」と促し、乳首に吸い付いてやった。
甘噛みしてやる。

「ひゃぁああ、あ、あん、ヤァ、あー、あぅ、あ…んッ…」

なんで、なるって言ってくれねぇのかな。

「なんでだよ。俺のコレは好きだろ? 俺が嫌いか? 何が気に入らないんだッ」

こんなに欲してるのに手に入らない。
入らないならめちゃくちゃにしたくなるが、そうはしたくない。
俺自身もよく分からない感情に翻弄されていた。



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