異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

文字の大きさ
上 下
82 / 88
異世界の冒険の旅立ち(ジェルゴ王国篇)

76話 帰って来たヒサの屋敷で

しおりを挟む


 ヒサは買い物の途中久しぶりにクリスに会い、話し終わった後は、スウジーやミミアの奴隷六人を、ヒサは連れて屋敷に帰っていた。

「「「「「「えっ?え!えーっ!」」」」」」


 そしてヒサの屋敷が近付き、スウジーやケーラ達奴隷メイ達、そしてミミアは屋敷の中には入っていたが、外からは見ていなかったので分からなかったが、奴隷達全員はヒサの屋敷の大きさに吃驚していた。


「ん~?お前らどした?」

「「「「「「大きすぎないですか!?ヒサ様は貴族様ですか?!」」」」」」

「ん?冒険者だけど。そうだな。大きいみたいだな」

「「「「「「普通の貴族様より大きいです!!」」」」」

「そっか。それよりも中に入ろうぜ!お前達が叫ぶから目立って仕方がない」

「「「「「「あっすいません。はい。分かりました」」」」」」

 ミミア、スウジー達が再び、ヒサの屋敷の大きさとヒサが貴族みたいだと、大声を上げて驚き、ヒサの屋敷周辺の人達が、何だ何だとヒサ達を見てきて目立っていた。

 ヒサはミミア、スウジー達を連れて、早々と屋敷の門に向った。

「「ご主人様、お帰りなさい!」」

 知らないうちに門には門番がいた。

 門番の一人は顔を知っており、リナとネーリナと話していた時ネーリナの事を見ていたガロンたった。

「ただいま。俺が屋敷を出る時、門番いなかったよな」

「はい。俺はガロンです。隣にいる男はギランです。俺達二人パティさんに門番に配属されました。一応は俺達元冒険者だったので」

「そっか。よろしく頼む。ミミア、スウジー達屋敷に行くぞ。付いて来い」

「「「「「「はい!分かりました」」」」」」

 ミミア、スウジー達六人は、ヒサに返事を返すとヒサに付いて行った。

「あっお兄ちゃんお帰りなさーい」

「お兄ちゃん、お帰りなさい」

 幼女の奴隷達はヒサの姿が見えるとお帰りの挨拶をしてきた。

 やはりまだ幼いのであまりやる事が無く、遊んでいたようだった。

「おう。ただいま。元気に良い子にしていたか?」

「はい!お姉ちゃん達の言う事聞いたよ!やる事が無いから遊んでていいよって言われたの!サボってないよ」

「そっか。ご苦労様。屋敷内なら好きなだけ遊べ。暗くなる前に家に入るんだぞ」

「「はーい」」

 二人はヒサに返事をすると、また遊び始めたようだ。

 この二人は最年少のシーア七歳とモニカ九歳だった。

 朝、屋敷を出る時、二人は楽しそうに草むしりしていたなっと、ヒサは思い出していた。

 そして屋敷の玄関に向かう途中、外で子供たちにお帰りの挨拶を貰いながら玄関に到着すると。

「お帰りなさいませ旦那様」

「お帰りなさいませ御主人様」

 メイド達が出迎え、ヒサが玄関の扉を開ける前に、ヒサの帰りを待っていた、メイド達が扉を開けてくれた。


 そして新たにオーク群勢の時の、奴隷のメイドも加わり、大勢のメイドにお帰りの挨拶で出迎えられた。

「ただいま。ん?新しいメイドがいるな。昨日奴隷にした娘達か?頑張れよ」

「はい!有り難う御座います!パティさんと相談しながらメイドになりました。これから宜しくお願いします」
 新人メイド達は緊張しながらも、ヒサの素敵な姿を見て、顔を赤く染めながら返事を返していた。

「なっ、何人メイドがいるのですか!?屋敷が大きいですけど多過ぎませんか!?しかもメイド服可愛過ぎるのですよ!!」

 出迎えてくれたメイドの多さに、ミミアは驚愕して、メイド服の感想共にヒサに問いかける。

 スウジー達もメイド経験者として、何処の大貴族ですか!っと心の中で声を出さず叫んでいた。

「そうだなぁ。かなり大所帯になってきたなぁ。何か商売でも始めようかな」

 ヒサはリビングに歩きながら、のほほんとメイドの多さに、屋敷でのメイド達の仕事が無いから、どうしようかなぁ?っと思っていると。

「旦那様、お帰りなさいませ!リビングにお茶の御用意がしてあります。お寛ぎ下さいませ」

 パティが挨拶と共にやって来た。

「ただいま。あぁ。ありがとな。新たにこのメイド達も保護したから面倒見てやってくれるか」

 ヒサは後の事はパティに任せヒサはリビングに向かう事にした。


「はい。分かりました。私この屋敷のメイド長をやらさせて頂いてます。パティと言います」

「私はゲド奴隷商会で、お茶出しとメイドをしていた。ミミアです。よろしくお願いします」

「私はケドラスの屋敷でメイド長をしていた。スウジーです。お世話になります。宜しくお願いします」

 ミミア、スウジー達はリビングの近くで、メイド達の自己紹介と、今後の事を話していた。

 ヒサはリビングに入ると「ただいま」っと声を掛けて、体調が良くなったゲド奴隷商会で保護した子達が、ウサミとワカバと、リビングの広間で楽しそうに話しをしていた。

「あっ!ご主人様!おかえりなさい!ぴょん!」

「にゃ!ご主人様!おかえりなさい!にゃん!」

 そしてヒサに気付いたウサミとワカバは立ち上がると元気良くヒサにお帰りの挨拶をしてきた。

「おかえりなさい」

 そして保護した奴隷の娘達も立ちお帰りの挨拶をした。

「ただいま。皆少し元気になったみたいだな。今日はゆっくりすると良い」

「ありがとうございます」

 ヒサはリビングのソファに座ると意してあった茶菓子とみどり茶がありみどり茶のコップを手に取り飲む。

 ヒサはソファでみどり茶を飲み茶菓子を食べてのんびりしていると誰かがリビングに入って来た。

「ヒサ様、お帰りなさい。大変だったですわね。私も手伝ったのに」

「シルフィ、ただいま。そんなに大変じゃなかったよ。(少し大変だったかなぁ。でもあんな事シルフィに、手伝わせられないな)」

 ヒサは、ゲド奴隷商会とケドラス邸の襲撃はかなり残酷かなっと思い、シルフィに手伝わせられないなって思っていた。

「重傷な娘達と病気だった娘は、今はベットで休んでいますわ。欠損と酷いのは何とかしてあげたいと思いましたですわ」

「そっか。今はゆっくりと休養されてあげないとな」

 ヒサとシルフィは話していると、シルフィはヒサの隣に座り、首をヒサの肩に乗せてきた。

(あぁ。ヒサ様いつ見ても格好良くて素敵ですわ!ヒサ様の横に座る何て久しぶりですわ。いつもウサちゃんとワカちゃんが両隣に座っちゃうのですわ。あ~。幸せ)


 シルフィも一石二鳥のスキルで、女性を惚れられる効果を受けて、いつも以上にヒサに甘えるシルフィだった。

 ヒサはスキルの事など知らず、今日シルフィ甘えるなぁと思っていた。

 そしてヒサは、漸くのんびり出来るなって思いながら、本当は、今日はゆっくりのんびりする筈だったのになぁっと、ヒサは今日の出来事を思い出しながら寛いでいた。


しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

【完結】ねこの国のサム

榊咲
ファンタジー
ねこのくにに住んでいるサムはお母さんと兄妹と一緒に暮らしています。サムと兄妹のブチ、ニセイ、チビの何げない日常。 初めての投稿です。ゆるゆるな設定です。 2021.5.19 登場人物を追加しました。 2021.5.26 登場人物を変更しました。 2021.5.31 まだ色々エピソードを入れたいので短編から長編に変更しました。 第14回ファンタジー大賞エントリーしました。

追放された運送屋、僕の【機械使役】は百年先の技術レベルでした ~馬車?汽船? こちら「潜水艦」です ドラゴンとか敵じゃない装甲カチカチだし~

なっくる
ファンタジー
☆気に入っていただけましたら、ファンタジー小説大賞の投票よろしくお願いします!☆ 「申し訳ないが、ウチに必要な機械を使役できない君はクビだ」 ”上の世界”から不思議な”機械”が落ちてくる世界……機械を魔法的に使役するスキル持ちは重宝されているのだが……なぜかフェドのスキルは”電話”など、そのままでは使えないものにばかり反応するのだ。 あえなくギルドをクビになったフェドの前に、上の世界から潜水艦と飛行機が落ちてくる……使役用の魔法を使ったところ、現れたのはふたりの美少女だった! 彼女たちの助力も得て、この世界の技術レベルのはるか先を行く機械を使役できるようになったフェド。 持ち前の魔力と明るさで、潜水艦と飛行機を使った世界最強最速の運び屋……トランスポーターへと上り詰めてゆく。 これは、世界最先端のスキルを持つ主人公が、潜水艦と飛行機を操る美少女達と世界を変えていく物語。 ※他サイトでも連載予定です。

八十神天従は魔法学園の異端児~神社の息子は異世界に行ったら特待生で特異だった

根上真気
ファンタジー
高校生活初日。神社の息子の八十神は異世界に転移してしまい危機的状況に陥るが、神使の白兎と凄腕美人魔術師に救われ、あれよあれよという間にリュケイオン魔法学園へ入学することに。期待に胸を膨らますも、彼を待ち受ける「特異クラス」は厄介な問題児だらけだった...!?日本の神様の力を魔法として行使する主人公、八十神。彼はその異質な能力で様々な苦難を乗り越えながら、新たに出会う仲間とともに成長していく。学園×魔法の青春バトルファンタジーここに開幕!

gimmick-天遣騎士団-

秋谷イル
ファンタジー
 千年前、異界から来た神々と創世の神々とがぶつかり合い、三つに分断された世界。ガナン大陸では最北の国カーネライズの皇帝ジニヤが狂気に走り、邪神の眷属「魔獣」を復活させ自国の民以外を根絶やしにしようとしていた。  だが大陸の半分がその狂気に飲み込まれてしまった時、伝説の舞台となった聖地オルトランドの丘でそれを再現するかのように創世の三柱の使徒「天遣騎士団」が現れ、窮地に陥っていた人々を救う。  その後、天遣騎士団は魔獣の軍勢を撃破しながら進軍し、ついには皇帝ジニヤを打倒してカーネライズの暴走に終止符を打った。  一年後、天遣騎士団の半数はまだカーネライズに留まっていた。大陸全土の恨みを買った帝国民を「収容所」と称した旧帝都に匿い、守るためである。しかし、同時にそれは帝国の陥落直前に判明したあるものの存在を探すための任務でもあった。  そんなある日、団長ブレイブと共にこの地に留まっていた副長アイズ、通称「黒い天士」は魔獣の生き残りに襲われていた少女を助ける。両親を喪い、成り行きで天遣騎士団が面倒を見ることになった彼女の世話を「唯一の女だから」という理由で任せられるアイズ。  無垢な少女との交流で彼女の中に初めての感情が芽生え始めたことにより、歴史はまた大きく動き始める。

漆黒の魔女と暴風のエルフ

あきとあき
ファンタジー
漆黒の魔女ゼノア、不老不死の魔物だが人間の心を持つ絶世の美女。共に魔王を倒した勇者たちの子孫を探して世界中を旅している。暴風のエルフ・シリル、金髪のハイエルフ。育ての親を魔人に殺され仇を討つため旅をしている。絶世の美少女だが、粗野で喧嘩早く切れやすい性格で暴走エルフとも呼ばれる。そんな二人の長い長い旅の物語。チートのように強いですが万能ではありません。転生ものでもありません。

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~

芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。 駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。 だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。 彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。 経験値も金にもならないこのダンジョン。 しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。 ――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?

処理中です...