【完結】運があるのか、ないのか…【時々更新かも】

アキノナツ

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ピンチに捕まえた人は…

3.最高だなッ!(1)

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「おう、そっちの処理は任せる。なるべくアイツの目に触れないようにな。……ああ、よろしく」

やっと終わったか。
簡単な山かと思ったら、複雑に絡んでやがった。別のシマ同士も絡んでやがって面倒だった。まぁ、潰せたのもあったし、警察に恩も売れた。まずまずの出来か。

あれから3日。なかなかしぶとい。

アンアン啼いて善がってるのに、肝心の『俺のオンナ』には頑として首を縦に振らない。

結腸責めは、頷いたあとの祝砲にとって置いたが、俺も痺れが切れたよ。
全部挿れたいんだよなぁ。
頷かなきゃ、ぶち抜くぞって言ってやるか?
イきっぱなしの地獄を味合わせてやろうか。

全裸で通話を終えて、グラスと酒瓶を掴むと、ここに連れ込んだ対馬つしま 瑠凪るなの眠る寝室に向かった。

むわっと性の匂いが立ち込めている。
可愛い彼は、ぐったりとさっき変えたシーツの上にうつ伏せで横たわってる。
彼も全裸だ。
さっき一緒に風呂に入ったから、綺麗になってるが、さっきまでは何の液体か何か分からない汁でドロドロに身体中を濡らし、こびりつかせていた。

そう言えば、髪に付いた精液が乾いて髪が絡んでたな。
今は俺が風呂で善がらせながら、内側も外側も全部洗ってやったから綺麗なもんだ。

水分は摂らせておいたから大丈夫だろうが、ぐっすりだな…。疲れたか? 俺はまだヤりたいんだが。
ペチペチと頬を叩いた。

「あぅ…、タツオさん…」

薄っすらと目を開けて、ぼやっと俺の名を口にした。
やっと言ってくれるようになった。
言わないと酷くされるとやっと悟りやがった。

ベッドに腰掛けて髪を梳いてやる。

根比べもここまでくれば、なんだろうな…。
お兄さん呆れてるよ。

「そろそろ、『うん』て言わねぇか?」

何度目か数えるのもやめた提案をぶつける。
目を閉じて緩く首を横に振る。
ため息だよ。

「いい知らせだ。トラブルは解決した。お前さんは狙われる事はない」

黙って聞いていた顔がふわっと柔らかくなった。久しぶりに見た気がする。
ケーキ食べてる時に見た表情に近いな。嬉しいか。安心したか?
ゆるゆると頭を撫でてやる。
こういうのは嫌がらないんだな。
髪を耳にかけてやる。そのまま耳を触ってる。ここにピアスしてぇな…。

「僕に、もう飽きたでしょ。ウチに帰して…」

おや、やっとしゃべったと思ったら…。お兄さん心が痛むぜ。瑠凪ちゃんよぉ~、分かってないなぁ~。

「飽きる訳ないだろ?」

「だって、いっぱい抱いたでしょ?」

確かに。ほとんどが解らせる為のセックスだからな。愉しいがそういうんが欲しんじゃないんだよなぁ。

「確かにいっぱいココをトントンしてやったが、蕩けるようなえっちはしてないだろ? 俺のオンナになれば、蕩けるぞ」

ベッドと仲良くしてる隙間に手を入れ腹を撫でてやる。
もじっと身体を捩って腿を擦り合わせてやがるな…。腹の奥が疼くか?

もういい加減、俺のところに堕ちて来いよ。



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