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アシュリのゾゾファイガス
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「なによ!日が昇っても動いてるゾンビもいるじゃない!ファイガス!」
メルロが容赦なくノロノロと動くペカリ・ゾンビを焼き殺しまくる。
中には子供のペカリ・ゾンビもいる。
覚悟していたことだ。
そんなことは!でも!
「メルロ、赤い花が咲いたゾンビを相手にするよりも、足元の太いツルを焼くほうが優先よ!」
メルロが私の心を見透かして言い放つ。
「赤い花が咲いたゾンビは、どの道助からないわ!苦しみから早く解放するのが救いよ!
私は、躊躇しない!アシュリ、あなたも覚悟してきているはずよ!」
カリファが無言で淡々とファイガスで赤い花のペカリ・ゾンビを焼き払う。
そうだ。私たちは覚悟してきたんだ。
日が昇っても動いているゾンビの特徴は、頭に赤い大きな花が咲いていることだ。
赤い花の花粉を嗅ぐと、眠ってしまうから危険だ。そして、じっとしていると、足元の根っこが身体に巻き付いてくる。そして、眠ったままノロノロ動く白い花のペカリ・ゾンビになっていく。 白い花のペカリ・ゾンビは、夜になると歩き出して、花粉を撒き散らして、繁殖する。
太陽の下で動きが止まっている白い花のペカリ・ゾンビは、葉っぱが生い茂り、よく見ると太いツルで繋がっていることが分かった。
援護でついてきている有志の騎士20人が手分けして太いツルを切り落とす。
太いツルを切り離して、身体に張り付いた葉っぱを剥がした人は、ポムルスで回復できる。
よかった。希望が見えてきた。
騎士の増員をかけて、一人一人救出していく。
ゴリアテ国の兵士や魔法使いと見られる者も構わず助ける。
100人の騎士で手分けをすれば、かなりの人数を救えるはずだ。
赤い花が咲いてしまった1割ほどのペカリ・ゾンビは、もう助からない。
寄生したペカリの根っこが脳や内臓にまで達しているからだ。
時間が経つと赤い花のペカリ・ゾンビになって行く。
赤い花のペカリ・ゾンビになるまでの時間は、個人差がありそうだ。
概ね、体力の差の影響が大きい。女や子供の方が早く赤い花が咲く。
残酷すぎる。
女と子供を優先して身体に繋がった太いツルを切り離して、回復させていく。
時間が勝負だ。
太いツルを見つけては、できるだけファイガスで燃やしてながらククル魔法院を目指す。
ククル魔法院に近づけば近づくほど、ツルが太くなっていく。
養分を中心に集めているのか?
やはりククル魔法院にナニカがある。
カリファが変わり果てた姿のククル魔法院の前に立ち尽くす。
「着いたわ」
ククル魔法院の窓という窓から太いツルが生えている。
屋根は全て崩落して、正午の日光がククル魔法院の大広間に直接差し込んでいるようだ。
ククル魔法院につくと、入り口に鍵がしてある。
入り口には、避難場所という張り紙がある。
多くの人が逃げ込んで、立てこもったのだろうか。
カリファが血が滲んだ張り紙を確かめる。
「どう見てもククル魔法院の中が無事とは思えないな。
むしろ一番危険なはずなのに、どうしてここに避難を?!」
確かに、おかしい。
カリファがマスターキーで鍵をあける。
しかし、両開きの扉がほとんど開かない。少しだけ開いた隙間から中が見える。
「中にバリケードが置かれているみたいね。ドアノブも紐で固く縛られているわ。外から守るというより、まるで中に人を閉じ込めていたみたいに」
迷っている時間はない。カリファとメルロを押し除ける。
「時間がない。どいて!
ゾゾファイガス!!!」
メルロがさらに飛び退く。
「ちょっと危ない!そんな火力だせたの?!」
飛竜の鱗のカケラを差し込んだ炎犬の杖のファイガスは強力だ。私の強い覚悟も影響したかもしれない。
カリファがあきれる。
「ははは、鍵あける必要なかったな」
確かに。
「行こう」
入り口のバリケードは焼け焦げて消し飛んでしまった。
火力が想像を超えるのはよくないな。加減を自分でできないと。
広間の入り口にある両開きの大扉の手前にガナシェ伯の研究室がある。
やはり、鍵がかかっている。
「アシュリ、またゾゾファイガスで消し飛ばす?」
研究室のドア下の隙間からノートの切れ端が見える。
引っ張り出すと、汚い字で一部だけ読める。
ペカリの研究ノート52
・・・ついに女神が目覚めた。私の愛する女神。私の愛人の身体を使った研究は成功した・・・
女神?なんだこれは。子供落書きのようだ。同じ研究者として、読むだけで恥ずかしい。
「いや、中に他の紙の資料があるかも。カリファ、マスターキーで鍵を開けて」
「さて、中から何が出てくるか。
覚悟はいい?」
私もメルロも無言でうなずく。ここまできたら行くしかないのだ。
ガチャ
意外にもすんなり扉が開く。
紙の資料が散乱しているが、ここにはペカリのツルはあまり伸びていない。
ここが中心ではないのか。ここじゃないとすれば。。。
研究室に散らばった資料を拾って確かめる。ペカリに関するものはほとんどない。
あった!
破けて一部しか読めないが。
ペカリの研究ノート31
・・・血だ。血が必要だ。一夜にして王都中の人間を養分にするにはどうしたらいいか?アイディアが湯水のように湧いてくる。私は、天才だ・・・
気持ちの悪いノートだ。もう少し研究者らしい文章が書けないのか。稚拙で、考えの浅い文章にイライラする。
もう一枚、切れ端を見つけた。
ペカリ研究ノート43
・・・大広間にも1000人以上集まった。ペカリの花粉で眠らせてやったぞ。計画は大成功だ。天は私に、才能と運の両方を与えた・・・
なんだこれは。
悪い予感しかない。
メルロが大の字になって横たわる痩せ細った男性の遺体を見つける。
「見て!」
カリファが確認する。
「これは、ガナシェ伯?」
机の上を見ると、書きかけの遺書のようなものが置いてある。
遺書の字が血で滲んでほとんど読めない。
・・・私は、神になった!女神を作ったのだ!・・・
意味不明だ。でも、嫌悪が湧いてくる、無能で低脳な文章だ。
ペカリについての書類を探して、なんとか10枚ほど回収する。
同じ魔法使いとして、この罪を後世に残す責任がある。
でも、一番重要な部分が見当たらない気がする。もしかして、誰かが持ち出した?
分からないことの方が圧倒的に多い。
しかし、ガナシェ伯は、最期まで悔い改めることなく、一切反省や改心などしなかった。
そのことにかえって安心した。ひとカケラの同情の余地もなく、ただただ、変態で最低最悪の男だった。
メルロがファイガスの準備をして、意地悪な笑みを浮かべる。どうした、バランス役!
「燃やしとく?特別に心を込めて火葬してあげてもいいわ」
カリファが興味がなさそうに手を振る。
「いや、魔力がもったいない。私たちが燃やさなくてはならないナニカが、他にありそうよ」
その通りだ。カリファとメルロの目を見て決意を伝える。
「大広間に、ナニカがいる。恐らく、女神と呼ばれるナニカ。燃やすならそれにしましょう」
カリファがうなずく。
「大広間に1000人以上が立てこもって助けを求めている気配は、もうしないわね」
メルロが呆れて、うつ伏せだ動かなくなったガナシェ伯を見下す。
「この変態、息子を生き返らせるための研究なんて、ちっともしてないじゃない」
カリファが、炎犬の杖に新しい骨を入れる。
「行きますか。もう昼過ぎだわ。もともと計画では、退却の時間よ」
バタン!バタン!
大広間の方から扉が無理矢理開く音がする。
メルロが驚いて悲鳴を上げる。
「きゃあ!」
なんだ?何が起こった?!
メルロが容赦なくノロノロと動くペカリ・ゾンビを焼き殺しまくる。
中には子供のペカリ・ゾンビもいる。
覚悟していたことだ。
そんなことは!でも!
「メルロ、赤い花が咲いたゾンビを相手にするよりも、足元の太いツルを焼くほうが優先よ!」
メルロが私の心を見透かして言い放つ。
「赤い花が咲いたゾンビは、どの道助からないわ!苦しみから早く解放するのが救いよ!
私は、躊躇しない!アシュリ、あなたも覚悟してきているはずよ!」
カリファが無言で淡々とファイガスで赤い花のペカリ・ゾンビを焼き払う。
そうだ。私たちは覚悟してきたんだ。
日が昇っても動いているゾンビの特徴は、頭に赤い大きな花が咲いていることだ。
赤い花の花粉を嗅ぐと、眠ってしまうから危険だ。そして、じっとしていると、足元の根っこが身体に巻き付いてくる。そして、眠ったままノロノロ動く白い花のペカリ・ゾンビになっていく。 白い花のペカリ・ゾンビは、夜になると歩き出して、花粉を撒き散らして、繁殖する。
太陽の下で動きが止まっている白い花のペカリ・ゾンビは、葉っぱが生い茂り、よく見ると太いツルで繋がっていることが分かった。
援護でついてきている有志の騎士20人が手分けして太いツルを切り落とす。
太いツルを切り離して、身体に張り付いた葉っぱを剥がした人は、ポムルスで回復できる。
よかった。希望が見えてきた。
騎士の増員をかけて、一人一人救出していく。
ゴリアテ国の兵士や魔法使いと見られる者も構わず助ける。
100人の騎士で手分けをすれば、かなりの人数を救えるはずだ。
赤い花が咲いてしまった1割ほどのペカリ・ゾンビは、もう助からない。
寄生したペカリの根っこが脳や内臓にまで達しているからだ。
時間が経つと赤い花のペカリ・ゾンビになって行く。
赤い花のペカリ・ゾンビになるまでの時間は、個人差がありそうだ。
概ね、体力の差の影響が大きい。女や子供の方が早く赤い花が咲く。
残酷すぎる。
女と子供を優先して身体に繋がった太いツルを切り離して、回復させていく。
時間が勝負だ。
太いツルを見つけては、できるだけファイガスで燃やしてながらククル魔法院を目指す。
ククル魔法院に近づけば近づくほど、ツルが太くなっていく。
養分を中心に集めているのか?
やはりククル魔法院にナニカがある。
カリファが変わり果てた姿のククル魔法院の前に立ち尽くす。
「着いたわ」
ククル魔法院の窓という窓から太いツルが生えている。
屋根は全て崩落して、正午の日光がククル魔法院の大広間に直接差し込んでいるようだ。
ククル魔法院につくと、入り口に鍵がしてある。
入り口には、避難場所という張り紙がある。
多くの人が逃げ込んで、立てこもったのだろうか。
カリファが血が滲んだ張り紙を確かめる。
「どう見てもククル魔法院の中が無事とは思えないな。
むしろ一番危険なはずなのに、どうしてここに避難を?!」
確かに、おかしい。
カリファがマスターキーで鍵をあける。
しかし、両開きの扉がほとんど開かない。少しだけ開いた隙間から中が見える。
「中にバリケードが置かれているみたいね。ドアノブも紐で固く縛られているわ。外から守るというより、まるで中に人を閉じ込めていたみたいに」
迷っている時間はない。カリファとメルロを押し除ける。
「時間がない。どいて!
ゾゾファイガス!!!」
メルロがさらに飛び退く。
「ちょっと危ない!そんな火力だせたの?!」
飛竜の鱗のカケラを差し込んだ炎犬の杖のファイガスは強力だ。私の強い覚悟も影響したかもしれない。
カリファがあきれる。
「ははは、鍵あける必要なかったな」
確かに。
「行こう」
入り口のバリケードは焼け焦げて消し飛んでしまった。
火力が想像を超えるのはよくないな。加減を自分でできないと。
広間の入り口にある両開きの大扉の手前にガナシェ伯の研究室がある。
やはり、鍵がかかっている。
「アシュリ、またゾゾファイガスで消し飛ばす?」
研究室のドア下の隙間からノートの切れ端が見える。
引っ張り出すと、汚い字で一部だけ読める。
ペカリの研究ノート52
・・・ついに女神が目覚めた。私の愛する女神。私の愛人の身体を使った研究は成功した・・・
女神?なんだこれは。子供落書きのようだ。同じ研究者として、読むだけで恥ずかしい。
「いや、中に他の紙の資料があるかも。カリファ、マスターキーで鍵を開けて」
「さて、中から何が出てくるか。
覚悟はいい?」
私もメルロも無言でうなずく。ここまできたら行くしかないのだ。
ガチャ
意外にもすんなり扉が開く。
紙の資料が散乱しているが、ここにはペカリのツルはあまり伸びていない。
ここが中心ではないのか。ここじゃないとすれば。。。
研究室に散らばった資料を拾って確かめる。ペカリに関するものはほとんどない。
あった!
破けて一部しか読めないが。
ペカリの研究ノート31
・・・血だ。血が必要だ。一夜にして王都中の人間を養分にするにはどうしたらいいか?アイディアが湯水のように湧いてくる。私は、天才だ・・・
気持ちの悪いノートだ。もう少し研究者らしい文章が書けないのか。稚拙で、考えの浅い文章にイライラする。
もう一枚、切れ端を見つけた。
ペカリ研究ノート43
・・・大広間にも1000人以上集まった。ペカリの花粉で眠らせてやったぞ。計画は大成功だ。天は私に、才能と運の両方を与えた・・・
なんだこれは。
悪い予感しかない。
メルロが大の字になって横たわる痩せ細った男性の遺体を見つける。
「見て!」
カリファが確認する。
「これは、ガナシェ伯?」
机の上を見ると、書きかけの遺書のようなものが置いてある。
遺書の字が血で滲んでほとんど読めない。
・・・私は、神になった!女神を作ったのだ!・・・
意味不明だ。でも、嫌悪が湧いてくる、無能で低脳な文章だ。
ペカリについての書類を探して、なんとか10枚ほど回収する。
同じ魔法使いとして、この罪を後世に残す責任がある。
でも、一番重要な部分が見当たらない気がする。もしかして、誰かが持ち出した?
分からないことの方が圧倒的に多い。
しかし、ガナシェ伯は、最期まで悔い改めることなく、一切反省や改心などしなかった。
そのことにかえって安心した。ひとカケラの同情の余地もなく、ただただ、変態で最低最悪の男だった。
メルロがファイガスの準備をして、意地悪な笑みを浮かべる。どうした、バランス役!
「燃やしとく?特別に心を込めて火葬してあげてもいいわ」
カリファが興味がなさそうに手を振る。
「いや、魔力がもったいない。私たちが燃やさなくてはならないナニカが、他にありそうよ」
その通りだ。カリファとメルロの目を見て決意を伝える。
「大広間に、ナニカがいる。恐らく、女神と呼ばれるナニカ。燃やすならそれにしましょう」
カリファがうなずく。
「大広間に1000人以上が立てこもって助けを求めている気配は、もうしないわね」
メルロが呆れて、うつ伏せだ動かなくなったガナシェ伯を見下す。
「この変態、息子を生き返らせるための研究なんて、ちっともしてないじゃない」
カリファが、炎犬の杖に新しい骨を入れる。
「行きますか。もう昼過ぎだわ。もともと計画では、退却の時間よ」
バタン!バタン!
大広間の方から扉が無理矢理開く音がする。
メルロが驚いて悲鳴を上げる。
「きゃあ!」
なんだ?何が起こった?!
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