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カリンからの手紙
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ある意味ダンジョン攻略より難しいのが女心だ。
ダンジョンでの出来事を伝えたら、カリンからもアシュリからも怒られて、言い返したら喧嘩になってしまった。
あれから3日、筆談が途絶えている。
せっかく頑張っても、小さな行き違いで帰って怒られたりする。
褒められたいわけではなかったけど、かえって怒られたりすると、何倍も辛い。
正直、ちょっと泣いた。
はぁ。
今朝、カリンから手紙が届いていた。
筆談はよくするけど、手紙は珍しい。
今からプチンに呼ばれているから、その後で、手紙を読もう。
開けるのが怖いっていうのもある。いや、それしかない。
トッドマークとヌプルスは、宝箱を分けた後、すぐに旅立ってしまった。本当にたまたま通りがかっただけだったらしい。幸運恐るべし。
とにかく強い人たちだった。また会えるかな。
2人にはミニゴーレムを持って行ってもらった。
他の街の冒険者ギルドに置いてほしいと。
2人とも快諾してくれた。
冒険者ギルドの2階に上がって、プチンの部屋の大きな扉の前に立つ。
リノスに来た日のことを思い出す。
あれから少しずつではあるけど、人との繋がりができてきた。
プチンもその1人だ。
コンコン
「ピッケルかい?入って」
ここに入る時は、いつも緊急してしまう。
「おはよう、プチン」
「あぁ、おはよう。
鬼殺しのダンジョンでの活躍を聞いたわよ」
「いやぁ、トッドマークとヌプルスのおかげだよ。これがS級かって目に焼き付けた」
「ふふふ。そのトッドマークが一緒に旅をしたいから早くピッケルをS級に上げろって言ってきてるよ」
いきなりS級?!!
「トッドマークが?」
「そうだよ。半分は、冗談だろうけどね。よっぽどピッケルが気に入ったみたいだよ。
ダンジョン裏門の結界解除の加護の話も聞いたよ。
裏門は全てS級ダンジョンになるだろうね。
でも、ピッケルをS級にするにはまだまだ全然力不足よね?
S級ダンジョンなんか行ったら、すぐに死んでしまうよ」
トッドマークやヌプルスの背中が遠くかすんで見える。
どれくらい鍛錬すれば、あの境地に辿り着けるんだろう。
「あははは。だよね」
「でも、冒険者ギルドとして、ピッケルの活躍については、特別に対応しなくちゃいけないって思ってる。
身内だからじゃないよ?
街の声もあるんだ」
「街の声?!」
「なんだ、知らないのかい?
鬼殺しのダンジョンでの活躍が噂になって広がってるんだよ。
吟遊詩人が歌を作って、昨日の夜なんか広場中人であふれていたよ。
みんな英雄の話が大好きなのさ。
砂漠から来た謎の男ロムは、怪我人を治す優しい冒険者。
そして、愛するエルフを助けるために仲間を連れてダンジョンに行き、A級魔獣を倒してエルフを助け、宝物と精霊の加護をもらって英雄になった!
って、大盛り上がりさ」
おいおい。だいぶ事実と異なるけど?!
「人気劇作家のリオザヒが台本を作るための取材をしたいって言ってきてるよ。
今や、ピッケル、お前は時の人になりつつあるのよ」
「え?!そんなことに?全然知らなかった」
「それで、ゴーヨンにお店のことをボロッカスに言われたんだって?」
うっ。
「う、うん」
「あっはっは!
誰でも最初は、そんなもんだよ。
でも、ピッケル。お前の眼、少し変わったね。肝が据わったように見えるよ」
「僕、やっぱり店を大きくしたいんだ。商業ギルドには、大きくなってから参加でもいい。
店名も決めた。
ロム万能薬。
僕は、みんなの万能薬になりたいんだ」
「万能薬。。。それはまた大それた夢だね。
それがロム・ピッケルの未来像か。
いいじゃないか。
そういえば、感謝の手紙があたしに届いていたよ。
ロサって人から。ロサの息子の病気を治したんだって?
なんかすごい元気になったらしいよ」
ええ?!よかった。効いたんだ。
「よし、決めた。
まず、結界解除で5000万パル」
おお!
「そして、ターニュとスピーラを救助し、ダンジョン攻略の功労者として、S級情報の閲覧の権利を与えるよ。
ただで見れるわけじゃないけどね」
S級情報の閲覧!なんてことだ。一番欲しかったものじゃないか。
「それにS級ダンジョンへは非戦闘員としてなら行ってよし、ということにしようかね。命を大切にしなよ。
実際の等級は、C級に昇格。
これでどうだい?」
願ったり、叶ったりだ。
「ありがとう、プチン。
街でお店を始める資金にするよ」
「商業ギルドもいずれピッケルを認めてくれるさ。
ゴーヨンは、厳しいけど、チャンスを与える人だよ。
時流の波に乗りな!
ロム万能薬、いいじゃないか。
さっさと準備しな。
ロム万能薬の名前を広めるいい機会だよ」
あぁ。こうして前に進むんだな。
よし。
なんだかドキドキしてきた。
うまくいかないこともあるけど、前に進むものもある。
グッ
1人で小さくガッツポーズをする。
ここからチャンスを掴むんだ。
それから冒険者ギルドの水晶玉を確かめに行った。
「種族」
・人類
「魔法」
・魔力 A
・スピード E
・属性 草木D、水F、土C、魂E、時空F
「武術」
・剣術 D
「基礎ステータス」
・パワー E
・知力 C
・素早さ E
・体力 C
・幸運 測定不能
「職業」
・便利屋
・冒険者 C
「前科・勲章」
ドラゴン殺し
魔王の末裔
「スキル」
伝言 荷物持ち 転送 S級情報 結界解除
ちゃんと冒険者がC級なっている!
それに魔法のステータスが上がっているのが嬉しい。
魔法のスピード、草木と魂の魔法がそれぞれ1つステータスアップしている。
土が一気にEからCになったのは、鉄を作れるようにしてもらったおかげだろう。
スピードが上がったのが得に達成感がある。この調子であげていこう。
昼は、ガブルと待ち合わせで一緒にランチを食べる予定だ。
ガブルおすすめのチキンの丸焼きのお店。特製のタルタルソースとフルーツを煮込んだソースをつけてパンと一緒に食べるのが最高。
あぁ。もうお腹が空いてきたな。
お昼までには、少し時間がある。ポムルスでもかじるか。
ポムルスを食べながら、手紙を読むことにした。
一体、何が書いてあるんだろう。
ぶっ
思わずポムルスを吹き出す。
手紙には、恐るべきことが書いてあった。
アシュリとターニュと浮気してるでしょ。
バレてるわよ。
覚悟しなさい。
と書いてあった。
死んだな。こりゃS級ダンジョンより難しい。
どうしよう。どうしたらいい?
僕は、どうしたい?
ダンジョンでの出来事を伝えたら、カリンからもアシュリからも怒られて、言い返したら喧嘩になってしまった。
あれから3日、筆談が途絶えている。
せっかく頑張っても、小さな行き違いで帰って怒られたりする。
褒められたいわけではなかったけど、かえって怒られたりすると、何倍も辛い。
正直、ちょっと泣いた。
はぁ。
今朝、カリンから手紙が届いていた。
筆談はよくするけど、手紙は珍しい。
今からプチンに呼ばれているから、その後で、手紙を読もう。
開けるのが怖いっていうのもある。いや、それしかない。
トッドマークとヌプルスは、宝箱を分けた後、すぐに旅立ってしまった。本当にたまたま通りがかっただけだったらしい。幸運恐るべし。
とにかく強い人たちだった。また会えるかな。
2人にはミニゴーレムを持って行ってもらった。
他の街の冒険者ギルドに置いてほしいと。
2人とも快諾してくれた。
冒険者ギルドの2階に上がって、プチンの部屋の大きな扉の前に立つ。
リノスに来た日のことを思い出す。
あれから少しずつではあるけど、人との繋がりができてきた。
プチンもその1人だ。
コンコン
「ピッケルかい?入って」
ここに入る時は、いつも緊急してしまう。
「おはよう、プチン」
「あぁ、おはよう。
鬼殺しのダンジョンでの活躍を聞いたわよ」
「いやぁ、トッドマークとヌプルスのおかげだよ。これがS級かって目に焼き付けた」
「ふふふ。そのトッドマークが一緒に旅をしたいから早くピッケルをS級に上げろって言ってきてるよ」
いきなりS級?!!
「トッドマークが?」
「そうだよ。半分は、冗談だろうけどね。よっぽどピッケルが気に入ったみたいだよ。
ダンジョン裏門の結界解除の加護の話も聞いたよ。
裏門は全てS級ダンジョンになるだろうね。
でも、ピッケルをS級にするにはまだまだ全然力不足よね?
S級ダンジョンなんか行ったら、すぐに死んでしまうよ」
トッドマークやヌプルスの背中が遠くかすんで見える。
どれくらい鍛錬すれば、あの境地に辿り着けるんだろう。
「あははは。だよね」
「でも、冒険者ギルドとして、ピッケルの活躍については、特別に対応しなくちゃいけないって思ってる。
身内だからじゃないよ?
街の声もあるんだ」
「街の声?!」
「なんだ、知らないのかい?
鬼殺しのダンジョンでの活躍が噂になって広がってるんだよ。
吟遊詩人が歌を作って、昨日の夜なんか広場中人であふれていたよ。
みんな英雄の話が大好きなのさ。
砂漠から来た謎の男ロムは、怪我人を治す優しい冒険者。
そして、愛するエルフを助けるために仲間を連れてダンジョンに行き、A級魔獣を倒してエルフを助け、宝物と精霊の加護をもらって英雄になった!
って、大盛り上がりさ」
おいおい。だいぶ事実と異なるけど?!
「人気劇作家のリオザヒが台本を作るための取材をしたいって言ってきてるよ。
今や、ピッケル、お前は時の人になりつつあるのよ」
「え?!そんなことに?全然知らなかった」
「それで、ゴーヨンにお店のことをボロッカスに言われたんだって?」
うっ。
「う、うん」
「あっはっは!
誰でも最初は、そんなもんだよ。
でも、ピッケル。お前の眼、少し変わったね。肝が据わったように見えるよ」
「僕、やっぱり店を大きくしたいんだ。商業ギルドには、大きくなってから参加でもいい。
店名も決めた。
ロム万能薬。
僕は、みんなの万能薬になりたいんだ」
「万能薬。。。それはまた大それた夢だね。
それがロム・ピッケルの未来像か。
いいじゃないか。
そういえば、感謝の手紙があたしに届いていたよ。
ロサって人から。ロサの息子の病気を治したんだって?
なんかすごい元気になったらしいよ」
ええ?!よかった。効いたんだ。
「よし、決めた。
まず、結界解除で5000万パル」
おお!
「そして、ターニュとスピーラを救助し、ダンジョン攻略の功労者として、S級情報の閲覧の権利を与えるよ。
ただで見れるわけじゃないけどね」
S級情報の閲覧!なんてことだ。一番欲しかったものじゃないか。
「それにS級ダンジョンへは非戦闘員としてなら行ってよし、ということにしようかね。命を大切にしなよ。
実際の等級は、C級に昇格。
これでどうだい?」
願ったり、叶ったりだ。
「ありがとう、プチン。
街でお店を始める資金にするよ」
「商業ギルドもいずれピッケルを認めてくれるさ。
ゴーヨンは、厳しいけど、チャンスを与える人だよ。
時流の波に乗りな!
ロム万能薬、いいじゃないか。
さっさと準備しな。
ロム万能薬の名前を広めるいい機会だよ」
あぁ。こうして前に進むんだな。
よし。
なんだかドキドキしてきた。
うまくいかないこともあるけど、前に進むものもある。
グッ
1人で小さくガッツポーズをする。
ここからチャンスを掴むんだ。
それから冒険者ギルドの水晶玉を確かめに行った。
「種族」
・人類
「魔法」
・魔力 A
・スピード E
・属性 草木D、水F、土C、魂E、時空F
「武術」
・剣術 D
「基礎ステータス」
・パワー E
・知力 C
・素早さ E
・体力 C
・幸運 測定不能
「職業」
・便利屋
・冒険者 C
「前科・勲章」
ドラゴン殺し
魔王の末裔
「スキル」
伝言 荷物持ち 転送 S級情報 結界解除
ちゃんと冒険者がC級なっている!
それに魔法のステータスが上がっているのが嬉しい。
魔法のスピード、草木と魂の魔法がそれぞれ1つステータスアップしている。
土が一気にEからCになったのは、鉄を作れるようにしてもらったおかげだろう。
スピードが上がったのが得に達成感がある。この調子であげていこう。
昼は、ガブルと待ち合わせで一緒にランチを食べる予定だ。
ガブルおすすめのチキンの丸焼きのお店。特製のタルタルソースとフルーツを煮込んだソースをつけてパンと一緒に食べるのが最高。
あぁ。もうお腹が空いてきたな。
お昼までには、少し時間がある。ポムルスでもかじるか。
ポムルスを食べながら、手紙を読むことにした。
一体、何が書いてあるんだろう。
ぶっ
思わずポムルスを吹き出す。
手紙には、恐るべきことが書いてあった。
アシュリとターニュと浮気してるでしょ。
バレてるわよ。
覚悟しなさい。
と書いてあった。
死んだな。こりゃS級ダンジョンより難しい。
どうしよう。どうしたらいい?
僕は、どうしたい?
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