異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

文字の大きさ
上 下
36 / 88
異世界の街と冒険者

33話 イチャイチャと残念さんと下賤な盗賊

しおりを挟む
 強制連行から解放されたヒサ達だが、冒険者ギルドに行くなり、緊急依頼が発生し、強制的な伯爵令嬢捜索依頼が発生しヒサ達は伯爵令嬢を捜索する事になっている。

「取り敢えず、盗賊を捕まえるが、ウサミとワカバは、決して俺とシルフィから離れるなよ!分かったな。」

「はいぴょん!絶対離れないぴょん!」

 とヒサに抱き付き、ワカバも、

「ワカバもご主人様から離れないにゃ!」

 と抱きつくウサミとワカバだった。

「うーん。私も抱き付きたいわ。でも~。やっぱり。えい!」

 シルフィは悩みながらもヒサの背中に飛び付き、柔らかいお胸さんが変形しながらヒサを攻撃して来た。

「し、シルフィ!そんな強襲はやばい!かなりやばい!気持ち良過ぎるから止めてくれー!」

「うふふっ♪♪ヤーダですわ。うりうり。ヒサ様嬉しいですか?うふふっ♪♪」

「ご主人様嬉しいぴょん?ウサミもやるぴょん!うりうりぴょん♪」

「わ、わ、ワカバも少ししか無いけど頑張るにゃ!うりうりにゃん♪♪」

「う、嬉しいから。そ、そう!仕事、仕事しるぞ」

 みんなの連帯攻撃によっぽど焦ってなのか”しるぞ”になってしまったヒサだった。

「さて。おふざけはここまでにして盗賊探し行くか」

【ヒサ様。私肉体が欲しいです!うりうりしたいです!どうにかしてくれませんか?あっ。すいません。「本音おむね」がポロリしました。あっ失礼しました。では!気を取り直して、盗賊らしきがいる所に参りましょう。今マップにマッピングしました。恐らくそこにいるのは盗賊らしき人です。貧民街です。】

(あ、ありがとう。残念さんに本当になって来たな。最初の素敵な理沙さんがいいなぁ)

【そ、そんな事言わないで下さい!だってだって寂しんだもん!構って下さいよ!ヒサ様!】

(分かった分かった!)

 ふぅ。溜息が出たヒサだった。

 理沙と残念な話を最後にヒサはシルフィ達と話しながら貧民街へ向かった。


「シルフィ。どうやら貧民街に盗賊らしき人間がいるみたいだ。」

「そうなのですね。一人残して殺しますか?」

「そこなんだよな。誰が有力候補の話ができるかだよな。」

「あっ!」

「ん?どうした?」

「なっ、何でも有りませんわ!」

(言えないわ!昔、尋問する為にあんな事やこんな事したなんてヒサ様には言えないわ!禁句ね)

「ん?どうした?シルフィ?」

「な、ななな何でも有りませんわ!本当ですわ!全体大丈夫。ノーマルですわ!」

「何が大丈夫でノーマルか知らんが、ん?知らんでいい」  

(まさかな、まさか尋問であれとか、これとか、それとも拷問か?否、知らない方が良いかもな!うん。そうしよう)

「ど、とうかなされましたか?」

「ん?大丈夫だ。信じてるから。」 

「「アハハ、アハハ」」

 二人でおかしな妄想するのだった。

 おかしなヒサとシルフィを見たウサミとワカバは不思議に首を傾けていたのだった。



 そんなこんなで貧民街に着いた。

「あのボロい家屋に盗賊がいる、五人だ!うーん。ウサミとワカバがなぁ。よし!俺とワカバでシルフィとウサミだ!離れるなよ!」

「だ、大丈夫にゃ!」

「ウサミ、ウサミご主人様とが良いぴょん!」

 ウサミの離れたくない病、寂しん坊将軍が発症してしまった。暴れない内に説得せねば

「ウサミ!お前はお姉ちゃんだぞ!」

「お姉ちゃんじゃなくても良いぴょん!」

「ふーん。じゃあ明日から留守番っな。」

「え?嫌だよ!何でぴょん?」

「ん?だってお姉ちゃんじゃないならワカバの妹?だよなワカバなら言う事聞くしな」  

「ご主人様の言う事聞くにゃ!」

ヒサの言葉にワカバは反応して答え、

「ウサミも聞くもん!だから置いてかないでぴょん!」

 泣きそうなウサミを、撫でながら

「ヨシヨシ、ならシルフィと頑張れるな!」

「はいぴょん!」

 ヒサ達は、盗賊らしき家屋に家宅捜索を始める。




「みんな静かにな。では行くぞ」

 静かな声で捜査開始の合図をする

 そ~っと玄関のドアを開けると話し声が聞こえた。

 そして盗賊らしき者を鑑定する

 名前  シターパ

 職業  悪盗賊

 性別 男

 レベル 15

 種族 人間くさったにんげん

 スキル 短剣術 レベル2  身体強化 レベル2

 称号 無しだが犯罪履歴有り 強姦猥褻 殺人 窃盗 その他多数

 [詳細]  ノーコメント(気持ち悪くて話したくない。鑑定よりお詫びをヒサ様へ)   

 (おいおい。腐った人間って、本当の犯罪者だな、鑑定が嫌がるってどんな経歴の持ち主だ?)



 盗賊を鑑定し、ヒサは、暗黒魔法の[暗黒拘束ダークネス・バインド]で影から拘束すれば何も心配をする事が無い事に今更気づき、顔を下げて顔を真っ赤にしてた。

「すまん。俺の魔法で全部を拘束する。ウサミごめんな。」

「ご主人様良いぴょん」

 小さな声でウサミに謝りウサミも小さな声で許すそして

「[暗黒拘束ダークネス・バインド]」

 魔法を使用した途端、影から触手状の鎖がうねうねと、まだ気付いていない盗賊に向かい、気付く前に高速で盗賊に高速ウネウネが絡みつく。

 見ていたヒサも、嫌悪を抱く魔法に少し萎えるが、シルフィ、ウサミ、ワカバは凄く恐怖していた。


 そして何事も無く無いが(シルフィ、ウサミ、ワカバは少し身震いが激しい)、

 これこそがと言う、下賤な盗賊は捕まえた。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ねこの国のサム

榊咲
ファンタジー
ねこのくにに住んでいるサムはお母さんと兄妹と一緒に暮らしています。サムと兄妹のブチ、ニセイ、チビの何げない日常。 初めての投稿です。ゆるゆるな設定です。 2021.5.19 登場人物を追加しました。 2021.5.26 登場人物を変更しました。 2021.5.31 まだ色々エピソードを入れたいので短編から長編に変更しました。 第14回ファンタジー大賞エントリーしました。

追放された運送屋、僕の【機械使役】は百年先の技術レベルでした ~馬車?汽船? こちら「潜水艦」です ドラゴンとか敵じゃない装甲カチカチだし~

なっくる
ファンタジー
☆気に入っていただけましたら、ファンタジー小説大賞の投票よろしくお願いします!☆ 「申し訳ないが、ウチに必要な機械を使役できない君はクビだ」 ”上の世界”から不思議な”機械”が落ちてくる世界……機械を魔法的に使役するスキル持ちは重宝されているのだが……なぜかフェドのスキルは”電話”など、そのままでは使えないものにばかり反応するのだ。 あえなくギルドをクビになったフェドの前に、上の世界から潜水艦と飛行機が落ちてくる……使役用の魔法を使ったところ、現れたのはふたりの美少女だった! 彼女たちの助力も得て、この世界の技術レベルのはるか先を行く機械を使役できるようになったフェド。 持ち前の魔力と明るさで、潜水艦と飛行機を使った世界最強最速の運び屋……トランスポーターへと上り詰めてゆく。 これは、世界最先端のスキルを持つ主人公が、潜水艦と飛行機を操る美少女達と世界を変えていく物語。 ※他サイトでも連載予定です。

八十神天従は魔法学園の異端児~神社の息子は異世界に行ったら特待生で特異だった

根上真気
ファンタジー
高校生活初日。神社の息子の八十神は異世界に転移してしまい危機的状況に陥るが、神使の白兎と凄腕美人魔術師に救われ、あれよあれよという間にリュケイオン魔法学園へ入学することに。期待に胸を膨らますも、彼を待ち受ける「特異クラス」は厄介な問題児だらけだった...!?日本の神様の力を魔法として行使する主人公、八十神。彼はその異質な能力で様々な苦難を乗り越えながら、新たに出会う仲間とともに成長していく。学園×魔法の青春バトルファンタジーここに開幕!

gimmick-天遣騎士団-

秋谷イル
ファンタジー
 千年前、異界から来た神々と創世の神々とがぶつかり合い、三つに分断された世界。ガナン大陸では最北の国カーネライズの皇帝ジニヤが狂気に走り、邪神の眷属「魔獣」を復活させ自国の民以外を根絶やしにしようとしていた。  だが大陸の半分がその狂気に飲み込まれてしまった時、伝説の舞台となった聖地オルトランドの丘でそれを再現するかのように創世の三柱の使徒「天遣騎士団」が現れ、窮地に陥っていた人々を救う。  その後、天遣騎士団は魔獣の軍勢を撃破しながら進軍し、ついには皇帝ジニヤを打倒してカーネライズの暴走に終止符を打った。  一年後、天遣騎士団の半数はまだカーネライズに留まっていた。大陸全土の恨みを買った帝国民を「収容所」と称した旧帝都に匿い、守るためである。しかし、同時にそれは帝国の陥落直前に判明したあるものの存在を探すための任務でもあった。  そんなある日、団長ブレイブと共にこの地に留まっていた副長アイズ、通称「黒い天士」は魔獣の生き残りに襲われていた少女を助ける。両親を喪い、成り行きで天遣騎士団が面倒を見ることになった彼女の世話を「唯一の女だから」という理由で任せられるアイズ。  無垢な少女との交流で彼女の中に初めての感情が芽生え始めたことにより、歴史はまた大きく動き始める。

漆黒の魔女と暴風のエルフ

あきとあき
ファンタジー
漆黒の魔女ゼノア、不老不死の魔物だが人間の心を持つ絶世の美女。共に魔王を倒した勇者たちの子孫を探して世界中を旅している。暴風のエルフ・シリル、金髪のハイエルフ。育ての親を魔人に殺され仇を討つため旅をしている。絶世の美少女だが、粗野で喧嘩早く切れやすい性格で暴走エルフとも呼ばれる。そんな二人の長い長い旅の物語。チートのように強いですが万能ではありません。転生ものでもありません。

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~

芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。 駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。 だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。 彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。 経験値も金にもならないこのダンジョン。 しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。 ――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?

邪神降臨~言い伝えの最凶の邪神が現れたので世界は終わり。え、その邪神俺なの…?~

きょろ
ファンタジー
村が魔物に襲われ、戦闘力“1”の主人公は最下級のゴブリンに殴られ死亡した。 しかし、地獄で最強の「氣」をマスターした彼は、地獄より現世へと復活。 地獄での十万年の修行は現世での僅か十秒程度。 晴れて伝説の“最凶の邪神”として復活した主人公は、唯一無二の「氣」の力で世界を収める――。

処理中です...