7 / 45
ピンチに捕まえた人は…
3.最高だなッ!(1)
しおりを挟む「おう、そっちの処理は任せる。なるべくアイツの目に触れないようにな。……ああ、よろしく」
やっと終わったか。
簡単な山かと思ったら、複雑に絡んでやがった。別のシマ同士も絡んでやがって面倒だった。まぁ、潰せたのもあったし、警察に恩も売れた。まずまずの出来か。
あれから3日。なかなかしぶとい。
アンアン啼いて善がってるのに、肝心の『俺のオンナ』には頑として首を縦に振らない。
結腸責めは、頷いたあとの祝砲にとって置いたが、俺も痺れが切れたよ。
全部挿れたいんだよなぁ。
頷かなきゃ、ぶち抜くぞって言ってやるか?
イきっぱなしの地獄を味合わせてやろうか。
全裸で通話を終えて、グラスと酒瓶を掴むと、ここに連れ込んだ対馬 瑠凪の眠る寝室に向かった。
むわっと性の匂いが立ち込めている。
可愛い彼は、ぐったりとさっき変えたシーツの上にうつ伏せで横たわってる。
彼も全裸だ。
さっき一緒に風呂に入ったから、綺麗になってるが、さっきまでは何の液体か何か分からない汁でドロドロに身体中を濡らし、こびりつかせていた。
そう言えば、髪に付いた精液が乾いて髪が絡んでたな。
今は俺が風呂で善がらせながら、内側も外側も全部洗ってやったから綺麗なもんだ。
水分は摂らせておいたから大丈夫だろうが、ぐっすりだな…。疲れたか? 俺はまだヤりたいんだが。
ペチペチと頬を叩いた。
「あぅ…、タツオさん…」
薄っすらと目を開けて、ぼやっと俺の名を口にした。
やっと言ってくれるようになった。
言わないと酷くされるとやっと悟りやがった。
ベッドに腰掛けて髪を梳いてやる。
根比べもここまでくれば、なんだろうな…。
お兄さん呆れてるよ。
「そろそろ、『うん』て言わねぇか?」
何度目か数えるのもやめた提案をぶつける。
目を閉じて緩く首を横に振る。
ため息だよ。
「いい知らせだ。トラブルは解決した。お前さんは狙われる事はない」
黙って聞いていた顔がふわっと柔らかくなった。久しぶりに見た気がする。
ケーキ食べてる時に見た表情に近いな。嬉しいか。安心したか?
ゆるゆると頭を撫でてやる。
こういうのは嫌がらないんだな。
髪を耳にかけてやる。そのまま耳を触ってる。ここにピアスしてぇな…。
「僕に、もう飽きたでしょ。ウチに帰して…」
おや、やっとしゃべったと思ったら…。お兄さん心が痛むぜ。瑠凪ちゃんよぉ~、分かってないなぁ~。
「飽きる訳ないだろ?」
「だって、いっぱい抱いたでしょ?」
確かに。ほとんどが解らせる為のセックスだからな。愉しいがそういうんが欲しんじゃないんだよなぁ。
「確かにいっぱいココをトントンしてやったが、蕩けるようなえっちはしてないだろ? 俺のオンナになれば、蕩けるぞ」
ベッドと仲良くしてる隙間に手を入れ腹を撫でてやる。
もじっと身体を捩って腿を擦り合わせてやがるな…。腹の奥が疼くか?
もういい加減、俺のところに堕ちて来いよ。
25
読んでくれて、ありがとうございます!
『お気に入り』登録してもらえたら嬉しいです。
更に、感想貰えたら嬉しいです!
↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓ ▼ ↓
▶︎▶︎恥ずかしがり屋さんの匿名メッセージはココ!◀︎◀︎
(アカウントなしで送れます。スタンプ連打もOK♪)
↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑ ▲ ↑
お気に入りに追加
266
あなたにおすすめの小説


目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる